みーちゃんの名曲100選24曲目は1990年代の最強のアニソン

   

「残酷な天使のテーゼ」


いわずとしれた1995年のアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のオープニング曲です。
もちろん作品の方も1990年代を代表する作品だったと思いますが、この主題歌だけをとっても アニメソングとしてかなりの人気曲だと思います。
1980年代のサンライズ作品に多く見られる、その作品のために作った歌ではあるが直接的な固有名詞の単語 を使わずに作品のイメージを表現するスタイルの歌です。(製作はそういうのが一番得意なキングレコード=スターチャイルドです。)

残酷な天使のように少年よ神話になれ

前奏がなく、いきなり歌から始まります。
サビの部分のメロディをまず冒頭の部分に持ってくるという、初期のアニソンでは あまりみられなかった手法が使われています。これによってこのフレーズがこの曲の”顔”になります。

青い風が今 胸のドアを叩いても 私だけをただ見つめて 微笑んでるあなた
そっとふれるもの もとめることに夢中で 運命さえまだ知らない いたいけな瞳


スローテンポに曲が始まります。そしてこのあとから、まるで立ち上がるように徐々に盛り上げていきます

だけどいつか気付くでしょう その背中には

ここで三拍間を開けるところが絶妙のタイミングだと思います。

遙か未来 目指すための羽があること

そして、ここからは先のサビの部分で、加速度的に一気に盛り上げていきます!

残酷な天使のテーゼ 窓辺からやがて飛び立つ
ほとばしる熱いパトスで 思い出を裏切るなら
この宇宙(そら)を抱いて輝く 少年よ神話になれ


最後は後奏なしでビシッと終わります。そう、この歌はめずらしく前奏なし、後奏なしの歌なのです。
さてこの曲、作詞 及川眠子、作曲 佐藤英敏というベテランスタッフに高橋洋子の伸びのある きれいなボーカルというベストチョイスもさることながらこの作品のオープニングフィルムが絶品でした。
特にサビの部分からの畳みかけるようなカット変えとその間に挿入される黒に白の文字。 最後のシンジのカットにいたるまでのこのあたりの演出は非常に斬新でした。
この作品、最終的にあんなかたちで終わってしまいましたが、番組開始当初はあの謎をはらんだ設定に わくわくし、このオープニング画面から何かヒントを読みとろうと必死になった人も多かったんじゃないでしょうか。
まあとにかくアニソン史上に残る名曲だと思います。



今回より「みーちゃんの名曲100選」と題しまして、私の好きなアニメ ソングについて語っていこうと思います。
なんでこんな事を思ったかというと、昨日夜中にBSでスパロボのライブ を放送していてこの曲がかかってて、これ好きだなあと思ったからです。その曲とは


「おれはグレートマジンガー」


影山ヒロノブ氏も大好きで、スパロボライブの時はラストの曲に使われる ことが多いこの歌、グレートマジンガーというロボットが好きだというこ ともあって私も大好きな歌です。 「ダッシュ!ダッシュ!」の力強い叫びとともにほとんどイントロなしに 始まるこの歌、「マジンガーZ」をスピードアップしたようなノリノリの 曲です。 「ダダッダー」という叫びもほどよく入り、サビの部分の「必殺パワー〜」 の部分も気持ち良く歌える。そう、この歌は力強く、気持ちよく歌える歌 なのです。 何のてらいもないストレートな歌詞。マジンガーZからの伝統である武器 の連呼が歌いながらあのグレートマジンガーが敵をやっつける勇姿を思い 起こさせます。 そして、今時のアニソンと違い1番と全く同じフレーズ構成の2番が「グ レートマジンガー〜」と終わるとリフレインもなくそのまま短めの後奏と ともにあっさりと終わる終わり方!これぞ男の歌!って感じですねえ。 ただ、フルコーラス聞くと最後が「ネーブルミサイル」というのがいまい ちですが、まあ1番のみを聞かせるのが本来のTV主題歌ですからしかた ないですね。



さて名曲100選の2曲目はまたもロボットアニメ! 実は私がロボットアニメソングで一番好きなのがこの曲


「ゲッターロボ!」


この歌、当時もかなりレコードが売れたらしく、続編である「ゲッターロ ボG」でも主題歌として使われてました。 作曲はマジンガーの渡辺宙明先生と双璧をなす菊池俊輔先生。70年代の アニメ特撮ソングはこのお2人ぬきには語れないと思うのですが、私と友 人はよく「宇宙とロマンの菊池俊輔」「大地と根性の渡辺宙明」と呼んで います。そして、その菊池先生の曲をもっともロマンチックに歌い上げる のがささきいさお氏であり、逆に宙明先生の曲をもっとも力強く歌うのが 水木一郎氏だと思うのです。(だから「ゲッターロボGO」が宙明−水木 コンビだったのはちょっとがっかりでした。)
「ガンガンガンガン」という力強いかけ声から始まり「若い命がまっかに もえーてー」と血沸き肉躍る歌詞の連続!「ガッツ!ガッツ!ゲッターガ ッツ!」というこれまた本編とは関係ない(笑)燃えるかけ声! そしてサビの部分に必殺技!ここで1番が「ゲッターパンチ」とゲッター 1の武器、2番が「ゲッタードリル」とゲッター2、そして3番ではまた ゲッター1にもどって「ゲッタービーム」。たしかに構成的にはゲッター 3がないのは残念ですが、この曲は3番に重きを置いているんですね。だ から1番がたいしてすごくもない「ゲッターパンチ」なんです。 というわけで私は3番の歌詞が結構気に入ってます。とくに「見たか無敵 の〜」というところが。
それから言いたいのは最後の「ゲッターロボ!」の部分。ここは潔く体言 止めです!というのはスパロボのアルバムやライブで影山ヒロノブ氏が最 後の部分を「ゲッターロボ〜」とのばして歌っててそれは違うぞと思って たところ、最近「ゲッター伝説」「ゲッターロボ真ボーカルアルバム」な る2枚の新録のゲッターのアルバムが相次いで発売され、この中の新録で ささきいさお氏本人が同じように「ゲッターロボ〜」と歌ってるのを聞い たからです。やっぱり最後は潔く「ゲッターロボ!」です!
そして、後奏。宙明先生の楽曲は後奏があっさりしてるのが特徴であり、 後奏が長いのが菊池先生の楽曲の特徴だと思います。仮面ライダーに代表 されるナレーションを入れるためというのもあるかもしれませんが、「キ ャシャーン」「キョーダイン」「ロボコン」「ジャンボーグA」・・・い ずれもかなり長いと思います。(対して「マジンガーZ」「ジーグ」「キ カイダー」・・)その中ではゲッターはまだ短い方かな(笑)。
とにかくこの曲は本当に燃えるすばらしい歌だと思います!



みーちゃんの名曲100選、3回目は現在放送中の番組の中からこれはい い曲だという曲を1曲。


「葛飾ラプソディー」


 本編によくかかるBGMの曲に合わせて「テ、テ、テレビを見るときは  部屋を明るくして離れて見てね。」というキャスト全員の合唱の後に始 まる、ご存じ「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の主題歌です。 「渚の女王様」に始まる何曲目かのオープニング曲で、初めて「こち亀」 のために作られた番組にピッタリの曲です。出来れば正月映画になると いう劇場版もこの曲を使って欲しいものです。
  「中川にうかーぶ 夕日をめがけて・・・」から始まるストリーである ような、風景のスケッチであるようなストレートな歌詞がいいです。 とくにTVサイズのリフレインである「とんがり帽子の取水塔から帝釈 天へと夕日がおちる〜」の部分、ここがこの曲のポイントだと思います。
  「じゃりン子チエ」の「バケツのお日さんつかまえた」が大阪の庶民を 代表する歌ならば、この曲は東京の下町を歌った歌だという気がするの です。(まあ、私は関西人なのでほんとうにそうなのかどうかは知りま せんが・・・・ま、我々の抱くイメージです。)




みーちゃんの名曲100選4曲目はオープニングが3回も変わった「魔法 騎士レイアース」の


「光と影を抱きしめたまま」


今なら主題歌も主演の椎名へきるが歌ったりするんでしょうが、レイア ースの歌といえば田村直美っていうイメージがあります。 最初の主題歌「ゆずれない願い」の方がおそらくレイアースの主題歌っ て感じで人気もあるのはわかるんですが個人的には最後の主題歌のこの 「光と影」の方が好きなのです。なぜかって聞かれると困るのだけどと にかくそうなんです。より洗練され歌にあったオープニング画面もその 理由のひとつではありますが・・ レイアースの主題歌は歌詞に主人公3人の名前である「光」「海」「風」 を入れるのがお約束らしくこの曲にも自然にちゃんと盛り込まれてます。 静かなイントロ部分から始まるこの曲、ノリノリの「ゆずれない」とち がいゆっくりと盛り上がってゆく歌です。
で、私が特に好きなのは「戦う毎日 すれ違うHello Goodby 傷つけな いように歩いてゆけたらいいのに」からはじまる2番の部分なのです。 そして次の「空に放り投げた希望が 雨上がり 七色の虹を描いて」 がすっごく好きです!でもここを聞くときに頭に浮かぶのはなぜか大好き な光ちゃんではなく風ちゃんなのですが・・・
そして「君が教えてくれた その儚さもその強さも」というこの曲のポイ ント部分から一気にサビの繰り返しで盛り上げていきます。
後奏の部分は静かに結構余韻のある終わり方をするのですが、CDを聞い てる分にはいいんですが、カラオケなどではつい後奏カットをしたくなっ てしまいます。だからTVサイズは正解です! この曲はどっちかといえば聞く歌ですね。




みーちゃんの名曲100選5曲目はちょっと古い白黒作品のこの曲


「戦いおわって」


TVシリーズ「サイボーグ009」のエンディング曲です。オープ ニングの歌は劇場版の主題歌の流用ですがこれも非常にいい曲でし た。また、非常に印象的でセンスのいいオープニングフィルムによ く合ってました。 で、それと対照的なこのエンディング曲ですが、エンディング曲で あるところが革新的だったのです。 当時のアニメはレコードにはB面に歌があったのですが、オープニ ングとエンディングが同じ曲というのが多かったのです。 その中で「戦いおわって」という題名通り、まさにエンディング曲 として作られたのがこの曲です。
「赤い夕焼け よせる大波 戦いおわって 明日を夢見る   いつの日か再び みんなでここに立とう      ああ 我らサイボーグ 平和の戦士」
石ノ森章太郎先生の作詞はあくまでストレートで単純明快。 男性ボーカルで歌われるこの曲はそれが妙な感動となっているの です。 昔の歌は単純でこの歌も3番まであるんですが、3番の最後の部 分だけ違って曲調が上がってあっさりと後奏も短く終わります。 エンディングは終わりがあっさりしてる方がいいですね。 そういえば、エンディング曲を取り上げるのははじめてでしたね。




みーちゃんの名曲100選6曲目はアニメソングの歴史を開いたとも言 える、史上最高のアニメソング


「宇宙戦艦ヤマト」


言わずと知れたアニメブームを巻き起こした「宇宙戦艦ヤマト」の主題 歌、そしてもう一つのアニメブームのきっかけとなった作品「海のトリ トン」の主題歌が名曲であったことがアニメブームとともにアニメソン グにも注目させたのではないかと思うのです。 (対照的なのはガンダムで、作品はブームになっても「翔べ!ガンダム」 は人気なかったですから。)
TV版は伴奏なしでささきいさお氏の独唱で始まり「宇宙戦艦ヤマト」 の部分でばーんとタイトルが出て、そこから伴奏のつくバージョンが最 初のころ使われていて、これはこれですごく印象的でした。
対してレコード版(TVでも半分以上は使われてます)はブラスのきい た勇ましいマーチ調のイントロから盛り上がり「さらば地球よ旅立つ船 は宇宙戦艦ヤマト」と歌います。
「銀河を離れ」からの部分ではバックに宇宙の神秘を歌い上げるかのよ うな女性スキャットが入り、「手をふる人へ笑顔で答えから」の勇まし く歌うところには男性コーラスが入るという、考えれば贅沢な編成の歌 なんですね。
終わり方はレコード版はきっちりと終わるのですが、TVはフェードア ウトするような終わり方に変えてあります。これは効果的だったと思い ます。
ところでこの曲もともと子門真人氏が歌う予定で歌も入れたそうなんで すが、ちょっとしつこい感じがするのでプロデユーサーがささきさんに 変えたそうです。ちょっと聞きたい気もする・・・。
とにかく作品を別にして歌だけでも歴史に残る名曲だと思います。




みーちゃんの名曲100選7曲目、アニソンの軍歌と言えばこの曲


「飛べ!グロイザーX」


言わずと知れた(知ってる人の方が少ないと思うが・・・)ロボット アニメ「グロイザーX」の主題歌です。 番組自体はどうしようもない作品ですが、(この作品の唯一凄いとこ ろはガンダム以前に敵味方のメカを同じ呼称「空爆ロボ」で呼んでい ることでしょう。)歌はノリのいい「軍歌」です。 (まあ私自身戦後の人間なので本当の軍歌の心はわかりませんが)
「若い命を炎と燃やし 遥かな大空緑の大地」 ありがちな歌詞ですが、宇宙とか出てこないところが・・・
「守る誓いの友情は 茜島の海真っ赤に染めて  正義をのせて飛び立つぞ おおー」 この「おおう」がなんか古くさいですね。そして
「響け爆音 雲果つるまで」 ”はつる”ですよ!普通使いませんよねえ。そしてやっとアニメソング っぽく主役メカでありタイトルを歌います。
「飛べ超爆グロイザー グロイザーX 白銀の翼」
「黒がねの城」に対抗して「白銀の翼」。もちろん作詞は永井豪先生自 身です。リフレインのない2番までのあっさりとしたところは「マジン ガー」「グレート」と共に先生の作詞の特徴なのでしょうか。 この歌詞に打楽器を前面に押し出した編曲、そして池田鴻氏のたくまし い歌声と相まって凄く軍歌っぽいと思うのです。
ところで池田鴻氏といえば「飛べ!ガンダム」を歌ってる人ですが、 「バトルホーク」や「マシンザウラー」といったダイナミックプロ作品 が多く、合っている気がします。
とにかく力強く大勢で歌えるいい歌です。




みーちゃんの名曲100選8曲目、今度はじめて特撮ソングの名曲をひとつ


「マイティジャックの歌」


富田勲という人は偉大な作曲家だと思います。手塚アニメの壮大ですばらし いをイメージ作ってる要因のひとつは間違いなくこの人の音楽にあると思い ます。 この作品「マイティジャック」もその音楽のおかげで非常にイメージアップ した作品だと思います。後年、見直してみるとわりとテンポが悪く、あまり 面白いとは思わなかったこの作品ですが、当時もっていたイメージは凄く良 かったです。
緊急事態を告げるようなイントロで始まり、歌に入るときには雄大な曲調に 変わってくる。そして男性コーラスの歌がそれを盛り上げます。オープニン グ映像も集まってくる隊員の描写に始まり、マイティ号の発進シーンが続き ます。
「青い海に 映える影 オーイッツ ザ マイティジャック    はるか南の珊瑚礁 朝日が波に光るころ       マイティジャックはゆく マイティジャック イズ ゴーイング」
今にしてみると英語の使い方も決してかっこいいものではありませんが、当 時はかっこよく思えたものです。 TVサイズは1番でマイティ号が飛び去る絵と共に終わるのですが、レコー ドサイズはこの後、まるまる1番分のインストが入り2番へと続きます。 歌なしのインストを1番分聞かせることが出来るのが富田勲氏の力だと思うの です。




みーちゃんの名曲100選9曲目は今世紀最強のヒーローソング


「仮面ライダーBLACK RX」


BLACK以前はライダー=菊池先生だったのですが、久々に復活した「仮面 ライダーBLACK」は主題歌は宇崎竜童氏、劇番は川村栄二氏という新しい スタッフでした。そしてその続編「仮面ライダBLACK RX」では主題歌 も川村栄二氏が担当しています。
川村氏の音楽は緊張感と疾走感という点では菊池先生のBGMと共通点があり まさに平成の新しいライダーにふさわしいサウンドでした。
歌ってるのは宮内タカユキ氏。彼のパワフルでそれでいて透明感のある(?) 歌声が川村氏のサウンドと非常にマッチしています。 宮内氏は自分の歌声に一番合うのは自分の歌声であるという考えで、バックコ ーラスを自分自身の声で入れることが多く、この曲でも自身でコーラスしてお られます。
作詞は康 珍化氏。売れっ子の作詞家の採用というのは賛否があるでしょうが、 従来のヒーローもの、特に石ノ森先生の作詞にはないスマートな颯爽としたか っこ良さがあってこれはこれでいいと思うのです。

「光のオーロラ身にまとい 君は戦う人になれ」
ね、冒頭からかっこいいじゃないですか!
そして私は特に2番の歌詞が気に入ってます。
「やさしさよりも激しさが 大事な時があるものさ   君よ怒りをイナズマに 変えて宇宙にとき放て」
そして前述のコーラスと共に
「WAKE UP THE HERO 胸の奥 君の知らない君がいるのさ  WAKE UP THE HERO 目をさませ だれがピンチをすくうのか」
盛り上がる、盛り上がる!そしてクライマックス。
「仮面ライダー きらめくイナズマ  仮面ライダー 愛の戦士  仮面ライダーBLACK RX」
この「きらめくイナズマ」の部分の字余りのところがなんか気に入ってます。
そして曲は1番のサビの部分のリフレインで終わります。
とにかく今世紀最強といっても過言ではないメチャメチャかっこいいヒーロ ーソングだと思います。
なんか特撮が続いたので次回はアニメにもどしましょう。




みーちゃんの名曲100選10曲目は


「戦え!ポリマー」



この曲のポイント

「ダン ダン ダン ダン ディン ダダーン! 

    バン バン バン バン ズン ババーン!
   
                ダン ダン トリャー! 」



                               以上   




みーちゃんの名曲100選11曲目となる再開第1回目は正当派アニソン

   

「ウィーアー!」



おなじみのジャンプアニメ「ワンピース」の主題歌です。
ドラゴンボールにつづく人気作品で主題歌はコロムビアでまさにアニメソング!
作曲は田中公平氏。この人のアニメ主題歌は好きな曲が多いですねえ。 最近の氏の曲には途中で曲調が変わったり、わざとはずしたりした凝った曲も多い のですが、この曲はストレートで素直な歌いやすい曲です。
歌ってるのは”きただにひろし”さん。バンド出身で歌唱力があってのびのびと歌っています。
TVではナレーションがかぶるので気になりませんが、曲だけ聴いてるとイントロがちょっと 長い感じがします。
歌詞もドラゴンボールの森雪之丞氏ほどではないですが、それなりにいろんな言葉を使って うまくできてます。
この曲も私は2番の歌詞が気に入ってます。   
「今度会えたなら 話すつもりさ それからのことと これからのこと」
特にこの部分が!
それから最後が「ウィーアー」でスパッと終わるところも潔くていいですね。                              
この曲はずっとオープニングに使われるだろうと思ってましたが、途中からレコード会社がavexに 変わってしまい、普通のアーティスト(Folder5)が歌うようになりました。悪い曲ではない し、画面も良くて嫌いじゃないのですが、やっぱりこの歌と比べるとつらいですね。変わったのがほんと残念です。
                                

                                



みーちゃんの名曲100選12曲目は私のアニソンベスト10に入る

   

「星空のガイキング」



「ゲッターロボ」に続く ロボットアニメ「大空魔竜ガイキング」のエンディング主題歌です。
これは画面も含めて大好きなエンディングです。
ありがちな止め絵で構成されたエンディングなんですが、この絵がいいんです。 キャラクターデザインの杉野昭夫氏が描く各キャラクターの絵なんですが、それぞれのキャラクターが その一番”らしい”場面が描かれています。
  突きをするファン・リー
  サッカーをするピート・リチャードソン
  考え事をするサコン・ゲン                             
  ハチローに勉強を教えるハヤミ・ブンタ
  体を鍛えるヤマガタケ                                
  椅子にどっしり腰掛ける大文字博士 そして最後に走るフジヤマ・ミドリ、戦闘服のツワブキサンシローと続きます。
作曲はゲッターに続き、おなじみの菊池俊輔先生。でも、ゲッターと違いかなりシンセサイザーが多用されてます。 とくに1番と2番の間の間奏の部分が印象的ですね。
これは新しい試みだったんではないでしょうか。私も当時初めて富田勲とかの電子音楽=シンセサイザーを聞いた ような気がします。
作曲は保富康午氏。オープニングの方はちょっとどうかなと思う詞も多々あるのですが、 このエンディングは歌詞はひねりのないすごーく普通でいいです。
「遠い流れ星に願いをかける あれは地球を守るガイキングのひかり
  数知れぬ星屑にただひとつ それが地球君のふるさと
   君もいつの日にかこの星守り 力強く生きてほしい」
ね。





みーちゃんの名曲100選13曲目は私のアニソンベスト10に入る

   

「果てしなき闇の彼方に」



アニメ「あしたのジョー2」のエンディング主題歌です。
「あしたのジョー2」は「あしたのジョー」の続編で力石の死後からという 非常に作りにくい状況にありながら、そのすばらしい演出で見事に描ききった名作 です。
そしてそのエンディングがこの曲です。前半2クールは映画「あしたのジョー」 の主題歌を歌った”おぼたけし”が歌ってます。この曲作詞、作曲は荒木一郎氏なん ですが、その荒木一郎氏が後半2クールは同じ曲をアレンジ違いで歌っています。 編曲は前半が後藤次利氏、後半がチト河内氏になってます。おぼたけし版はほんとうに 普通に歌ってますが、荒木一郎版はちょっと癖がありますね。私はどっちも好きです。

「かなしい思い出を 肩に隠して お前は歩き出す一人きりの人生を
 甘いなぐさめなど今は 背中にしみるはずもない
 苦い涙がこぼれたら 気づかぬ振りをしてやるだけさ」                              

わりとストレートな歌詞でけっこう恥ずかしいところもあるのですが、わりとこういうの好きですね。

「泣きたいときにも泣けない日がある お前の苦しみも人に言えない日もあるさ
 何も見えない闇の中は 求める夢も見えはしない
 今のお前に出来ることは 歩きつづけることだけさ」

考えたらこの歌詞は矢吹ジョーに対しての歌詞なのでしょうか?なんかジョーにこういう 歌詞は似合わないと言うか、ジョーにこんなこと言ったら「よけいなお世話だ!」とすぐに 言い返されそうですね(笑)。

「明日は明日の日が昇るだろう お前の昨日にはもう戻れやしないのさ
 見知らぬ川の行く手にも 澱みや滝があるだろう
 それでも海の見えるまでは 流れつづけて行くものなのさ」

そして最後に繰り返しのフレーズで締めくくります。
「それでも海の見えるまでは 流れつづけて行くものなのさ」



みーちゃんの名曲100選14曲目はハードロックの主題歌

   

「ソルジャー・イン・ザ・スペース」



スーパーマリオネラ「Xボンバー」の主題歌です。
放映前にシングルレコードを買って、これほど放映が始まるのを楽しみにしてた作品ってないでしょうね。
というのは放映開始特番みたいのが入ったために先にレコードを買って聞いてしまったのです。
それでメチャクチャ気に入って、この曲がどんなオープニングフィルムになるのかすごく楽しみだったのです。
ところが始まってみると見事に期待は裏切られました。オープニングフィルムがしょぼいことも さることながら、TVサイズは曲の切り方がひどかったのです!ま、オープニングなんかまだましな方で エンディングの「銀河漂流」はほんとに最低な切り方でした・・・・
とにかく”スーパーマリオラマ”と銘打ってはじまった本編も、ほとんど表情を変えず動かない人形、 比較的ちゃちな特撮とちょっとガッカリでしたね。
さてこの主題歌歌ってるのはBOWWOWというロックバンドで、本編の音楽も一部担当しており、音楽面では 非常に良かったです。 アルバム「組曲Xボンバー」がCD化されてないのが残念でなりません。
                             
非常に静かなイントロから始まるこの曲、いきなり
「Soldier in the Space Good-bye Never never forget my love」
の連呼で盛り上がります。そして、ここからは日本語(あーよかった)
「船を乗り出せ海へ 銀河の海へ 今だ旅立つ時は once in my life」
作詞は全編脚本を担当した藤川桂介先生、非常にストレートで能のない歌詞です。それがロックの曲調にのせると 結構聞けてしまうところがすごいです。
「負けるなよ 旅のつらさに 燃えるのは今 just now」
ここで唸るような「エックスヴォンバ」という声が入るのがワンポイントで、曲全体を引き締めます。そしてあとは
「Soldier in the Space Good-bye Never never forget my love」の繰り返しです。
とにかくコンセプトとデザインだけの”スーパーマリオネラ”をロックの勢いでイメージアップ させた名曲です!




みーちゃんの名曲100選15曲目は奥井雅美の最高傑作だと思う

   

「Birth」


「アキハバラ電脳組」の主題歌です。
「いつか失くした 輝く勇気のかけらを 今すぐ探しに行こう」
というフレーズにのって、真っ白いところに主人公のひばりちゃんの絵が浮かび上がってくる ところからオープニングフィルムは始まります。
そしてこのあとCDサイズの2小節を飛ばしてTVでは
「ギリギリのがけっぷちでいつも 本当は本領発揮するタイプだったね」
と続きます。
このあたりの歌詞なんかまさに”奥井雅美”!とても普通では思いつかないような単語を 歌詞にし独特のメロディーに乗せる、これが奥井雅美の魅力だと思うのです。そういう魅力が いっぱいつまってるのがこの歌です。
「夢が泣いてる現実というコンクリートの壁に
 動けない 輝けない いつの間にか囲まれすぎて」
と盛り上げていき、サビの部分
「瞬発力で乗り切るのが得意なら それでいい 恥ずかしがらず よけいなプライド
 Throw away 求めるカンジ よみがえるその時まで 一度ZEROに戻そう」
とにかく歌詞の切り方が変わっているのも奥井雅美の特長で最初すごく歌いにくいと思うのですが うまくメロディーに乗っているので、聞いているうちに違和感がなくなるんですね。というか、改めて 歌詞を見てこんな事言ってたのかと思うこともありますね。
この曲、私は聞いているとなんか元気になってくる様な気がします。いわゆる”応援ソング”みたいな 歌なんですが、やはり歌詞が非常に個性的で全然説教臭くないので素直に聞くことができるんでしょうね。
そして奥井雅美的歌詞の魅力が爆発してる2番
「最近チョット思うんだナ かかげて来たスローガンの”完璧主義”
 そりゃポリシーも必要だけど きっともっと大切なものがあるんだ
 ヒートアップしそうなエンジン少し休ませて 深呼吸したなら・・そうだっカンシャして笑ってみよう
 いいカゲンで行くのは決して悪いことじゃないよ がんばりすぎるそんな習性
 誰か言ってた「自分をなくさないために」 一度ZEROに戻そう」
ふと自分を振り返ってみると、なんかほんとうにこの歌詞には共感できるところがあって、すごく気に 入っています。奥井さん自身がこの曲のプロモーション用のチラシに書いてる文章を後で読んだのですが 奥井さんの気持ちはちゃんと伝わってるんだなあと思いました。
そして「小さな勇気 見つけたその瞬間夢だって鮮やかに息吹きかえす」からはじまるリフレイン
「何がなんでも手に入れたかったモノってなんだろう?思い出せない過去なんてThrow away
 ZEROに戻った気持ち自分のすべてに愛を注ごう 大きく育つ日まで」
おそらく計算されたわけではないのでしょうが、最後までホント見事にまとまっている歌詞だと 思います。こういうのを才能っていうんでしょうね。



そして引き続き名曲100選の16曲目は「アキハバラ電脳組」のエンディング曲


「太陽の花」


これもオープニングの「Birth」と同じくらい好きな曲なので今回は一気に続けて紹介します。
同じく奥井雅美の作詞作曲なのですが、こちらはしっとりとしたまさにエンディング曲の王道 といった感じです。作詞の方もビックリするほど普通です(笑)。
「−大切なものなんですか−  自分に問いかけてみた 
 −守りたいものなんですか− 本当は知ってても
 まっすぐに生きてゆくのは なんとなく難しい だからひとつだけ
 大好きな人に大好きと言える強さを持っていたい   
 笑顔が揺れる 素直な太陽の花(ひまわり)のように 輝きながら」
曲は奥井さんの”とっておき”だそうですし歌詞も一発OKだったそうです。
”太陽の花=ひまわり”というのはまさに主人公のひばりちゃんにはピッタリだと思います。
さらに、このエンディングには編曲のちがう3バージョンがあります。、
基本的にはアフロディーテの絵をバックにしたSCDバージョンなんですが 
パジャマ姿で寝ている4人(5人?)の絵をバックにしたLatin Jazz version(9,15,16話)
エリヌースの絵をバックにしたClassic version(14,19,25話)
があります。どちらも特徴のあるアレンジでいい感じです。これらは2枚目のアルバム「Rubification-C.T.i.A」に 収録されています。   




みーちゃんの名曲100選17曲目は最も売れた特撮ソングである

   

「TAKE ME HIGHER」


ご存じ「ウルトラマンティガ」の主題歌です。
久しぶりのウルトラマンのTVシリーズ「ウルトラマンティガ」が始まり、その主演が ジャニーズの人気グループ「V6」の長野博くんに決まり、主題歌をそのV6が歌うと知った時には ずいぶん心配したものです。
しかし、番組が始まってその主題歌を聴いたら、そんな不安は吹き飛んでしまいました。
V6なのでノリがいいのは当たり前なのですが、ちゃんと歌詞が主題歌になってる!しかも「TIGA」 という言葉まで歌詞に入ってる!
CDのジャケットも裏面にちゃんとウルトラマンティガが印刷されてます。ありがちな紙を1枚挟み込むというのではなく。
CDを聞いてると2番の歌詞がすごく「ウルトラマンティガ」という作品の未来に対する前向きな 姿勢とうまく合っていると思ったのです。

「争いごとのない明日を探してる 誰もが待ち望んでる
 僕らが出来ることを 続けてゆくよ 優しくなれればいい 絶やさずいたい」

そして1番、2番のあとの間奏の部分からの盛り上がりが作品中でうまく効果的に使われていました。  第28話「うたかたの・・・」でヤズミ隊員が立ち上がる場面など・・・)

「いつかはきっと届く 僕らの声が 世界も変えてゆける 時代をこえて」

このリフレインのサビの部分に入る前の部分の歌詞がすごく”ティガ”らしくていいと思います。
また最終回では最後のグリッターティガが登場する場面ではV6のアルバム 「NATURE RHYTHM」のNEW ALBUM MIXバージョンがそのイントロから 使用されドラマを盛り上げていました。
とにかく「平成ウルトラマン」はこの主題歌で理想的なスタートを切ったのではないかと思います。
そしてこのCD、おそらく最も売れた特撮ソングのCDなのじゃないでしょうか。




みーちゃんの名曲100選18曲目は最近通信カラオケに入った”かっこいい”歌

   

「傷だらけのツバサ」


監督が音楽にメチャクチャ金を使って制作費がなくなったと評判のアニメ「ハーメルンのバイオリン弾き」のエンディング主題歌です。
歌っているのはもとA−JARIの藤尾領が新しく結成したユニット「IKEBUKURO」。作・編曲は藤尾領がやっています。
「もっと強く生きられる?きっと夢は叶う?独りで叫んでみても答えもなく彷徨うだけ」
とかっこよく盛り上げ、いっきに1番のサビの部分に入り盛り上げます。

そして間奏部分のラップ。男女掛け合いのこのラップが”かっこいい”この歌のまさに”かっこいい” ワンポイントですね。   

男「そうさ愛しているなら時間を無駄にすることなんてそりゃ罪悪」女「今しかできない」
男「今しかやれない」女「やらなきゃなんないOH YEY」
男「なんてことない痛みにおびえて」女「なんてことないなんてことない彼氏に甘えて なんてことない愛におぼれても」
男「それじゃまさになんてことない人生」女「OH YEY」
男「OH YEY、OH YEY」女「OH YEY ちょっと自由のツバサを広げて」
男「ちょっと自由の拳をかかげて、誰よりも高く」女「高く高く」
男「誰よりも強く」女「強く強く」男女「生きて行くしかないだろうYA HA」

変わって2番。この2番のサビの部分から
「明日の行方なんてどうせ誰も解らないなら 誰よりも高く飛べるその時まで自分を信じて生きて見せろ」
というリフレインまでほんとうに一気に駆け抜ける感じで盛り上がります。カラオケなんかで歌うとかなりしんどいです。
そしてすべて歌いきった後に流れてる鐘の音がほんとうにいい感じでこの歌を締めくくります。

この番組のオープニングエンディングはこの曲を含め、4曲ともいずれもなかなかの 個性派揃いの名曲だと思います。




みーちゃんの名曲100選19曲目はまたもやエンディングの名曲

   

「俺達は天使だった」


超ロングランアニメ「ドラゴンボールZ」の後期エンディング曲です。
歌うのはドラゴンボールZのメインシンガー”影山ヒロノブ”。その影山さんのアニメ ソングの中でも大好きな歌のひとつです。
エンディング曲というのにはオープニング曲と対になるようにスローで静かな曲が一番多いのですが、 主題歌ほどアップテンポでなく元気のいいミドルテンポの曲も多いです。その代表的名曲です。
作詞はオープニングの「CHA−LA HEAD−CHA−LA」「WE GOTTA POWER」 と同じく森雪之丞氏が担当してますが、オープニングほどの”跳んだ”感じは少なく普通の歌詞になってます。 でもさすがにうまいもんですね。
特に私が気に入ってるのは2番です。
「雲の広場でカンケリして 月をすべり ハートの矢で 人を恋に落とした」   
影山ヒロノブさんのライブではここで缶蹴りのアクションをするのが印象的です。
「そう 描くビジョン 現実にする 魔法があったんだ・・・ほんとさ」
この部分が最も好きな、そして森雪之丞さんならではの言い回しだと思いますね。
そしてサビの部分
「TO MY FRIENDS 明日を信じ続けていれば この砂漠も楽園に変わる」
「TO MY FRIENDS 傷つき そして学んでゆこう」 と続きます。
このあと歌は1番のサビの部分を繰り返して終わります。
この歌は大きな特徴こそありませんが、ほんとにふつーでさわやかで歌いやすいいい歌だと思います。




みーちゃんの名曲100選20曲目は2002年春の新作アニメ「あずまんが大王」のオープニング曲

   

「空耳ケーキ」


「今、もっとも売れている4コマまんがを知っていますか」というコピー(もっとも その後「答えは知りませんが『あずまんが大王』発売中」と続くのですが)でオタク層に 爆発的に売れた「あずまんが大王」がアニメ化されると聞いたときは誰もがあまり期待は しなかったと思います。実際先行して作られた短編劇場版は結構つらいものがありました。
チヨちゃん役の金田朋子の歌う主題歌もなんか狙いすぎって感じがしていまいちでした。
しかし、いざTVアニメが始まってみると以外と面白いので驚きました。   
結果からいうと高校生活の3年間を描いた4巻の原作をその4コマまんがの雰囲気を 壊すことなくみごとに26話(正確には26×5=130話)でほんとうまくまとめていました。
その雰囲気を決めたのがこの主題歌の「空耳ケーキ」と栗コーダーポップオーケストラの 栗原正己が作るBGMだったんじゃないかと思います。
 
「空耳ケーキ」は作詞:畑亜貴、作・編曲:伊藤真澄、歌:Oranges & Lemons 。 
この Oranges & Lemons というのは伊藤真澄と上野洋子のユニットです。
この伊藤真澄という人は歌声そして作る曲が結構好きなんですよね。いろんなアニメの曲を 歌っています。「ミトの大冒険」「魔法少女猫たると」「Z.O.E.droress」等。 そして作曲家として活動するときは「七瀬 光」というペンネームを使っています。

”ことばあそび”のような本編とは関係なくかつ”あずまんが”らしい歌詞。
ポップなアップテンポの曲調と耳に付く繰り返しのフレーズ。   
一度聞いたら忘れられない印象的な歌だと思います。

そして、この歌にのって展開するオープニングフィルムが絶品です。
監督がコミックスの表紙のイメージで作ったと言ってる通り、「あずまんが大王」を知ってる人間 ならば感心する作りになってます。   
なるべくシンプルに作られた画面の中で動き回るキャラクターたち。 短いカットのなかでそれぞれのキャラクターの個性をうまく出していると思います。
ここで歌詞書いて説明するより絵コンテを見てもらった方がわかりやすいでしょう




みーちゃんの名曲100選21曲目は海外特撮作品の日本語版主題歌

   

「スペース1999のテーマ」


東芝EMIからCD「ファンタジック・メモリー外国TV映画 日本版主題歌コレクション」が出ました。
題名通りのCDなのですがこの中にずっと探してた「スペース1999のテーマ」が収録されてます。
サンダバードの昔から海外SFには日本語版の主題歌が作られています。
昔のものは一部にオープニングの原曲のサウンドロゴを入れたりしながらやはり ダサイ感じの曲が多いのですが、荒木一郎作詞作曲によるこの歌は全くの日本オリジナルですごくかっこいいです。
歌っているのは上條恒彦氏。これまでこの手の歌は児童合唱団が歌うことが多かったのですが、 声量のある歌声で非常にロマンティックに歌い上げています。
放映時はオープニングはこの曲のメロオケで歌入りは番組終了後にエンディングとして流されてました。

「夜空に何を求めるのだろう
 光り輝く果てしない宇宙に
 帰る宛もなく さまよう 白い星
 ムーンベースアルファは 迷い星
 見知らぬ 星の涙が 今日も
 ああ 窓を濡らす」

最初の頃は1番が使われていたのですが、途中からは2番が使われるようになりました。

「遠い地球に忘れたはずの
 愛と憎しみ 戦いの思い出
 何故か 今も くりかえす 白い星
 ムーンベースアルファは 迷い星
 行き交う 星のかけらが 今日も
 ああ 夢を破る」




みーちゃんの名曲100選22曲目は特撮主題歌の王道中の王道

   

「セタップ!仮面ライダーX」


70年代特撮ヒーロー主題歌の王道中の王道。
石ノ森章太郎 作詞、菊池俊輔 作・編曲、水木一郎 歌というまさに”仮面ライダー”の定番主題歌です。
仮面ライダー〜ZXのいわゆる昭和の仮面ライダーの主題歌の中でなぜか好きなのが この歌なんですね。何故かって聞かれると困るのですが、多分その時代とか気分も含めて 好きなんだと思います。今聞くと普通の歌なんですけどね。
「仮面ライダー」が大人気の内にシリーズ第2弾の「仮面ライダーV3」になり、 そのV3が1年続き、ややパワーダウンした頃の作品ではありますが、音楽的には 「ヒット曲集」という挿入歌集の発売も定番化し、安定して来た時期でした。
意図したものかは定かではないですが、このXの挿入歌は「しりとり歌」であろうが 「神敬介の歌」であろうが、全曲戦闘場面にかかっても違和感のないようなアップテンポ な歌ばかりというのが当時気に入っていたところではあります。
そして、この主題歌「セタップ=セット・アップ」という「変身」に変わる新しい 造語をキーワードとしており、非常にシンプルで3分弱と短いのはEP版が3曲入りで、 A面に挿入歌「白い弾丸クルーザー」(こっちは約2分)と一緒に入っていたからです。

前奏、間奏、後奏どれをとってもまさに菊池節全開の曲で盛り上がります!
「銀の仮面に黒マフラー ひたいに輝くVとV」
この「VとV」の部分のオケのメロディが昔から好きでしたね。
菊池さんの曲ってボーカルの主メロとオケの演奏がかなり違っていてそれが合わさるときに すごくいい感じになると思うのですよ。水木さんの歌声というのはまさに最適だと思います。
「ストップ!ゴッドの悪だくみ 父の叫びは波の音」 
と続き、次の
「怒りのライドル引き抜いて」 
からは演奏も盛り上げるよう構成してあり
「Xライダー今日も行く 仮面ライダーX X X」
とヒーローの名前の連呼で終わります。
さらに後奏が長いのも菊池さんの特徴ですね。この後奏もいい感じです。
とにかく、まさに”王道”という一曲です。




みーちゃんの名曲100選23曲目は元気の出るエンディング曲

   

「てなもんだ人生」


1990年のアニメ「からくり剣豪伝ムサシロード」のエンディング曲です。
この作品のオープニングも子門真人さんが歌っているバリバリのヒーローゾングで 大好きなんですが、それよりもお気に入りなのがこの野澤恵(のざわあや)さんが歌っている エンディング曲の「てなもんだ人生」(作詞 枯堂夏子 作曲 松田隣 編曲 根岸貴幸)なんです。
ノリのいい曲に野澤恵の伸びのある歌声、そして枯堂夏子のセンスのいい歌詞が相まってすばらしい エンディング曲になっています。
エンディングフィルムはリアルに描かれたムサシとコジローそして野澤恵本人のイラストと 交互に演奏するデフォルメの(っていうかこれが本編の作風)ムサシ&コジローそしてボーカルを とって歌う野澤恵のアニメというまあ野澤恵のプロモーションも兼ねたようなものです。
でも、このデフォルメ野澤恵が妙にかわいくて、全然嫌な感じはしませんでしたね。

カラのポケットに ツキが 
とびこむことも あるさ
おっきなこえでわらえば あしたには朝が来る


枯堂さんの歌詞が冴えています。

なくすものなんか 何にもないさ
やっちゃえ! イケイケ! 手ぶらは 強いぜ


ここがこの曲の一番好きなところです!
この部分はTVサイズの構成でのみ「イケイケ!」という歌詞が 入っててCDフルサイズバージョンにはないんですよね。この部分の 勢いが好きなのでちょっと残念でした。

てなもんだ のーてんきに行こう
人生 てなもんさ チャンスが ほら 
しっぽをふって 追ってくるぜ!


なんかわけがわからず勢いがあっていいです! この歌を聴くとほんとうに元気が出てくるから不思議です。
そして、もう一度リフレイン

てなもんだ のーてんきに行こう
未来も てなもんさ 明日がほら 
両手ひろげて わらってるぜ!


なんと楽天的な歌なんでしょう!
で、この野沢恵さんの声と元気のある歌い方が私は大好きなんですよね。
当時の彼女のアルバム「あやっ?」と「人生」は大好きなアルバムで、 何度も聞きました。ほんと”元気の出る”アルバムでした。 そして、この2枚のアルバムを残し彼女は消えていった・・・
と思ってたら、どっこい数年してアニメの主題歌をまた歌っていました。
AYAという名前でアニメ「ハイパーポリス」の主題歌「That’s ハイパーテンション!!」 を歌い、またしばらくして「宇宙海賊ミトの大冒険」の主題歌「HI!HO!」そしてその続編 の主題歌「COSMIC LOVE」をayaという名前で歌ってました。
多分それなりに年はとったんだろうけど、あいかわらず張りのある元気な歌声で聞いていてほんと 嬉しくなってしまいました。やはりこういう歌声はアニメソングには向いているんでしょうね。
今のところ最後に聞いたのはアニメ「仰天人間バトシーラー」の主題歌「レッツセイル!バトシーラー」 ですね。”野沢あや”名で歌われていました。
ほんと、こういう人にもっとアニメの主題歌を歌って欲しいものです。






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