びとうぃーん ざ しーつ…?



なんか…えっちぃ名前だな。



どんな味すんだろ。



その日、中居は近くの行きつけの酒屋に来ていた。



そして、いつものようにお気に入りの焼酎を2本ほどレジへと持っていき、



そこに置いてあったカクテルに目が止まったのだ。



そう言えば、今日木村来るっつってたっけ。



そんなことをぼんやりと考えながら、ボーっとカクテルを見つめていると



「気になりますか?」



と酒屋の主人に聞かれてしまった。



「いや、えぇ、まぁ」



とっさに、なんとも曖昧な返事をすると、それをどうとったのか



「じゃあ、1本サービスしとくよ。中居さんにはいつも来てもらってるから」



と酒屋の主人は置いてあったカクテルの中から1本取ると焼酎と一緒に袋の中へ入れた。



「えっ、そんな、いいですよ」



「いやいや、遠慮しないでくださいよ」



中居は慌てて止めたが



結局断りきれず、持って帰る事になった。