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更新前の3100形 その1

1982年ごろの3105編成.

大和田駅折り返し中 更新前の3105編成を大和田駅の折り返し中にとらえた. 3100形の更新が徐々に進むなか,3105編成が3100形の前期グループで最後に未更新で残っていた.

1960年から製造された3100形は3050形に続いて2両単位でも運転できるM2c-M1cユニットで登場.
外観は前照灯がおでこライトの2灯配置,尾灯と急行灯は一体の角型になる. 3100形で完成されたこのデザインが3300形まで続く京成スタイルとなった.
大和田駅折り返し中 京成スタイルの特徴,前面のアンチクライマは2段式の下の段が小さい形状になる (3050形の原型は横幅が狭い3段式が現在より1段低い位置についていた).
社名表示が現在は見られないK.D.K.マークで窓の保護棒が2本であることなどは3050形と同様.

写真の3105は成田方先頭車で,MG,CP等を搭載.(M2c)
前面,貫通扉部は連結/分離を容易にするために幌を常備する埋め込み幌となっていた.
大和田駅 3106は上野より先頭車M1cで制御機,抵抗器,パンタグラフなど,主要機器を搭載.
雨樋は原型を保ち,縦樋は車体の内側,雨樋の端部も前後とも膨らみのない一直線の形状. パンタグラフの電気,空気の配線,配管も外板の内側を通しているので中間の妻面もすっきりとしている.

台車は3050形から採用されたKS116/FS329のシリーズの金属ばねで3101〜3108がKS116A(汽車), 3109〜3116がFS329A(住友)となっている.
中間連結部 3106と3107の中間連結部です.
1980年ごろには2両編成の運転はすでに無く,4両が基本になっていた. したがって,中間にはさまれた運転台が前に出ることはほとんどなく, 一部機器の撤去が行われていた模様.
写真でも3107の運転台のワイパーが無いのがわかる. また屋根上の四角い列車無線アンテナも撤去されたのか取り付けられなかったかで無い.
台車のボルスタアンカな更新前は細い物が使われているが,この後の更新時に太い物を新製して交換. 乗務員扉廻りの外板がだいぶよれている.
車内の様子 3105の室内.窓の2本保護棒を撮影. 室内の化粧版はピンクがかったベージュの暖色系で,天井は押面含め白い塗装.
長いつり革が,加速度で多少傾いているのが見えます.カーブやポイントで網棚にカッコン,カッコン当たることもあった. 新京成の旧型車はさらに頻繁にカッコンカッコンしていた.
網棚は本当の網で,棚の前につかみ棒が無い小さいタイプであり,3116までがこの形状.
京成の椅子は背もたれが薄い割りに,ふとんのやわらかさ,高さがちょうど良くてすわり心地が良かった.
変に背もたれを厚く固めにすると,人が前よりに座ってしまうため実際の車内が狭くなると思う(103系の後期方の椅子とか)
上野より2両 上野方の2両,3107と3108.
大和田止まりで到着後に成田方の折り返し線から本線の上り線に戻り,折り返し上野行きとして 発車を待っている.
先頭部アップ 3105の先頭部のアップ.
前面のガラスが,貫通扉を含めて更新車や3200等に比べて縦長なのと埋め込み幌でだいぶ表情が違って見える. この幌を外していると間抜けな表情になってしまうのです.
尾灯/急行灯の位置もアンチクライマの高さに合わせて低い位置となっている.
助手席側の箱はジャンパ栓を収める物で,成田より先頭車に装備されていた. 3150以前のグループは大型の栓納め箱で更新後もそのまま引き継がれていた.
津田沼駅,優等列車退避中 津田沼駅停車中.新京成ホームから撮影した山側の写真.
なんだかピンボケですが許してください.
ホームにいる白いスーツの男性に注目!

08 Oct.2003
02 Feb.2004,写真追加,加筆など
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