事変の諸説

事変の真相については様々な説があり、その中には真実味のあるものから嘘っぽいものまである。 しかし、現在においてもそのどれが真実であるかを特定することはできず、また真実はほかにあるのかもしれない。


単独犯行説 / 黒幕存在説 / 光秀否定説


蜂須賀党川並衆実行説

秀吉が配下の蜂須賀正勝に命令して信長を襲わせたとする説である。しかし正勝本人は秀吉と中国戦線にいたので、実際に動いたのは尾張・美濃に2,3万はいたと言われる蜂須賀党川並衆であろう。 この説は光秀が本能寺を襲うには時間的に無理があったというところからきている。また謀反を成功させるには本能寺(信長)と妙覚寺(信忠)を同時に襲撃しなければならなかったはずなのに、妙覚寺を襲撃するまでにタイムラグ(2時間程度)があった。 つまり光秀が京に入った頃にはすでに本能寺は炎上しており、本能寺を襲撃し損なった光秀が妙覚寺を襲ったとすればつじつまが合うのである。


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