☆★☆ たこやきめぐり 第49回 ☆★☆

繁華街のど真ん中の味わいたこ焼
− ぶぶ亭 その2 −

熊谷真菜
  「ここを訪れる約8割は女性。ケーキとコーヒーを楽しむのとほとんど同じ感覚で明石 焼・たこ焼とコーラで時を過ごします。箸を使って食べるいうところに、ファーストフード やスナックとはひと味ちがう、満足感を得られるのかもしれません。」
 こんな発想も当時としてはかなり早いもの。
立尾さんに案内してもらって、久しぶりにぶぶ亭の明石焼を食べた。
たこ焼き8個
真菜さん
 朱塗りの板にのって8個の明石焼がふんわりと登場。 おだしも昆布をメインにしたあっさりした味わい。 本場明石の玉子焼の素朴なおいしさをきちんと出している。 だからいくつでもついつい食べたくなる。
 コナのブレンドを変えたたこ焼もあるが、 やはりぶぶ亭では明石焼を食べたい。

 夕方6時。店内は会社帰りのお父さん風の人がビールと明石焼を注文している。 女性客というより、男性客の多さに驚いた。
ひとりで明石焼でちょっと一杯、そんなノリが似合う店作り。
時代は変わり、たこ焼の位置づけも変化し、 そして客たちの好みや求める雰囲気もこうして変貌しているなか、 ぶぶ亭が生き残っている理由もわかるような気がした。

          (2000.10.20 取材)

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