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足関節捻挫のサポーターについて |
足関節は 下腿の脛骨と腓骨、足部の距骨から構成されています。 それぞれが脛腓靱帯や距腓靱帯で繋がっています。 足関節捻挫の多くはこれらの靭帯が障害されるため 治療や予防を目的とした足関節サポーターには これらの靭帯の補助・補強の機能が必要となります。 脛腓靱帯損傷の治療や予防には 遠位脛腓関節の開離動揺性の抑制が必要です。 そのためには下腿下部の環状固定が必要になります。 距腓靱帯損傷の治療や予防には 足関節の底屈や内旋内転運動の制限が必要です。 そのためには足関節部の8字固定等が必要になります。 一般的な足関節用のサポーターには 環状固定帯と8字固定帯の両方の機能が あらかじめ構造的に備わっているので メーカーや種類による違いは特にありません。 ただ、使用目的によって選んでいく必要があります。 負傷の治療を目的とする場合は 固定力の強いタイプを選びましょう。 損傷した靭帯に負荷をかけず、安静に保つ必要があります。 また、長期間の継続的な装着を必要とするため 締め付け過ぎないことと、緩みの少ないことが大切です。 サイズ調節の可能な丈夫なものを選びましょう。 負傷の予防を目的とする場合は 伸縮性のあるタイプを選びましょう。 靭帯の補助だけでなく、腱や筋肉の動きの調整や それぞれの相互の動作協調性を損なわないことが大切です。 運動時に装着することが必要なため 薄型で通気性の良いのものを選びましょう。 |
足関節捻挫の原因と対処 |
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