*2012年4月のワタクシ。*
友人の結婚披露パーティに行った。
いつ以来だろ、こんなの、本当〜に久しぶり。このところ景気の悪い話ばかりなので、単純に嬉しい。
新郎P氏が和裁の関係で、でも一緒に教室に通った時期は無い。いわば宴会部長みたいな人で、飲み会というと顔を合わせていた。
新婦は今回が本当にお披露目状態で、聞けばテニス仲間だったとか。幅広いなぁ。二人とも42歳ですって。
当然のごとく着物で行った。和裁&着付け関係者として呼ばれてるんだからね。というのもあるけど、服が無いという話も(笑)。
いただき物のピンクの柔らか物に、ボロ市で買った青い帯。なかなかパーティっぽくて良かった♪
そう言えばこの桜ピンクと帯揚げのラヴェンダー、このHPのタイトルカラーだ。好きなのよ、この組み合わせ。肋骨が痛むので、着付けがちょっと心配だったが、帯を結ぶ時ちょっと痛んだ程度で問題ナシ。
会場は新橋のダイニングバー。
落ち着いた良い雰囲気で、喫煙所を店内とはいえ隅っこにしてくれていて、私の席は反対の隅だったので、快適だった。
案の定、と言うか、我々のテーブルだけ6人全員が着物。「どういうご関係?」なんて余所の人に聞かれたりして。
新郎新婦は昼間某ホテルでお式を挙げて、そのままこちらに流れたらしい。
シンプルな白いドレスのスリムな新婦と、シルバーグレーのタキシードの新郎が登場し、客席を順番に回る。テーブルに用意されたクラッカーでお祝い。
話には聞いていたが、音しか出ないクラッカー、初めて使った。
間近に見るP氏はダレダレにニヤケていて、本当に幸せそうだった。
ご挨拶では「すぐにでも子供が欲しい」おおーなんか、久々に未来を見詰める人を見た。うん、本当に。
しかしこの夫婦、入籍が節分で挙式がエイプリルフールって(笑)。
お料理もワインも、ケーキカットに使われたケーキも美味しかった。
肋骨が痛いので、お酒はかなり自重したんだけど、でもついつい進んでしまう。そしてお腹がふくれると帯がきつくなって肋骨が痛む、と(笑)。
ご無沙汰しちゃってる和裁の先生にもお会いできて、とても嬉しかった。
何とかお付き合いは繋げて行きたいと、心から思うのだけれど、余裕は無いしどうしていいのか分からない。でも会えば色々心配してくれて、本当にありがたい。
パーティがお開きになった後、負傷中なので帰ろうとしたが、奢ってくれると言われたのでホイホイ二次会へ(笑)。
着物組6人で入った店はカフェメニューもあるのでコーヒーにしておく。だって肋骨が心配で酔っ払うの怖いっす。
そんな話をしたら、看護師のY子さんが色々とアドバイスをしてくれて、やっぱり病院へ行くのはちょっと見合わせる事にした。でもヒビは入ってるかも、だそうで、あーやっぱり。
ダイビングのイントラでもあるT氏はHPを見てくれていて、仕事が入ったのをとても喜んでくれていた。
本当に、色んな人に心配かけて、色んな人に祈ってもらってる、ありがたい、もったいない事だ。
と、本当に思ったのだけれど、T氏は二軒目でかなり酔ってしまって、帰りの電車の中でもずーっと同じ事を繰り返し続けた。いやありがたい、ありがたいんだけどさ(笑)。
2月頃から打診していた新規の仕事、どうやら具体化しそうな雲行きになって来た。
新規、と言っても、以前からお世話になっている編集プロダクションの仲介なんだけど。
版元の担当さんに売り込みをお願いして、人物スケッチを預けてあったのが、なかなかお返事がもらえず、うーん問い合わせるべきか、スケッチじゃなくてペン入れたデモ原稿でも作って送るか、なんて考えていた矢先。
来ましたよ、電話が。
ちょっと今までとジャンルが違うので注文はあるものの、気に入ってくださったとのこと。
一応と思ってURLのメモを添えておいたところ、このHPも見てくださって、作品も読んで「普通に面白かった」そうな(笑)。
人物スケッチだけで判断されるのはちょっと不安だったので、HPも見てもらえたのはとても嬉しい。
…掲示板のエンジェル話とかも見られたら、ちょっと恥ずかしいけど(笑)まあいいや。
この仕事が実現し、次に繋げられると、かなり面白いし生活も助かる。
来週あたり本格的な打ち合わせを、という事で電話を終え、通話が切れたのを確認してから「ヒャッホォ〜!」とガッツポーズをしてしまった。
長年マンガ家やってるけど、こんなアメリカ映画みたいな真似したのは初めてだ(笑)。
何とか繋げて行けるといいんだけれど。いや繋げようよ、私。
ところでこの朝、派手に吐血する夢で目覚めた。
夢占いの解釈は様々だけど、多分肋骨が気になっていたんだろうな。でも、正念場感は予感したのかも。
…しかし夢の中の私、旅行中の設定で、ドバドバ血を吐いて(総天然色、血の味までした!)吐き終わったら「さて、今日はドコへ行こうかな♪」なんて旅を続ける気満々であった。らしいと言うか…笑ったわ。
尊敬するイラストレーター・長野剛さんが参加するグループ展へ。
今回の展覧会、その名も『和楽時代画展』。ここはやはり、着物で行かねば(笑)って、なんだかんだ理由付けちゃ着たがるワケですが。
で、今回のメインは、伯母のお下がりの羽織。コレに合わせて春めいた、でも先日のパーティとは全然違う方向で、と思って。ここぞとばかり足袋も桜柄。
帯は半幅、なんちゃってお太鼓。でも羽織一度も脱がなかったけど。
前夜着物を吊す時に、羽織と着物の袖幅を比べて「うん、ピッタリ♪」と確認したつもりが、いざ着てみたら羽織の袖口から着物が出てしまう…どうやら肩幅が、羽織の方が狭かった模様。
あ〜かっこ悪い、でも今更仕方無い。
帰ったらちゃんと、肩幅出して縫い直してから仕舞おう。
長野さんが、今日は14時頃から会場にいらしてるとの情報を得て、その頃にと思ったのに、髪型がキマらなくて予定より1時間遅れで出発。
銀座の会場はこぢんまりとしたスペースで、ガラス張りの店内を覗くと人がいっぱい。
R子さんが先に来ていて、まず長野さんに軽くご挨拶、そして記帳したら、一番入り口近くに展示された絵の作家さんがすぐ傍にいた。素敵な黒地に桜模様の着物姿。
安宅 夜桜子(よおこ)、またの名を高橋陽子さん。
すごく繊細で色っぽい女性のイラストから、可愛らしいマンガチックな挿絵まで、幅広くこなす。漫画も好きで、投稿経験もあるんだそうで、色々話し込んでしまった。
もう一人、着物姿の女性がいて、こちらは『きもの番長』松田 恵美さん。
版画?と見まごうPC制作の着物美人イラストや、着物のレクチャー本も出して、カルチャーで講師も務めてる、とか。鮮やかな白とエメラルドの縦縞着物に、キラキラの帽子とバッグを合わせて、ちょっとキッチュな着こなしがサスガだった。
この方とも絵の描き方から着物の話まで、色々お喋り。
「春っぽいですね〜」と期待通り言ってくれて、密かに狙っていた帯と羽織紐の色合わせにも気付いてくれた♪
お目当ての長野さんの展示は、会場中央でVIP待遇?
大判の戦国時代の武者&美人絵が数点。
何回見ても感動する、迫力と繊細さ。そして人物が美形!信長様ぁ。
そうそう、昨夜TVで赤坂は雪がちらついてる、と言っていたが、長野さんも雪に遭遇したそうな。雪と言うより細かいヒョウみたいだったと。私はTVを見てすぐベランダに出てみたけど、川崎は星が見えていた。
もう一人、会場一番奥に展示された、 墨筆による時代劇イラストの涌井陽一さん。
これがなんだか凄くて、絵の前にいたご本人を捕まえて、制作手順から画材から、気付けばけっこう質問責めにしてしまった。
和紙に筆で一発書き。ありえへん。いや私には。比べるだけ野暮だけど。
額に入った展示品の他にも、ファイルに入ったスケッチ(これも墨筆)も見応えがあり、本当にドキドキしてしまった。
PCとは正反対を向いた、一刀入魂な制作。 ギャンブルは嫌いだけど、造る事にまつわるギャンブル性にはときめいてしまう。 もちろんそれは、膨大なトレーニングと計画性の積み重ねの上で為されるギャンブルに限るけれど。
そう言えばこの展覧会、お客の着物率も男女共に異様に高い。洋装でも、和小物を持ってたり、やはり出し物で客層も左右されると言うか、それを見るのも楽しかった。
一巡したあたりで、今度はHさんが入って来る。
遅くなると聞いていたので会えないかも、と思ったが、気付けば私がすっかり長居をしてしまってる。
長野さんとまたちょっと話し、また入り口の安宅さんを捕まえて、R子さんと出版界の愚痴話まで始める(笑)。いや本当に不況は深刻らしい。恐ろしや。
安宅さんは漫画に興味があり、私はルポエッセイに心惹かれる。結局頑張って売り込むしかないよね、なんて事を言い合い、最後はなんか頑張ろうみたいにして別れた(笑)。
あと二人、日本画っぽい桜や龍が印象的な浦 正さん、モノクロのアニメ塗りっぽいシャープなイラストの近江カズヒロさんとはお話しはできなかったけど、これまた丁寧なお仕事を間近で拝見できて良い刺激になりました。
何と言うか、世の中には頑張って造ってる人って、いっぱいいる。
長野さんを追っかけて、こういった展覧会に来るだびに、気持ちを新たにさせられて、なにやら“たぎる”モノがある。
今日は特に、かなりゆっくり作家さん達のお話しを聞けた(会場を出ると18時、三時間も居座ってしまった!)ので、本当に刺激的だった。
やっぱり描きたい、造りたい。そして、広がりたい。
肋骨その後。
大きな怪我にありがちな事だが、当初は痛みもそんなでもなく、甘く見ていると、日が経つうちにどんどん痛くなって…と、今回もまさにそんな感じ。
机にぶつけたのは夜中で、さてもう寝ようか、という時だったので、そのまま寝た。
当初は、こんな所打った事が無いし、どの程度のモノなのかも分からない。
翌日起きたら痛かったけど、腫れてもないし変色もしてないし、まあちょっとショックだったんだね、なんて勝手に解釈して、その夜はプールに行って泳いだりしてた。(これで悪化…とは考えたくないが)痛みが無くはなかったけど、クロールもバックも問題無くできて、動いて身体が温まると楽な気がして安心した。
それが、だんだん痛みが増して来て、こりゃ病院に…と、思った時には週末に入っていた。
身体のちょっとした角度で痛みが走ると、腹筋が痙れたように収縮する。咳やクシャミが怖い、なんとハナをすすると痛い。ハナをかんでも痛い。自分がけっこうハナすすってたんだと再認識(笑)。伸びるのも曲がるのも捻るのも痛く、寝返り打つのもおっかなびっくり。
その状態で、1日の結婚パーティに出席し、皆さんの意見も聞いて、また痛みが増したら病院に行こう、と思ったが、その辺がピークだった。
以前のウニ踏んだ件とかで、整形外科にはあまり良い印象が無い。
ネットで調べると、たとえ肋骨にヒビが入っていたとしても、特に治療できる事は無く、ギブスもできないので、せいぜいがコルセットを巻く程度。
安静にして3〜4週間。どうせ効かない湿布薬と飲みもしない痛み止めを処方される程度だろう。
怖いのは、骨折箇所からの感染症と、肺を傷付けていた場合。それはマズイので体温計ったり脈拍数えたりして。
数日間、意外なポーズでズキリと来るのでヒヤヒヤして、獲物を狙うカメレオンみたいな動作になっていたが、だんだん動き方も覚えた一週間目あたりから、痛みが引き始めた。
今日で10日目。もう通常は殆ど痛まなくなった。
でも、昨日もプールに行ったけど、クロールもバックも腕を上げると痛むのでやめておいた。初日はなぜあんなにホイホイ泳げたのか、もはや不思議だ。
運動ができなくて、なんか全身プヨプヨして来たので(笑)、ストレッチだけはできる範囲でやってるけど、それも限られるし。荷物が無ければ歩くのは平気だったので、桜咲く道を散歩したり。
ちょっと走りたくなるが、やはり響きそうなので、もうちょっと我慢、ガマン。
痛みが耐えられない程ではないけど、せっかく治りかけた所がまた傷んだりしたらイヤだから、ここは慎重に。
バレエのレッスンも、ちょうどお金も無いところだし、今月はお休みと連絡した。飛んだり跳ねたりは、無理。
レッスンに復帰した時に、身体固くなっちゃってたら悔しいなぁ。
でも幸い、描くのには問題無さそうで、安心している。
お花見三昧の日々。
と、言っても、花見宴会は10日だけで、あとは肋骨が痛くてマトモに運動ができないので、せめてと思って毎日散歩に出ていたため。
せっかくなんで、桜の綺麗な道筋を選んで毎日違うコースを歩いた。
怪我した当初は歩くのも心配だったので、そろそろ散歩ならOKかな?と思い始めた頃から桜が咲き、もう泳いだりできそう、となった頃に散るという。
私に合わせてくれたのね、なんちゃって(笑)。
それにしてもこの季節で、本当に良かったですわ。
と言うワケで、花見話はひとまとめにして簡単に。
4/4(水)いつものジョギングコースの桜並木、咲いてる!
まだチラホラだけど嬉しくて、まだ肋骨が痛くて走れないけど、荷物が無ければ歩くのはそう苦にならないのが分かったので、ジョギングシューズをぐるぐる歩いた。
4/6(金)開いたと思ったら早かった。すでに5分咲き程度?街中がピンク。
ジョギングコースからちょっと外れて、等々力競技場の方へ行ってみる。こちらも綺麗!
4/9(月)近所の多摩川台公園。
そろそろ満開。
行こう行こうと思いつつ、今日も夕方になってしまったけど、思い切って家を出る。
多摩川沿いの高台にある公園に着いた頃、ちょうど夕暮れ時で、桜もアレだが多摩川の景色が素晴らしかった。
それは良かったんだけど、夕方の川辺って羽虫が多くて、歩いてたら目に飛び込んで来た!
ペットボトルに水入れて持ってたのですぐ洗ったけど、なんかスッキリせず。家に帰ってから塩水で本格的に洗ったけど、落ちたんだかなんだか分からない…と、思いつつ、深夜0時を回った頃に、思い出したように目がゴロゴロ。鏡の前でアカンベーをして見たら、いた!ビックリする程デカい黒いのが、下瞼の裏にへばり付いてた。
今までドコにいたんだ、オマエは…???
4/10(火)大学の先輩二人と、今年も緑ヶ丘霊園〜二ヶ領用水コース。
12時に最寄り駅集合のはずが、目が覚めたら11時半を回っていた!!ギャー。先輩二人をお待たせして、大慌てで支度して、約束だったんでフルーツと漬け物を用意して、一時間遅れで合流。
桜は満開!これ以上無いコンディション。お天気も上々で暖かく、気分は最高♪
昨年と同じ場所にシートを敷いて、「去年は震災直後でどうなる事かと思ったね〜」なんてシミジミ語り合いつつ、先輩手作りのお弁当をいただく。
来た時には全然だった花びらが、座ってる3時間の間にハラハラと落ち始めて、帰る頃には見事な桜吹雪に。まさしく最高のタイミング。
昨年と同じ、久地円筒分水〜二ヶ領用水の紅枝下を回る。枝下も超満開!で最高だった。
4/11(水)昨日がピークだったな、と思いつつ、近所の記念公園を回る。
それでもまだまだ綺麗に咲いていて、特にこの公園はソメイヨシノだけでなく大島桜も多いので、良いお花見ができました。
4/12(木)ここも毎年行きたい、目黒川。
咲くのも早かったけど、葉が出るとまた早い。一昨日は全然葉っぱも無かったのに、今日はもうすっかり葉桜、でもここの桜は木が大きく数も物凄くて、ちょっと散ったくらいも見応えがある、かも。
毎度お世話様のR子さんがくれたオペラの音源をiPodに入れて来た。桜吹雪にアリアはベストマッチングで、降りかかる花びらとソプラノに酔っ払ってしまった。
調子に乗って中目黒から池尻大橋まで歩き、また中目黒まで戻る途中、段ボール箱を抱えた女性に声を掛けられて、何かと思えばミカンを売ってると言う。異常に機嫌が良かったので買ってしまった、美生柑(みしょうかん)というそうで、お姉さんはモチロン大絶賛だったけど、うーん、食べてみたらグレープフルーツの味の薄いのみたい(笑)。
4/13(金)靖国神社〜飯田橋。
月一恒例シナリオの会の日なので、道すがらR子さんに昨日のミカンをお裾分けして行こうと思い立つ。
ミカン一つってのも何だな、と思ったのが運の尽き、途中下車して美味しいパン屋で買い物してたら遅くなってしまった。おまけにレジの人が間違えてて余計にお金取られてたのに慌てた私は店を出てしまった。ったくこの金の無い時に…(怒)。
…その挙げ句、またしても遅刻。もー社会人失格、ってかとっくに資格剥奪されてるか…。
ミカンを渡し、九段下へ。千鳥ヶ淵〜靖国神社〜飯田橋を、花見しながらノンビリ歩き、飯田橋の川沿いのベンチでさっき買ったパンを食べる。ううう、レジの件は悔しいけど美味しい。
食べ終わってから反対岸へ行き、物凄い桜吹雪の中を歩いた。
今年の花見納めに大満足。また、来年。
食事中、何となく舌の右裏側が痛いのに気付いて、しばらく我慢して食べていたんだけど、どんどんヒリヒリと痛みが増して来て耐え切れなくなった。
きっと口内炎でもできて、食べ物がしみるのだろう、と思い、軽い気持ちで洗面所へ行って鏡に舌の裏を映す………ギャー!!
なんか、なんだか物凄い事になっている!!!
舌の裏に特大の血豆。
ぎょえ〜。
な、なんだコレは。プルプルして、今にも破裂して口の中が血だらけになりそう……うげげ。
そう言えば、ちょっと前に大量吐血する夢を見て、血の味までリアルに感じたっけ。まさかこの血豆の予知夢ではあるまいに…。夢の中で私は旅行中で、ひとしきり血を吐いて止まったら「さて今日はドコへ行こう♪」なんて旅を続ける気満々で、目が覚めてから笑ったわ。
その夢の血の味の記憶が生々しくて、巨大血豆を見ながら「これ予告無しに潰れて口中に血が広がったらイヤだな…」と思ってしまい、ネットでアレコレ見て回った結果、針を焼いてプスリとやる事に。
簡単に潰れて、一通り絞り出したら血もそんなの出なくて一安心。
ルゴールでうがいして、口内炎用の軟膏を塗って、でも治るまで数日かかったかな。やれやれ。
新しい仕事の初打ち合わせ。
と、言っても、まだ具体的な話にはならず、お相手も以前から顔見知りの編集プロダクションの方なので、たいした進展があったワケではないんだけど。
編プロの先の出版社の担当さんの言葉をまとめて書いた紙を持って来てくれていて、こういうのって励みになるなぁ。
何とかこの仕事、乗り切りたい、そして繋げたい。
嫁姑雑誌にもネーム送ったりして売り込み中だけど、隔月雑誌で毎回は無理と言われてるので、他にも新規開拓しなくては。
黒字経営への道は険しいけど、描ける気になってるから気持ちは楽だ。
実家に泊まりがけで行って、ふと気付いたら、自分のアパートの鍵が見当たらない。
最初はその辺に転がってるだろ、とノンビリ構えていたが、探せど探せど出て来ない。
自分の寝室に始まって、ソコソコ広い一戸建ての実家のほぼ全てを大捜索する羽目に。
3時間ばかり床を這いずるようにして探し回り、もう探す場所が無いよ、もしやゴミに紛れて棄ててしまったのか?…と泣きそうになって、さんざん探した勉強机の周辺を自棄気味で見ていたら、乱暴に扱った椅子が倒れて、「チャリン」……チャリン?
倒れた椅子を持ち上げて見たら、その下から鍵が出て来た!!!
どうやら椅子の背もたれか手摺の関節部分に落ち込んで挟まっていたらしい。
ああ〜〜〜良かった!
今まで場所を取るのがイヤで、二つ鍵を付けたキーホルダーは最低限の小さい物にしていたけれど、自分のだらしなさを思うと得策ではなかったと反省。
早速大きめのに付け替えた。
実家の近くの龍華寺で牡丹が咲いてるとの情報を得て、花好きの母と行ってみた。
あいにくの雨模様。
お寺の入り口の建物でお抹茶のサービスをしていて、まずお茶をいただく。
門を潜って庭に向かうと、庭中に咲く牡丹の上に、傘が差し掛けてある!
牡丹の花びらは雨に弱いんでしょうね。
こんなに大量の牡丹、多分始めて見た。白、赤、ピンク、紫。牡丹色。紅白の斑入り。残念ながら黄色いのだけは開花が遅いそうで、まだ固いツボミしか見られなかった、残念。
牡丹って本当に豪華で、そのくせ繊細で、もしかしたら花の中で一番綺麗な花かもしれない。色も本当に微妙な色合いが色々様々で、見飽きる事が無かった。
墓地の方まで牡丹が咲いていて、見に行ってみると、隣の敷地にピンクの八重桜が派手に並んでいるのが見えた。
ついでなので龍華寺を出て、隣の安立寺にも行ってみる。
立派な山門越しに、緑のお堂の屋根と、参道両脇に並ぶピンクの八重桜が良いコントラストで、おまけに桜の後ろには、より濃いピンクの常盤満作 。
八重桜も散り際で、地面はピンクの花びらだらけ。
なかなか素敵な景色でした。
花の写真、こちらのサイトがキレイ。
昔馴染みの編集さんと、東京競馬場へ行く。
競馬場の最寄り駅で待ち合わせしたら、編集K氏が、昔よく遊んだ漫画家Mさんを連れて来てビックリ!
10年振りくらいかな?来ると聞いてなかったので、「初めまして」と言いそうになる(笑)。
正午の待ち合わせで、競馬場に着くなりK氏に掛け方を教わり、13時からのレースに小銭を掛けてみる。
現地集合で、もう一人、昔よく同じ雑誌に載っていた漫画家Tさんとも合流、こちらは初対面。
K氏が早々に掛けに盛り上がって気もそぞろな様子なので、漫画家三人で回る。レース、パドック、競馬博物館。博物館前のポニーも可愛かったし、館内の施設で360°3D映画も見る。ディスプレイでレースを見ながら軽く昼食。
ノンビリ歩き周り、お天気は上々で、ちょっと日焼けが怖いけど、広々した競馬場は気持ち良かった。
しかし同業者とは言っても、三人とも今はロクに仕事が無い状態で、交わす会話は景気が悪い事この上無い(笑)。
昔むかし、競馬ブームの頃に、競馬専門漫画誌で短い連載をいただいた事があった。
その頃に何度か競馬場に取材に行った。
(当時とは掛けのシステムも変わってしまっていて、そうでなくてもすっかり忘れてたけど)
取材の時も思ったけど、馬が走るのを見るのは大好き。
ゴール前に上がる「ドオォッ…」という歓声もタマリマセン。
…でも馬券に関しては、どうにも当たる気がしないし、実際一度も当てた事が無いな(笑)。
それでも今回は、単勝で買ったレースで掛けた馬が最終コーナーで先頭に立ち、かなりワクワクさせられた。写真判定で抜き返されて二着だったけど、ちょっと血がたぎる瞬間だったわ。
ギャンブルは基本嫌いでやらないけど、やっぱり百円でも掛けた方が楽しめる。困ったモンだ。
…でも敷地内に行列がとぐろを巻いていて、何かと思って見た先頭にATMを見た時は軽く戦慄したけど(笑)。
Tさんは先に帰り、メインレースを全員で外して競馬場を出る。
駅までの短い道すがらに並ぶ飲み屋で、三人で軽くビール。
野外にテーブルが列び、今日の気候にはピッタリ。青い空のそよ風が心地良く、相変わらず景気の悪い話ばかりでも、こんな明るいうちから外でビールが飲めるなんて贅沢な生活だな、と思った。
同業者と会って話すと、本当に景気の悪い話題ばかり。
紙媒体の未来への危惧も、必ず話題に上るけれど、私はわりと楽観的。ま、希望的観測でしかないか。
ネットや携帯で漫画読む人の気持ちがどうにも分からないからな。
できたらずっとアナログ制作で行きたいと思ってるんだけど、さて、どうですか。
肋骨その後。
最初の1週間くらいが痛みのピークで、治まって来たと思ったら早かった、けれど、楽になってからがけっこう長引いていて、はがゆい思いをした。
なんとかプールには通い続けているけど、最初は走るのもきつくて歩くのがせいぜい。だんだん走れるようになり、おっかなびっくり泳いでみるものの、泳いでるとだんだん痛みが増して来るので怖くて早々に上がってしまう、の繰り返し。
ストレッチもおっかなびっくり、できる範囲を模索しつつ続けてはいたけれど、やっぱりかなり固くなってしまったし。
だいたいアレですよ、お腹に力込めると痛いので、もう緩めっぱなし。…ああ、丹精した私の腹筋が(泣)←バカ。
不思議と言うか怖いのは、前をぶつけたはずなのに後ろ側がより痛いという。
そして痛みの箇所がだんだん下へ下がって来て、腰痛?みたいな所まで来たら、今度は急に首が痛くなったり(これは寝違えたのか?)なんだかもうワケ分からなくなってる。
それでも、確実に痛みは少なくなって行くのが分かるので、毎朝嬉しかった。昨日できなかった事が今日できるって幸せ♪
やっと一昨日あたり、右側を下にして寝られるようになった。長時間やってると辛くなるけど。
どうも寝返りを打つたび目が覚めていたので、そういう意味でもかなり消耗したみたい。
それもこれも、そろそろ終わりそうでホッとしている。