*2010年2月のワタクシ。*


2/3(水)

このところすっかり出不精になっているので、水曜レディスデイに映画を見に出かけた。
先日オペラ映画を見に行ったので様子がわかっている、新宿ピカデリー。
お目当ては ギリアム監督『Dr.パルナサスの鏡』とPixar『カールじいさんの空飛ぶ家3Dバージョン』。

目指す上映時刻のちょい前に行ってみてビックリ。チケット売り場がスペースマウンテンの前みたいな行列になっている!
…これだからシネコンってイヤよ。どうせみんな『アバター』 目当てでしょ?
なんて思いつつ、おとなしく並ぶ。
行列が長い上に全席指定なんで一人一人に手間がかかる。10分ばかり並んで、カウンターが近くなって来た時、「○時より上映の『Dr.パルナサスの鏡』は売り切れました」と放送が入った。ええ〜!?
家を出る前HPをチェックしたら『まだ余裕』だったのに…(泣)
仕方無い、2時間後の『カールじいさん』だけ、取りあえず買って…と、思ったら、受付のお兄さんが「2000円です」え!?
3D上映はサービスデイの対象外なんだそうだ。
うーん、ネットで一応チェックしたつもりだったんだけど、なんか説明が良く分らなかった。
咄嗟に「じゃ、いいです」と列を離れてしまってから、『オーシャンズ』でも良かったなーと気付いたけれど後の祭り。
まだ列は長く続いているし、トイレに行って戻って来たら『オーシャンズ』も売り切れていた。

『Dr.パルナサスの鏡』 をやっぱり見たくて新宿・渋谷をうろうろして見つけられず(結局やってなかったようだ)映画館が減ってるのにショックを受けた。
まあいいや、どうせ見たかったのだからと『オーシャンズ』のチケットを買い、時間があったので近所のBunkamuraミュージアムで『愛のヴィクトリアン・ジュエリー展』を見る。
うーん、まあキレイはキレイだったけど、精巧な細工は素晴らしいし宝石類もいっぱい使ってあるんだけど……なんだろう、いまいちセンスが合わないというか。
なんだか落ち着いちゃってて面白みに欠ける。
カメオや肖像画のミニアチュールなんて元々趣味じゃないし、手編みレースもそんなにソソられない。
売店でも押していたジェットのアクセサリーなんて、見た目は黒いプラスチックと大差無し。
ただ、ヴィクトリア女王は可愛らしく、夫アルバート公も素敵なハンサムだったようだ。
映画『ヴィクトリア女王 世紀の愛』 も観たいけど、また今度。

さて、やっと映画にありつけた、『オーシャンズ』。
…ごめん、ちょっと寝てしまった(爆)。
すごい映像!すごいすごい!!と、大興奮 で観てたんだけど、意外に水中以外のシーンも多くて、悪いが俄然、退屈になる。
申し訳ないが、環境問題とか、どうしてもそっちに行くのね、海っていうと。
まあダイバー専用映画じゃないから、当然ではあるし、『子供500円サービス』なんかやってるくらいだからお子様向けと思えば、そういう問題は真面目に語ってほしい、子供に見せてほしい、というのはあるから仕方無い。
でも正直、映画としてはあまりスマートとは言えない出来で、数々の驚異的映像がもったいない。
いや、でも、本当に凄かったんだけどね。
最初「なんだー、吹き替えなの?」と思ったけど、大画面いっぱいに広がる海洋スペクタクルを堪能するには字幕を追うより良かったかも。
宮沢りえちゃんのナレーションは涼やかで罪が無く心地良かった。

映画が終わって席を立ってビックリ。
かなり前の方の席にいたんだが、振り向くと子供がいっぱい
平日というのに、500円の威力か、幼稚園児や小学生 が、こんなに観てたとは。
私も寝たあの映画を、誰も騒ぎも泣きもしないで観てたのか、と驚いた。
私は子供に厳しくて、騒がれたりすると、とても気になる方なので、聞き逃した訳ではないと思う。
良い子のみんなは案外好きなのかな?こういうの。







2/9
(火)

先月のオペラ初体験『トゥーランドット』 に引き続き、同じMETライブビューイングの『カルメン』を見て来た。
やはり R子さんのお誘いで、前回同様Nさんも一緒。さらに、R子さんのお母様、叔母様ご夫婦も加わって、総勢6名の大所帯。
カルメンなら赤よね〜と安直に真っ赤なセーターに黒スカートで行ったら、新宿ピカデリーのロビーで落ち合ったR子さんも真っ赤なTシャツだった(笑)。

『カルメン』は『トゥーランドット』よりはマシなストーリー、と思って楽しみにしていたが、始まって早々、スチール写真が出た段階でがぜん乗り気に拍車がかかる。カルメンが美人だ!
舞台装置や衣装では、絢爛豪華とは言いがたく『トゥーランドット』よりはずっと地味な印象だったし、歌声に関しても少し小降りな印象。
でも、なにしろ話の内容に納得がいくので思い入れができたし、軽快で分かりやすい、聞き覚えのある楽曲の数々、激しい動き、姿の良い男女と、楽しめる要素がいっぱい。
ちなみに私の携帯の着信音は『カルメン』です(笑)。
とにかくカルメン役のエリーナ・ガランチャが迫力あって、はすっぱな表情も、激しい動作も、こぼれそうな胸元も!まさしくカルメン
でも、幕間のインタビューになると、急に生真面目な優等生みたいになって滔々と語っていて、それはそれで可愛らしかった。
休憩時間にNさんが「二枚目闘牛士のエスカミーリョが原田泰三に似てる」と言ったせいで、後半はずっと原田泰三(笑)。背が高く二枚目だったんだけど。

上映後、叔母様ご夫婦にウナギを御馳走していただく。
まあ、すみません。ごちそうさまでした。
女5人はかしましく、「やっぱり女性はダメと思ったらダメよね」「男は未練たらしくて」なんて話で盛り上がる。
そうそう、カルメンの気持ち、分かる分かる。
でも、刃物持ち出されてもキッパリ言えるかというと無理かも、そこが違う。
若い頃、と言うか子供だったんだけど、原作小説を読んで、「悪女の代表のように言われるけど、正直で純情な女じゃないの」と思った。
でも今回は、ラストシーンではドン・ホセの方に気持ちが乗ってしまった。
哀れな奴よ………人生破滅させられて、それでも好きだったのか、だから好きでい続けざるを得なかったのか。
悲しい物語だ。

悲劇であるにもかかわらず、楽曲の壮快さのためか、ストーリーの明快さのためなのか、帰り道の 足取りは軽かった。
こんな舞台なら大枚はたいてライヴに行ってもいい、かな?






2/12(金)

先週、 『Dr.パルナサスの鏡』と『カールじいさんの空飛ぶ家3Dバージョン』を観に出かけて、結局両方とも見られず悔しい思いをして、モタモタしてるうちに『カールじいさん』の3D上映は終了してしまった(泣)。
『Dr.パルナサスの鏡』は見逃すまい、とネットで調べて、今日は六本木ヒルズに出かけた。
TOHOシネマズの系列劇場だと、年賀葉書の当たり番号を持って行くと1000円で見られる、というので持って出た。
有楽町か六本木。夜予定が入っていたので上映時間とアクセスの関係から六本木にしたんだけど、なんか、なんだかイヤ〜な感じがしたのよね。
単に近頃出不精になってるのと、元々六本木ヒルズなんぞが好みでないせいだと思ってた、その時は。

電車も乗り間違えヒルズ敷地内でもウロウロして、やっと辿り着いた券売所で、念のため先に葉書を見せて確認し、ああやっと見られるとタイトルを告げると、「申し訳ございません。その作品に限りましてプレミアスクリーン3000円均一となっております」………は?
…それは、これ見るにはいつも3000円という事ですか?この先ずっと?「はい、申し訳ございません」。
ナニソレー!?
プレミアってナニ???そんなのHPに書いてあった?????
(帰って確認したら書いてはありました、でも劇場名の欄の“premier”が何なのかは別ページに説明されてるだけで、分からないってー!!
1000円で見ようとしたものを3000円と言われて、スゴスゴと引き下がって来た。
……って言うか見る人いるのか?3倍の値段で、何が違うんだろ?興味はあるけど確かめる事は永遠に無いと思う。
全く、あのシネコンてヤツはどうも肌が合わないと言うか使い勝手がよろしくない。
見たい映画がこのまま見られないんじゃないだろうか……世の中の流れに付いて行けないのか?私。

さて困った。
夜の約束まで時間があるし、有楽町はもう上映開始に間に合わない。
と、思い出したのが、フランス大使館の旧館が建て壊される前に一般公開されているという話。
某巨大SNSで仕入れた情報で、ちょっと面白そうだなと思っていたのよ。
ここからなら近いはず、だけど土地勘まるでナシ……しかし!
土地勘無しなので、周辺地図をプリントして持って来ていたのであった!エライぞ私、おのぼりさんのカガミだ!

地図を見ながら、六本木ヒルズから南麻布のフランス大使館までを歩いてみる。
途中、通り道の有栖川宮記念公園を散策。紅白の梅の花が満開で、その傍の高い木に群れる鳥は……オウム!?
遠目で自信はないが、あの声、シルエット。携帯カメラではズーム最大でも捕らえきれず、半信半疑だったが、これも帰って確かめたら、やはりインコが繁殖しているらしい。
そういう話は聞いた事があるけど、実際こんなたくさん見るのは初めて。
南国出身なのに、寒い中元気に歌って飛び回っていた。

フランス大使館は裏手に出てしまい、ぐるりと回って入り口へ。
この公開というのは、庁舎建て替えにあたり、取り壊しが決まった旧館をアーティストに解放する、というイベント『 No Man's Land』。
大使館のゲートの所に、すでに段ボール製のモノクロの凱旋門みたいなのが立っている。
建物自体は、校舎とか安いホテルみたいな造りで、わりと普通と言うか地味だったんだけど、アートは思いの外楽しめた。
いわゆるモダンアートの類いは、あまり馴染みが無い、というよりも興味が無いと思ってたんだけど、こうして集まってるのを見ていると楽しくて、携帯写真もパチパチ撮ってしまった。
本当に、建物全体がアートに埋め尽くされている。部屋も廊下も階段も。時間帯によってはライブパフォーマンスもやってるそうだが、ちょっと行くのが遅くて見逃した。
作り手の活気が伝わって来るようで、なんだか大学祭を思い出した。
大好きだった学祭。アートやってる限り、気分は一生大学祭、かもね。

館内に特設のカフェがあって、その中も作品が並んでるんだが、フランス人(とおぼしき)のおじさんがクレープを焼いていて、それがものすごくいい香り
一休みついでに、バター&シュガーのクレープとコーヒーを頼んだ。
おじさん、美味しかったです、ごちそうさま。

入った時は明るかったが、建物を出た頃には日が暮れていた。
中庭にもオブジェがあって、いい感じ。暗い方が絶対いいモノだった、良かった。

ちなみにTOHOシネマズプレミアスクリーンの説明は こちら







2/16
(火)

とうとう、やっと、ついに『Dr. パルナサスの鏡』を観る事ができた!
もぉ〜、映画1本観るのに、なんでこんなに大変なの?
(お金ケチらなければ簡単に観られます。)

先日同様、TOHOシネマの当たり番号付きの年賀葉書を手に、今度は有楽座へ。
行ってみたら場所が分からず、交番で聞いたりして(お巡りさんも知らなかった、最近名前が変わったらしい)モタモタしてしまったので、券売所に着いた時には予告上映が始まっていたけど、滑り込みセーフ。
劇場はビルの中に入ってて看板も小さく、こりゃ分かり辛い。でも中は広くはないが、座席がゆったりしていい感じ。
平日の昼とあって会場はガラガラ。ギリシャ神話だのバンパイアだのCG満載映画の予告を見て、ソソられないなぁ、イマイチ。

で、念願の映画の感想は、と言うと、私的には予想通りに楽しめました♪
正直、驚く事も無かったんだけど、相変わらずのギリアム色満載で、I love Gilliam!な私には 最高だけど、やたら人にはオススメできない(笑)。
いや、そういう意味ではオススメしやすい方かな?怒り出す人は少ないかも、ギリアム作品の中では。
帰ってから予告編見たら、すごく面白くて、これと比べると本編はちょっとダレるかも、って気がした。
…と言うか、あのテンションに慣れてしまうのね、きっと。
それに、出演者の誰にも思い入れできないようになってて、見てる間中全員“他人”なので、ひたすら事象を追うしかない。
これでもかと垂れ流されるイメージの洪水に、ちょっと疲れる。皆が貴方のようにタフではないんですよ、とギリアムさんに言いたくなるけど、そこが好きなんだから仕方無いわな。

ヒース・レジャーの遺作とか、有名スターが3人も代役にとかで話題になったけど、確かにまあ、皆さん頑張ってて好演。
ヒースの姿見たら悲しくなっちゃうかと思ったけど、そういう感傷的な気持ちに似合わない世界なので、良かった。
遺作が『ダークナイト』じゃなくて良かったと思う、無論『ダークナイト』 は素晴らしい映画だけれど、あれがラストでは悲し過ぎるから。
あまりにも思わせぶりな内容で、もしかして脚本を狙って書き直した?その辺は分からないけど、重ねて言うが良い送り出しをしてもらったものだ、と思う。
他の出演者も全員いい感じで、爺さん二人もコビトの人も良かったが、嬉しい驚きはスーパーモデルのリリー・コールが演技もちゃんとやってるって事。あの容姿で実力もあるなんて、ずるいぞ
ずるいはともかく、ギリアムの繰り出すイメージにピッタリの容貌で、ああ本当に見たい画面を見てるんだ、という実感が何度となくあった。

内容的には、これは物造りでないと分からない?かも。という部分があった。
造る事に迷い出した今の私には、痛い内容ではあったな。
この無邪気さは弱虫を傷付ける。
でも逆に、葛藤の物語でもあるのだけれど。


ボ〜っとして会場を出て、タイ料理の昼食後(何かパンチの効いたモノが食べたくなったのよ!)、銀座の画廊へ向かう。
一昨年の秋にも行った、大学時代の先輩である画家・藤沢彦二郎さんの個展。
地図片手に行ってみたら、前回と同じギャラリーだった。

前回同様、ご本人がいたので、一通り絵を見た後、話をする。
一昨年よりちょっと詳しい?大学時代の思い出話の後、作品の作り方等について聞き、そうしてるうちに自分の愚痴になってしまった(赤面…)。
今回の展示作品はみんな新作、という事は、一昨年の秋から、これだけの仕事をした、という事だ。
その間私がした仕事量を思うと、本当に恥ずかしい。
それでも、『クローン・ウォーズ』の仕事内容の話なんかもして、少しでも働いてて良かったなーと思う。
作品のアイディアの見付け方から装丁の方法まで、色々聞いたけれど、聞いて分かるものではなくて、自分で掴むしかないのよね。
とは思っても聞きたくなってしまうんだけど。

藤沢彦二郎webギャラリー

帰りはその足で、いつものスポーツクラブへ。
ロッカールームで着替えててビックリ。
カーディガンの下に着たTシャツが後ろ前!ボタン開けていたから見えてた。
……一日中コレで歩き回っていたのか。
電車乗って映画観てタイ料理食べて先輩の個展で話し込んでスタバでお茶飲んで電車乗ってスポーツクラブの受付通って…………うああぁあ。











2/20
(土)

熱海へ潜りに行った。
先月の東伊豆と同じ逗子のイントラR氏と、一緒に行ったTo氏と3人。

まっ暗な中、ちゃんと調べて行ったのに、横浜駅で乗り換えに手間取って予定の電車が目の前で出てしまった。逗子駅の 待ち合わせに間に合わない〜!
メールしたら、「早川駅でもいいよ」。それなら間に合う!機材を引きずってホームを移動、無事待ち合わせには間に合った…けど、疲れた(早川駅はエレベーターが無い…)。
荷物が重いと、どうしても動きが鈍くなり、思わぬ所で時間を取られる。
やはり時間ギリギリの電車を狙ってはダメだ、特にボートの日は遅刻は絶対にマズイ。肝に命じなくては。

お天気も良く暖かく、ダイビング日和♪
熱海は3度目だけど、今日は以前行ったのと違う場所から船に乗った。
1本目、貸し切りになったボートに乗るのはほんのちょっと。以前はここからビタガ根を回ったが、今回は熱海名物の沈船を一周。
沈船の真上からのエントリーだから、入るとすぐに見えて来る、お?透明度、いいぞ!
いつもは横目で見て通り過ぎるんだけど、今日は右手に見ながらぐるりと回り込む。
で、でかい。カメラ構えたけど画角に入らない。海藻やら何やらがビッシリ生えて、部分写しでは何だかもう分からない。
砂利運搬船だったそうだけど、もう長い事(20年程だとか)海中にあって、真っ二つに割れているし、どんどん崩壊が進んでいて、「そのうち見られなくなる」。
実際形は崩れてるしでかいし、全体像がなかなか把握できない。でも水がキレイで見通せるので、だんだんと分かって来た。
船に気を取られて魚を見る余裕はナシ。写真も今回は少ない。それでも、サクラダイやネンブツダイが目の隅を過る。気付かなかったけど写真にはカゴカキダイの姿も。
甲板の開いた出入り口から中を覗き、デッキで記念撮影。脇から回ってちょっと中に入った。
内部にもネンブツダイの群れ。
思う程暗くなく、差し込む明かりが綺麗だ。
ぐるっと回って前に戻り、近くに落ちてるでかいアンカーを見て、これも名物らしく撮影する。
アンカーの上を 小さい魚がいっぱい泳いで、もうすっかり海の景色になっている。
透明度が高いと言ってもフラッシュが届かないので近寄りたいが、深いのでアッと言う間にダイコンの無減圧潜水時間が減って行く、気付けば3分!慌てて浮上、危ない、危ない。
そう言えば、初めてデコを出したのも熱海だった。

船の突端ではイントラR氏が『ひとりタイタニック』。これやる人、多いんだろうなぁ(笑)。
ふと見ると、10cm位の魚が2cm位の小魚を頭からくわえている。最初何だか分からなかったが、魚が一度吐き出したら頭が付いていなかった。あら、お食事中お邪魔しちゃった?

上がって来て見たら残エアー30。たった33分の潜水だったのに。
Maxは30mいかなかったが平均は19.3。ずっと深かったのね。
焚き火に当たりながら休憩し、次のポイント『小曽我洞窟』の説明を受ける。
冬場限定で11月〜3月公開の洞窟で、洞窟内で水面から顔が出せる。洞窟の先は砂地でまったり。
癒しのトンネルだよ〜と熱弁をふるうR氏。でも入り口付近はうねりがあるので、そこでの泳ぎ方のコツなんかを伝授され、1時間半休んで出発。

ボートはまた貸し切り状態。さっきより長く乗って行くが海は静かで、上から見ても澄んで綺麗。
しか〜し!入ってみてビックリ、中は凄いうねりで砂が巻き上がり、3mにもなるホンダワラ(海藻)が生い茂り行く手を阻む。
はぐれては大変と、必死でR氏のすぐ後ろに着いて泳いだら、R氏が急に振り返って引き返して来て、避けきれずにぶつかった。
この状態では入り口が分からなくなってしまって、しばらくウロウロしてやっと入り口を発見、入ったと思ったら狭い所で出て来る集団と鉢合わせ、道を譲ろうにもうねりで身動きままならず………“癒し”はドコへ行った〜!?(笑)
事前に泳ぎ方を教わっておいて、本当に良かった。
話は単純、波が引いてる時に逆らっても無駄だからジッと身を任せて、押して来た時だけキックする。
やってみると、ジッと逆らわないと思う程には引き戻されず、押されて蹴ると面白いように進む。
それでも、波はまっすぐ来る訳でなくうねってぐるぐるしているので、あちこち岩にぶつかったりこすれたり、気が付くとフィンが片方外れかけてるし、また気が付けばフロートを繋げた金具が外れてる。
幸い水深は浅い(8m)ので、そんなに慌てる事も無く対処はできたけど、いっぱい転がった(笑)。
砂ばかりか海藻の切れ端みたいなのが舞い上がっていて、せっかくの綺麗な水が全然無駄。
それに1本目より冷たい。この時期気温の方が低いので、浅瀬の方が冷え易いのだ、なるほど!

やっとの思いで短い洞窟を抜けると、砂地が広がる。うねりも少しマシだけど、砂とゴミはやっぱり多く、ボートでは照っていた太陽も曇ってしまってボンヤリとした景色。
キタマクラ、ハコフグと、フグはオンパレードでやたらいっぱいいた。キンギョハナダイもチラホラ。
岩陰の暗い所を覗くと、小振りなゴンズイ玉と、マツカサウオが数匹!(私は3匹しか見なかったがR氏は5〜6匹いたと…)
でも写真は暗くて浮遊物が邪魔してうまく撮れず、せっかくのマツカサウオが残念だった。
砂地はちょっと見て、来た洞窟をまた戻る。
今度は他のチームにも会わず、洞窟の途中で浮上して、水面上から洞窟を見る。
とても綺麗、いい感じ。
水が澄んで波が静かな時だと、水中からでもこんな印象になるのかな?
写真を撮って、また潜行、またうねりに揉まれつつ洞窟を出る。

今回は潜水時間43分。
浅いせいか短く感じたけど、転がったので疲れるには疲れた。
R氏が言うには「今までで最悪のコンディション」。もう季節は終わりかな、と。
来冬、いい時にまた来たい、癒しの洞窟を満喫したいものだ。
これはこれで、面白かったけどね。

片付けて、昼食は2時過ぎ、回転寿司。
場所柄か?イカやヒカリモノがやたらに旨い。
またいっぱい食べてしまった…。
そのままログ付け&反省会。
前回の東伊豆で浅瀬で浮き上がって苦労したため、今回はウェイトを1kg増やしてみたが、やはり重く感じる。
前回のようにビーチではなかったので、浅瀬を長々と移動する事もなく、逆に1本目などは深場ばかりだったので、余計にそう感じたのかも。
しかし、憧れの神子元ではロープ無しのボートダイブ、流れもだいたい強いので、今の実力ではきついかも。
Rイントラ氏の提案は「逗子が荒れた日に練習に来れば?」。
い、行かせていただきますっ。
でもそれは、ウェットスーツになってから、だな。








2/14(日)・21(日)

神奈川県立生命の星・地球博物館』へ、『ダイバーのための魚類学講座』というのを受講しに行って来た。
2回出席が参加条件なので、箱根のふもとまで2週に渡って通った。
ダイバーには当然色んなタイプがいて、魚類好き、地形好き、甲殻類好き、ウミウシ好き、漂うのが好き、と様々。
私はだいたい何でも楽しいけど、中でも魚はかなり好きな方だと思う。
最初はただガイドさんに紹介される魚を見て感動していたが、カメラを手に入れてからは魚類図鑑も購入して、暇さえあれば撮った写真と照合したり、当ても無く眺めたりしている。
それで、なんか魚の見分け方とかをスライドで見ながら勉強したりとか、そういう講座を想像していたら全然違ってた。

14日、今朝は寒い!
7時過ぎ、T氏がYさんと車で迎えに来てくれて、ダイビングの時とほぼ同じ道筋を行く。
時間ちょっと前に到着したら、寒いのに中に入れてもらえなかった(泣)。いや本当に寒い、近くに見える山は雪を被ってる。
開館時間9時に中へ入り、入場料のいらない場所を見物する。
入るとすぐに巨大なチンタオサウルスやら翌竜の骨が展示され、奥にはこれまた巨大なクマの剥製が立っている。
せっかくなのでクマ君と並んで記念撮影(笑)。立ち上がって2m以上ありそうだ。きょわい。

講座会場へ行くと、各机に人数分の顕微鏡と定規やピンッセット等の器具を入れたトレイが目に入る。
あれれ?講師の瀬能宏先生が「実験の保険料50円を」と集める。なにやら薬品を使うとか。
教室脇の水道では、冷凍の魚がいっぱい、ボランティアだという助手の人達が水を掛けて解凍中。
この魚(生きてる時は可愛らしいサクラダイだ)を、各自1匹、資料用の標本を作成し、そのできた標本を計測して種の特定をして、 最終的には写真入りの図鑑ページのようなカードを作るんだそうな。
まず標本の作り方についての説明と、種の特定のための各部所の数え方、測り方を教わる(話が難しくてちょっと寝てしまった…ごめんなさい)。
そして、流し場で解凍された魚の所へ行き「好きな魚を選んで」。浮かんでる大きめの背ビレの派手なヤツ(雄)をゲット。
まずは表面のぬめりを取り(里芋みたい…笑)筋肉をほぐすために揉み込む。そして肛門から注射針を入れて浮き袋から空気を抜く……浮かんでた、ってコトは、いっぱい空気が入ってるってコト。
なかなか水に沈まず、ボランティアの助手さんが手伝ってくれた。
あんな小さな身体(体長11cm)なのに注射器1本半分の空気が入ってた、すごい。さらに目玉を飛び出させた空気も抜いてもらう。水深50mから釣り上げられて膨張しちゃうんだそうだ(怖い…)。
席に戻って、ピンセットと細い押しピンでヒレを広げて発砲スチロール製のトレイに留めていく。
最初おっかなびっくりだったが、薄くて透明なヒレは意外に丈夫。だんだん標本っぽくなっていくのが楽しい。
かなり手こずったが、受講者7人中7番目に出来上がって、ホルマリン(目にしみる!)をかけて形を固定、用意された撮影台で写真を撮る。
保存薬ホルマリンに漬け込むと色が褪せてしまうので、その前に記録しておくため。
影が映り込まないようガラス台を床から離し、魚の照りを写さないため水の中に沈めて、撮影する。なるほど。
撮影後は計測。
ヒレの筋、棘条(きょくじょう=硬くて尖っている)軟条(なんじょう=しなやかで節がある)やら、管状の穴の通ったウロコの数やら、目玉の直径やらを顕微鏡とノギスを使って数え、測る。
両眼使える顕微鏡は焦点を合わせるのが難しく、細かい物を凝視するため目が疲れるとますます見え辛くなる。
昼食は外に出て蕎麦屋で天ざるを食べ、エネルギー充填、私だけかと思ったら他の二人も「疲れる〜」とボヤキモード。二人も細かい事は苦手みたい。
てやんでぇアタシャあ漫画家だよ、細かい仕事なんか慣れてるんだから!と、言いたいが全然ダメ、標本出来上がったのも最後だったし。
午後も4時まで数え続けて、なんだか終わり頃は同じ所をぐるぐる回ってる感じ(笑)。
正面に座ったT氏がうわ言のように「ビールが飲みたい」とつぶやき出す。
後ろのテーブルでは、受講者の女性が顕微鏡を覗きながら「カワイイ〜」を連発している。
…いや、何をカワイイと思うかは人それぞれだけどね、生きてりゃ私もカワイイと思うけど、死骸だよ、ホルマリンかけた。いいけどさ。
来週までにホルマリンに漬け混んで、色が抜けた所に着色をすると、もっと数えやすくなるんだそうで、それに期待しよう。

やっぱり寒い中戻って、T氏の車を置いて念願のビールを飲みに行く。
なんだか酔うのが早いみたい。焼き鳥をいっぱい食べた。
少量ですごく酔っぱらってしまい、恥ずかしながら翌日は1日寝込んでしまった。

そして2日目、21日
集まるだろうか?と思ったけど、ちゃんと受講者全員が来ていた(一番怪しいのは我々3人だったかも…)。
先週聞いた通り、ホルマリンで見る影も無く色白になった標本に、紺色の色素で色付けすると、ウロコや鰭条がクッキリと浮き上がって、大変具合がよろしい。
それに、顕微鏡の覗き方ももう一度教えてもらって、だいぶ見えやすくなった♪
コツが分かって来て、先週の苦労が嘘のように計測は進む。とは言ってもやはり、『背鰭前方鱗数』(オデコのウロコが何列あるか)なんては目がチカチカしてしまう(笑)
昼食は館内のレストランで済ませ、測り終わった順に今度は配られたプリントを参考に種の特定へ。
見事?サクラダイに行き着いてバンザーイ!という所までは3人一緒にやったが、その後先週撮った写真を張った書類に特定内容を記載する段で、また私の作業が遅れる。
他のチームの4人はとても手際が良くて、またまた私が一番最後になってしまった。
そう言えばダイビングでも、私って支度が遅いよなぁ。

講習が修了して、アンケート用紙に記入後、瀬能先生が館内裏方を案内してくれる。
図書館の書庫みたいな天井まで届く棚に、瓶入りの標本がズラリ。ホルマリン漬けだけでなく、アルコールを使ってるのもあって、そちらは色がかなり残ってる。
標本は形だけではなくてDNA採取なんかにも使う場合があり、ホルマリンではDNAがバラバラになってしまうからだそうだ。
海の魚だけでなく、川魚やカエル、モグラなんかもいっぱい。
神奈川県は環境破壊日本一の県なのだと、初めて知った。
たまたま父の故郷が近いので、子供の頃泳いだ川から採取された魚なんかもあって、「これはもう殆ど見られません」なんて聞かされて、リアルに胸が痛んだ。
水の環境破壊は色々な理由で進んでいるが、昔の資料が殆ど残されていないため、いつまでに何がいた、という特定ができず、そのために環境破壊を特定できないという、なんだか理不尽な話になっているらしい。
標本ひとつ作って特定するだけでヘトヘトだったが、意義深い仕事なのだと強く思った。
しかし、あの可愛らしいミナミハコフグの幼魚も、美しいハナミノカサゴも、ホルマリン漬けでは立つ瀬も無いサエない姿になってしまうんだが(笑)。

瀬能先生とボランティアの人達に別れを告げて講習会場を出たのが3時頃。
4時半まで開いてるというので博物館に入ってみる。
思ったより規模が大きく、最初の地学系の展示で時間を取り過ぎて最後の方は駆け足になってしまった。
恐竜の骨も、昆虫標本も多数。魚は、確かにあれだけの標本のストックがある割に展示は地味な印象でちょっと残念。
閉館ギリギリに『神奈川県立生命の星・地球博物館』を出て、帰りの車で一人爆睡し、またビールを飲んで、またまた翌日は寝込んでしまった(笑)。


2/24 追記瀬能先生は、ダイバーと連帯して魚類観察を進めている。
「撮った写真で種の特定ができない物等があったら送ってください」と言われたのを受けて、去年の慶良間で撮った2種3枚をメールで送って教えを乞うたところ、翌日には返信があり、分かりやすい解説付きで特定をしてくれた。
魚って成長と共に全然姿形が変わったり(名前も変わるし)雌雄で姿が違う上に性転換もするし、環境や気分によって体色が変化したりと、本当い面倒臭い奴らだ。
広く誰でも受け付けているそうなので、質問のある方にはオススメします。
ちなみに、私の送ったピンボケ写真は、データベースに登録していただけるそうで、なんだか嬉しい♪

魚類写真資料データベース

瀬能宏先生のメールアドレス 










2/23
(火)

TOHOシネマズのお年玉キャンペーンが2月いっぱいで終わってしまうので、慌てて見たかった映画を見に行った。
せっかく劇場で格安料金で見られるので、3D映画を見ようと。
実は、本当に見たかった『カールじいさんの空飛ぶ家』が、ウカウカしてるうちに上映が終わってしまっていてガッカリなんだけど、仕方無い。
3D映画は定価2000円のところを1300円で見られるというので、ネットで調べて、川崎のシネコンへ初めて行ってみた。
名付けて『ひとり3Dまつり』。

まずは『コララインとボタンの魔女』 3D、うっかり吹き替え版。
実は3Dを見るに当って、ちょっと悩んでいたのが字幕の問題。
たださえ目に負担がかかりそうな3D映像なのに、最近とみに目が弱くなってる私としては、字幕を追いつつ3Dを見るのは厳しいかも、という危惧があり、かと言って吹き替え版に行けば、お子様連れが騒いでいても文句は言えない(言わないけど)。
そしてアニメとは言え、最近の傾向でヘンなタレントが吹き替えしてると不愉快な思いをする事も多々あるし……うーん。
と、悩んでいるうちに『カールじいさん』は逃した(爆)吹き替えもちゃんとしてたようなのに、本当〜〜〜に残念だ。
で、今回はあまり深く考えず飛び込んだら、あらら、吹き替え。しかも、ヘンなタレントを起用していた。
主役の少女が、少女のはずなのにミョーにモッサリした声で、ずっと違和感を感じていたんだが、なるほどね。
入ってみたら会場はガラガラ。措定席に座ったら、すぐ横で親子連れがキャーキャー騒いでいる。
あまりにも空席が多いので、まあ許されるだろうと、予告上映が始まってから少し前の席に移動した。

ストーリーは、全くの子供向けで、正直私は、何の感動も無かった。
問題の映像は、それはそれはデリケイトでイマジネーションに溢れていて、でも、かわいくない。
それに尽きると思う。
猫だけでも顔が可愛ければ…、いや、何もカワイイと言ったって、キティちゃんとか宮崎某みたいないかにもな可愛さじゃなくてもいいのよ、でもね。
どうにもこうにも、私には思い入れができない造形だった。
それでも子供向けだから大人の私はダメなのかな〜と思ったが、上映前に騒いでいたお子様達は、終了直後も映画と全然関係ない話をペチャクチャしていた。

どうしようかと思っていたが、盛り上がらなかったのと、意外に目は疲れなかったので、1時間半後の『 アバター』も見る事にした 。
実はこの映画、月一のシナリオ教室有志の勉強会で話題になって、来月までの宿題、みたいな話になっていた。まあ、それでなくても話題作なので、一応劇場で見てはおこうと思っていたんだけど。
でも多分、そんなに好みじゃない予感はしていたんだが…予感的中。
こんなに長いと思わなかった。上映中、何度大アクビをした事か。
滝や森などの自然の立体映像は、なかなか良かったが、キャラクターになるとやっぱり、タダのCG。特に動物達が、まるでロボットみたいで。
動きや質感だけのせいではないかもしれない、愛の無い演出のせいかも…青い人達のデザインも、なんだかなぁ。
残念ながら、こちらもやはり、なんの感動も得られなかった。
主演のサム・ワーシントンという人は、『ターミネーター4』でも活躍したが、また続けて理不尽な役柄を当てられたものだ。いい俳優さんなのに。

予告編で見た『アリス・イン・ワンダーランド』が、映像的には一番好みかも。
ジョニデがまたスゴイ事になってるし(笑)。
3D眼鏡は重くて、家に帰っても鼻に跡が残っていたけど、また見に行くんだろうなぁ。
…でも、映画って3Dにならなくちゃいけないの?というのが、今の正直な感想だ。








2/27
(土)

旧い友人が飲み会に誘ってくれて、彼女のお宅へ行った。
なんか、以前はよく友達の家を訪ねたり、こちらに招いたりしていたのに、このところ全然そういうお付き合いをしなくなっていた。
3時半に待ち合わせて買い物してお宅へ行き、終電近くまでダベリ続けて飽きる事が無かった。
なんか、こういう感覚、忘れていたような…。

昔むかしアシスタントに行っていた先で一緒に働いた人や、私が出てからそこに関わった人達の男女5人。
短い人で2年、長い人だと10年以上ぶり。
お互いよく駅前で見分けたな、ってくらい久しぶりの人もいたけど、古い知り合いとはすぐ昔の距離を取り戻す。
お酒も料理も美味しくて、お喋りも楽しかった。
呼んでくれた友人に感謝。