お気楽スナップ講座
目次 > お気楽スナップ講座 > 2. 光源
光の状態、あるいは光源のとり方は、スナップそのものの印象を大きく左右します。そして、PSOのフィールドやシティでの光の状態は場所によって大きく異なり、また、メインの光源以外にも様々な光源が存在します。ここでは、これら様々な光の扱い方について説明します。
2. 光源

順光と逆光

基本的に、屋外の充分な自然光が確保できる場所がスナップ撮影には最も無難です。特に、Ult森ボス部屋などは、辺り一面が銀世界なので、その反射光のおかげでまったく光に不自由しません。どのアングルで撮ってもキャラがきれいに照らし出されます。一方で、小雨混じりの森エリア2、暗雲立ち込める中央管理区、あるいは屋内など、充分な光が確保できない場面も多く、このような場合には、それを補うための工夫が必要になります。

また、光が確保できる場所であっても、逆光の状態ではやはりキャラが暗くなってしまいます。撮影の際には、まず、キャラを動かしてみて、どの方向から光が入っているのかを確認し、できるだけ、キャラの正面から光が入る順光の状態で撮影するのが無難です。なお、不思議なことに、ラグオルでは、屋外であっても太陽の方向と光の方向とが一致しない場合があるので注意しましょう。

ただし、順光での撮影は、失敗が少ない代わりに、すべてが明るく照らされてしまい、やや面白味に欠けるというデメリットもあります。一方で、横からの光で陰影を強調したり、逆光でキャラのシルエットを浮かび上がらせたりする手法もあるし、また、メイン以外の様々な光源を利用してもおもしろい写真が撮れます。こうした状況を利用すれば、単純に順光で撮るよりドラマチックな演出をすることもできるでしょう。撮影意図によっては必ずしも順光にこだわる必要はありません。想像力をはたらかせ、いろいろな撮り方にチャレンジしてみましょう。

銃の閃光とテクニック・エフェクトの利用

光の足りない場所や逆光で撮影する場合、リアルではストロボなどを利用して光を補うのが一般的です(もちろん、敢えてそうしない場合もありますが)。ですが、PSOスナップでは、もちろん、ストロボは使えません。そこで、このような状況では、銃の閃光やテクニックのエフェクトをストロボ代わりに利用します。なお、この方法には、リアルでストロボを利用する場合と同様に、キャラに余計な色がかぶってしまう場合に、これを軽減して被写体本来の色を出す「色出し」の効果もあります。

銃の閃光は、確実にキャラを正面から照らす光源なので、タイミングさえ合えば、驚くほどはっきりとキャラを浮かび上がらせてくれます。また、デバンドをかけると、キャラの全身が照らし出され、なおかつテクニック・エフェクトそのものによる余計な色かぶりもありません。

デバンドを利用する場合は、その視覚エフェクトが消えた直後の、キャラだけが満遍なく照らし出されているタイミングを狙うと良いでしょう。ただし、この効果を利用すると、キャラが明るく写る反面、すべての陰影が消えてしまうため、キャラそのものの印象が違ってきます。そして、それをどう捉えるかは撮影者の好み次第です。ポリゴン臭さが消えてキャラがより活き活きすると見ることもできるし、平面的でのっぺりした感じになってしまうと捉えることもできます。キャラのイメージや撮影意図に応じて使い分けると良いでしょう。

なお、銃の閃光もテクニックのエフェクトも、シンクロのチャンスはほんの一瞬です。特に、デバンドの(視覚的)効果は、タイミングのとり方によって、キャラ全体を満遍なく照らすだけでなく、キャラをうっすらと下から照らしているように見える場合もあります。このタイミングを利用するのもまたおもしろいでしょう。

このページで使用されている画像は(株)ソニックチームの許諾を得て、ニンテンドーゲームキューブ用ゲーム「ファンタシースターオンライン エピソード1&2」よりキャプチャーしたものです。配布や再掲載は禁止されています。
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