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プレイ日記 : ウィザードリィ 外伝2 古代皇帝の呪い


注:このページは、注意書きとプレイ前の日記です(とばしてプレイ日記へ)

≪このプレイ日記について≫

 このプレイ日記は、アスキーから1992年に発売されたゲームボーイ用ソフト、“ウィザードリィ 外伝2 古代皇帝の呪い” をプレイした様子に、若干の脚色を加えて記録したものです。

 このプレイ日記は読み物として書いたもので、ゲームソフトの紹介、遊び方の説明、攻略などを目的としたものではありません。ただしプレイ日記の性質上、多くのネタバレを含みます。

 「斜体」で書いている文章は、ゲーム内の文章を転載したものです。
 古い作品のため、実際のゲームには漢字がほとんど使われていませんが、原作に忠実な表現では読みにくくなるため、このプレイ日記では漢字に変換しています。


≪再会≫

 2003年9月。タバコ恐怖症のために長年プータロー生活を送っていた私だが、当然のように生活資金が底をつき、仕方なく再々就職をすることになった。
 というわけで、今は会社の寮で暮らしているのだが、六畳一間の2人部屋ということで、物を置ける場所がほとんどない。長年愛用していたプレイステーションを置くことさえ難しいために、ヒマな時には辞書を読むという、同室の人から変な目で見られる生活を送っていたほどだ。
 しかし、やっぱり遊びたい。そこで隠し持っていたゲームボーイアドバンス(GBA)をひっぱりだすことにした。

 で、ソフトはというと・・・ない。1本もないのだ。ゲーマーである私のこと、ソフトは何本も持っていたのだが、引っ越し前にすべて売り払っていたのだ。例の牧場物語だけは大切に保管しているが、自宅にあるので遊びようがない。そこで10月になったある日、ソフトを買いに行くことにした。

 寮からバスで25分。市の中心地である駅前につく。そこからレンタル自転車で、同室の人から聞いた大手のゲームショップへ向かう。が、30分ほど走ったところで道に迷っていることに気付く。もっとも私にとっては珍しいことではないので、気にもせずに見つけたゲームショップへ片っ端から入っていく。
 しかしプレイステーション2(PS2)全盛期の現在、面白そうだと思えるGBA用ソフトなど見当たらない。もっともPS2用ソフトでさえ私が楽しめそうなものがないのだから、これはRPG全体の問題なのかもしれないが。
 しかし6軒目。全国チェーンの小さなお店(笑)に入った私は、ついにお宝を発見した。ウィザードリィの外伝1と2だ。しかも値段は580円と780円。これって安すぎないか? 10年以上も前に発売されたゲームボーイ用ソフトとはいえ、ウィザードリィの中でも特に良くできている作品だぞ。合わせて2500円くらいでもいいんじゃないのか?
 というわけで私は迷わず2本とも購入し、その店は1140円を儲け損ねることになった。

 ここまでの文章を読んで「あれ?」と思った人は、国語の才能がある・・・かもしれない。というのも、普通は購入前のゲームを「特に良くできている作品だぞ」などと言い切ったりはしないからだ。でもさっきの文章は間違いではない。実は10年程前、私はこの2作品を所有していたのだ。しかし両方とも全てのアイテムを集め、レベルが100を超えるまでやりこめば、普通は2度と遊ばないだろう。そう思って売り払っていたのだが、何年もたってから無性に再プレイがしたくなっていたのだ。
 新品で購入したゲームを売ったあとに、中古で買いなおすというのは悲しいものがあるが、売値は買値よりも高かったと思うので気にしないことにする。

 しかし地元で何年も探しながら見つからなかったこの2つに、まさかこんなところで出会えるとはね。まさに再会。辛い別れかたをした恋人と偶然に再会すれば、こんな気持ちになるのだろうか。って大げさだな。
 ちなみに私は恋人募集中。低学歴、低身長、低収入・・・どころか、いつ無職になるか分からず、彼女がいたことすらない野獣でも気にしない、美人で優しくてお金持ちで賢くてまじめで健康で明るくて意志が強くて若くて恋人がいない独身女性の方、お気軽にメールしてくださいな。


≪プレイ日記第2段≫

 外伝1を2時間ほど遊んだところで、ふと考えた。

 「ウィズ(ウィザードリィの略)って、面白いプレイ日記が書けるんじゃないか?」

 たったそれだけの思いつきで、私はウィズのプレイ日記を書くことを決定した。でも1の方は少し進んでいるので、やり直して日記を書くとやらせ日記になってしまう。1は中断して、2の方で日記を書くことにしよう。1度プレイしているゲームとはいえ、ほとんど何も覚えていないから、インチキ日記にはならないだろうし。
 ああ、記憶力が悪いってすばらしい。


≪ゲームスタート≫

 電源を入れると、残されていたセーブデータを削除する。そして新品同様の状態になったところでゲームスタート。すると、妙なメッセージが表示された。

 「マニアモードでプレイしますか?」

 えーっと、これって確か、自動セーブされる条件が普通と違っていて、難易度が高いモードのことだよな。私はウィズファンにしてRPGマニアだし、一度マニアモードでやってみたいとは思っていたけれど、ここは「いいえ」を選択する。プレイ日記を書くのに都合が悪そうなんだよね。
 ちなみに今回選んだ通常モードは、戦闘が終わればセーブされ、キャンプ(ステータス画面)を閉じればセーブされ、店から出るとセーブされ・・・という、やり直しが効かないモードだ。もっともセーブのタイミングを覚えさえすれば逆にやり直し放題になるので、滅多にセーブされないマニアモードよりもずっと楽なんだけど。

 しかし2の方は説明書が無いんだよな。みんなゲームを買うと、箱も説明書も捨ててしまうんだろうか。私は付属品もひっくるめて1つのゲームだと考えているので、中古屋に売るときでも新品同様の状態なんだけど。それにソフトだけって、なんだか寂しくない?

 ま、ともかくそういうわけなので、このプレイ日記は説明書なしでプレイした日記ということになります。ウィズファンで再プレイの私だから、あまり影響はないだろうけどね。
 それじゃあ、始めますか。


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