*2011年11月のワタクシ。*

 


11/1(火)

図書館で借りて読んでいた手塚治虫『ブッダ』、やっと二度目を完読。
一度ではとても把握し切れなくて再読したけど、やっぱり「あれ?彼と彼は何処で会った???」な事もあり。しかし図書館から催促が来たし、諦めて返した。
80年以上生きたブッダの生涯を、誕生前から亡くなるまで追うのだから、大河ドラマだ。登場人物の数も多いし、しかも後半は殆ど皆坊主だしで(笑)覚えるの大変!
それにしても、長い年月を、美少年が一人老ければ次の美少年が登場し…と、絶え間無く続くのはさすが、手塚先生。と、ヘンな所で感心してしまった。
でも私は、"美少年"の範疇には一度も入らなかった"タッタ"が一番好きかな。
性格や能力もだが、動きや表情が本当に生き生きしてて、改めて感動してしまった。
それから内容的に、ダイバタッタとブッダって、すごい因縁がある設定で、まんまと因縁通りに関係は進むんだけど、そこら辺は普通にスルーだったなぁ。読者は皆分かってるからあえて強調する必要が無かったんだろうか。そこだけちょっと食い足りなかった、かな?
テーマは『火の鳥』とカブる、と言うか、きっと手塚先生のテーマだったのでしょうね。

そして秋の連続ドラマ。
録画設備ができたので、今回は真面目に見ようと思う。
毎週予約に登録したのは、
・『深夜食堂2』昭和の匂いがたまらない、出て来る料理もたまらない。ダイエット上危険なので深夜のリアルタイム視聴は避けている。
・『相棒ten』今回から遅ればせ参戦。今更新参者がどうこう言う枠ではなく、私的にはミッチー神戸が無駄な(←ココ重要)色気を振り撒いてくれてればそれで(笑)。
・『11人もいる!』このタイトル(笑)。クドカンにしては、ちょっとパンチ不足な気はするけど、女優二人が意外に好演。
・『妖怪人間ベム』期待しなかった分、案外いい。ベラの杏ちゃんはGood!ベロもOK。はい、ベムがね……ベムがね〜…………残念だ。懐かしテーマソングのカバーも嬉しい。
一応見てみてリタイアしたのは『俺の空 刑事編』(うわ〜松重さんご免、ダメです)『謎解きはディナーのあとで』(キャバ嬢?)『家政婦のミタ』(天海さんになら叱られたいけど…)『最強の名医』(悪くはないけど特に引っかからないや)『蜜の味』(えーと、どっちの女を怖がったらいいの?)『専業主婦探偵〜私はシャドウ』(ウザッ!)『ここが噂のエル・パラシオ』(すいません、来る所間違えました)と、こんな感じで。
前クールの『ヨシヒコ』や『荒川アンダー』みたいなタイプが無い気がする、ちょっと寂しい。
まあ、今はネットでだいたいチェックできるんで、まだ増減はあるかもしれないけど。







11/3(木)

いつものように7時過ぎにスポーツクラブに出掛けたら、エレベーターが動かない!
ドアの開閉はできるのに4階へのボタンが作動しない…もしや、と外に出て窓を見たら、灯りが消えていた。
…今日は木曜だと思ったけど金曜(定休日)だった!?だとしたら、第九の練習会をすっぽかしった事になる!ぎゃー!
焦ったが、確かめたら木曜日、ただし祝日。あ〜。
早仕舞いだったのね。

明日は休みだからちゃんと泳いでおきたかったのに。
仕方無いので一旦戻ってジョギングに出る。
このところ走るのはサボり気味だけど、体重が落ちたせいか、定期的にバレエのレッスン受けてるからなのか、走るのが楽になってる。(だったら距離を伸ばそうとかは思わないあたり…)
今夜はフレディ・マーキュリーと歌いながら走った♪

戻って早くシャワーで汗流したい、と思いつつ、我慢してストレッチしてたら、携帯が鳴った。
ダイビングチームのM氏が、なんとツアー中の石垣島(の、飲み会の席)から電話をくれたんであった。
その場にいる何人かが代わる代わる電話に出て、軽く話をした。
今回もお誘いを受けていたけど、お金が無いのでパスしていた石垣ツアー。
皆で飲んでて私を思い出してくれたのそうだ。
なんだかすごく嬉しかった。
石垣島………いいなぁ。いいなぁあ〜〜〜〜〜〜!!!!!!
でも羨ましさより、電話してくれたのが嬉しかった。







11/4(金)

第九練習会、毎週金曜日の夜に続けている。
座席は自由なので、去年の最初の頃は何となく真ん中辺りに席を取る事が多かったんだけど、近頃は前から3列目まで中央寄り限定と決めた。
壇上の発音指導の先生の口元が、良く見えるのを見えないのでは全然違う、と気付いたのがキッカケだけど、通常の歌唱指導にしても、距離があると無いでは全然入って来る情報量が違う、気がする。
大学時代とか、熱心な学生は前の方にいた。あれは質問しやすいばかりではなかったのね、なんて事に今更気付いている私って…。

今日も3列目の空席を狙って、端に座ってる人の前を通って中央寄りの席に座ったら、その通り越した人が、去年の打ち上げで一緒にいて色々話した人だった。
あちらが気付いて声を掛けてくれて、今年は抽選厳しかったのにお互い通って良かったですね、なんて話をした後で、おもむろに彼女。
「この前、すごい可愛いワンピース着てたでしょ?」げ。
すぐ分かった、あの新作のサンドレスだ。後の方で見てたんだと。
友人の引っ越しを手伝った時にもらって来たお母様の遺品の生地の一つで、すぐワンピ、と思い浮かんだものの、出来上がって着てみたら、あまりに可愛(若作り)過ぎて気が引けていたモノ。
しかも、古い型紙を適当にアレンジして作ったら、背中がきつい。
しかし涼しくなって来て、もう今年は着る機会を逃すぞ、と無理矢理着て出た日だった。
やっぱりきつくて苦しかったので、帰ってから脇を開いて修正した。思い付きで肩にシャーリングなんか入れるから、もう。
そんな状態だったので、ちょっと恥ずかしい、ドコで人様に見られてるか分からないモンです(笑)。







11/5(土)

先月、ランチバイキングで暴走してしまった折に、話が出てた西伊豆ダイビング。
遠いしショップ使用で割高だけど、もうもう行きたくて爆発しそうなので、Nさんにお願いして同行させてもらう事にした。ウェットで潜れるうちに、一度行きたかったし。
久しぶりに真っ暗な中器材引きずって出掛けて、何とか予定の電車に乗れて一安心、初めて行く所だから不安。しかしこんな早朝に、座る席が無いぞJR!
横浜で乗り換えても座れず、大船あたりでやっと座れた。『第九』聴きながら一眠り。
ドキドキだった伊豆急乗り換えも無事済んだところで、Nさんからメールが入り、車両を移動してご対面となった。

修善寺駅で降りてショップのお兄さんに拾ってもらい黄金崎ビーチの施設へ。我々ともう一人、常連さんらしき女性。
途中、雨が降ったが、着いてみたら薄曇り、穏やかでいい感じ。海が明るい水色だ!
ビーチのエントリーも楽ちんで、入るとストンと落ちて見事な白砂。透明度、ハンパないっ!!!
カエルアンコウ、ノコギリヨウジ、ヤマドリ、ミジンベニハゼ。ムレハタタテダイの群れ。小魚の群れ目掛けてカンパチが数匹!と、思ったら、いつの間にか我々の周囲をグルグル回りだした。狙われてる!?なんてね。
テンスの幼魚が凄い勢いで通り過ぎる。
ゆっくり一時間掛けて戻って来ると、浅瀬にアオリイカの群れ、差し込んだ日の光の中でキラキラしてる。
ああ、来て良かった。

水温は23℃、まだまだウェットでOKだが、ゆっくり移動だったのでちょっと寒くなってしまった。
海沿いに設えた浴槽にウエットごとドボン!ああ、至福。
気持ち良すぎて出たくなくなってしまったけど、昼食が待っているので渋々出る。
一緒に回ったEさんは、ロクハンスーツの脚の付け根が裂けてしまって、凄いセクシーな状態に(笑)いやソレは寒いでしょ、という事で、2本目はショップのレンタルで行く事に。
ドライがあまり好きじゃないのでロクハンは魅力的だけど、本当にあんな風に裂けるのね。まあどっちにしても今は買うお金無いけど。

2本目はちょっと左よりのコース。
さっきと同じエントリー口から入ったのに、急にクラゲが増えていてビックリ。避け切れなくて、頬の下辺りがしばらくチクチクした。
入ってすぐにミノカサゴとハナミノカサゴが鉢合わせてる所に遭遇。ウミウシ見て、ウミテング、と思ったらトビエイが通過!
追いかける。カミソリウオのペアを撮ってたらヨウジウオも映ってた。ハナタツは撮影失敗、他の細かいのも、やっぱりボケボケ(泣)。いいカメラ欲しいなぁ。
ここのハナハゼはナゼかあまり逃げないので、珍しくいっぱい撮れた。 美しいです。

2本目はちょっと移動も多かったので、寒くなる事も無く、元気に帰還。
着替えて、お茶飲みながらログ付けして、まだビショビショの器材を片付けて、ショップの人に「送ればいいのに」と言われるのを「生活苦しいので」と断って、また引きずって帰る。お、重い。
ガイドのお兄さんが太鼓判を押すので、修善寺駅の土産物売り場の蕎麦屋で冷たい蕎麦を食べる。
カウンターの簡単なコーナーだけど、本当に美味しかった!しかしお腹空いて物足りない。
帰りの電車がまた長い。行きと違って殆ど座れたので、Nさんと別れた小田原以降はほぼ爆睡、危うく乗り越しかけたけどセーフ。
最寄り駅に着く頃には日もトップリ暮れて、本当に一日仕事の2ダイブだったけど、あんなに綺麗な海(20mは見えた!)は久しぶりだし、ガイドさんは懇切丁寧だったし、充実した一日だった。
経済的逼迫は深刻だが、海行かないと死ぬかも、と本気で思う、今日この頃。







11 /6(日)10(木)

バレエスクールでの発表会の全体練習に続き、スポーツクラブに移動してバレエとラテンのクラスを受けた後、お誘いを受けたのでプールはパスして付き合う事にする。
面倒見の良いEさんと若手のHさん。『北海道フェア』でラーメンを食べて、花屋を探して発表会に飾る花を注文するんだと。

横浜高島屋の催事場へ行ってみると、最終日の終了間近とあって、すごい人出。ラーメン屋の前も行列ができてるがそんなに多くないので迷わず並ぶ。
メニューは『塩』『醤油』『味噌』ラーメンの3品のみ。3人共迷わず味噌ラーメンに決定。なんか北海道は味噌なのだ。
たいして待たされる事も無く席に通され、すぐに味噌ラーメンが出る。コッテリして美味しかった!
少し物足りない感を抱えつつ店を出て、ソフトクリームの行列を横目で見て、隣の馬油売り場へ。私は家に使いかけのが残ってるし、すぐ飽きて近くの写真展示を見に行ったが、二人は結局買ったみたい。

花屋はすぐ見付かったが配達してないと言うので、HさんのiPhonで調べたりして、東口の方で見付けた。
注文をして、用が済んだので傍のカフェでお茶。
このところ、特別レッスンもあり、スポーツクラブのクラスでも顔を合わせるので、なんだかしょっ中会っている。
明日もスクールなので「また明日」と言い合って別れる。
なんだか学生気分。

続く10日 は、ご近所に住むバレエスクールの奥様と、地元でお茶。
同じスクールと言っても行く時間帯が違うので、近頃はあまり顔を合わせる機会も無かったんだけど、元々地元のスポーツクラブのバレエクラスを一緒に受けていたので、中では一番古いお付き合いになる。
発表会の合同練習で顔は合わせるものの、話す機会もあまり無いし、せっかくご近所なのだから、とメールでやり取りして、カフェで待ち合わせた。

実は先日のレッスンで軽く壊れてしまって、その事も話そうと(どうせどこからか漏れるのだから…もう伝わっているかも)思ったけど言い出せず。恥ずかしい。
それで内心ちょっと、モジモジしていたんだけど、レッスンの事、バレエの演目やスターダンサーの事から、昔行った旅行の話、今やってる他の趣味(私の第九とか)の話。
仕事の話なんかもした。「辛かった」なんて言葉がポロリと出て、ああ私辛かったのかと驚いたりして。今更だけど。
なんか色々話せて楽しかった。







11/12(土)

逗子のダイビングショップのイントラさんの出世祝い。
お祝い事は外さないように心がけているんだけど、横浜駅前の居酒屋と連絡を受けてビックリ、バレエの忘年会と同じ店!あんなにいっぱい店があるのに、なんでまた……(笑)。

さておき、横浜のスポーツクラブが無料使用できるようになった(おかげで地元の月会費が値上がりしたんだが)事だし、午前中からバレエのクラスに出席、出直すのも面倒なので、今日は一日クラブに入り浸り。
バレエ→ベリーダンス→ストレッチ→昼食→ヨガ→水泳→風呂
で、10:30〜17:30。そのまま歩いて宴会会場まで行って、ちょうど18時の開始時刻だった。
なんでもイントラのR氏、一番偉くなったらしい。イントラでも色々ランクがあるんだけど、その一番上。凄いんだぁ。
知ってる顔もチラホラで、そう言えば私、ココでけっこうお世話になってるんだなと再認識。
初対面の人とも、ダイビングの話だったらいっぱいできる。
飲み放題で料理も美味しかったけど、来月また来るのか…と思うとちょっとナンだな(笑)。

明日は朝からまたバレエの発表会の全体練習で、シニヨン作って行かなくちゃならないし、お酒は控え目に…と、気を付けていたのに、終盤ウトウトしてしまった。
そうそう、コースの料理が余ったので、お弁当のタッパーに入れて持ち帰らせてもらいました。カボチャとジャガイモ。なんだかもう……(笑)。







11/16(水)

長野剛さんの出品するグループ展『『Dream gate Y』に行って来た。

朝からヨガやって泳いでたので夕方になっちゃったけど、今日だと長野さんご本人が会場にいらしてるとの情報を受けて決行。
今期初の袷の着物を着て出掛ける。叔母の着物に、世田谷ボロ市で買った帯。まだ暖かいので上着はナシで。
会場は去年と同じ東中野のギャラリー

階段を上がって会場に入るとすぐの所に、長野さんの新作2枚と、見覚えのある作品2枚が並んで展示されている。
おおお。いつもいつも思う事は同じ、「うつくしい〜!」。コレに尽きる。
狭い会場を一回りして、もう殆ど馴染みになってる他の人達の作品も見終わった頃、長野さんが現れた。
早速捕まえて、主に新作に関する質問責めに。長野さんは物静かな印象の方だけれど、お仕事の話はとてもハッキリと端的に話してくれる。腕が違い過ぎて参考にはならないけど、理路整然とした話しっぷりが心地良く、色々突っ込んで聞いてしまった。
新作は沖縄のお菓子の宣伝に使われたという、紅型姿の美人画。『テンペスト』の挿絵だそうだ。
沖縄美人も素敵だが、もう一枚の大型の絵が、これがもう素晴らしくて、本当に見入ってしまった。養老の滝がテーマで、やはり中央に中国風(と言うか神話時代風)の美女を配した絵。
なんと岐阜県養老町の1300年祭で、養老の滝の伝説で街興をするためのポスターに使われるのだそう。
依頼が来て最初に「ミュシャ風に」とインスピレーションを受けたそうで、中央に滝の精である美女を立たせ、両脇に装飾的な柱を立てたシンメトリーな構図。そして背景の滝の風景はなんと、北斎の浮世絵の模写だとか。
…ちょっとドキドキしてしまった。「北斎って描きたくなりますよねぇ」と言うのが精一杯だったけど、実は私もやってるんですよ、北斎の模写。とてもじゃないけど恥ずかしくて、言い出せなかったけど(笑)。
すっかり養老の滝の精に魅入られた私は、「絵葉書は無いか、養老の絵のが欲しい」と、言ってみた。残念ながら絵葉書は今回販売してないとの事(スポンサーとの関係とかもあるのかな?)だったが、そこで長野さんから「ポスターならありますよ」とのお言葉が!うをっ。
もう完成品があるんだ〜!見たい!と思ったら、「差し上げます」しかも目の前で、サインまで入れてくれた!!!!うきゃ〜♪

と、言うワケで、この日東中野を着物姿で細長い棒状のモノを手にウカレていた女はワタシです(笑)。
ああ、幸せ。
どうしようか少し迷ったけど、いただいたポスターは部屋に貼りました、ロフトの斜め天井部分、部屋からもロフトからも見える位置。高い所だから、貼るのちょっと大変だったけど。
貼るとヨレたり退色したりで傷むけど、仕舞い込んでも意味が無い。
なんかご本尊感覚。ダメな私を見守ってください。

長野剛さんのブログ
養老町のHPからポスター画像のDLもできます。







11/20(日)

バレエ発表会、いよいよ現場でのリハーサル。
本番会場となる幡ヶ谷のホールに17時集合。今日は他のレッスンもスポーツクラブも寄らずに、これだけやりに行く。
横浜スクール以外に他のチームもあり、子供も多数出演するので、そういうのは初めて見られる。
我々の『カルメン』はトリだし、先生も出演の一応メイン演目。
まず一通り、踊りを通しでやって、二度目は照明の打ち合わせを入れてまた通し、短い休憩を挟んで最後はMCを入れて通す。
毎度子供は可愛くて見てて飽きない。
大人の部は、ポワントで踊るソロが二人。ラテンダンスが一組と、秋川 雅史のヴォーカルの曲(先生が秋山さんの大ファンなんだそうだ)でバレエを踊る一組。そして我々『カルメン』。

……なんか、今更だけど、他のチームは衣装、全然普通じゃん。練習でも使えるモノを揃えてるだけ。
ウチのチームだけがチュチュ着込んでんの。なんか当たり前のように進んでしまって考えなかったけど、あんなにお金使ったのって我々だけ?
あ、ソロの人は豪華絢爛衣装だったけど、無論。
破産寸前なので本当にお金に卑しくなってると悲しく思うけれど、これはちょっと…、という気がしてならない。

それはそれとして、リハーサル。
ああ、また同じ所でやってしまった!
場面転換が多くて人の出入りが何度もあり、何度かやった全体練習でも間違えたと同じ所で、上手と下手を間違えてしまう。あれれ?ウロウロ。まずい。
舞台部分が狭く、特に思ったより奥行きが無くて、群舞で後の方の列なのですれ違う相手とぶつかったりはたかれたり。いや絶対無理だから、この人数すれ違うの。
しかし、まだリハーサルだと言うのに、初めて見る人達(他のチーム&子供のPTA)がいっぱい見てるし、なんか気付いたらいつもより息切れが長引いて、ありゃドキドキしてるんじゃん、私。ビックリ。
当日はこの上、付け睫毛(生涯初)まで付けるんだよ。大丈夫かい、私?
あと忘れ物が死ぬ程心配。早朝スタートとかじゃないのが救いだけど。

さてさて、もう本番は明明後日だ。
どうなりますやら。







11/23(水)

バレエの発表会、ついに本番。
結論から言うと、すんげー楽しかった!

現地集合は15:00。早い時間でないので気が楽だった反面、朝から落ち着かなくて、えーと、何をやって過ごしたっけ?
何度も荷物を確認。正直、一番心配だったのが忘れ物なので、現地に着いてクリア確認した時には、半分終わった気になっていた。
シニヨンも結って来たし、タイツとレオタードは服の下に着て来るように指示があったので、着替えは簡単。
衣装姿でホールへ行き、最終打ち合わせ。時間の関係なのか、フルでは踊らず『場渡り』のみ。
ここへ来ても全員ですれ違う所でぶつかりそうになる。無理だって、あのスペースにあの人数。ぶつかって人を転ばせるとか、人の足を踏むとか、気を付けなくては。

一通り打ち合わせを終えたら次はメイク。楽屋にメイク係さんが6人も来て、順番を待つ間に下地のドーランを各自で塗る、ドーラン初体験!思ったより白くなくて一安心。
後は、次々皆が変身して行くのを横目にストレッチしながら順番待ち。衣装の上にパーカーとジャージ、と思ったら、チュチュの下はフリルが邪魔してジャージが上げられない(笑)そうか、レッグウォーマーってとっても合理的だったんだ!でも本番前に冷えると良くないので、ずり落ち状態でジャージを履いておく。かっこわるっ。
最後の方で名前を呼ばれ、丸椅子に腰掛けて、目の前に鏡も無いので、「上向いて、目を閉じて」言われるまま、なすがまま。なんか色々塗りたくられる感触、これまた初体験の付け睫毛の貼り付く感触。
メイクさんの手がお醤油の匂い。急いで何か食べたのか?そう言えばお腹空いて来た。終わってから軽くパンを食べる。
初めての舞台メイク。物凄い事になってるかな、子供泣くかも、なんてワクワクしていたんだが、出来上がった顔は、案外普通。なんか違和感が無い。こんなに塗りたくっているのに不思議。

出来上がった舞台姿でまたホールに上がり、全員で記念撮影。
と、ここへ来て、だいぶ前から気に掛かっていたんだが、「ウチのチームの送った花が届いてない」!
他のチームの花籠と、Chacott のスタンドはずっと前から楽屋に置いてあって、今はもうホールの入り口に飾られているというのに、我々が『花キューピット』で頼んだはずのスタンドが、どこにも見当たらない。配達時間は15時を指定したはずなのに、すでに17時を回っている。
花を注文したEさんが番号案内(何番だっけ?と、ひとしきり。104だったのね)で調べて電話すると、「指定時刻に行ったら人がいなくて(とっくに誰か来てたはずだけど)受け取ってもらえなかったので17~18時の間に届ける」との返事。なんじゃそりゃあ。
先日のネット購入のDVDリコーダーの件もそうだが、こういう時って連絡とかして来ないモンなのか???ったくもう。
何とか会場前には間に合って、ホール入り口に飾られたのを見た時は本当に胸を撫で下ろした。

そんなこんなバタバタするうち、はや開演時刻。ホールから音楽が聞こえて来る。先に子供達が出てから大人の出番。我々の『カルメン』は最後なので、同じ楽屋の他のチームの人達を見送り出迎えを繰り返す。
そして我々の前のチームが出て行くと、楽屋前の廊下から舞台に直通の階段に並んで出番待ち。
ゲネプロの日はこの廊下が寒くて、皆上着を羽織って待ったんだが、今日は寒さも感じない。まんま衣装姿で楽屋を出た。
舞台から秋山雅史(先生が大ファンなんだそうだ)の歌う『威風堂々』が聞こえて来る。誰ともなく歌振りが始まって、階段はエアーカラオケ大会に(笑)。
曲が終わり、拍手と共に踊り終えた人達がなだれ込んで来て、狭い階段を下りて行く。小声で「お疲れ様」を繰り返し、舞台から聞こえるMCに耳を澄ます。

タイトルのコールを聞いて、照明の落ちたホールに出る。ライトが点く、眩しい!
後はもう、いままでさんざん続けた事を繰り返すだけ。最初のパ・ドゥ・シャで、最前列に座る子供(出演者)と目が合って、ニコリと微笑まれた。楽しくなって来た。
細かいミスはいくつもあった。振りが遅れたり、膝が伸びきらないとか、静止ポーズでフラ付いたりとか。でも心配した立ち位置を間違えたりはしなかったし、無理と思ったすれ違いもかろうじてぶつからずに済んだ。
…でもこれ、全部録画されてるんだよなぁ……見たら全然違うかも、自分が気付いてないだけで。
しかしまあ、取りあえず、流れを止めてしまうような失態は、無かった。
前半に顔を覆って泣く振りがあって、ウッカリ手で目をシッカリ押さえてしまい、付け睫毛が取れたんじゃないかと気が気じゃなかった、大丈夫だったけど。

無事曲が終わって、出演者全員が勢揃いしての“グランドフィナーレ”。全部で1時間ちょいの短い発表会だった。
二人一組で列の前に出てご挨拶をする時に、「花束を渡してください」との事だったけど、二人も持って来てくれて感激!と、思ったら、終わってからもう一人、花束を渡してくれた。すごい、ブーケ3つ!それも曲目が『カルメン』と送ったパンフに載ってたせいか、3つとも赤い花束。
花束嬉しかった。そして、本番楽しかった。
しばらくあちこちで写真撮影したり、挨拶したり、ああ、祭りが終わる。

着替えてメイクを落とし、髪を下ろして、何となく名残惜しいような、寂しいような、でもまったりと優しい気分で、皆に挨拶して一人で楽屋を後にした。打ち上げは後日と決まっている。
来てくれた友人、携帯メールの行き違いでダブルブッキングになってしまったので、大学先輩組とダイビング仲間組に合流してもらう。総勢6人。
ビールが旨い!水分控え目にしてた上、ライトでかなり汗かいたし、気分的にも。本当に美味しい。ワインも美味しい。
後は何が何だか相変わらず良く分からなくて(笑)とにかく酒が旨かった、と。

さて、祭りは終わった。
預金額は限りなくゼロに近く、収入の見通しもゼロ。
気分を切り替えて、生活を考えなくては。