お知らせ第６回終了

連続シンポジウム徹底討論！“北海道の明日”シリーズ

第6章　徹底討論！「北海道を斬る～北海道経済を取り巻く状況～」

私どもの連続シンポジウム・徹底討論！“北海道の明日”シリーズは、今回の第6章で初めて札幌を離れ、ここニセコで開催する運びとなりました。

ナチュラブ・北海道と名乗り、連続シンポジウム・北海道の明日シリーズを企画運営する市民グループでありながら、また毎回、逢坂誠二・ニセコ町長をお招きしながら、いつも札幌でばかりの開催で、ひそかに心苦しく思っていましたが、やっと少し肩の荷が軽くなったような気がいたします。

そこで、なぜ、ニセコで開催することができたのか、そのわけをお話しますと、今日のゲストの金子　勝・慶應義塾大学経済学部教授のお一言のお陰でございます。昨年10月下旬に、東京・三田の慶應義塾大学の研究室に先生を訪ね、シンポジウムご出席のお願いをいたしましたら、先生は「ニセコでのシンポなら、喜んで行きますよ　」とおっしゃったのです。私は、迷わず「ニセコで開催しますので、よろしくお願いいたします」と申しました。即答でございました。

私どものスタッフにはもとより、逢坂・ニセコ町長と上田・札幌市長にさえも一言の相談もなく、独断でございました。でも、そのお陰で、今日のこの日を迎えることができました。

　また、私どもは、せっかくニセコで開催するなら何か付属企画をつけると参加者の皆さまに楽しんでいただけるのではないかしらと考え、今回のニセコお泊まりツアーやニセコ・ミニツアーが生まれました。その際ニセコ町役場や株式会社・ニセコリゾート観光協会の全面的なご支援をいただきましたことに、この場をお借りして改めてお礼を申し上げます。そして今回もまた、たくさんの方々にここニセコまでお運びいただきましたことに、心より感謝申し上げます。

さて、今回の6章のテーマは、ずばり「北海道を斬る」。金子先生のご専門の経済学の視点で、北海道経済を取り巻く状況について、分析と展望をご講演いただきました。大変元気な金子先生には、予定時間を越えて熱弁をふるっていただきました。「誰か俺を止めて！」と会場の笑いを誘うような場面も多かったその内容は、北海道経済の現状や展望、また、北海道民として一人ひとりが何を意識しなければならないかというような、多くの示唆に富んだものでした。

毎回私が申しあげていることですが、私どもは、参加くださる皆さまとともにいろいろな政治経済の問題を考える場としてこのシンポジウムを設定いたしております。わずかな時間ですぐに結論を出すことなどは不可能だと思っていますので、このシンポジウムでの議論を皆さまのそれぞれの生活の場に引き継いで行き、そこで発展させていってくだされば幸いでございます。特に今回のテーマは、今、しっかりと将来を見据えて考え直さなければ来る2050年にはほんとうに恐ろしいことになると金子先生がおっしゃる経済問題でした。
この場が、皆さまおひとりひとりが今後を考える切っ掛けになれば、主催者として幸いでございます。