SLE(全身性エリテマトーデス)とは
自己免疫疾患で、増悪と軽快を、繰り返しやすい慢性の病気で
一度に多くの臓器を傷害されることが特徴です。
病気の原因がはっきりしていないために、難治性の病気と思われがちですが、
医師との協力により、十分な日常生活を送ることが出来るようになってきています。
自己免疫疾患とは
健康な人の体には異物(細菌・ウィルス)と、自己の体を区別する力があります。
異物が体内に入ってきたことを認識すると、その異物をやっつけようとする力、
外へ追い出そうとする力=抵抗力が働きます。自己免疫疾患とは、この抵抗力が
働かなる病気のことをいいます。自己と異物を区別できないために正常な自己の
体まで壊してしまったり、普通なら軽くてすむ病気やケガがひどくなったりします。
SLEによる様々な症状
・発熱
・皮膚の症状(発疹・顔面の紅斑)
・腎臓の障害(腎炎・血尿・浮腫・蛋白尿)
・関節炎・関節痛
・肺・心臓の障害
・粘膜・口の中の潰瘍
・精神・神経症状
・リンパ節の腫れ
・脱毛
・レイノー症状(手指が白く冷たくなる)
・全身倦怠感