ハノイ・サパ
3回目のベトナム旅行となった。複数回訪れた国は、姉の住むイタリアと仕事でたまたま行ったドイツを除けば、ベトナムだけだ。初回が中部のホイアン、前回が南部のメコンデルタだったので、北部に行ってみたい・・・と思っていた。例によって旅の企画に出遅れ、ベトナムしか空いてなかったという事情もあるけれど、気に入った国であるというのも選択の理由。しかし・・・
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ハノイの街は、ホーチミンと同じように喧騒の街だった。バイクの洪水。人々の群れ。
モノもあふれている。質はさておき、ではあるけれど。
写真左上の黄色い看板が、泊まったホテルのもの。大通りでも無く、小路でも無い。あまり日本人は利用していない様子。

ベトナムの道路を横断するのも、ずいぶん慣れたなぁと思う。
心なしか、ハノイの方がホーチミンよりも洗練されているような気はする。前のガイドさんに聞いていたせいかもしれないけれど、人々の雰囲気も少し違うような・・・
今回の旅を通じてずっと思っていたのだけれど、宗教的な要素がとても少ない。外見だけのことかもしれないけれど、とおりすがりの観光客としては目を惹くものが少ないのはちょっと物足りない。
今回泊まったチャウロンホテル。立地も便利で部屋からの眺めも良い。
続き
今回の旅は、まずはハロン湾へ。メジャーな観光地です。ハノイからは車で片道3時間くらい。
こんな船でクルージングに出ます。

途中、海上の養殖場などを見学しました。いろんな魚介類が飼われてますが、カブトガニもいてちょっと驚き。東南アジアでは食材になると知ってはいたけれど、実際に目にすると・・・どんな味がするのかなぁ?
肝心のハロン湾の風景をご紹介しないといけませんね(笑)。
海の桂林と称されるそうですが、たしかに奇岩がどこまでも続いています。そして、海はいたって穏やか。
その分、水がきれいとは言い難いですが、まぁでも、のんびりした心地よい風景です。
ハロン湾からハノイに戻り、この日は夜行列車へ。いよいよ目的地のサパに向かいます。
サパというのは中国の国境近くで、周辺地域に主に中国系の様々な少数民族が住んでいます。今回の旅は、その人たちの姿や生活文化を見てみたい、というのが目的でした。
エアコンの効きすぎた寒い寝台列車を降りると、ラオカイという国境の街。そこで朝食のフォーを食べ、車に乗ってサパへ向かった・・・のですが、この道があちこちでがけ崩れを起こしており、数か所で通行止め状態。落石を生で見られるほどの状況でした(苦笑)。
1か所は車を降りてスーツケースを転がして土砂の横を通り、向こう側で待ってる別な車に乗り換え、もう1か所は2時間待ち・・・というような顛末を経て、なんとかサパにたどり着きました。
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食べ物は、やっぱり美味しい。揚げ春巻きは何回食べただろう? 鍋も3回かな?
この鍋を食べ終えるときに「麺を入れたい」と店の人に頼むのに苦労しました。卵雑炊にもしたいなぁと思いましたが、ベトナム人のガイドさんと話していたら、彼も卵雑炊にするんだとか。また、彼曰く「日本のカレーは美味しい」だそうで。日本の食文化がほかの国の人にどう思われているのか、いろいろ聞いてみたいところです。
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当然のことながら、船上ではこのような昼食です♪
レストランのスタッフが、見事なナイフ捌きでエビの殻をきれいにむいてくれます。
こちらは、前半はビール、後半は白ワインを片手に楽しむのみ。
昼食がすむと、鍾乳洞見学です。日本で見るような鍾乳洞とは少し雰囲気が違っている気がしました。ちょっと中が乾いているような? でも、印象の大きな違いは、派手なライトアップによるところが大きかったです(苦笑)。写真は、洞窟に入り込む日光です。
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サパの市場の様子。左上は食事コーナー。内陸の山地だから、魚はメコンデルタの市場に比べるとかなり少ない。ライギョやレンギョやコイなどの見なれた魚もいれば、見たことのない魚も。鳥は鶏とアヒルかな?
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サパの付近には黒モン族と呼ばれる人たちが多くいます。街中にもたくさんいますが・・・その多くは土産物売りの人たちです。街自体も欧米人観光客向けの雰囲気が漂い、一方でヨーロッパやバリほどに洗練されているわけでもなく、残念ながらちょっと雰囲気はイマイチでした。
まぁでも、生活臭はそれなりに感じられ、楽しくないわけではありません。民族衣装売り場の中でも一番「押しの弱い」このおばあちゃんから、この手にしている服を購入いたしました。
どこも売り子はおばあちゃんでしたが、さして日本人が多いわけでもないのに、カタコトの日本語を使えるところがスゴイ!