SLEの増悪因子

              @日光
              A寒令
              
Bケガ、病気、抜歯、手術
  
            C妊娠、分娩
              
Dステロイド剤の中断
  
            E予防注射、特殊薬剤

          増悪因子を避けるために
              日光
               紫外線にはSLEを増悪させる働きがあるので、海水浴、日光浴、スキーなどの直接皮膚に日光が当たることだけは絶対に避ける。

              寒冷
                しもやけになると正常な細胞の一部が壊れてしまいます。壊れた細胞からはSLEを増悪させる物質が出来上がります。
                レイノー症状、皮膚潰瘍、皮膚毛細血管炎のある方は、特に寒冷刺激を受けないようにする。
                (予防法)
                 ・冬は室内でも手袋や厚い靴下を使用する。
                 ・炊事、洗濯の時は出来るだけ湯を使い木綿の手袋の上にゴム手袋を使用する。

              ケガ、病気、抜歯、手術
                SLEでは感染に対する抵抗力が弱まっています。軽い風邪、傷、歯肉炎などでも治りにくい状態にあります。
                また、健康な人では、感染しない細菌でも感染を起こす場合がある。
                (注意)
                ・小さな傷もきちんと消毒する。
                ・食事は生物をさけ、火を通す。
                ・歯磨き、うがいをこまめに、体も清潔にする。
                ・病気、ケガをした時は、早めに医師の診察を受け、その際、必ず自分はSLEであることを告げること。

              妊娠・分娩
               SLEが安定した状態であれば、健康な人と同じような妊娠・出産が可能。
               ベストな状態でのぞめるよう、内科医・産科医とよく相談すること。

              ステロイド剤の中断
               ステロイド剤の勝手な減量、増量、中断は病気を再発させたり重症になったりする原因になります。
               決められた量を決められた時間に飲むこと。

              予防注射(ワクチン)や特殊薬剤
               SLEの人はアレルギー反応を起こしやすくなっています。注射や内服を受ける時は必ずSLEであることを告げること。