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7.3.1 脚注コマンド

Texinfo では脚注を @footnote コマンドで作成します。このコマンドは脚注をつけるコマンドの直後に空白なしで記述します。空白を付けるとそこで改行されてしまう恐れがあります。

     ordinary text@footnote{text-of-footnote} sample text...

印刷物では脚注を付けたテキストに小さな上付き番号をふり、罫線で区切られたページ下部のフッタにその番号と text-of-footnote で指定したテキストをのせます。

Info ではデフォルトでテキストに `(1)', `(2)' と番号をふり、ノード最下部に `---------- Footnotes ----------' と出力し、それ以下にその番号と脚注のテキストを出力します。Info での脚注スタイルは @footnotestyle コマンド1 で変更することもできます。

HTML ではテキストに小さな上付き番号がふられ、それはページ最下部に表示される text-of-footnote で指定したテキストへのリンクとなります。脚注のテキストはページ最下部に罫線で囲われ、番号と共に h4 要素で囲われた `Footnotes' 以下に表示されます。以下に出力される HTML のソースの例を示します。

     <h2 class="chapter">1 章</h2>
     
     <p>脚注<a rel="footnote" href="#fn-1" name="fnd-1"><sup>1</sup></a>の例。
     
        <div class="footnote">
     <hr>
     <h4>Footnotes</h4><p class="footnote"><small>[<a name="fn-1" href="#fnd-1">1</a>]</small> text-of-footnote</p>
     
        <p><hr></div>

Footnotes

[1] See 脚注スタイル.