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「そういやぁ。今日は、まだ俸禄をもらってねぇなぁ」
野営地へ戻ると、ゾロがそんな事を言い始めた。
従者には、その日の働きにより、王子から報酬を渡す事になっていたのだ。
「き、昨日もちゃんと払ったじゃねーか! そ、それに今日は寝てばかりで、別に働いて
ね〜だろっ! 」
サンジ王子は、ちょっとうろたえつつ、慌ててそう答えた。
払えるモノなら、とっとと払いたい。
ゾロに借りを作るのだけは、まっぴらごめんな王子だからだ。
しかし、腰の財布には小銭が少ししか残っていない。買えるとしたら、パン1切れ程度。
振ったら、空しくチャリチャリ音がするだろう。
ゾロは、王子の顔をしっかりと正面から見据えると、厳しい口調でこう言った。
「でもなぁ、さっきは働いたぞ。こんな夜更けにな。それも、てめぇが小便に行って、虫に
ビビって泣いてやがったから…… 」
「泣いてねーや! 誰がそんな事で、ビビるか! 」
サンジ王子は、顔を赤くしながら必死に言い返した。
「でも、約束は約束だろ? 毎日、1万ベリーを報酬としてもらう約束だったよな。
時間外労働や危険な作業はそこに加算報酬だよな」
「そりゃぁ、そうだけど。街に到着できなかったから、金なんかねぇよ! 」
あちこちの街に、バラティエ王国の使者がいて、定期的に連絡を取る手はずに
なっていた。
しかし、ここ最近は誰かの迷子癖のせいで、資金の入手ができない状況に陥っていた。
「なら、仕方無いだろ? 他の方法でしっかりと払ってもらおうじゃないか! 」
「しかしなぁ。変じゃねーのか、こんなの? 」
どうも納得できないサンジ王子である。
「でも、最初から約束だったじゃねーか? それとも、バラティエ王国の王族ってのは、
出来もしねーのに約束したり、平気で人をだましたり、そういう連中ってワケか? 」
王子は悔しくて唇をかみ締めた。そして、ゾロを睨むとこう叫んだ。
「約束は果たしてやる! 当たり前だろ! 俺をなめるなよ! 」
従者は地べたへ座り胡座を組むと、ズボンのフロントを緩めた。
王子は渋々といった様子で、その足元にうずくまるとゾロの太股の付け根へと唇をつけ、
そっと舌先で触れるように嘗めた。
汗をかいているせいか、いつもより少し塩辛い味がした。
なめるな! などと啖呵を切って、実際には自分がゾロのモノを嘗めるのだから、
笑えるな〜などと王子は思っていた。
そのまま、王子が少し視線を上げると、すぐ顔のそばで兆しているゾロのモノがゆれていた。
頬に時々ピタピタと触れる。それは脈打ち、ゾロの熱い血潮の流れを感じた。
(コイツ、最初ッからヤル気満々なんだよな)
(三日前に抜いたばかりじゃねーか? )
(何で、こんなにデカイんだよ! )
じっくりと間近で見るゾロのそれは、赤黒くヤツの腕くらいあるのかと思うほど、巨大な
シロモノだった。
また、今日もコレを咥えるハメになったかと思うと、悲しいやら空しいやら複雑な気持ちの
王子だった。
だが、その砲身の熱さからゾロの激しい興奮が伝わってきて、サンジも何だか背筋から
尻骨にかけてゾクゾクとしたモノが走っていった。
サンジは身体を少し震わせてから、いつものように奉仕を始める。
まず、右手でゾロのデカブツの幹を上下に扱きながら、先端を口に咥えると、ゆっくりと
頬をすぼめて吸い上げる。
大きいので、砲身全部を口へ納めるのは無理だった。
しかし、出来るだけ喉の奥まで吸い込むようにする。
それから、まるで性交をするように、激しく上下に抜き差ししたり、舌を絡ませたりする。
サンジが舌先で、大きく張っているカリ首の溝をつつくと、ゾロのモノがビクビクと動き、
一回り大きく硬くなった。そして口内に、苦味のある汁がジワリと広がる。
サンジは、それを唾液に混ぜて飲み込んだ。
特に嫌悪感はなかった。 それほど、この行為にも慣れ親しんできた王子だった。
サンジは、これまで女性と性交をした経験が無い。
王宮は美しい淑女達で溢れていたが、せいぜい会話やダンスを楽しむ程度の
付き合いだった。 誰も、王子を相手に、このような事をするものはいない。
一番初めにこの行為をさせられた時、クソ剣豪は頭がおかしいのだと思った。
今日と同じように、意地で始めた事だったのだが。
口でゾロのモノを愛撫するのは、もう両手では数えきれない。
いつもゾロが射精するまで奉仕を続ける。
ゾロはイキそうになると、サンジの口から砲身を外へ出してしまう。
そして、腕の布を外すとその中へ濁った液を吐き出すのだった。
口での愛撫を続けながら、サンジがゾロの顔を盗み見ると、ヤツは眉間に皺を寄せ、
時々低い唸り声を上げていた。
普段は、冷静で何事にも動じ無い男だったので、サンジはなんとなく嬉しくなってしまう。
間抜けな面しやがって、気持ち良いのだろうなぁ〜なんて、微笑みを浮かべながら
考えていると、頭上から声がした。
「おい、休むなよ。王子様」
「うるせぇ! 普通、王子にこんな事させるかよ! 」
「しねぇ〜のか? 」
「当たり前だろ? アホか? 」
王子っていうのはな〜なんてサンジは切々と語り始めた。
「やんごとなき身分ってヤツなんだよ! 大勢の家臣にかしずかれて、逆に奉仕される側って
世界中で決まっているんだよ! 」
「決まっているのか? 」
「そうだ! 」
サンジは胸を張って自慢そうに答えていた。
「なるほど、良くわかった。」
ゾロはそう答えると、突然、サンジを突き飛ばし地べたへ押し倒した。
そして、仰向けで転がるサンジの腹の上に、そのまま馬乗りにまたがった。
「なんだ? なんだ? 」
サンジが驚いてゾロを払いのけようとすると、ゾロは、その腕を掴んで逆に
押さえ込んでしまった。
そして、凶悪な目つきでサンジを睨むとこう言った。
「だったら、思う存分奉仕してやる! 」
そのままサンジを地面に何度か転がすようにして、衣服を全て剥ぎ取り、太股に両手を
かけるといっきに押し開いた。そして、サンジのまだ元気の無い薄桃色の砲身を掴むと、
あっという間に口に咥え込んでしまった。
「うわ〜! 何するんだ? 」
「何? そりゃ〜ナニに決まってるだろ? お前がしたいって言ったじゃ無いか? 」
ゾロは口いっぱいにサンジのモノを頬ばりながら、自然にしゃべっていた。
さすがは三刀流の男である。
「誰がそんな事を言った? うわっ! やめっ…… 」
サンジは抵抗しようともがいていたが、ゾロが咥えたナニをしゃぶり始めたので、
そちらへついつい意識が向いてしまう。
サンジがいつもゾロにするのと同じ愛撫だった。
ただ、サンジよりも攻め方がしつこく、舌の使い方も念入りだった。
まだクタリとしているサンジの幹を右手で握ると上下にゆっくりと摩りながら、
口でも深く咥え込み、舌で裏筋や亀頭を嘗め回した。
唾液を舌先に乗せ、絡ませるようにするので、ジュブジュブなんてイヤラシイ音がしていた。
時々、ゾロは嘗めるだけでは無く、亀頭に歯を軽く当てたり、尿道を舌先でなぶってみたり、
玉まで口に含んで転がしたりする。
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