中川接骨院 神戸市垂水区 按摩・マッサージ・ほねつぎ 施術所

    午前9時~12時 午後4時~10時

お問合せ 078-755-0670

時間 料金 所在 地図 プロフィール


 
足関節捻挫の原因と対処



足関節は

下腿の脛骨と腓骨、足部の距骨から構成されています。

それぞれが脛腓靱帯や距腓靱帯で繋がっています。


足関節捻挫の多くは

これらの靭帯が障害されたものです。


スポーツでの衝突や、不注意による転倒などで

足関節に過剰な力が加わることで負傷します。






足関節捻挫の治療に必要なことは

患部の冷却と安静です。



冷却

患部の炎症を抑え、二次的な障害を予防します。

水温15度前後で72時間程度の持続冷却が効果的です。


安静

損傷した組織の修復を阻害しないようにします。

脛腓靭帯や距腓靭帯の支持補強のために

環状固定帯と8字固定帯の機能が必要です。





足関節捻挫の後遺障害の多くは

不十分な冷却による関節の変形と

不十分な固定による整合性不良によるものです。



急性期の冷却が不十分で炎症状態が長引けば

骨組織や軟骨組織に変形が生じます。

関節が変形すると、支持力や可動域が減少し

再負傷し易くなります。



固定が不十分で患部の安静が保てなければ

損傷組織の修復が遅延し、炎症状態が長引きます。

また、受傷時の関節のズレや歪みを放置したまま固定すると

関節が弛んだままの状態になり再負傷し易くなります。


注意しましょう。






一般的な足関節用サポーターには

環状固定帯と8字固定帯の機能が

あらかじめ構造的に備わっているので

メーカーや種類による違いは特にありません。


使用目的によって選びましょう。



負傷の治療を目的とする場合は

固定力の強いタイプを選びましょう。


損傷した靭帯に負荷をかけないように

安静に保つ必要があります。

また、長期間の継続的な装着を必要とするため

締め付け過ぎず、緩みの少ないことが大切です。

サイズ調節の可能な丈夫なものを選びましょう。



負傷の予防を目的とする場合は

伸縮性のあるタイプを選びましょう。


靭帯の補助だけでなく、腱や筋肉の動きの調整や

相互の動作協調性を損なわないことが大切です。

運動時に装着することが必要なため

薄型で通気性の良いのものを選びましょう。






固定期間中でも

膝関節から上のトレーニングは可能です。

大腿筋や殿筋、体幹や上肢など

足関節に負荷をかけないように注意しながら

ウエイトトレーニングなどを行いましょう。


固定終了後に、下腿筋のストレッチや

可動域改善のリハビリを行いましょう。





しっかり冷却し、正しく固定すれば

治療期間も短く、後遺障害も少なくて済みます。


また、受傷時の衝撃や固定中の

不自然な姿勢による身体の捻じれや歪みを

適時に矯正していくことで

早期のプレー復帰が望めます。



お気軽に、お問い合わせください。