8月16日(月) 名寄YH,他の旅人を見送ってのんびり出発. まずは向日葵畑を眺めに行って見る.少し小ぶりのひまわりが一面に咲いてる.曇り空の下でも黄色があざやか. 輪作障害が出るので場所を変えながら植えていく智恵文の名所. 今日は天気が読めない.名寄付近は曇り.で早々にカッパズボンを着こんで道道49でニ宇布を目指す. 以前鉄道があったのが信じられない原生林に覆われた地域.案の定途中で雨が降り出すが局地的. 家族でトロッコに乗った女の子がびしょ濡れでかわいそう.いやな思い出になっていなけりゃ良いが. 道道120で今度は北上.仁宇布から先は鉄道が開業していないが沿道に建設中で放置された施設が散見される. 歌登までところどころ雨にあいながら快走. |
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歌登から再び道道120で北上.中頓別でR275でちょっと南下,すぐに道道785で知駒を目指す.雨の後で濡れた路面と乾いた路面が交互で気を使うが,
どんどん登るコーナーの大きなワインディングですごく楽しい道.知名度,交通量とも低いのでほとんど独り占め. 問寒別まで道道583,佐久まで541と走りR40に乗る.乗らざるを得ない.R40は高速移動,美深までどんどん進みR275でやっとローカルな道になる. 母子里,朱鞠内,添牛内とかなりの距離を一気に進む.信号なんてない.続いてR239霧立峠,観月国道.東側,登りは雨で路面が濡れていて用心するが, 峠を越えて西側,高速コーナー(r70程度)が続く部分では道が乾き,去年へろへろのタイヤだった憂さを晴らす. |
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そして古丹別を越えればほどなくR232に突き当たり海岸沿いを北上.帰ってきたなあ,という気持になる.
この海沿いの国道を苫前から羽幌までちょっと走ると今日の宿の吉里吉里.途中でいろいろ撮影をしながらのんびり走る.
今夜の同宿の人と一緒に羽幌の温泉(道の駅とホテルとセット)に行く.永らく羽幌に来ているのに初めて.
そのあと夕焼けをみてご飯とビア.今回うわさのレッドライダーさんと初めて会う.吉里吉里に行くたび,色々うわさを聞いていたのだ.
今日の走行,345km.道北ハイペース走行. |
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8月17日(火) 今夜は連泊,もう一泊吉里吉里なので荷物をおいて道北探索. 出かけようと思ったら雨が降り出す.かなりの降り方.他のバイクの人も出発を見合わせる. 10時過ぎに雨がほとんどやんだので出発. まずはR232で北上.遠別から道道119,256で北上.雄信内でR40とちょっと絡み再び256で幌延,121で沼川まで走る. 幌延を過ぎるとほとんど牧草地.なだらかな丘陵地帯がずっと草原になっている.この日は風が強く雲がどんどん流れて地面に移るのがわかる. 走行していると雲の陰とほとんど同じ速さで動いていることが分かったりする. |
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沼川から138で鬼志別へ.牧草地と森林が混じる丘陵地帯をなだらかにアップダウンとコーナーが続きすれ違う車も微小の楽しい道.
風に振り回されるのがちょっと残念. オホーツク沿いはR238で移動.宗谷岬はスルーしてそのまま走行.前方にクレーン車がいて制限速度で走行中,しかも追い越し禁止が長く続いて 車が何台か連なり走りにくい.やっとパスすると上空を旅客機が通過,稚内空港へ着陸態勢.丘の向こうに機影が見えなくなったと 思ったら着陸のタイヤスモークがちょっと見えた. またローカルな道で内陸に入り道道1119で沼川へ.ここも丘陵地帯で右写真のような丘と牧草地と道が続く. |
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沼川から138,R40,1118で兜沼.763が以外に距離があり不安に思うほど走って豊徳,稚咲内へ.サロベツ原野の海沿いの道道106を南下し始める.
午後の日で海が輝き雲がかかっている利尻富士が良く見える. ところが風が強い.海側(右側)から吹いているので,直進なのにバイクが右に少し傾いた状態で80km/hちょっと越えで走り続ける. 後ろについた車が警戒して追い抜き出来ずかわいそう.右のわだちの左の縁にタイヤを乗せるイメージで辛抱しながら走行. |
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天塩でR232に出る.あとは吉里吉里に戻るのみ.サロベツほど海に近くないので風が弱まり走りやすくなる.
淡々と南下してゆく. 右写真は初山別の豊岬.丘陵の上から右に緩やかに曲がると海へ吸い込まれるような下り坂になる. 海沿いに出ると町と漁港があり川を渡りそしてまた丘に登る.R232はその繰り返し. 地図で見ると海沿いで平坦そうだが以外にアップダウンがあり自転車の人は大変そう.自分ではイギリスの海沿いに似てるのでは, と勝手に思っている. 今日の走行は355km.道北って広いのだ. |