*2005年9月のワタクシ。*

 

9/1

走ってみました。

ほぼ一年間、右足首の捻挫でマトモに動けず、体重計にかつて無い数字を見てしまったワタクシ。
ここ2〜3ヶ月、やっと落ち着いてきたようで、ぼちぼちヨガだのバランスボールだの、あまり負担にならなそうなクラスに顔出し始めた。
自己流でちょっとはストレッチを続けていたつもりでも、身体が硬くなってるのは覚悟してたんだけど、それよりもショッキングだったのは、バランス感覚!
冗談なの!?ってくらい、コロコロよろよろバランスが崩れる。
恥ずかしいけど続けます。

で、先週ラフティングツアーの行き帰りのバスの中で、色々話を聞いたところ、やっぱり体重落とすならRunだよ、との皆様のお言葉。
中には「使用前・使用後」みたいな証明写真を並べて見せてくれる人もいて、すっかりソノ気になってしまったんでした。
何度かトレッドミルで走ってみた。 …退屈。
二十日鼠じゃないっつーの。
やっぱり外で走りたい。でも、今昼間は冗談抜きで死にそうだし、夜一人で走るのも物騒だし。
実はスポーツクラブで夜に「走ろう会」というメニューがあって、前から横目で見ていたんだけど、外を回るというので足手まといになっては…とか、色々思っていたんだが。
まあいいや、試しに一回、と、参加してみた。

一応時間前に受付に聞いて、インストラクターに様子を聞いてみた。
「ぜ〜んぜん、この時間は軽いですよ、楽ですよ、心配ないですよ」
…信用はしていなかったが。
今日の参加者は男性4人、クラブを出て歩いて15分、多摩川土手に到着。
草刈りを済ませたばかりらしく、緑の匂いがいっぱい。
ゆっくりと走り出す。
このペースならなんとか…と思ったが、そんな訳はなく、だんだんどんどん、皆さんペースが上がって行く。(でも、ゆっくりのつもりなんだろうな…ひー)
川沿いを西に向かって「2つ目の橋まで」。
対岸の、東京の灯がキレイ。西の空には宵の明星。夏の夜の風は優しい。
……しかし私の身体は重い
ゴール、と言うか折り返し地点の、2つ目の橋が見える頃には頭の後ろが白くなってる。
ぜーぜー言って橋のたもとに走り込んだ時は、「本当にこの道を戻るのか!?」と思った。
邪魔だったけどエビアンの小ボトルを握りしめて走って良かった、本当においしい水。
息も絶え絶えの私に、とっくに到着して待ってた皆さんは「ぜーんぜん走れますねー」…返事もできないんですけど。
帰り道が心配だったが、折り返して少しの距離を歩いたら元気になった。
「帰りはゆっくりだから」とイントラ君は言ったが、やっぱり皆どんどん加速して行く。
行きは呼吸が辛かったが、帰りは脚が重かった。

クラブまでまた歩き、軽く泳いだらパンパンの脚がほぐれて物凄く気持ち良かった。
滅多に入らないサウナも入ってみた(筋肉痛対策?)。
体重計に乗ったら、ワァオ!1.5kg減、って、そりゃ脱水症状だよ(笑)。
家に帰って地図を見たら、片道3km半位?全部で7km弱だ。
うーん、へとへとだよー。

 

9/2

生意気にも、お仕事の依頼をお断りしてしまった。
多分今までで、2回目、だったと思う。

仕事選んでる御身分じゃーないんだけど。
先月の大学マン研の集会の時に、「半年仕事がありません」と話したので、先輩が仕事を回してくれた。
とてもありがたい。
でも、急な仕事で一週間位しか日が無いし、慣れないカットだったし。
半年ぶりに入った仕事のネームを考えてる所だったし。
依頼内容が、「マンガ的表現でない物」「レトロな雰囲気」とかで、いまいち意図も分かり辛く、できたカットがどういう使われ方をするかも分からない。
そして「打ち合わせの手間を省くため、採用は1点だが3点くらい描くように」。
できる自信が無いです、と言ったら、先輩はすぐに「いいよ、いいよ、気にしなくて」と引っ込めてくれた。
すみません、せっかくの御好意を。
でもやっぱり、できるかどうか予想もつかない仕事を安請け合いする度胸が無かったです。

「なんでもお任せくださーい!」って言える自信と実力が欲しいわ。

 

9/13

久しぶりに仕事をいただいたんで、基本的には仕事三昧の毎日ですが。

まず、台風。
凄かったみたいね。
みたい、と言うのは、私の住む神奈川方面では、本当に静かなものだったので。
九州や四国で被害が大きいというのは耳にしていたが、ちょうどネームが佳境に入っていた私は、TVもラジオもいっさいつけずに(ネ−ム中は集中できないので御法度です)働く事2昼夜。
時々思い出したように激しく雨が降っていたし、風もちょっと強いな、と思った時があったけど、本当にそんな程度だった。横浜の母と電話で話したが、そちらも似たり寄ったりで、まるで危機感が無かった。
ところがどっこい、明けてみれば、杉並では知り合いの家が床上浸水の被害に合い、同じ地域の別の知り合いは豪雨の中土嚢積んだり廃水誘導したりで奔走していたそうな。
すぐ近くなのに……、いやはや。
天災には勝てない、という部分はどうしてもあるとは思うけど、どうやらヒートアイランドの関係で豪雨になり易い、とか、廃水設備の問題とか、人災じみた点も多いみたいだ。豪雨と闘った友人は「排水中のゴミが詰まって流れを止める」と言うし。

そして取りあえず、選挙。
実家のある横浜に住民票を置いてあるんで、投票は横浜に行かねばならない。
頼むからクソ暑い時期に解散しないでよ。
仕事だって珍しくやってる最中だし。
仕方無いので原稿用紙30枚、出来上がったネーム、シャーペンと定規を担いで実家に戻る。
考えてみたら片道一時間半だから、手ぶらで行って日帰りでも良かったんだけど、なんかそれも悔しいので、いつもの週末同様実家に2泊して来た。
下描きは当然進まず、グッタリ疲れて、体重1Kg増えて帰って来た。
結果については………、まあ、皆さんが選んだ事なのだから。
劇団☆新感線の芝居の中で「私は手段のためなら目的を選ばない男だ」という名台詞があったが、何となく思い出してしまったな。

あと、せっかく走って減った体重が1Kg戻ってしまった件。
まあ、仕方ないわね。
先週も木曜日の夜走りに行って、前回欠席だった女性メンバーと色々話ができて楽しかった。
コースは、一回目よりだいぶ楽。
でも、捻挫した方の右足が、ちょっと痛むので心配……と、思ったら、次週は休館日だというのでひと休み。
仕事も忙しくなるし、ちょうどいいかも。
でも、続けますよ。

さらに、ダイエットが停滞状態なので。
禁煙セラピー』という本の解説を読んでいたら、「人を説得するテクニック満載の本」と書いてあったんで読んでみた。
ちなみに私は元々大の嫌煙家。
禁煙の本なんか読む必要は無いんだが、「説得テクニック」に反応したワケさ。
読み終わった感想は……、マトモ。
嫌煙家にしてみれば当然の事柄が、繰り返し語られているだけで、説得テクニック???
…まあ、それで「そうか!」と禁煙できる人が増えればありがたいけれど。
ところが、同じ著者が『ダイエットセラピー』というのも出しているのを発見。
まだ読んでないけど、読者のレビューを見た限りでは、「好きな物をお腹一杯食べて確実に痩せられる」という歌い文句にもかかわらず、内容は「肉、魚、ジャンクフード、牛乳はダメ、フルーツと野菜ときれいな水を採りなさい」だって。ダメだな、私は。
…で、ふと思った。
『禁煙セラピー』の紹介文を書いた人は愛煙家じゃないかと。
煙草の害というよりも、煙草の無意味さ、不味さ、中毒症状の軽さを解き、「ホラ、こんなつまらない物、もう欲しくないでしょう?」と諭すので、最初から嫌煙家の私はスンナリと同意できた。
同じ手口で(多分)「肉も魚も牛乳も、こんなつまらない食べ物、もう食べたくないでしょう?」と、やっているらしい。
私は肉が好きだ。
きっと説得されないと思うな。一応読んでみるけど。

 


9/17

横浜ベイシェラトンホテル&タワーズで、早くもクリスマスシーズンのキャンペーンパーティが開かれた。

朝7:00。電話のベルに起こされる。
殆ど目は覚めていない状態で受話器を取ってしまったら、うろたえた声で「FAXだけ送ろうと思って…」。
いつも取材に誘ってくださるライターのIさんだった。
なんと、今日の夕方、という急なお話。
締切り前なので、本当ならそんな暇は無い、とお断りするべきなんでしょうが……、クリスマス、ホテル、パーティ……「行きまっす♪」と答えてしまいました。

電話を切ってからまた寝て昼頃起き出して、軽く食事して、着て行く物に悩み、無理矢理決めた服を着込んで、化粧道具一式持ってプールに行って一泳ぎ。
支度を済ませた頃には時刻はギリギリ、そのまま会場へ向かう。今日は全然働いてない。
シェラトンは、横浜駅の西口、ロータリーを挟んで駅の真ん前にあった。
横浜には毎週通っているのに、こんな所にこんなホテルがあったとは、知らなんだ。
考えてみれば、西口ロータリーを渡る事って殆ど無いかも……。
綺麗で素敵な所でした。今年で7周年と、比較的新しいので、あちこちピカピカ。
フロントからの吹き抜けは気分のいい空間で、クリスマスシーズンには各種イベントの会場にもなる予定。
で、慌てて出て来たんで、Iさんがせっかく送ってくれたFAXの案内を忘れてしまい、フロントで「なんかパーティがあるって聞いて来たんですけどー」と言ったら案内してくれた(笑)。

会場入口には氷の白鳥なんぞが飾られて、なんともバブリ−(懐かしい言葉だ…)な雰囲気。
Iさんを見つけて挨拶し、食べ物に走る。
お料理もすごく美味しかった!
中でもクリスマス特別メニューだというフォアグラのキャラメルソースは鼻血が出そうにウマイ(誉めてるのよ…)!コックさんがサンタの衣装でサーヴィスしてくれるのもご愛嬌。
ホテルマンがサンタとトナカイに扮してのマジックショー(←)や、ガラスの弦楽器&綺麗なお姉さんによる弦楽四重奏等の出し物も会場を湧かした。

ちなみにクリスマスシ−ズン中の宿泊パックは、お一人様一泊¥26000〜より。
ついでにイヴの夜のディナーショーは美川憲一!クリスマスに合うよーな、そーでもないよーな………ま、お好みで(笑)。
場所がとても便利だし、宿泊やディナーとまで行かなくても色々イベントも用意されてるので、シ−ズン中ロビーでお茶飲むだけでもクリスマス気分に浸れそうですよん。

で、御馳走食べて、やっぱりお酒も飲んじゃって、キレイなお月様見ながら帰って寝ました。
あ、今日私、働いてないじゃん!?

 

9/18

昨夜の月がいやにキレイだと思ったら、今夜は中秋の名月。


乱視の私は、満月の前後一日づつくらいは見分けが付かないんだけどね。
でも、せっかくなんで、イベントには参加したい。
夕方プ−ル帰りに駅前スーパーを回って月見団子をGet。
ススキも欲しいところだけど、近所では調達できなかった……15分も歩けば多摩川なんで、きっと生えてるだろうけど、締切り前、お仕事、お仕事。
それでも、狭いベランダに団子をディスプレイして月と一緒に記念撮影したりして(→)、けっこうお月見気分を満喫しました。
うちの周囲は建て込んでいるんで、なかなかいい角度に月が来てくれなくて、何度も画角取ったりして。
来年は、ススキ取りに行きたいな、多摩川へ。
できれば団子も手作りで、なんてね。

そうそう、翌日スーパーに行ったら、私の買った月見団子が半額で山積みだったわ(笑)。

 

 

9/22

原稿完成!
めでたいんだけど、大変だったのよ。

そもそも編集部に言われた締切りは「20日頃」。
21日が水曜日なんで、昼間受け渡しをしたらその足でレディスデイの映画に行ける、なんて甘い予定を立てていたら、22日になっても完成しない。
昨日の夜の「もう楽勝!」と予想を立てて、わざわざこちらから編集さんに「明日中にはお渡しできます」とメールまで送ってしまったのに、仕上げに恐ろしく時間を喰っている。
夕方4時を回った頃、観念して「済みません、終わりません…」と、電話を入れた。
明日は祝日なんだが、編集さんは明日渡しでもいいと言ってくれて、嬉しいやら情けないやら…。
それでも夜10時を回った頃にはトーンも大方貼り終わり、「あと一コマで終わりにしよう」という所まで漕ぎ着けた。
この時間なら、まだ泳ぎに行ける。
プールの帰りにカンビ−ル買って、お風呂にゆっくりつかって、今夜はグッスリタップリ眠って………。
多分気もそぞろだったんだろう。
それよりも、自分で思うよりずっと疲れていたのかも、歳と共に使い物にならなくなるボーダーラインがどんどん下がって来ている。
最後と決めた背景効果のトーンを選び、しまってあったカッターの刃をパチパチと出した……あ!
何をどう勘違いしたのか、手にしたカッターは掌に向かって刃が飛び出す向きに持たれていた。
まずい!と思ったが咄嗟に手が止められず、出て来た刃はサクサクと右掌の脇、小指の付け根に食い込んだ。
うわ。やっちゃった。
みるみる盛り上がる真っ赤な血。
仕事中はいつも手許にあるティシュで傷口を取りあえず押さえ、そっと様子を見ようとするが、ティシュを放すとすぐ血が盛り上がって来るのでなかなか傷口が見られない。
ああ、今夜は泳げない。
お酒も飲めない。
お風呂も入れない。
ダメじゃん!!!!
仕事が終わって飲むビールは世界一ウマイのにー。
って言うか、けっこう深いぞ、傷。
心臓がバクバク言ってる。
ティシュを代える時にちょっと触ったら、なんかペロンと中が見えたんで慌てて押さえ直した。
完全に戦意喪失。最後の一コマは、白いままで完成にしよう。
病院、行った方がいいんだろうか…?
明日頑張って早く起きれば、原稿受け渡しの前に朝一で近所の外科に行けるな。
とにかくもう仕事にならないので、まだ血の出てる傷口をグルグル巻きにして寝る事にした。
でもなんか、悔しいのとハイになっちゃってるので、あんまりいい眠りじゃなかったみたい。
なにが悔しいってアナタ、またしばらく泳げない。次の締切りは一月後、利き手の傷をこじらせてる暇は無いもん。プールはね、化膿するのよ、ちょっとの傷でもさ。
また太っちゃうじゃん!

 

 

9/23

早く起きて…なんて、自分でも期待してなかったけど、やっぱり寝坊して病院には行けなかった。
目が覚めたら傷口どころか肘のあたりまで痛かったけど、グルグル巻きをほどいて見たら何とか出血は止まっている模様。傷は長さ1cmくらいか。
動き易い場所なんで、うっかりパックリ傷口が開いてしまわないように、またグルグル巻きにして家を出る。
実は今日は、原稿受け渡しの他に約束があったのよ。

モロ−展へ再び。
先月行って堪能したものの、9/12に展示入れ替えがあるという事で、入れ替え後にもう一度行こうと決めていた。
友人のMさんが割引券を取っておいてくれたので、(いくらなんでもこの日には仕事が終わっていると踏んで)今日の午後に約束していた。
昨夜よほど電話でキャンセルしようか…とも思ったが、行きたい。
プールもビールもお風呂もダメなんだから、モローぐらい見せてよ!
と、言う身勝手な論理?で、本当は医者に見せるべきかな…?と、内心ビクビクしながらも、私は上野で原稿を渡した足で渋谷にトンボ返りして、少し早めかな?と思いつつBunkamuraへと向かった。
東急本店の1Fはブランド物のジュエリーや香水が並んで、とてもキレイで心地よい空間。
あえて店内を通り抜けていると、すぐ前をMさんが歩いているのを発見。
すごい、二人とも若い頃は遅刻の常習犯だったのに、待ち合わせの時刻前に揃ってしまった。

実はMさんは、大学卒業の年、最初にパリのモロ−美術館へ行った時一緒だった人。
そういう意味でも懐かしくもあり、感動もひとしおだ。
展示物は、思ったよりもずっと多数入れ替えになっており、やっぱり二度来て良かった!と思った。
なにしろ元のモロ−美術館の展示数が半端じゃないので、二度に分けてもまだまだほんのサワリ、ではあるんだが。
Mさんが「モロ−美術館ではあまりの展示品の多さに頭痛がして来たの」と言っていた。
分かる…けど、あの絵の海でもう一度溺れたい…。

Bunkamuraミュージアムは、展覧会も私好みの物が多くてお気に入りだが、売店がまた充実していて好き。
色んな絵画のグッズや面白グッズが、狭いスペースにギッシリ詰まっていて楽しい。
Mさんは久しぶりに来たと言うので、私以上に盛り上がって見ている。
前に来た時見かけて大感激したボッシュのフィギア、Mさんに見せたかったのに、前あった場所に無い。
評判良さそうだったから売れちゃったのかな?と話しながら表に回ったら、一番いい場所に全作揃えてあった。思った以上に好評らしい。「撮影はお断りします」の貼り紙まで(笑)。さすがだ。

14:00前に入場して、売店を見終わったのは17:30過ぎ。
こんなに長時間楽しめるとはありがたい。
ミュージアムを出るとすぐの場所が、オープンエア風のカフェになっていて、今まで座った事が無かったんだが、今日は連れがいるのでお茶して行く事にした。
散々悩んで私はクロックムッシュ、Mさんはベリータルトを注文。
コーヒーはポットでたっぷり。
要するにハム入りチーズトーストだが、クロックムッシュが異様にウマイ。
な、なんか、パリの街角を、本当に思い出してしまいました(赤面)。
ベリータルトも生クリームがタップリ添えられてて、しっかりしたいいお味(一口いただきました)。
タルトは季節ごとにフルーツが換わるらしい。
今度は一人でも、タルト目当てに座ってみようかな。

モロ−展激しくオススメ、10/23で終わっちゃうよ!

 

9/28

劇団☆新感線「吉原御免状」を観て来た。
今回は、劇団☆新感線には珍しい原作付き(なんでも演出のいのうえひでのりさんが大ファンだとか)で、おまけに「ギャグ無し」!だと。
ギャグの無い新感線芝居…?
その上なんと、「歌も無い」ええ!?マジですか!?

ちょっと心配しちゃったけど、ちゃんとした芝居でした(失礼しました…)。
主演の堤真一さん、もはや劇団☆新感線御常連だから危な気全くナシ。
期待の松雪泰子さん。立ち姿が素晴らしく美しく、声も良くて、着物がビシッとキマッてるんで驚いた。ますますファンになっちゃいました。
京野ことみさんも、意外に良かった。「白線流し」の面影はナシ。可愛らしいけどダサい、という印象(あのドラマの性格かも…?)だったけど、女らしくあでやかで、綺麗でした。オトナになったのね…。
歌もギャグも無いものの、衣装の華やかさ、舞台装置の凄さ、音楽の景気良さは、まさしく劇団☆新感線。
立ち回りが短い、との前評判を聞いていたけど、堤さんの動きは相変わらずキレが良く、古田さんも迫力あって、私的には大満足、一緒に行った友人も「かっこいい!」を連発していた。我らが逆木圭一郎も、かなり激しく立ち回り。ナント松雪さんの飛び蹴りまで!(あれってギャグ…?)
内容的にも見応えのあるドラマになっていて、引き込まれました。
なるほどオトナっぽい新感線、納得。

んで、基本的には良かったんだけど、やっぱり私はこの路線になっちゃうのはイヤね。
んな事は無い、とは思っていますが。
これは本当に好みでしかないけど、お色気シーンや残虐シーンは芝居で観るのはしんどいし、ギャグ無しの古田新太はやっぱりもったいない。
「ゴローにおまかせ」の「ゴレンジャーゴロー」が大好きな私だもの。

今日一緒に来た友人Yさんは、中学の同級生。
同窓会で新感線の話になったんで、お誘いしてみたんだけど、かなり楽しそうで良かった。
終了後、梨影子姐さんとお友達と4人で楽屋に逆木圭一郎を訪ねたら、すっきりメイクを落として着物も脱いで登場。着物の下に着るシャツとステテコ姿で、何かに似てると思ったらバカボンのパパでした(笑)。
逆木圭一郎も九州出身。梨影子姐さんのお友達と、ロ−カルな話題で盛り上がってたな。
Yさんは明日は、東京ドームでSMAPの大ラスだとか。
うーん、連チャンで元気だ。
って言うか、いいなぁ。

 

 

9/30

友人Lさんの家で犬と子猫に会って来た。
Lさんは以前から犬猫同居で暮らしていたが、結婚してまた新しい犬を飼い出したと言うので、「一度お散歩に連れてって」とお願いしていた。
前回の仕事が終わり、季節も良い感じになって来たのでメールを入れると、「実は最近子猫も拾ったので遠出はできないけど」。行く行く行きまっっッす!!♪夢のよーだわ。
Lさんちの最寄り駅で待ち合わせて、犬とお散歩がてら昼食後、L家にお邪魔して子猫と対面、というプランで、胸膨らませて待ち合わせ場所へ。

地下鉄乗り場から外へ出ると、Lさんと犬の「あづき」ちゃんがお出迎え。
うぉ。カワイイ!
あづきちゃんは写真で見るより小さくて幼い印象。
人懐こくて、初対面の私にも早速尻尾を振って飛んで来る。
キャバリアという種類なんだそうだ。 目が出っぱってて、脚が細くて、何となくユーモラスなかわいこちゃんだ。
昼食をバ−ガ−屋で買う事になって、犬は入れないので一人づつ行く事になり、Lさんが買ってる間私とあづきちゃんは外で待つ。ちょっと不安そうにしながら、ジッと待つあづきちゃん。いじらしいなあ、犬って。

駅のすぐ側に広い公園、と言うか緑地が広がっていて、のんびり歩く。そこそこのいい天気、と思ったけど歩いてるとけっこう暑くなる、でも風が気持ちいい。
草の上にシートを広げて昼食。ちょっとしたピクニック気分。内容はバ−ガ−だけど(笑)。
あづきちゃんにはお土産に牛のアキレス腱ってのを買って来た。喜んでくれたみたい。
って言うか、ずっと上機嫌なんだけど、彼女。

昼食の後また歩き、気が付けば3時間経っている。
子猫がまだ拾ったばかりで、あまり長く留守にするのは心配、という話だったので、Lさんのお宅へ向かう。
ドアを開けると、高い声でニャ〜ニャ〜鳴いてているのが聞こえて来る。
待ちくたびれた子猫の「モナカ」ちゃんが、玄関先までお出迎え。
うおぉ。小さい!
こちらも写真は見ていたが、まだこんなに小さいとは。
こちらは本当に子供なんだけど、顔立ちがわりとりりしくて大人っぽい。
Lさんの獣医の妹さんが「オスだ」と言ったそうで、ひっくり返して見てみたが、まだ良く分からない(笑)。専門家には分かるらしい…。
寂しかったのか、好奇心が強いのか。あづきちゃんがお散歩で汚れた足を洗ってもらってる間も、ずっと側で覗き込んでいた。
なにしろヤンチャ盛りで、相手がいてもいなくても、起きてる間はずっと走ったり飛んだりして遊んでいる。
あづきちゃんの事も大好き。
尻尾や耳にじゃれついたり、背中や頭に乗り上げたり。
あづきちゃんは「しょうがないなあ」という顔であしらっているが、時々追いかけっこをしたりして、けっこう面倒見がいい。
子犬の頃からLさんが実家の犬猫に会わせていたので、猫慣れしているらしい。
「(犬と猫で)仲良くやるもんだねー」と感心したら、「ぜぇーんぜん問題無いよっ」とLさんは鼻高々。
でも少し経ってから、散歩疲れでお昼寝中のあづきちゃんに乗っかるモナカちゃんを見ながら「あづきちゃんハゲ作るかもって心配…」と漏らしたりして、本当いい「お母さん」ぶりである。

モナカちゃんはLさんの住むマンションの外の植え込みで鳴いていたそうだ。
今は伸び伸びと走り回り、すやすや眠っているけれど、拾った当初はちょっとの音にもビクビクして、家具の下の暗がりに潜り込んでしまっていたとか。
こんなに小さいのに、どんな恐い思いをして来たんだろう。
いい人に見つけてもらって、良かったね、モナカちゃん。

いいなあ、ケダモノのいる生活…。