そしてまた比川へ。志木那島診療所は今日も来訪者が絶えない。
お昼は、今度はこちらも有名な「わかなそば」をいただいた。とんこつベースなのが沖縄そばとしては異色。
お昼を食べ終え、今度は西側の山、与那国岳(どなんだき)と久部良岳(くぶらだけ)に向かった。
途中の展望台から、北側の風景を撮ってみた。これは北牧場。左下の赤い屋根の建物が入波平酒造で、ここで名物の「花酒」をお土産に買った。花酒というのは与那国だけで作られる泡盛の一種なのだけれど、アルコール度数が60度なのである・・ ・が、試飲したら、これがまろやかで芳醇! 飲むのが楽しみ♪
(試飲したのは自転車で周ったときです。念のため)
また西崎へ行ってみた。
前々日よりも潮が満ちていて、陽射しも強くて雰囲気が少し違う。
ここでもウミガメの姿が見え、青いブダイの泳ぐ姿も見えた。
そして、これは空港。一応、ジェット機も定期便がある。
空港に降りるとすぐ、「自衛隊の誘致は島民の願い」「自衛隊基地建設絶対反対!」という2種類の横断幕が目に入る。
非常に難しい問題である・・・
西崎のすぐ下には久部良の港と集落がある。ここもDr.コトーの撮影がいろいろ行われた場所で、漁協のトラックには「志木那島漁協」というラベルがそのままついたものが普通に使われていたのがあり、ちょっと面白かった。
ちなみに、ここの港でも少しルアーを投げてみたが、やっぱり釣れなかった・・・
せっかくきれいな海なのだし、いちおうシュノーケルを持っては来ていたので、祖納集落に戻ってナンタ浜で泳いでみた。砂浜のところでは魚は見えなかったけれど、防波堤の周りで少し見ることができた。こいつらが、釣りの時に餌だけをかっさらっていったヤツらである(笑)。
ちなみに、これは防水デジカメの水中撮影テストも兼ねたもの。お手軽に使えて便利だなぁと感心。
そして夕方、再び西崎へ。目的は夕陽である。
日本最西端で見る夕陽は、つまり日本で最後に見られる夕陽である、と・・・
いうハズだったのに、だんだん雲が立ち込めて・・・しまいには雨が降り出す始末。ちょいと残念。
5日目。与那国での最終日は、ただのんびりふらふらと祖納の付近を歩いた。
浦野の墓地群にて撮った写真だけど、沖縄のお墓を見たことが無い人にはイメージが伝わらないかも・・・
穴場と言われる六畳ビーチまで行ってみた。
断崖の上からの風景は素晴らしい。
ここを下りていく・・・
そして夕食の後は、再び宇良部岳へ。目的は星・・・のつもりだったけど、さすがに天気の状態からそれは断念。でも、ヨナグニサンが見られないか・・・と思って車を走らせてみた。
結論から言うとヨナグニサンは残念ながら見られなかったけれど、夜行性の動物はいろいろ見られた。たくさんいたのがヤエヤマイシガメ(だと思う)。どいてくれないかなと思って車で待ってると動かないんだけど、車から降りて写真を撮ろうと思うと意外に早く歩いてしまって上手く写真が撮れなかった。
それからサキシママダラと思われるヘビ。こちらはゆっくりしていたので、全身を写すことができた。
ちなみに昼間にも、宇良部岳ではヨナグニシュウダと思われる大きなヘビに草むらで出くわしてお互いにびっくりした。
カエルもたくさん跳ねていて、生き物の気配が濃厚で嬉しい。
そういえば、鳥も久しぶりにサンコウチョウの姿が見られたし、キンバトも初めて見た。こういうのはやっぱり嬉しい。
下まで行くとこんな感じ。誰もいない。
ただただ、ぼーっとできるのである。
(日影にいれば、であるけれど)
しばし佇んで上に戻ると、アダンの上でツマグロヒョウモン(だと思う)がいた。交尾中のと邪魔するヤツ。大変ですな。