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≪短文≫

【願望】
 あなたが求めているのは、「良いこと」ですか? それとも「都合が良いこと」ですか?

【大人の条件】
 自分の事をきちんと出来るようになれば一人前。
 ・・・そう思っているうちは半人前。
 行動というのは自分が思っているほどにはきちんと出来ていないのが普通であり、また他人に全く迷惑をかけない生き方をするのも不可能。それに人間社会には、他の動物や自然現象なども大きな影響を与えている。だからすべての人が自分の事をきっちりできたとしても、それだけでは社会を維持することすらできない。
 つまり自分に直接関係のないことまで考えられるようになって、ようやく一人前の大人になったといえる。

【可能性】
 A「世の中に、“絶対”っていうことはないんだよ。」
 B「絶対に?」
 A「うん。・・・あれ?」

【規制と自制】
 未成年は喫煙と飲酒をしてはならない。なぜなら法律で禁止されているからだ。
 成人は喫煙と過度の飲酒をしてはならない。なぜなら20才になれば、その害を理解していなければならないからだ。

【自意識】
 「他人の目を気にするな」と言う人がいるが、ほとんど(全く)気にしないのは小さな子供の生き方だ。他人の目を気にすることは、自身の成長や他人への配慮につながるため意味がある。気になる人はそれを生かして自分を磨き、ならない人は気にしよう。実際のところ、ほとんどの人はもっと他人を意識すべきだ。

【罪は償えるのか】
 罪も償いも、人間がより良い社会を目指す過程で作り出した人工の概念であり、絶対的な真理は存在しない。つまりは社会がどう考えているか、どんな法律になっているかで決まるものである。
 現在の日本では死刑や終身刑に値するもの以外は償える(あるいは死刑すらも死をもって償える)となっており、それにならうべきだろう。なぜならば、社会全体が「罪は償える」と考えなければ、過去を悔い改めて人生をやり直そうとしている人を受け入れることができないからだ。もちろん「法的に償える範囲なら何をしてもかまわない」というような、法の抜け道探しをすることは問題外だ。

【何事もほどほどに?】
 「何事もほどほどがよい」
 という考え方を正論だと思っている人は少なくないが、これは明らかな間違いだ。
 理想は「何事も調度良く」であり、「ほどほど」は、「極端なことよりはずっとマシなことが多い」というのにすぎない。
 「極端なことがベスト」という状況だって存在するはずだ。

【能あるタカは爪を隠す】
 広辞苑:本当に実力のあるものは、やたらにそれを現さないものだというたとえ。
 管理人曲解:ことわざのタカが爪を隠しているのは、それを有効に生かすため。タカの目的は爪を使うことであり、人間の実力(知識や技術等)も生かしてこそ意味がある。「能あるタカは爪を切る(切れ)」というような意味で考えないように。

【分煙否定論】
 タバコの問題は様々だが、分煙という手段で解決しようとすると、そのための設備に膨大なお金がかかる。そしてそのための経費は、喫煙者ではなくなぜか企業や自治体が負担しているのが現状(喫煙者と非喫煙者で賃金に差がある会社はほとんどない)。愛煙家に厳しい世の中というが、実際には現在でも、非喫煙者よりずっと優遇されているのだ。

【理想と現実】
 “理想” と “現実” は対義語(反対語)だが、これはあくまでも「言葉としては」の話。実際の “理想” と “現実” は、常に反対であるとは限らない。反対になっていない場合には、こういった言葉で表現されることがないから、それに気付きにくいだけの話だ。
 「理想と現実は違う」と信じることが、理想と現実の間に高い壁を作る大きな要因の1つだろう。このことが現実であり、その壁を崩すのが理想だ。そしてもしこの壁を崩すことができたなら、「理想=現実」となって「これが現実なのさ」などという言葉は使いようがなくなる。ちょっとややこしいが、これが「理想と現実」の正しい解釈だろう。
 もちろんテストで「理想の対義語は?」という問いがあったら、ちゃんと「現実」と書くように。初めにも書いたが、言葉の意味としては、理想と現実は正反対だ。

【ストレスの原因】
 「もっと気楽に」と言う人の多くは気楽すぎ。彼らのしわ寄せが来るから、真面目な人は気楽にできない。


【今はまだ、そんな時代じゃない】
 という人が行動に移るのは、そんな時代になってから。つまり必ず時代に乗り遅れる。

【人生の楽しみ】
 A氏「酒も飲まず、タバコも吸わず、ギャンブルもしないなんて、君は何が楽しみで生きているんだ?」
 B氏「酒とタバコとギャンブルしか知らない君よりは、楽しく生きているつもりだけどね。」

【前向き思考=ポジティブシンキング】
 常に前向きでいることは難しく、そうしようとすることが負担になってしまうことも少なくない。本当の前向き思考というのは、無理なく前向きになれる考え方(手段)を探すことから始まる。はためには後ろ向きに思える考え方であっても、本人が前進につながると感じるのであれば、大抵はそれでかまわない。

【ボランティア】
 ゴミ拾いなどが注目されているが、重要なのは拾うことよりも捨てないこと。そして捨てる人を生み出さない社会を作ること。一般的な意味でのボランティアとは、本来は緊急時以外には必要のない行動であり、ボランティアに頼らなければ維持できない社会というのはおかしい(優しさや正義感を持つ人に負担をかける)。

【個性】
 “個性的な人” という表現があるが、これと個性を混同してはいけない。個性とはその人の特徴であって特長ではなく、全てが平均的という人も、それがその人の個性となる。そして際立った特長や特技を持つ人が、総合的に優れているわけでもない。ようは個性をどう扱う(生かす、抑える、気にしない)かが重要なのであり、目立つ特徴だけで自分や他人を評価することにメリットはない。一般的には欠点といわれることであっても、それを生かすことも不可能ではないのだから。


【無知の自覚、知の自覚】
 なにを正しいと感じるのかは、その人の知識や理解の程度によって大きく変わってくる。そのため正解がないように思える問題でも、実は存在するということは少なくない。もちろん本当に正解のない問題もあるが、それはそれ。知識や理解の不足が原因でおこるもめ事だけでも無くなれば、今よりずっと暮らしやすい世の中になるはずだ。だから自分がどれだけの事を知っているのかを正しく知ることは、とても重要なことだと思う。これはこれで難しいことではあるのだが。


【理屈、ヘリクツ・・・その1】
 無理なくこじつけることは意外に簡単なもの。「無理のない説明=正しい」は間違いなので気をつけよう。こんな手口でヘリクツをまっとうな理論に見せかける詐欺師は、いくらでもいますので。
 ・・・私をそんな目で見ないように。

【理屈、ヘリクツ・・・その2】
 「おかしいな、理論上はうまくいくはずだったのに・・・」
 というのは非論理的な考え方だ。理論が正しければ必ずうまくいくはずであり、そうならなかったのは理論が間違っていたからにすぎない。
 理論という言葉を理屈に置き換えても同じであり、正しい結論を導けない理屈はヘリクツである。

【無駄な努力】
 これには2つのタイプがある。1つは不可能なことに挑戦している場合。もう1つは努力の仕方に問題があるため結果につながらない場合。しかしどちらのタイプも、そこから何かを学ぶことができればムダではない。内容や結果がどうであれ、そこに価値を見出すことは可能なはずだ。

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≪詩(?)≫

【正義と狂気は紙一重】・・・すぐ下の「あなたの願い、私の願い」に続きます。

 犯罪にあった人よ、その家族たちよ、被害者ぶるんじゃねえ。加害者ばかり責めるんじゃねえ。
 本当の加害者は他にいる。あんたがそれを知らないだけだ。

 今の世の中おかしくないか?
 交通ルールは誰も守らず、人の近くでタバコをスパスパ、差別なんて日常茶飯事。
 オカシイだろ?
 制限速度を守ったら、迷惑運転扱いだぜ?
 タバコを消してくれなんて言ったら、わがままで協調性なしのレッテルが貼られるんだぜ?
 一体何が差別かなんて、どれだけの人が分かってるんだ?
 こんな社会で、子供がまともに育つかよ。

 こんな社会を築いたのは誰だ? 放置しているのは誰だ? あんたじゃないのか?
 加害者は誰だ? 加害者を生み出したのは誰だ? あんたじゃないのか?
 加害者がゆるせないなら、被害者になりたくないなら、闘えよ。この社会と闘えよ。
 家族からは軽蔑されるだろうが、友人にも恋人にも見捨てられるだろうが、社会の常識に逆らってみろよ。
 たった一人でこの社会と闘ってみろよ。
 それができなきゃあんたも加害者だ。
 あんたが知らないところで、あんたのせいで人が死んでゆくんだ。
 人を殺すのに刃物はいらねえ。
 ただ “普通” に生きてりゃそれでいい。そのうちどこかで誰か死ぬ。

 俺はいやだ。
 俺は人を殺したくねえ。
 俺は “普通” に暮らしたい。家族を大切にしたい。好きな人には幸せになってもらいたい。
 だから “普通” じゃない生き方をする。
 ただ、それだけだ。

【あなたの願い、私の願い】・・・すぐ上の「正義と狂気は紙一重」の続きです。

 私はあなたを知ってるわ。あなたの悩みも、あなたの願いも。
 今の世の中おかしいわよね。平和になればいいわよね。
 もちろんあなたを応援するわ。あなたのためになるならね。

 大人が変われば子供が変わるの? じゃあ誰が変われば大人が変わるの?
 あなた一人で何ができるの? いっぱい同志を集めるの?
 あなたに共感した人は、みんな自分を犠牲にするのね。
 未来のために人を苦しめ、人のために自分は泣くのね。
 子供が大人のマネをするなら、あなたに憧れ育った人は、あなたと同じく笑顔を忘れる。
 あなたの意志を継ぐ人だけが、人のために自分は泣くのね。
 これでもいいの? ホントにいいの? あなたの願いはこんなこと?

 私はいやよ。笑っていたい。あなたと一緒に笑っていたい。
 あなたは私の大切な人。私はあなたの笑顔が見たい。
 私はあなたといつまでも、笑顔を絶やさず生きてゆきたい。

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