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いろいろ交換,不具合解消

@ エアクリーナ交換
A バキュームチャンバ点検と交換
B プラグ交換
C フューエルストレーナ交換
D サブエアクリーナ清掃と交換

2005年4月2日(土) エンジン不調を直す

この週の初めからエンジン不調,スロットルを開けたときに失火感. アイドルは大丈夫.なので交差点の発進時など全然加速しない. 後の車を気にしながらぐずるエンジンでそろそろスピードを上げる状態. おまけに燃費が悪い,排気が臭い.
アイドルは調子良いので,プラグじゃなくてキャブの中かな?といろいろ用意して 土曜日のメンテナンス日を迎える.タンクを外すために ガソリン残量を少なめに調整.
カウルが無いのを良いことに,すぐにこの状態まで分解できた.
まずは分解
エンジン上のブローバイ,バキュームチャンバに通じるチューブを外しプラグを取って見る. 写真の左はバイクの左側,で並べてある.
#4のプラグ(右)がくすぶっている.#1もオイルが来ている様な色合いで気になる. #2,#3は問題なさそう. 昨年のエンジン分解時に交換,すでに3万kmほど使ったので交換してしまう. NGKの抵抗入り,ノーマルプラグ.以前白金プラグなどを使ったらブリッジが出来て完全に失火. 以後,ノーマルプラグオンリー.
プラグ点検
次はエアクリーナ. 記録を調べたらなんと6万km使っているではないか….
まめなのか,ずぼらなのか,よく分からない自分.
外側
内側を見ると,うわー,な状態.
お食事中の方,ごめんなさい.

もちろん交換.この手の部品は使ったら次の新品を用意しておく. ブレーキパッドとかオイルフィルタとか.
内側,クリックして拡大写真
次にキャーブレイタ.
#4プラグがくすぶっているということは#4のキャブに何かあるべ,ということで なんとなく気になっているバキュームチャンバのダイアフラムを点検する. これだけの年月,走行距離で破れとか有っても不思議でないし.
本来の手順では無いのだろうけど車上で外していく. で同じように並べる.気になる#4を最後に外してワクワク感を楽しむ.
が,何も無い.全部健全.まあ,ダイアフラムのゴムを伸ばしてみると 表面に微小なひび割れが見えるが,貫通なんてしていない.本当に丈夫なゴムである.
バキュームピストンとダイアフラム
#4の部品の拡大.
ピストン部に長年の使用によるこすれが見られる. ニードルジェットも根本にわずかなこすれ.実際に燃料を計量,作動している部分は全く問題ない.
中身のニードルホルダ(丸い部品)に汚れがついている.この汚れの成分は何だろね.茶色い粉状.
キャブの方は,バキュームチャンバに多少ほこりが侵入している程度. 念のため上から見える通路にCRC556を吹いてやる.もしつまりがあれば吹き飛ばそうという魂胆. キャブクリーナやパーツクリーナーを使わなかったのは,分解清掃で無いので 樹脂部品への影響を最小限にしたかったからである.
メインジェットにも吹いてやり,その後フロートチャンバをドレインする.
#4が濃いようなのでパイロットスクリューを1/4回転戻す.前にキャブ分解した時, 記録をとらずに分解してしまい,規定の1・3/4回転戻しから2回転戻しにちょっと濃くセットしていたのを #4だけ規定まで戻してみた.外側なので車上で調整できる.
せっかく買ったので新品のダイアフラムを取り付ける.ニードルも購入したが キープ,今までの部品で継続する.

自分のCBR,ここまで来ると,新品に交換したい気分と,オリジナル部品を残して距離を伸ばしたい気持ちの 折り合いで,交換するしない,の判断が微妙.
サブエアクリーナ,ヘッドの上,右側のフレームからステイでぶら下がっている.
写真の左上がステアリングステム,右上にかぶさっているのはフレームのパイプ. 左下にかぶさっているのは冷却水のホース.というような場所に付いている.

何をするものか,というと,キャブのバキュームチャンバが上下させるため,大気圧とキャブ内の負圧 のバランスを利用している.その大気圧導入でチャンバが呼吸する空気のほこりを取り除くためのフィルタが 付いている.
これが詰まればバキュームのシリンダの動きんにくくなりエンジンのレスポンスが悪くなる. 破れたりするとチャンバが埃だらけになってしまう.
今までに一度だけ交換したが2回目の交換. フィルタはただのスポンジ,ケースを上下に分割して挟まれているフィルタを交換する. ついでにケース内の埃も可能な範囲で掃除する.
タンクを外したついでにフューエルストレイナも交換.
これは以前買った部品で,ストレイナだけ交換しようと思っていたら コック自体も交換することになり(切り替えつまみの側の面からガソリン漏れ), あまっていた部品.写真の通り,変色は有るがごみ,つまりはほとんどない. コックの外側も漏れたガソリンをウェスにとって掃除する.
結局いろいろ交換してとってもいい感じになった.

以下,今回の不調の原因の推定.
主原因,#4プラグのくすぶりによる失火. エアクリーナが詰まっているので空気が足りずさらに燃料が濃くなってプラグのくすぶりが進行, 失火したと考えられる. 昨年の メータケーブル切れといい.メンテナンス記録をつけている割にインターバルの管理がずさんである. 再発防止策を検討することとして今回のレポートを締めさせていただきたい.

03 April 2005

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