3ページ目/全3ページ 若い人狼の獣化を抑える事は、お目付け役の重大な仕事とされている。 「そうだなぁ。まずは、お前の毒気でも抜くか! 」 そういうと、麗二は未来流の身体をベッドに組み強いた。 もともと体内に侵入した蛇の神経毒のせいで、こうなったのだ。 その毒さえ中和できれば、獣化が幾分和らぐに違いなかった。 未来流が目をむいて驚いている隙に、起ちあがっている弟のペニスを口に含んだ。 「ウギャッ! 」 蹴り上げてくる太股を両手で押さえ込み、未来流の腹の上に乗り上げるようにして、 麗二は色素の薄いペニスを自在に飲み込んでいった。 頬を膨らませて吸い上げ、舌先で先端をなぶるようにすると、あっと言う間に、 未来流の砲身から透明な汁が垂れ始めた。 「あ、あ、オニ〜チャン。やっぱり凄いよ! 気持ち良いよ〜それ。すぐにイッちゃいそう! 」 理性に乏しい獣化した状態では、性的な刺激にとても弱い。 暴れる事を止めた未来流は、口唇から涎を垂らすと恍惚とした表情をした。 嬉しげに麗二の巧みな口淫に身を任せて悶えていた。 しばらくすると、未来流は突然、クルリと身体を反転させ、麗二の足の間に顔を入れていった。 そのまま、下着からはみ出している兄の硬い男根を掴むと、するりと口に入れる。 「うっ、このクソ餓鬼! 」 未来流は、麗二の大きなモノを喉の奥まで一気に入れた。 兄が自分に施しているのと同様に、口腔内で強く吸い上げ、敏感な亀頭部へ 唾液を絡めるように舌を這わせる。初めて口に含んだ兄のモノは、成熟した雄の香がした。 嗅いでいると、懐かしいような不思議な感覚がする。 それと共に、今までの誰よりも魅力的で、身体中が震える程に興奮してしまった。 身震いしながら、未来流は夢中になって兄のモノを嘗めていた。 興奮して熱くなった未来流の全身からは、甘い香がゆらゆらと立ち上っていた。 抱き合うように接触している麗二は、その甘美な芳香に包まれていった。 麗二の砲身は、未来流の舌の上で拍動するたび、硬く大きくなっていった。 そのカリ首は拳ほどに大きくなると、まるで傘が開くように先端部分が張り出してゆく。 未来流は、さすがに顎が外れそうになり、呼吸が苦しくなってきた。 だから、それを外に吐き出そうとしたが、喉の奥で傘が引っ掛かり動かす事ができなかった。 「グッ? グウウ〜! 」 苦しげにうめく未来流に対して、麗二は残酷にも腰を突き上げた。 そうすると、麗二の傘のようなカリ首は完全に喉に固定されてしまった。 野生動物のように発達した麗二の砲身には、珍しい事にカエシが付いていた。 どんなに相手が動いても射精するまでは外れない。確実に雌を孕ませるためのモノだった。 さらに麗二が腰をゆすると、亀頭の先端が太くなり長く奥へと伸び始めた。 喉の奥の粘膜を強くつかれ、未来流は涙を滲ませた。 麗二のモノはまるで内蔵まで突き破るような勢いで進んでゆく。 その物自体が意思のある生物のように、成長し動き続けていた。 未来流は、予想を越えた兄の動きに、驚いたが逃げるには手遅れだった。 そして、一段と麗二が腰を強く突くと、熱い迸りが未来流の喉へ流れ込んだ。 強制的に精液を流しこまれ、未来流の喉がごくごくとなる。 飲み込まなければ、窒息してしまう。 大量に吐き出した麗二の体液を未来流が飲み下すと、やっと口が自由になった。 ぐったりと仰向けに倒れた未来流は、陸地に上げられた魚のように苦しげで、必死で 咳き込みながら呼吸をついた。 苦しんでいる未来流の顎を麗二は掴むと、顔へ馬乗りになり、再度、自分の砲身を口に含ませた。 「や、やめっ……! 」 悲鳴をあげる未来流を無視し、麗二はまた同じように弟の喉を犯した。 「未来流、わかるか? 連中の毒を食らうと興奮するのはなぁ。 俺達の精液に解毒作用があるからなんだよ。大量に体内に入れれば毒を中和する。 そのせいで欲しがるんだ。苦しかったら二度とやられるんじゃね〜ぞ! 」 険しい表情で、何度も麗二は未来流に自分の男根を含ませる。 未来流の口角からは、咳き込むたびに、麗二の白い精液があふれ出た。 苦しそうに嗚咽する弟の頭を撫でながら、麗二は自分の迸りを注ぎ続けた。 それから、最後に震えている弟の細い体をあやすように、麗二は両手で優しく抱き締めた。 第6話 了 ![]() 2ページ目へ戻る 小説マップへ戻る |