SO WHAT?〜sideK


「ねぇ、木村くん」

「ん〜?」

「週に10回って…ホント?」

「え、何が?…ってアレだよな、やっぱ」

「うん。中居くんが言ってたんだけどさ、あれってマジ?」

「うん、まぁ。真実だけど。中居も人に言うことじゃないよな、なんか改めて数字聞くとすごい気がする」

「ってか、番組の本番中の発言だから、全国放送だしね」

「マジで?うわ〜」

「でもさぁ、週に10回っていうのは、どうかと思うけど」

「やっぱりそうなのかなぁ」

「そりゃ、そうでしょ。まぁ、気持ちは分からなくもないけど」

「だろ?!慎吾なら分かってくれるよな?」

「まぁね。でも、俺はそこまで本能のままに行動したりしないから」

「悪かったな、本能のままに生きてて。しょうがないだろ?中居が目の前にいると理性がどっか行っちまうんだから」

「ふ〜ん。俺は逆かな。目の前にいるのがつよぽんだから、頑張って理性保っていられるっていうか」

「へぇ、そういうもん?」

「うん、そういうもん。つよぽんのこと、かなり大切だからね」

「俺だって、大切だっつーの。…でもやっぱり普通じゃないんだな」

「まぁ、人それぞれだと思うけど、中居くんも辛いんじゃない?あぁ見えてか弱いから。そのうち倒れちゃうかもよ?」

「それは…あぁ、どうしよう。今日は誘うのやめておこうかな」

「誘ってもいいけど、疲れさせないとか」

「それは無理なんだよな、俺の場合」

「かなり重症だねぇ」

―――コンコン

「あ、つよぽんだ。んじゃ、俺約束あるから帰るね」

「あ〜あ、ずるいよな自分だけ」

「まぁ、頑張ってよ」

「ハイハイ」

「じゃ、お先〜。お疲れ様」

「ん〜、お疲れ」



「…あぁ、マジでどうしよう。。」



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