6月26日(金) 晴 自宅・中部空港・新千歳空港〜千歳 走行距離:20.2Km 昨年は千歳から太平洋、オホーツク沿岸を網走まで行ったので、今年は千歳から札幌を経て日本海側を稚内まで行き、利尻島、礼文島に寄った後、網走まで行くことにし、期間は昨年と同じ20日間とした。 飛行機は定刻を少し遅れ13:30に中部空港を離陸、約1時間40分後に新千歳空港に着陸した。空港の外で自転車を組み立て荷物を搭載し、16:30頃千歳市街に向けて走り出した。 |
天気はよく、空気も爽やかで気分爽快、空港から国道36号に入り、千歳市街に向かった。 |
千歳市街でキャンプピング・ガスを2個買った後、千歳駅に向かった。駅前に案内図があり、それによると近くに青葉公園があって、そこにキャンプ場があることが分かった。今晩はビジネスホテルでもと考えていたが、キャンプ場で泊まることにした。キャンプ場は、大きな森の中にあり、利用者は私だけだった。 |
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6月27日(土) 晴 千歳〜札幌 走行距離:51.7Km 朝早くキャンプ場を出発し、マクドナルドで朝食後、札幌に向かった。途中、旧島松駅逓所(国史跡)に寄ったりして、昼頃、札幌市街に到着した。 |
札幌駅に近いユースホステルで泊まることにして、市内見物に出かけた。写真は旧札幌農学校第二農場の建物(文化財建造物) |
札幌市民の憩いの場となっている大通り公園、土曜日の晩でもあり、大勢の人で賑わっていた。 |
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6月28日(日) 晴 札幌〜石狩〜厚田 走行距離:51.7Km 札幌から国道231号を稚内に向けて北上した。石狩川を渡り海辺に出た所でパークゴルフを楽しんでいる大勢の人を見かけた。天気は良く涼しい風が吹いており、気分爽快、暫くパークゴルフを見ながら昼食を食べた。 |
厚田に近づいた所で、海辺にキャンプ場を見つけたので、少し早いがここで泊まることにした。 町へ買い物に出かけ、小さな魚屋にカレイとシャコが沢山あったので買った。 |
この日、キャンプ場で眺めた夕日はきれいだった。 |
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厚田から増毛までは海岸に沿って増毛山地があるため、山道とトンネルが続いた。 |
浜益を過ぎて暫く行くと、海陸の難所、雄冬岬があり、そこに大きな滝があった。 |
ようやく増毛の町に近づいた所に暑寒別川があり、まだ雪の残っている暑寒別岳を見ることができた。河畔にあるキャンプ場(リバーサイドパーク)で泊まることにした。 キャンプ場のコインランドリーで洗濯を済ませ、近くにあったホテルへ入浴に出かけた。 |
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今朝は雨模様で、出発してすぐ雨が降り出した。増毛の町を出た所に暑寒別岳登山口への道路があり、付近に多くの果樹園があった。今は、いちごやサクランボが実っており、サクランボを少し家に送った。 |
留萌の市街に近い所に黄金崎があって、美しい夕日が見られる場所であるが、この日は雨のため景色はさえなかった。海の向こうに暑寒別岳など増毛山地の山々が霞んで見えた。 |
小平の町のはずれに温泉やキャンプ場(望洋台)の看板があった。自転車を押して急な坂道を上がると、高台の上に明るく開けたキャンプ場があり、雨を避けるためバーベキュー小屋の中にテントを張った。 |
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キャンプ場からの下り道で、小平の町を望む。今朝の天気も雨模様だ。 |
小平の道の駅の傍に、かっての鰊御殿(重要文化財:旧花田家番屋)と資料館があった。建物は御殿と呼ぶに相応しく、大きくて立派な木造建築であった。また資料館には、この沖合で、第二次大戦末期、樺太からの民間人を乗せた引き上げ船3隻がソ連潜水艦に攻撃され、多くの人が亡くなった資料が展示されていた。スターリンは当事、北海道の北半分を米国に要求したが聞き入れられず、留萌に上陸作戦を企てていたが、この事件により上陸作戦は中止されたという。 |
昼頃、苫前に到着した。道の駅にキャンプ場(夕陽ケ丘)があったので、少し早いが今日はここまでにし、道の駅にある温泉に入浴して過ごした。 写真は高台にあるキャンプ場から雨で霞む海を見下ろす。 |
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今日も朝から雨だ。羽幌に入るとオロロン鳥の看板があった。天気がよければ天売島や焼尻島が見えるのだろう。 |
海沿いの丘陵地をまっすぐ北へ伸びる国道をゆっくり行く。交通量が少なく気持ちいいが、時折猛スピードで車が通り過ぎていくので油断ができない。 |
雨が降ったり止んだりの天気が一日中続いた。 |
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今日も雨の中を走った。 |
昼頃、天塩に到着した。近くにキャンプ場(鏡沼海浜公園)があったので、少し早いが泊まることにした。時間があったので、洗濯や買い物などをして過ごした。 明日と明後日、ここで「しじみ祭り」があり、歌謡ショーやしじみ狩りが行なわれ、大勢の人で賑わうと管理人は話した。 |
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天塩の町を通り抜け、天塩川流域にあった竪穴式住居遺跡を見た後、荒涼たる風景の天塩川を渡った。 |
海岸沿いには原生花園や風力発電所があった。ここのオトンルイ風力発電所は長さ数キロに渡って一直線に並んでおり、傍にいくとゴーゴーという音がして壮観だった。 |
海岸から少し内陸に入った所にあるサロベツ原生花園を見に行った。気持ちが晴れ晴れするような広大な花園で、大勢の人が来ていた。海岸に戻らず、豊富を経て国道40号を稚内へ向かった。 |
この旅の前半の目的地であった稚内に、ほぼ予定通り到着できてほっとした。日本最北の街、稚内は、先の大戦以前は樺太との重要な中継地であったので、今のように発展したのだろう。この日、駅近くでは祭りのため多くの露天が出ており、若い人や子供達で賑わっていた。 |
稚内のシンボルの北防波堤ドーム。稚内と樺太を結ぶ連絡船があった時代の遺物。 |
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ユースホステルで朝食を食べてから、7:50発の利尻島(鴛泊港)行きのフェリーに乗った。フェリーはノシャップ岬を大きく回り、一直線に島へ向かっているようだったが、雲のため島はなかなか見えなかった。暫くしてようやく雲の中から利尻島が姿を現した。 |
9:30頃、フェリーは静かに鴛泊港に入った。港近くの「ペシ岬展望台」が美しく、印象的だった。 |
港にあった小さな公園で湿ったテントや寝袋などを乾燥させ、食材を購入した後、島内一周へと出発した。 途中で利尻コンブの天日干しが行なわれていた。 |
沼浦にあったキャンプ場にテントを張り、歩いてオタトマリ沼へ散策に向かった。この日は風が強く、利尻岳の頂上付近は終日雲に覆われて見えなかったが、下部はよく見えていた。 |
この日の夕食はカレーライスとサラダ。 |