*2015年2月のワタクシ。*


 

2/3(火)

バイト、再開。
年末にやった作業の続編なので、前回の3階からまた2階の部屋へ戻り、勝手知ったる感じで始まった。
が、もう業務内容を忘れている………(汗)。
たださえ一番仕事できないのに。
そして、私と一緒に後続で入ったWさんが今回の仕事は断ったそうで、ちょっと寂しいかも。
まあ、前回の仕事をぐっと単純にしたような作業なので、じき慣れると思う、思いたい。

それにしても、「家から近い」というだけでダメモトで応募したこのバイト、こんなに長いお付き合いになろうとは。(しかも家は遠くなっちゃったし…電車乗らないから近い方なんだけど)
朝は本当に寒いので、なにしろ起きるのが苦痛。
お弁当作りはすっかり慣れたし、終了後に泳いで帰れるようになったので肩凝りは楽になったし、職場での過ごし方も慣れて来て楽になってるけど。朝だけが辛い。
暖かくなる頃には終了だしな…。

あと一月、ダレる事無く真面目に頑張ろう。







2/5(木)

新井先生が死んでしまった。

1月31日。本当は「亡くなった」とか「永眠された」と書くべきなのは分かっているんだけど。
気付けば10年以上前になってしまったが、当時通い詰めたスイミングチーム『あらいSS』のオーナーでありコーチだった、いわば水泳の恩師。
4年程前から病気の事は聞いていたし、病名からもそれなりの覚悟はしていたはずなんだけど。
闘病の模様を綴ったブログも読んでいた。それでもなお、実感が湧かなくて、スイミングの会報と同じ調子の文章に、当時の元気な姿しか思い浮かべる事ができないまま、弔報を受けた。

バイト帰りにそのままお通夜へ向かう。
予報では雪。雨靴すら持ってない。
降りしきるミゾレの中、懐かしい狛江駅へ降り立った。
ここにあった小さなスポーツクラブで水泳を始めて、その後クラブが潰れた時に新井先生が独立した。
本当に毎日のように、皆で泳いでた。何かと言えば集まって飲んだ。

私は抜けて10年余。会場には見知らぬ人々が大勢詰めかけて長蛇の列。
受付に、知らせをくれたT君と、昔の仲間Mさんが並んでいた。Mさんの目が赤い。
香典を渡しても、並んでお焼香をして遺影の前に立っても、まだ何かの冗談のような気がしていたが、精進落としの時に懐かしいKさんに話し掛けられて、急に涙が溢れた。
開場には見知った懐かしい顔が何人もいた。その殆どがまだ現役で『あらいSS』で泳いでると。
この後軽く飲みに行かないかと言われたが、無理だった。
本当はニギヤカに思い出話などして送り出すべきなのだろうけど。

最後に棺を開けて対面をさせてもらった。
痩せたとは聞いていたが、思えば10年以上会ってない。
最後のお顔を見てもまだ、あの新井先生が亡くなったという実感に繋がらない。
ずっと会っていなかったのだから、私の生活は何も変わらない。思い出す事も、そんなになくなっていた。
それでも、あそこで過ごした数年間は本当に宝物だし、思い出す時はいつも夏の光が溢れて、眩しくて暖かい。バタフライもクイックターンも、先生に教わった。
葬儀会場を出たら雨は止んでいた。雪やミゾレなんて、全然新井さんらしくない。

翌日は一転、快晴。
バイトの昼休み外に出て、風は冷たいが夏のような雲の浮かぶ空を見た。
そろそろお葬式が始まる。
こういう空に登って行くんだ、と思ったら、少し心が軽くなった。
まだ40代半ば。あまりに短い。
誰よりも生きる事が楽しそうな人だったのに。
百まで生きるって言ってたくせに。
ご自宅で、ご家族に看取られての穏やかな最期だったと聞かされたのは、せめてもの救いと言おうか。
そういった手配もきっと、いつもの行動力と手際でもって、望む方向に持って行ったんだろうな、と思う。
でももっと泳ぎたかっただろうな。
あちらにもきっと、プールはあるよね。

 

当時描いた私のラクガキと、最後に参加した海レースの模様が残ってます。

そして、新井敏郎先生の闘病生活を綴ったブログ。『1/100000の戦い







2/14(土)

バレンタイン、の話じゃなくて(笑)。
とうとう発売になりました、夏に完成した新作(もう新しくないけど)。
増刊ハーレクイン 春号』というのに載ってます、タイトルは『天使のついた嘘』。
実はまだ本屋で未確認なんだけど、家には刷り出しが送られて来たから、印刷はされたらしい(汗)。

赤色インクだよ…(そしてスキャナ買わなくては…泣)。
青や緑ならまだしも(一番いいのは黒だけど)赤はちょっと、抵抗あります、正直。
原画と印象が違い過ぎるし。
まあ、柔らかい印象になるから、キツめの私の絵柄には良いのかもしれないが(と、良い点を探そうとしている)。

これの結果次第で、今後の命運が決まると言っても過言ではない。
だから皆様、見て、買って、投票して!
宜しくお願いします。







2/20(金)

バイトの昼休み、いつもは12時からと13時から二組に分かれて取っていたんだが、我々チームが今日外食にしようという話が出て「たまには皆で一緒に食べたいよね」と話し合っていたのを上司に聞かれていて、「じゃあ今日は全員一緒に昼休み取って」という話に。
その上まさかの、上司と担当社員さんも同行。
電話掛かって来る事もあるけど「ログアウトしとくから」ひゃあ。
なんちゅー楽しい職場だ!(笑)

メンバーの一人がネットで調べてくれた、「こんな所に定食屋が!」というお店。
事前にランチメニューも調べてくれて、予約も取ってくれて、注文を決めて代金も収集、何と完璧な幹事ぶり!
しかもお勘定の段になったら上司が払ってくれちゃった。
うわ、うわぁ。経費で落ちるのか?いいのか???
あわあわしつつも、ありがたく集めた代金を各々に戻す。
ご馳走様でした。

しかし、お弁当作りが無いと、なんて朝がラクチンなんだろう…当たり前だけど。







2/22(日)

及川ミッチーさんの新譜リリースイベント『ダンディ・パーティー』に行って来た。
なんとラゾーナ川崎。いわゆる地元。
つい最近、通りかかったら何やらアイドルグループ(女子)が踊ってて、上から"オタ芸"とやらいうモノを初めて見た、あの中庭で。まさか自分がやる方に回るとは(笑)。
今にも降りそうな空の下、10:30に到着し、13:00のスタートまでをじっと待つ。
幸い割と暖かい日で、雨も降りそうでついに降らなかった(及川さんは有名な雨男、だけど私は雨に当たった事無いな)し、乃南アサの本が面白くて助かった。
途中、すぐ後ろに並んでた北関東なまりの女性がトイレに立って、戻って来るなり「ゲッツがいたっ!!!」。PVに出演してるダンディ坂野さん、もしや…とは思ったけど、来てるのか♪

開始前、司会の女性が登壇し、「ミッチーさんを呼ぶ練習をしましょう」に、周囲の皆様の「ベイベー舐めんなよ♪」なミッチーコール(笑)。
そしてミッチーが登場し、男性ダンサー4人引き連れて早速1曲。しばらく話してもう一曲、ダンディさんはMVに出てる『ダンディ・ダンディ』が始まっても出て来ない。「あれぇ、ダンディさん、出ないのかなぁ」と隣で北関東ちゃんが気を揉み出した頃、突然ステージに躍り出た、黄色いスーツ!キャー!
曲の後、司会のお姉さんの音頭で「集団ゲッツ!」を皆でキメる。楽しかった。
終盤では、最初は引き気味だった上の方からも熱気が降って来て心地良い。
間近で観られたのは嬉しかったけど、3階くらいから全体を眺めてみたかったな。

ショーの後は「名刺お渡し会」つまりアレだ、お触りナシの握手会みたいなモンです。
並びましたとも!早めに来たので割と順番早かったけど、後で聞いたら配られた"名刺"は約1800枚だとか。
千数百回「ファンが前に立つ→目を合わせる→ニッコリ笑う→言葉を交わす→名刺を手渡す」を繰り返す、って凄い。
お昼を食べてなかったので、自分の順番が済んでからモール内でサンドウィッチを買って、広場の上階のベンチで食べる。「お渡し会」はまだ続いてて、会場であるテントの中は見事に見えないようになってる(笑)けど、周囲の様子をボンヤリ見ながらマッタリした。







2/23(月)

Y子さんが拾った毛糸で編んだセーターが完成したので、受け取ってもらった。
バイト帰り時間に合わせて、駅前のミスドで待ち合わせしてお手渡し。
Y子さんはお父様を亡くされたばかりだが、きちんと看取られたせいか落ち着いて見えた。
初七日を済ませたばかり。自分の父の時を色々思い出したり。
全然比較にはならないけれど、先日の葬儀の話なんかを聞いてもらった。

ミスド、久々に入ったらメニューがかなり変わっていて、以前は甘くない物もいくつかあったと思うんだが見当たらず。
やむなく甘いのを二つ(お腹空いてたのよ)買って席に着き、何の気無しにその旨話したら、しばらくしてY子さんが席を立って、隣のケンタッキーからチキンとサラダを二人前買って来てくれた!すごい。
本当に優しいのよ…そして遠慮なく食べ尽くして、ウッカリ一銭も払わず解散してしまったワタシも…いつもこんな。
どうしてこうボンクラなんだろう。

セーター、Y子さんが選んだ本の写真ではそうでもなかったんだけど、出来上がってみたら子供っぽい…実は本の指定より糸が太く目数が減ってしまい、花模様はそのまま編んだので花が大きくなり過ぎた、というのが原因なんだけど…花模様の目数を減らすのは、私には無理だったのよ。
でも喜んでもらえたようで良かった。
帰ってからメールで「着てみたらサイズもピッタリ」とのお知らせ。
良かった。着てもらえるのが一番嬉しい。







2/24(火)

バイト終了。
当初は今月いっぱいと言われていたんだが、仕事が終わってしまった(爆)。
前回同様、見込みが外れて、もうかなり初期のうちから「これは終わっちゃうな」というのが分かったので、かなりノンビリ働かせてみらったのだが、それでも1週間前に書類が無くなってしまった。
直前まで明日まで、と言われていたが、結局今日の昼過ぎに「やっぱり今日で」。

昼休み、皆でまた外に食べに出て、「(仕事無いなら)もういいよ…」と言い合っていたところ。
あ、韓国料理、美味しかった、石焼きビビンバ。
正直私も、時給稼ぎ損なったのは残念だけど、ちょっとホッとしたりして。
明日はもう、早起きしなくていいのね…なんてね。
こんなに続くと思っていなかった短期バイト。しかも採用もされると思わなかったし。
稼げるなら稼がせていただこうと、次の話にも一応エントリーはしたものの、すぐ続きでは辛いので来月半ば過ぎからとお願いした。それでダメならまあ、しばらくはいいやと。

追記:2週間が過ぎ、す〜〜〜〜〜っかり元のグータラ生活に戻ってしまってます。
バイトに出てる間は「他に何もできない…」と焦りを覚えたモンですが、通勤が無ければ無いで、やっぱり何もしないという(笑)。
通い詰めてたはずのスポーツクラブすらサボり気味。
どうしたらいいの…毎日が無為に飛ぶように過ぎて行く。







2/26
(木)

母が興味を示したので、横浜美術館へ『ホイッスラー展』を見に行こうと、前日から実家に行って、雨の中みなとみらいまで行ってみれば、休館日!!!
がーーーーーーーーーーーんんん………………………
美術館は月曜休館と思い込んでいて、何度もHPを見ていたのにチェックしなかった。
一人なら笑って済ませるけど、この頃めっきり年老いた、たださえ外出苦手な母と一緒、しかも冷たい雨の中。本当にへたり込みそうになった…。
なぜ、なぜ木曜日!?まあ月曜休みでなきゃいけない理由は無いんだけれど。
バカバカバカー私が。

気を取り直してみなとみらいでランチ(オムライス♪)の後、横浜駅に移動して横浜高島屋の美術画廊で
山岸大成  陶器
山本雅子 洋画
を観る。
他にも売り物の着物や陶磁器をいっぱい、それなりに綺麗な物を見て少し気分が良くなった。
けど、ホイッスラーは今週末で終了。もうチャンスは無いな…少なくとも母は。
ああ、悔しい。胆に命じて、思い込みを捨てよう。残念。







2/27(金)

山口敏太郎氏主催の新年会に出席。
大学の先輩で脚本家の光益公映氏(表記面倒なんで以下M氏)のご紹介。
着物?とも迷ったが、泳いでから行きたかったので洋装に。少し派手目のアクセで。
久々に“ゆりかもめ”なんか乗っちゃったよ!夕暮れの湾岸はいい感じ。たまには街に出なくてはね。
しかし寒い!出て来る時は暖かかったので油断して薄着で来てしまって、海風が直撃のお台場の寒さにビックリ。
幸い会場は殆ど外を歩かず辿り着けるデックス東京ビーチ内のOCEAN CLUB BUFFET 。通常はブッフェなのね。品数多くて制覇はできなかったが、食事はどれも美味しかった。デザートも。

入り口に着くと、黒山の人だかり。M氏を見付けて挨拶。会うのはけっこう10年ぶりくらいかも?話し掛けても分からないでやんの。呼んどいて失礼な奴(笑)。
プロのカメラマンさんと歌手の女の子が一緒。どういう集まりなんだ…(汗)。
いえね、何となくは聞いていたんだけど。
色んな業種の人が集まって顔売り会うんだと。けど名刺、用意できなかった。
…どんな形でも(たとえコンビニのコピーでもいいから)用意して行くべきでした、猛反省。
本当に行動力が無くなっている。気力と言ってもいいな。イカン。

で、会場にはコスプレアイドル、ジャージ姿のプロレスラー、大道芸人、特殊メイクの謎の人等々、ごった返してる。スーツ姿も多いけど怪しい風体多数。ピンクのボディコンに網タイツでヌード写真入りの名刺を配るお姉さんも。
…ああ、和む………。
やっぱり私、こういう所に身を置いていたいわ、と、先日まで通ったバイトを思いつつ再認識する。開放感。
和服の人も数名。それぞれ個性的に着こなしてる。着物で来れば話の糸口にできたかな、と、また反省。まあそれはいいや。久々にヒール履いて歩くのも気分いいし。
何人かの同業者(ホラー系)と話ができたし、編集業の人にも会えた。主催の山口さんにも紹介してもらった。
デジアシ(PC経由のマンガのアシスタント)の情報なんかもゲット。雇う方じゃなくて仕事もらう方ね(笑)。いい加減現金収入の手段を確保したい…情けないが、仕方無い。
最低限、スキャナは早急に用意しなくては。いやデジアシ問題抜きでも、スキャナとプリンタは必要よね。さてドコに置こう…???
カメラマンさんはiPadで作品を見せてくれた。素敵。なるほど、こういう使い方はいいね。iPadは買わないと思うけど、当分は。
歌手のお嬢さんはライヴ情報を教えてくれたので、近々行ってみたいな。
彼女は感心に、喉に良くないからと酒も煙草もやらないそうだ。自分はお酒にだらしないクセに、そういう人、好き(笑)。頑張れ。でも気が変わったら飲んでもいいのよ、なんてね。