その1〜10
今回より「みーちゃんの名曲100選」と題しまして、私の好きなアニメ
ソングについて語っていこうと思います。
なんでこんな事を思ったかというと、昨日夜中にBSでスパロボのライブ
を放送していてこの曲がかかってて、これ好きだなあと思ったからです。その曲とは
「おれはグレートマジンガー」
影山ヒロノブ氏も大好きで、スパロボライブの時はラストの曲に使われる
ことが多いこの歌、グレートマジンガーというロボットが好きだというこ
ともあって私も大好きな歌です。
「ダッシュ!ダッシュ!」の力強い叫びとともにほとんどイントロなしに
始まるこの歌、「マジンガーZ」をスピードアップしたようなノリノリの
曲です。
「ダダッダー」という叫びもほどよく入り、サビの部分の「必殺パワー〜」
の部分も気持ち良く歌える。そう、この歌は力強く、気持ちよく歌える歌
なのです。
何のてらいもないストレートな歌詞。マジンガーZからの伝統である武器
の連呼が歌いながらあのグレートマジンガーが敵をやっつける勇姿を思い
起こさせます。
そして、今時のアニソンと違い1番と全く同じフレーズ構成の2番が「グ
レートマジンガー〜」と終わるとリフレインもなくそのまま短めの後奏と
ともにあっさりと終わる終わり方!これぞ男の歌!って感じですねえ。
ただ、フルコーラス聞くと最後が「ネーブルミサイル」というのがいまい
ちですが、まあ1番のみを聞かせるのが本来のTV主題歌ですからしかた
ないですね。
さて名曲100選の2曲目はまたもロボットアニメ!
実は私がロボットアニメソングで一番好きなのがこの曲
「ゲッターロボ!」
この歌、当時もかなりレコードが売れたらしく、続編である「ゲッターロ
ボG」でも主題歌として使われてました。
作曲はマジンガーの渡辺宙明先生と双璧をなす菊池俊輔先生。70年代の
アニメ特撮ソングはこのお2人ぬきには語れないと思うのですが、私と友
人はよく「宇宙とロマンの菊池俊輔」「大地と根性の渡辺宙明」と呼んで
います。そして、その菊池先生の曲をもっともロマンチックに歌い上げる
のがささきいさお氏であり、逆に宙明先生の曲をもっとも力強く歌うのが
水木一郎氏だと思うのです。(だから「ゲッターロボGO」が宙明−水木
コンビだったのはちょっとがっかりでした。)
「ガンガンガンガン」という力強いかけ声から始まり「若い命がまっかに
もえーてー」と血沸き肉躍る歌詞の連続!「ガッツ!ガッツ!ゲッターガ
ッツ!」というこれまた本編とは関係ない(笑)燃えるかけ声!
そしてサビの部分に必殺技!ここで1番が「ゲッターパンチ」とゲッター
1の武器、2番が「ゲッタードリル」とゲッター2、そして3番ではまた
ゲッター1にもどって「ゲッタービーム」。たしかに構成的にはゲッター
3がないのは残念ですが、この曲は3番に重きを置いているんですね。だ
から1番がたいしてすごくもない「ゲッターパンチ」なんです。
というわけで私は3番の歌詞が結構気に入ってます。とくに「見たか無敵
の〜」というところが。
それから言いたいのは最後の「ゲッターロボ!」の部分。ここは潔く体言
止めです!というのはスパロボのアルバムやライブで影山ヒロノブ氏が最
後の部分を「ゲッターロボ〜」とのばして歌っててそれは違うぞと思って
たところ、最近「ゲッター伝説」「ゲッターロボ真ボーカルアルバム」な
る2枚の新録のゲッターのアルバムが相次いで発売され、この中の新録で
ささきいさお氏本人が同じように「ゲッターロボ〜」と歌ってるのを聞い
たからです。やっぱり最後は潔く「ゲッターロボ!」です!
そして、後奏。宙明先生の楽曲は後奏があっさりしてるのが特徴であり、
後奏が長いのが菊池先生の楽曲の特徴だと思います。仮面ライダーに代表
されるナレーションを入れるためというのもあるかもしれませんが、「キ
ャシャーン」「キョーダイン」「ロボコン」「ジャンボーグA」・・・い
ずれもかなり長いと思います。(対して「マジンガーZ」「ジーグ」「キ
カイダー」・・)その中ではゲッターはまだ短い方かな(笑)。
とにかくこの曲は本当に燃えるすばらしい歌だと思います!
みーちゃんの名曲100選、3回目は現在放送中の番組の中からこれはい
い曲だという曲を1曲。
「葛飾ラプソディー」
本編によくかかるBGMの曲に合わせて「テ、テ、テレビを見るときは
部屋を明るくして離れて見てね。」というキャスト全員の合唱の後に始
まる、ご存じ「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の主題歌です。
「渚の女王様」に始まる何曲目かのオープニング曲で、初めて「こち亀」
のために作られた番組にピッタリの曲です。出来れば正月映画になると
いう劇場版もこの曲を使って欲しいものです。
「中川にうかーぶ 夕日をめがけて・・・」から始まるストリーである
ような、風景のスケッチであるようなストレートな歌詞がいいです。
とくにTVサイズのリフレインである「とんがり帽子の取水塔から帝釈
天へと夕日がおちる〜」の部分、ここがこの曲のポイントだと思います。
「じゃりン子チエ」の「バケツのお日さんつかまえた」が大阪の庶民を
代表する歌ならば、この曲は東京の下町を歌った歌だという気がするの
です。(まあ、私は関西人なのでほんとうにそうなのかどうかは知りま
せんが・・・・ま、我々の抱くイメージです。)
みーちゃんの名曲100選4曲目はオープニングが3回も変わった「魔法
騎士レイアース」の
「光と影を抱きしめたまま」
今なら主題歌も主演の椎名へきるが歌ったりするんでしょうが、レイア
ースの歌といえば田村直美っていうイメージがあります。
最初の主題歌「ゆずれない願い」の方がおそらくレイアースの主題歌っ
て感じで人気もあるのはわかるんですが個人的には最後の主題歌のこの
「光と影」の方が好きなのです。なぜかって聞かれると困るのだけどと
にかくそうなんです。より洗練され歌にあったオープニング画面もその
理由のひとつではありますが・・
レイアースの主題歌は歌詞に主人公3人の名前である「光」「海」「風」
を入れるのがお約束らしくこの曲にも自然にちゃんと盛り込まれてます。
静かなイントロ部分から始まるこの曲、ノリノリの「ゆずれない」とち
がいゆっくりと盛り上がってゆく歌です。
で、私が特に好きなのは「戦う毎日 すれ違うHello Goodby 傷つけな
いように歩いてゆけたらいいのに」からはじまる2番の部分なのです。
そして次の「空に放り投げた希望が 雨上がり 七色の虹を描いて」
がすっごく好きです!でもここを聞くときに頭に浮かぶのはなぜか大好き
な光ちゃんではなく風ちゃんなのですが・・・
そして「君が教えてくれた その儚さもその強さも」というこの曲のポイ
ント部分から一気にサビの繰り返しで盛り上げていきます。
後奏の部分は静かに結構余韻のある終わり方をするのですが、CDを聞い
てる分にはいいんですが、カラオケなどではつい後奏カットをしたくなっ
てしまいます。だからTVサイズは正解です!
この曲はどっちかといえば聞く歌ですね。
みーちゃんの名曲100選5曲目はちょっと古い白黒作品のこの曲
「戦いおわって」
TVシリーズ「サイボーグ009」のエンディング曲です。オープ
ニングの歌は劇場版の主題歌の流用ですがこれも非常にいい曲でし
た。また、非常に印象的でセンスのいいオープニングフィルムによ
く合ってました。
で、それと対照的なこのエンディング曲ですが、エンディング曲で
あるところが革新的だったのです。
当時のアニメはレコードにはB面に歌があったのですが、オープニ
ングとエンディングが同じ曲というのが多かったのです。
その中で「戦いおわって」という題名通り、まさにエンディング曲
として作られたのがこの曲です。
「赤い夕焼け よせる大波 戦いおわって 明日を夢見る
いつの日か再び みんなでここに立とう
ああ 我らサイボーグ 平和の戦士」
石ノ森章太郎先生の作詞はあくまでストレートで単純明快。
男性ボーカルで歌われるこの曲はそれが妙な感動となっているの
です。
昔の歌は単純でこの歌も3番まであるんですが、3番の最後の部
分だけ違って曲調が上がってあっさりと後奏も短く終わります。
エンディングは終わりがあっさりしてる方がいいですね。
そういえば、エンディング曲を取り上げるのははじめてでしたね。
みーちゃんの名曲100選6曲目はアニメソングの歴史を開いたとも言
える、史上最高のアニメソング
「宇宙戦艦ヤマト」
言わずと知れたアニメブームを巻き起こした「宇宙戦艦ヤマト」の主題
歌、そしてもう一つのアニメブームのきっかけとなった作品「海のトリ
トン」の主題歌が名曲であったことがアニメブームとともにアニメソン
グにも注目させたのではないかと思うのです。
(対照的なのはガンダムで、作品はブームになっても「翔べ!ガンダム」
は人気なかったですから。)
TV版は伴奏なしでささきいさお氏の独唱で始まり「宇宙戦艦ヤマト」
の部分でばーんとタイトルが出て、そこから伴奏のつくバージョンが最
初のころ使われていて、これはこれですごく印象的でした。
対してレコード版(TVでも半分以上は使われてます)はブラスのきい
た勇ましいマーチ調のイントロから盛り上がり「さらば地球よ旅立つ船
は宇宙戦艦ヤマト」と歌います。
「銀河を離れ」からの部分ではバックに宇宙の神秘を歌い上げるかのよ
うな女性スキャットが入り、「手をふる人へ笑顔で答えから」の勇まし
く歌うところには男性コーラスが入るという、考えれば贅沢な編成の歌
なんですね。
終わり方はレコード版はきっちりと終わるのですが、TVはフェードア
ウトするような終わり方に変えてあります。これは効果的だったと思い
ます。
ところでこの曲もともと子門真人氏が歌う予定で歌も入れたそうなんで
すが、ちょっとしつこい感じがするのでプロデユーサーがささきさんに
変えたそうです。ちょっと聞きたい気もする・・・。
とにかく作品を別にして歌だけでも歴史に残る名曲だと思います。
みーちゃんの名曲100選7曲目、アニソンの軍歌と言えばこの曲
「飛べ!グロイザーX」
言わずと知れた(知ってる人の方が少ないと思うが・・・)ロボット
アニメ「グロイザーX」の主題歌です。
番組自体はどうしようもない作品ですが、(この作品の唯一凄いとこ
ろはガンダム以前に敵味方のメカを同じ呼称「空爆ロボ」で呼んでい
ることでしょう。)歌はノリのいい「軍歌」です。
(まあ私自身戦後の人間なので本当の軍歌の心はわかりませんが)
「若い命を炎と燃やし 遥かな大空緑の大地」
ありがちな歌詞ですが、宇宙とか出てこないところが・・・
「守る誓いの友情は 茜島の海真っ赤に染めて
正義をのせて飛び立つぞ おおー」
この「おおう」がなんか古くさいですね。そして
「響け爆音 雲果つるまで」
”はつる”ですよ!普通使いませんよねえ。そしてやっとアニメソング
っぽく主役メカでありタイトルを歌います。
「飛べ超爆グロイザー グロイザーX 白銀の翼」
「黒がねの城」に対抗して「白銀の翼」。もちろん作詞は永井豪先生自
身です。リフレインのない2番までのあっさりとしたところは「マジン
ガー」「グレート」と共に先生の作詞の特徴なのでしょうか。
この歌詞に打楽器を前面に押し出した編曲、そして池田鴻氏のたくまし
い歌声と相まって凄く軍歌っぽいと思うのです。
ところで池田鴻氏といえば「飛べ!ガンダム」を歌ってる人ですが、
「バトルホーク」や「マシンザウラー」といったダイナミックプロ作品
が多く、合っている気がします。
とにかく力強く大勢で歌えるいい歌です。
みーちゃんの名曲100選8曲目、今度はじめて特撮ソングの名曲をひとつ
「マイティジャックの歌」
富田勲という人は偉大な作曲家だと思います。手塚アニメの壮大ですばらし
いをイメージ作ってる要因のひとつは間違いなくこの人の音楽にあると思い
ます。
この作品「マイティジャック」もその音楽のおかげで非常にイメージアップ
した作品だと思います。後年、見直してみるとわりとテンポが悪く、あまり
面白いとは思わなかったこの作品ですが、当時もっていたイメージは凄く良
かったです。
緊急事態を告げるようなイントロで始まり、歌に入るときには雄大な曲調に
変わってくる。そして男性コーラスの歌がそれを盛り上げます。オープニン
グ映像も集まってくる隊員の描写に始まり、マイティ号の発進シーンが続き
ます。
「青い海に 映える影 オーイッツ ザ マイティジャック
はるか南の珊瑚礁 朝日が波に光るころ
マイティジャックはゆく マイティジャック イズ ゴーイング」
今にしてみると英語の使い方も決してかっこいいものではありませんが、当
時はかっこよく思えたものです。
TVサイズは1番でマイティ号が飛び去る絵と共に終わるのですが、レコー
ドサイズはこの後、まるまる1番分のインストが入り2番へと続きます。
歌なしのインストを1番分聞かせることが出来るのが富田勲氏の力だと思うの
です。
みーちゃんの名曲100選9曲目は今世紀最強のヒーローソング
「仮面ライダーBLACK RX」
BLACK以前はライダー=菊池先生だったのですが、久々に復活した「仮面
ライダーBLACK」は主題歌は宇崎竜童氏、劇番は川村栄二氏という新しい
スタッフでした。そしてその続編「仮面ライダBLACK RX」では主題歌
も川村栄二氏が担当しています。
川村氏の音楽は緊張感と疾走感という点では菊池先生のBGMと共通点があり
まさに平成の新しいライダーにふさわしいサウンドでした。
歌ってるのは宮内タカユキ氏。彼のパワフルでそれでいて透明感のある(?)
歌声が川村氏のサウンドと非常にマッチしています。
宮内氏は自分の歌声に一番合うのは自分の歌声であるという考えで、バックコ
ーラスを自分自身の声で入れることが多く、この曲でも自身でコーラスしてお
られます。
作詞は康 珍化氏。売れっ子の作詞家の採用というのは賛否があるでしょうが、
従来のヒーローもの、特に石ノ森先生の作詞にはないスマートな颯爽としたか
っこ良さがあってこれはこれでいいと思うのです。
「光のオーロラ身にまとい 君は戦う人になれ」
ね、冒頭からかっこいいじゃないですか!
そして私は特に2番の歌詞が気に入ってます。
「やさしさよりも激しさが 大事な時があるものさ
君よ怒りをイナズマに 変えて宇宙にとき放て」
そして前述のコーラスと共に
「WAKE UP THE HERO 胸の奥 君の知らない君がいるのさ
WAKE UP THE HERO 目をさませ だれがピンチをすくうのか」
盛り上がる、盛り上がる!そしてクライマックス。
「仮面ライダー きらめくイナズマ
仮面ライダー 愛の戦士 仮面ライダーBLACK RX」
この「きらめくイナズマ」の部分の字余りのところがなんか気に入ってます。
そして曲は1番のサビの部分のリフレインで終わります。
とにかく今世紀最強といっても過言ではないメチャメチャかっこいいヒーロ
ーソングだと思います。
なんか特撮が続いたので次回はアニメにもどしましょう。
みーちゃんの名曲100選10曲目は
「戦え!ポリマー」
この曲のポイント
「ダン ダン ダン ダン ディン ダダーン!
バン バン バン バン ズン ババーン!
ダン ダン トリャー! 」
以上