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   「待てよ、もっと気持ち良くしてやるからな」

   王子のモノは射精をせき止められ、その辛さは全身に震えとなって襲ってきた。

   身体をピクピク痙攣させながら、サンジは泣き声をあげた。

   「うわ〜やめっ! 出る、出るぅ〜 」

   サンジは射精欲求と必死で戦っていたので、気がつかなかったが。

   ゾロはその間に、左手の人差し指と中指を自分の唾液で湿らせ、サンジの後ろの

   小さな穴へそっと近づけた。


   最初は人さし指でその硬い小さな入り口を数回さすって解してから、今度は中指も

   一緒に添えて、狭い腸内へゆっくりと指し入れていった。


   しばらく、指を出し入れしていると、サンジが息を飲む一点がわかった。

   「ひっ! 」

  「ふ〜ん、ここか? 」

  ゾロが、その少しザラついた壁を何度もなで上げると、それに合わせてサンジの腰が

   大きく跳ね上がった。ソコを嬲られるとサンジの頭は真っ白になる。


  愛撫を受けている砲身や尻の穴からだけでなく、身体中から何かが吹き上げてくるような

  感じがする。


  「あうっ、あっ、あんっ いやだ! 」

  思わず、サンジは甘ったるい鼻にかかるような声をあげていた。

  「よしよし、てめぇ〜はやっぱりそうか。こっちも大丈夫みてぇ〜だな」

 「??」

  ゾロはなぜか満足そうに、そう一人言を言うと、不思議そうなサンジを置き去りにして、

  握っていた砲身を開放した。

  そのまま、右手で砲身を激しく擦り上げ、左手の指で尻の中をグチャグチャにかき回した。

  「あうっ! あ〜〜〜〜! 」

  サンジは絶叫をあげると仰け反り、ゾロの口に咥えられたまま、白濁液を吹き上げた。

  ゾロはそのまま受け止め、喉を鳴らして全部飲んでしまった。

  サンジは驚いて身体を離そうとしたが、ゾロはサンジの精液で汚れた砲身まで、舌で

   しっかりと嘗めて清めた。


  「森の中に風呂はね〜からな」

 そんなふうに言われると、サンジも納得するしか無い。


  その後、サンジはまだ射精していないゾロの砲身への奉仕を再開した。

  いつもの倍はありそうなほど、ゾロのソレは大きく硬くなっていたので、

   とても苦労してて嘗めた。


  それから、なんとなくサンジもゾロの白濁液を飲む事になった。

  今晩は風呂に入れないからだ。

  それは、喉に絡むような粘ついた感じで、苦いし臭いので驚いた。

  良くゾロはこんな変なモノを飲むな〜と思ったけれど。

  ゾロに負けるのは絶対に嫌だったので、同じように全部飲みこんだ。

  この一日で、サンジはまた新しい経験をたくさんしてしまった。

  旅へ出てからというもの、毎日のように経験を積んでいる王子なのである。




  次の日、森を抜けると素晴らしい青空だった。

  昨晩のあの状況が嘘のように清々しい。

  今度こそ街を目指そうと、力を入れて歩く王子様を横目で見ながら、

   従者がこんな事を
考えていたのは、秘密である。


  「今度はドコで迷子になると、面白いだろうなぁ」


  何も知らない可愛らしい王子と、そんな王子にちょっかいを出さずにいられない

   問題のある従者なのである。


  二人の旅はまだ続く。

  オールブルーへの道のりは険しく遠いのだ。

  そして、王子と従者の身分違いの恋(?)も同じくらい厳しい道のりなのだ。



                                  とりあえず、今は END




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