ダンナのその日暮らし日記    
2008/2/2

◆明日に向かって走れ!◆

昨日久々に会った会社の人に
「太った」
と言われた。

そういえば最近、妙に食欲がある。
12月のげっそり具合はウソのごとく
言われてみればベルトも少しきついような・・・気が・・・しないでもない?

これはいわゆる「気の緩み」ってやつなのか?
気が緩んで体も緩んだって言うのか?

12月はとにかく、こんなクソ会社、すぐに辞めたる!!
という熱い決意を胸に、3日連続完徹し、クソババアのクレームもかるーく受け流していたはずが、
こんなはずはない!

なんとなーく、もう少し続けてもいいのではないかとか、考えてないか?

いやいやいやいや

明日に向かって走るのだ!

立ち止まっている暇はない。

こんなに気は荒んでいるし、生活は荒れているし、ビンボー揺すりは止まらないし、腹は痛いし、頭はおかしいし、何もかもすぐ忘れてしまうし、もう行き詰っているのだ!

何の役にも立たない自分にうんざりだ。

多分この文章の半分以上がウソだとしても、かまわず走るのだ。

とにかく腹が減ったので、これから何か食うことにする。

そして寝てしまうことにする。



2008/1/29

◆絵とか写真とか◆

もう一週間以上前だけど、友人Hの行っているアトリエの展覧会を見に行ってきた。

恵比寿の駅からえらい遠いところにある会場は、フツーの家を改造したものだった。
玄関で「靴脱がなくていいんですか?」
と聞いてしまった。
それぐらいフツーの家そのままなのでそれがいい感じだった。

7年前、Hと私は同じアトリエに通っていた。

Hはその後場所を変えつつ絵を描き続けてるけど、私はほんとーーーーーに絵を描かなくなってしまった。
まあ、敢えて言えばこのページのTOP絵だけですか・・・

絵ってまあ、上手い下手なんてないけど描いてないと絶対進歩しないし、なんだか大切なカンみたいなものが確実に失われてゆく。

現状、絵を好きなだけ描ける環境にはないな。帰って寝る、帰って寝るの繰り返しで、気分も上がったり下がったり回り道したりしてるのだ。

通ってたアトリエの先生の話が果てしなく長くとも、それそれで。
アトリエのいる3時間のうち2時間は先生の話だったけどそれはそれで。
しかもおんなじ話ばっかりだったけどそれはそれで。
そんで、いっつもおんなじおばさんばかりチクチクいじめていたけどそれはそれでまあ、楽しかった。

今日は雨の中めげずに上野に行ったけど、ライカを持ち出すのもどんだけ振りだろう?

写真の神様、絵画の神様、私を見捨てないでください。

もうじきそこに戻ります。たぶん・・・

そんで、焦ってさっきもうだいぶ前に買ってほったらかしだったキャンバスに地塗りをしたのでした。



2008/1/13

◆UMAを探し出せ!◆

最近まで本の雑誌で昨年のベスト10に選ばれていた「怪獣記」という本を読んでいた。

これは自称?「UMA(未確認不思議動物)」マニアの著者がトルコ東部のワン湖まで怪獣を探しに行くという内容で、もちろん著者はジョークでもなんでもなく真剣に怪獣探しをするのである。
ワン湖の怪獣は結構有名な話だから知っているヒトも多いと思うが、その有名さゆえに最初は著者の興味を引いてはいなかった。
しかし、様々なヒトと出会ううちに怪獣そのものというより怪獣がうわさになった背景に興味を見出し、最終的には怪獣(らしきもの)を実際に見てしまうというノンフィクションだ。

私はこの手のUMAモノが大好きであり、中国の野人だの、ネス湖のネッシーだのUFOだのといったものになんにしても興味をそそられてしまう。

しかし残念ながら今までの人生でその手のものに遭遇したことは一度もなく、ある意味、うちのヨメさんがもっともUMAなのではないかと思われるくらいである。

今度こそチベットに行ったらUMAに出くわしたいものだ。空飛ぶ坊さんとか身長3メートルの坊さんとか月を見ると大猿に変身する坊さんとか。

もうすぐアジア横断の旅に出て丸7年。はやいなあ。

最近天気のいい日の空を見ると、旅立つ直前の気持ちを思い出してしまって困ります。




2008/1/7

◆カチカン◆

最近、めっきり仕事にいくことに嫌気がさしている。
こんなことは今までの仕事ではなかった。どうでもいい仕事とは思いつつ、それなりに前向きに業務には取り組んでいたのだけれど・・・。

そんな日は気が済むまで新宿西口の高層ビル街を散歩することにしている。
要するにサボりです。

このところ晴れの日が多く、朝の光を浴びてビルの壁が有機体のように温かみをもつのを見ていると、気分が少しだけ晴れやかになってくる。

CDを聞きながら散歩している。
おっさんでもi-podを使っている時代にヨメが15年位前に買ったCDプレーヤーで聞いている。

聞いているのも15、6年前によく聞いていた曲。
思い出に縛られているようでげんなりするけれど、現実逃避には必須アイテムなのです。

ところで、話は変わるけど、そのCDでよく聞いているアーテストに関するサイトを見ていたら、私が間違いなく最高傑作と思っているアルバムについて
「セールスの為に作られたような大駄作」
と評価されていた。
そして自分的にはもうなんだか悩みすぎて失敗したと感じていたモノが「最高傑作」と書かれていた。

まあ、音楽の良し悪しなんてほんとの所は正直わからんが、カチカンの違いって奴を久々強烈に感じたのでした。

仕事もそろそろカチカンの違いから辞めてしまおうかなー、なんて考えたりしてるうちに松の内も終わり。




2008/1/2

◆新年快楽◆

2008年が来た。

今年はある友人は10年ぶり以上に社会人として迎え、
ある友人は(たぶん)結婚するのだろう。
そしてある友人は父としてはじめての正月を迎え、
そしてある人はなんだか晴れない気持ちでなんとなく正月を迎えている(私のことだけど)。

なんだか周りがあわただしく変わろうとしている。
今年はそんな年なのだろう。貰う年賀状にもめっきり子供の写真が多くなった。

今年は自分を取り戻そう。
自信がなくたって、甘ったるくたって、構わない。
自分らしく生きたいと思う。

それが勘違いでも、思い込みでもそれはそれ。

今の自分が大好きだといえるように、

そんな一年になればいいな。




2007/12/8

◆ウエノ◆

一年で一番好きな季節はいつかと聞かれればまさにこの12月のはじめ。

もう桜あたりの葉はあらかた散ってしまい、イチョウがカドミウムイエローにどっぷりと染まるころ。

なんだか大学生のころ思い出す。

部活は11月いっぱいでリーグ戦が終わって12月からオフに入る。

なんとなく開放感があって、いろんなとこに足を運んでた。

特に上野。

もう冬といってもいい寒さ。冬晴れ。イチョウと朝日。美術館の影。なんだかどこの国のものともわからない飲み物。

いろんな思い出とか風景とか匂いとか映像がドバーっと広がってしまう。

あのころよく聞いた歌とか聴いてみたくなり、なんだか無性に感傷的になりたくなり、無数の無視したい現実が有り。

さあ、イチョウが散る前にウエノに行こう。
きっと救われる。



2007/12/3

就職するってこと

この月曜日から私の高校時代からのまあ、有態に言えば親友というのか、とにかく長い付き合いのHが就職した。

転職ってオレにしても2回してるし、別に珍しくもなんともないのだけれど、彼にとっては特別な感傷的なものがあったろう。
何しろ奴にとっては
12年ぶりの就職なのだ。

オレも別に深くは聞かなかったけど、大学を卒業してすぐ先物だかなんだかのアヤシゲな会社の電話営業という、誰が考えてもおおよそ奴には似合わない仕事に就き、いろいろと嫌な事があったのだろう。半年で会社をすっぱりとやめた後、アルバイトはやっていたものの、一切仕事に就かぬままこの年まで来てたのだ。

たぶん、いやきっとその経験がトラウマになっていたんじゃないかと。密かに思っている。

何しろ12年。まだ20代半ばだったうちらももう37歳だ。

だからと言って、Hはニートとか引きこもりなんてのとは一切無縁だった。

アトリエに通って絵を描いて展覧会に出品したり、あちこち絵を見に行ったり、映画のワークショップに参加したり、11歳も年下のオンナノコと付き合ってみたり、とにかく忙しい日々を送っていたわけです。

オレも絵を見に行くのが好きで、大学のころからよく一緒に出かけていた。特にオレが就職してからは不定休だったオレにとっていつでも声をかけられるHはとても気軽な存在だった。ほとんど毎月といっても良いくらいに絵を見にでかけたもんだ。

Hのモラトリアム生活はオレにとって憧れでもあった。好きなことだけやり、不必要なほどこだわりの多い生活。オレの年になってもそんな生き方が出来る奴が身近にいることを変に誇らしくもあった。

でも、まあ、それはオレの勝手。Hもめでたく就職。

いつまで続くかはわからんけれど、ここまで就職しなかったんだからここでいつやめようと大差ない。
気楽にやってこいよと、言ってやりたい。

そんで、今度は土日にまた、絵を見に行こうと。



2007/11/9

37才

ふと、思うのです。

あの旅から帰ってきて、早6年。

藤原信也は
「あれ以来、下界に降りて、いかなる土地に行っても空が濁って見えるという宿病を背負ってしまった」
と言っていたけれど、私は
「あれ以来いかなる場所にいても、そこが自分の居場所でないような気分になってしまう宿病を背負ってしまった」
ようです。

どこにいてどんな仕事をしていてもなんとなく腰が落ち着かない。
結局仕事を辞めることを考えることを生きがいにしている。

まさかあの1年が人生最良の時になったりしないだろうなとか考えてる。

そしてもうすぐ37歳。

37歳は自分の中でこだわってきた年齢です。

それは画家のゴッホが死んだ年だからです。

20代前半くらいのときはその年齢まであと15年くらいあり、それだけあれば俺もゴッホがやったくらいの仕事をできるのではないか、な〜んて、よくもまあお気楽に考えていたものである。

そのことを思うたび、何かしなくてはと、まるで生き急いでるみいたいに落ち着かず、普通に仕事をしていられる同僚が不思議であり、もしかしたらみんな同じことを考えているのかな?とか思ってみたり。

今までの文章を簡潔にまとめると、要するに仕事を辞めたいだけだったりして・・・。

そうも言っていられない。何しろこれからが1年で一番忙しい時期なのだし。

でも、せめてもの夢。来年、37歳になったら、もういちどゴッホの墓参りに行きたい。
「あなたより長生きしてしまいました」
と、一言言いにいきたいのです。

そして37歳で死んでしまったゴッホにはできなかった何かが、出来るのではないかと、いや、出来たらいいなと・・・
まあ、希望的観測でそう考えていたいのです。



2007/10/8

VISTA

このVISTAのパソコン買ってどれくらい経つんだろう?

ようやっとホームページのデータの移行が完了し、こうしてめでたく初更新となったわけです。

それにしてもいまだにVISTAは使いづらいなあ。会社のパソコンもまだXPだし・・・

ああ、こんなことやっているうちにもう年賀状の季節がやってきました。
なに?まだ早いだろって?

いやいや私たちの業界ではすでに年賀状真っ只中なのです。

ということは、次にこのHPの更新できるのがまたいつのことやら・・・
せっかくVISTAに移行したのになあ。


あーそんなことよりも秋ですよ。秋といえば展覧会シーズン。
今年も東京展と新製作展は観にいった。
東京展では以前通っていたアトリエの先生を発見し、あわてて逃げて来てしまった。

旅から帰ったら復帰すると言って、それきりになってしまってどうにもバツが悪い。

まだまだ見たい絵はたくさんある。

美大の学祭にも行きたいなあ。



2007/6/14

◆韓国ドラマ◆

2年位前、狂ったように韓国ドラマを見まくっていた時期があった。
いわゆる韓流ブームの最後の尻尾あたりに引っかかっていたけれど、別に韓流がどうのこうのって言うより、その年の初めに韓国に行った事が大きかったのかなあと思う。

韓国に最初に触れる機会というのが、なんとパリだった。リーさんという韓国人がやっていた宿で1ヵ月半くらいすごしたのだけれど、その時に辛ラーメンとか、キムチとか、チャンジャとか、コチュジャンなんてものにはまってしまい、パリって言うより完全にソウルのような宿であった。

そんな韓国ドラマの中で何となく最初に見ていたのがホテリアーって言うドラマで、ヨンさまとかソン・ヘギョなんかが出ていて、結構韓国ドラマのエッセンスに溢れて面白かった。

そのホテリアーが日本版にリメイクされて今日がその最終回だった。
実際には殆ど見なかったけど・・・なんだか、懐かしい気分になった。


また休みの日に職安通りにでも行ってみるかな。

そういえば今日、関東地方は梅雨入りしました。



2007/6/10

◆サイクルヒット◆

いやあ・・・2日連続更新なんてなんて久しぶりなんだ・・・。失業中以来じゃないのか?

更新してみたくて書いてみました・・・ってわけじゃないが。

今日は何か昼ごろ突然大雨が降ってそんなこともあってかどうか何にしても少し空回ってた一日だった。
雨のときはちょうど新宿にいて丸の内線を降りて地下を歩いていたら、地上と吹き抜けになっているところにどばーっ!っと雨が降っていてなんだか意外な感じだった。

雨の日に新宿の地下を歩いているといつもKANの「TOKYO LIFE」を思い出してしまう。

道を選べば傘を差さずに歩ける。
今のオレは傘の要らない道を選んでばかりだ。

びしょ濡れになっても道を選ばないような人生を生きたい。

そうは思っても結局は納得のいかないままだ。いつもいつも。

あ・・・タイトルには全く意味はありません。



2007/6/9

◆計画◆

気づけば春も過ぎ、梅雨目前。

台湾に行ってもう1年、チベットに行ってからもう2年。そろそろ旅の計画を練りたいが・・・。

1週間前にならないと予定がたたないような今の生活では難しいのだが、計画を立てるのは楽しい。

ところで7月6日はダライ・ラマ14世の誕生日との事です。
最近、チベットの本を読んでいて知ったのだけど、お釈迦様は
「自分の知らないところで特定の人の為でなく屠られた肉は食っていい」
って言ったそうな・・・。

そうなのか・・・理屈は知らんが、おかげでヤクくらいしか蛋白源のないチベットの人は救われたんだろうな。

先週、坊主の後輩の結婚式に何やらお偉い坊さんが沢山来ていて、スピーチ中にタバコはぷかぷか吸いだすは、般若湯(酒)はがぶがぶ飲むはで、日本の「伝統的」坊主だらけであった。

あっ・・・随分タイトルからかけ離れてしまった。

とにかくただいま計画中。さーどこに行こうかな。



2007/1/19

◆ラジニ◆
いつの間にか年越してた・・・。

11月あたりから殺人的に忙しく、やっと年越して楽できるなー、と思ってたらなっやかやとトラブルがあり・・・。

書けるときに書いとかないと、また書けなくなりそうだ。

ところで年も越したので、表紙も変えてみました。
CINDYとはうってかわってラジニのおっさんです(笑)。

踊るマハラジャ見てぶっ飛んでから何年たっただろうか?
なんでも去年新作がやってたらしく、見逃したのが残念。4月にDVDが出るらしい。

インドでもっと映画見るんだったな。
月曜朝8時の山手線くらい込んでいて、警備のおっさんがひたすら列を守らない去る同然の観客と格闘しているのを見て、すっかり見る気をなくしてしまった。

今年もどこかにいけますように。

それが列車に乗ってチベットだったら言うことなし。




2006/9/9

◆CINDY◆

このコーナーの表紙に描いてるオンナノコは、王心凌(CINDY)と言う台湾の歌手と言うか役者と言うか、はっきり言ってしまえばアイドルだ。

台湾に向う飛行機の中で偶然聴いて、なかなか良かったのでCDを買って帰った。
決してジャケ買いではない。顔で選んだんじゃない。アルバイトは顔で採るけど、これは曲で選んだ。ホントです。

台湾のCDは豪華な事に、VCDや、DVDが付いていて、PVも見ることが出来る。で、見たけど、やっぱ、これはアレだね。完全にアイドルだね。ちょっと恥ずかしくなるくらいにアイドルだね。

これではヨンさまに血道をあげるババアと同じなのではないか?
いや、間違いなく一緒ですよ。これは。
あーそうかー。なんか分っちゃったな。オバサマの気持ち。

なんか、ガイコク人だと普通に聞けるんだよね。不思議と。

ちなみに前回の表紙はブアチョンプー、前々回のはパーミー。共にタイのシンガーです。

ええ、そうです。結構ハマってます。





2006/9/5

◆チベットへは列車に乗って・・・◆

もうしつこいくらい書いてるけど、7月に北京からラサまでの列車がついに開通した。

今日、新宿の紀伊国屋でその列車を特集している雑誌を発見し、購入してしまった。

チベットが列車でいける国になってしまったのは哀しいけど、その列車からの景色はやっぱり素晴らしい!!
列車はナクチュなんかも通るんだけど、その辺も開放地区になるんだろうか?

北京、ラサ間の硬臥(2等寝台)で、813元(約12000円)。48時間の旅だ。
48時間ていうのは思ったより近かったなあ。

行きたいなあ。

旅行人ガイド「チベット」の第4版が出ていて、その思いを更に煽るのでした。



2006/9/2

◆放置◆

わあ・・・もう2ヶ月も放置してしまった。
さっき一昨年書いてたその日暮らし・・・を見たのだけど、
あの頃はほんとにオキラクに書いていたなあ。

いまはMIXIもやっている関係で絵と旅の事中心に書こう
と思ってやっているのだけれど、実際今の1日14時間
労働の生活で、画や旅に関する話題をひねり出すのは
妄想以外の何者でもなく、時に苦痛になってしまうので
す。

最近久々にカメラを買おうと、ヤフオクを見続けているけ
どなかなかウマい事いかず、ただただウォッチリストを増
やし続ける毎日です。

また旅に出る!とでも決まれば思い切った購買意欲も沸くのだろうけど・・・。

後ろでヨメはサスペンスのあらすじを予想しまくっています。
明日はまた会社です。



2006/7/2

◆合奏◆

この間まで絵画の盗難に関する本を読んでいた。

そのなかに「ガードナー美術館」の盗難の話ものっていた。

この盗難事件は今現在更新されていない最高の被害額を出した事件だ(推定400億円)。

残念なのは、フェルメールの「合奏」が未だに行方不明であることだ。

真偽のアヤシイ物も含めて30数点しかないフェルメールの作品の中でも特に素晴らしいものの1つが世界中どこの
美術館でも見ることが出来ないというのは悲しい限りだ。

美術館はそもそも公共のものとして価値ある美術品を広く大衆に公開することに意義があるのに、それがそうした盗難を招く原因にもなるとは皮肉なものだなあ。

ところで、今現在の世界中の盗難美術品を膨大なデータベースとして扱っているサイトがある。
イギリスのサイトで「アート・ロス・レジスター」という。

興味があったら見て下さい。

http://www.artloss.com/Default.asp




2006/6/19

◆旅の本◆

今日は午後三時に急に思い立ち、吉祥寺に行ってきた。

Tシャツ買ったり、キャンバスを買ったり、井の頭公園で
意味のない写真を撮ったり、鯉ヘルペスにかかった鯉を
探したりして充実した時間をすごした後、本屋に寄った。

大体最近目を通すコーナーは決まっている
@宗教
A美術
B旅行
だ。

その本屋はイワユル旅行記のコーナーが充実していて、各国様々なものが置いてあった。

海外旅行に行き始めた頃、旅行記を読むのが好きで、多分インドだけで30冊くらいは読んだと思う。
あの頃は旅行記を読むことで、旅行をした時の思い出を反芻していたのだろう。

それが、今、こうして大量の旅行記を目の前にして全く買う気が起きない。

「ビエンチャンで喫茶店〜?けっ! インドに嫁ぐ〜?けっ!」
と、何だか卑しくも嫉妬のような気分になってしまっているのだ。

純粋に旅の匂いを探して紀行を読み漁っていた頃が懐かしくもある。

今回、少し買おうかなあと思ったのは金子光春の旅行記だけだった。
たぶん、それは既に今現在の世界とは遠い時代の話だからだろう。

要するに現在自分が行くような旅のにおいがしないものだけに興味が沸いたってことで・・・

こりゃ、禁断症状だな。そろそろ。

来月辺りは行かなくちゃなあ。




2006/5/26

◆東京ウォーカー◆

今日は先週に引き続き連休だった。

で、昨日は昼過ぎから久々に国立博物館に行ってきた。
何度も書いているけど、年間のパスポートの元を取らねばならない。

とは言っても上野は大好きな街なので、うちからの1時間の移動も苦にならない。

ホントは何か特別展をやっていることを期待していたのだけれど、残念ながら丁度特別展の谷間の期間だった。
ナンにしても国立博物館は来るたびに少しづつ展示内容が変わっていて楽しい。
今回は江戸時代に描かれたでかい世界地図があってとても興味深かった。昔の地図は実用品というよりまさにアートなのだ。

絵画の部屋は前ほどインパクトのある作品がなくなっていたけれど、渡辺崋山の「高野長英」の絵がとてもよかった(これ、国宝らしい)。

帰りには銀座を回って久々に中古カメラ屋を冷やかし、老舗のカフェパウリスタに寄って帰った。

休日らしい休日だった。

※写真は素晴らしくオモロい竜の絵



2006/5/22

◆とりあえずの更新◆

どうしてHPの更新がだるいのかと言うと、やはり絵を描くことがかったるくなっているのではないかと言う
現実があり・・・。
とりあえず、絵を描かずとも写真とかでお茶を濁せる方向性を模索中。

で、とりあえずの更新です。


2006/4/16

◆新宿イースト・ゲート・ウォーク◆

昨日はチャンプの誕生日という口実で、嫁と3人、新大久保の百人町屋台村に飯を食いに行った。

百人町屋台村はインドやらタイやらの店舗が集まったちょっと面白い店だ。昔、始めてきた時はもっと猥雑な感じで、席に着くと、全部の店からメニューを持った店員が集まってきて、
「コッチノ リョウリ ガ オイシイヨ!」
と、客の取り合いをしていたけど、今はきわめて普通のアジア料理屋になってしまった。

飯を食ったあとは歌舞伎町まで3人で歩いた。

この辺りはとても無国籍な雰囲気が漂い、看板はハングルだし、怪しげな国際テレフォンカードを売っている店は全て中国語だし、カラオケBOXの名前は「世界語カラオケ」だ。


夜は更に怪しさを増してくる。

韓国の屋台のお菓子ホットクを売っている兄ちゃんに、何故かハングルで声を掛けられる。

しばらく歩き、歌舞伎町に着いた時に、

「成田に帰ってきたような気分だ」

とチャンプが言った。

無事、帰国いたしました。



2006/3/18

◆カミーユ◆

またまた上野に行ってしまった。
国立博物館に最澄と天台の美術の展覧会を観に行ったのだが、
なんと、まだやってなかった。

仕方なく、西洋美術館で「ロダンとカリエール展」を見た。

ロダンの最高傑作と思うのは、ロダン美術館にある、「カミーユ」の頭部の像だ。カミーユはロダンのいくつもの作品でモデルになっている。

ロダンとの出会いが、カミーユの才能を潰してしまったような書き方もされるが、カミーユの才能こそ、ロダンによって引き出されたものである事も否めない。


久しぶりにイザベル・アジャーニ主演の
「カミーユ・クローデル」
が見たくなった。



上野では浮浪者が満開の梅を風流気に眺めておりました。



2006/3/15

◆シネマ◆

職場の近くに下高井戸シネマがある。

今度レイトショーで面白そうな映画をやる。

仕事帰りに映画を見るというのもいいなあ。

何でこんな事を突然言い出したかというと、書くことがないからです。




2006/3/11

晴れた日にはハナコに会いに行こう

その日暮らし日記といいつつ週間になりつつある今日この頃、花粉症の皆様におかれましては毎日ご苦労様です。

きょうは花粉も物ともせず、井の頭公園にハナコに会いに行ってきました。
ハナコとは象のハナコさんです。昭和22年にタイからやってきた年寄りの象です。

アライグマ辺りが精一杯の井の頭動物園に於いて、間違いなくこの60年間、アイドルであり続けている象です。

晴れた気持ちのいい午後、ハナコの意味不明な動きを眺めていると、ゆったりとした気分になりました。

長生きして欲しいものです。

アルプス体験

昨日行った美術展で紹介されていたサイトです。
バーチャルでアルプスのホテル体験ができます。
けっこう楽しい。

vue des alpes


2006/3/4

雨の日は美術館に行こう

昨日は上野に行ってきた。

1月に国立博物館の年間パスを買ったのに、未だ1回しか行っていない。
このままでは確実に元が取れそうも無い。

と、いうことで、今後は暇さえあれば国立博物館に通う事になるでしょう。

国立博物館は来るたびに少しづつ展示が変わっているので楽しい。

ココに来ると、「ウズラ香炉」に会えるのが楽しみだ。あと、「
銘馬蝗絆」という青磁が有って、ひび割れたところをガキッとでかいホチキスみたいなので豪快に止めてあるのがなんともいい味わいを出している。残念ながら今回は展示されていなかった。

そのあとは西洋美術館に行き、一気に趣を変えて、大好きなデュビュッフェの牛の絵や、ポロックの絵を見た。
何だかガイコク人が沢山来ていた。

外に出ると雨。


雨の日の美術館もまたいいもんだ。

20.2.06

〜かふん〜


オレにとって外国の記憶に密接に関わる要素に「ニオイ」がある。

パクチーのニオイとかお香とかいうものだけでなく、町を歩いていてよく
「あーこれってバンコクのニオイだな」
とか感じる事がしばしばある。

ニオイが記憶の深化や増幅にどう関わっているのかなんて知らないけれど、何がしか記憶に関わっているのであればそれを絵画などにも利用できるのではないかと考えている。

例えばバンコクをイメージした絵にタイ人がよく使用しているメンソールの香りがするスティックをかぎながら見たりとか。



なあ〜んてことを耳鼻科で、鼻にくすりを出すパイプを突っ込みながら考えていたのでした。

花粉症の季節がやってきますねえ。


12.2.06

〜寝る〜


最近、休みの日は普通に昼まで寝ている。

とても眠い。
失業中は割と普通に7時ごろには起きていたのになあ。

思い起こせば、ユーラシア旅行中は毎日昼に起きて朝飯を浮かすという合理的、且つ堕落極まる日々を送っていた。

何だか今日は寝すぎで肩が凝っている。

寝すぎで肩が凝るっていうのはないか?



8.2.06

〜本〜


面白い本を読み終わりそうなときの喪失感。

最近久々に読み返した吉川英二の三国志、全8巻を読み終わってしまった。
微妙に話しことばが三国志チックになっていたので、社会からオチこぼれる前に読み終わってよかったともいえる。

今読んでいるのは塩野七海のローマ人の物語。これはまだまだ続くので、しばらく楽しめそうだ。

残念なのは通勤時間が40分くらいしかないので余り本が読めないということだ。

贅沢だなー。





6.2.06

〜カーラチャクラ〜


インドでダライ・ラマがカーラチャクラ法要を行ったそうで、その写真がダライ・ラマ日本法王庁のHPに掲載されていた。

とても美しい写真だった。

今年、ダライ・ラマは11月に宮島にやって来る。
行けるといいなあ〜。







28.1.06

〜卒展〜


今日は某美大の卒業製作展覧会に行ってきた。
前の仕事場でバイトをしてた子が、今年卒業なのである。

バイトに入って来たときはまだ2年だっただったのに早いなあ。

2年前の学祭で彼女の作品を見て、版画っていいなあと思ったものだった。

学生の作品には青臭いパワーが感じられて、何だか、自分自身を模索している姿がこそばゆくもあり、うらやましくもある。

学生時代は終わってしまうが、まだ若い!

何にしたって、美大を卒業した、というそれだけでも、素晴らしい。
なんでも出来る無限の可能性がある・・・たぶん。

人生は、きっと祝福して迎えてくれるでしょう。




27.1.06

〜チャングム〜


は、はまった。コレにも。

見所は、料理を作るシーン。

何でそういう形になっているのか解らないけど、関羽の青龍偃月刀のように反り返った刀を使い、様々な食材を次々ぶった切っていく様は爽快だ。

しかし、今日、チャングムは
「スープはソルロンタンがいいと思います!」
と言っていた!

ソルロンタンと言えば、ソウルで夜中に食ったアレだ。
あの、味のないスープだ。

うーん、いかんぞチャングム。

なんて言ってる内に今日の夜も更けました・・・。

24.1.06

〜だまらっしゃい!〜


は、はまった。コレ。

オレも言ってみてぇ〜。

職場で言ってみて〜。







21.1.06

〜ユキ〜


雪が降りましたね。

こんなに積もるのは2001年以来という事だけど、そんな実感がない。

タダでさえ静かな実家の周りは今日は驚くべき静けさでした。

雪が作ってくれる非日常性が大好きだ。
それは、たぶん見た目だけでなく、この静けさもそうなんだろうな。

好きな画家であるデュビュッフェの「冬の庭」って作品が有って、それは壁にあけられた入り口をくぐると、白く塗られたでこぼこした空間が有るというものなんだけど、アレは、こんな雪の日をイメージして作られたんだろうな。

酔狂にもこの雪の中コンビニまで買い物に行った。

帰りには、行きに付けた足跡が消えていた。

そして、ヨメは雪だろうが関係もなくきょうもリラックマでした。

19.1.06

〜こにか〜


今日、会社のメールでコニカミノルタが今年でカメラやフィルム、そしてラボ事業からも撤退するというのを知った。

時代かねー。

今までの会社ではコニカの機械も使ったし、コニカのペーパーも使った。
初めて買った一眼レフはミノルタだった。

ユーラシア横断の旅も、チベット旅行もコニカのフィルムで撮った。

カメラ事業はソニーに売り渡すらしい。

これだって、もはやカメラ屋はオワリで、これからは電気屋だって言う事だろう。

何だか哀しいな。

写真屋に再就職したばかりでこんな気持ちは。


10.1.06

〜ハラー〜


「セブンイヤーズ・イン・チベット」を書いたハインリヒ・ハラーが7日、93歳で亡くなった。

生涯チベットの為に尽くした彼の存命中にセブンイヤーズ・イン・チベットを読み、チベットに行けて良かった。

チベットはもはや彼の記憶の中のチベットではなくなってしまっただろう。
ダライ・ラマも14世で途絶えてしまうかもしれない。

それでも、人々はチベットにチベットの幻影を抱き続け、旅立つのだろう。

あーオレも、又、きっといつか・・・。


9.1.06

〜サラバ!無職生活!〜


皆さん、遅ればせながら、あけましておめでとうございます。

1日は年始回り、2、3日と嫁の実家に行き、5日は国立博物館、7日はオヤジの命日で親戚が集まり、昨日まで、甥っ子と姪っ子も来てたりして、なんとも忙しい年明けでした。

そして気づけば明日から新しい会社に出勤です。

という事は!今日が約8ヶ月も続いた無職生活の最終日という事ではありませんか!

前回仕事を辞めた時は、長期旅行を控えてウキウキ気分の年末年始だった。
なんにも心を煩わす事もなく、人生で一番自由を感じていた時期だったかもしれない。
結局、その後の旅行で、約1年半も無職。その割にはすんなりと社会生活に馴染んでいけた。

今回は免許を取るということもあったり、嫁を置いて1人でチベットに行ったりと、何となくいつでも後ろめたいような、何かをしなくてはならないような、その割りに何もしてないような、なんだか憂鬱な日の多い8ヶ月間だった。

春夏秋冬と4つの季節が過ぎて、やっと社会復帰。

今の自分でどれだけ社会に馴染めるかは大きな疑問だけれど、腐らずにやって行きます。

やりたいこともいっぱいあるんで。

とにかく、社旗復帰後も宜しくお願いします。

以前の表紙