宮古島、水納島(6)
年末年始に波照間に行って、「あぁ、やっぱり水納島に行きたい・・・」と思い、6回目の訪問に。
今回は今までで最少の4人しかいなかったけれど、前回も現地でご一緒したリピーターさんがまたいらしていたし、他にも常連さんがお1人いらしていて、さみしいことはなかった。
意外なことに多良間島からの日帰り客が多くて「島独占」感は薄かったけど、それは仕方がないか。
前回まで見られた珊瑚の劣化も、やや回復傾向に感じられたのが、わずかな希望だけど嬉しかった。
今回は同行の友人がGW後半のみしか予定が取れなかったので、私は前半は今までちゃんと見てなかった宮古島周辺を見て周った。「おまけ」の割にはこちらも充実して楽しかった。
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宮古島で4泊お世話になった津嘉山荘さん。
いかにも沖縄の民宿で、居心地が良かった。
と言っても、「宮古でリゾート♪」を期待する人にはまったく向きませんのでご注意を。
また、旅人同士のゆんたくを深夜まで楽しむにも向かないかも。
親戚の家に遊びに行く感じで、節度を持ちつつ甘えさせていただくには最高。
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旅に出れば、まずはその地の神様にご挨拶しておきたいもの。
宿の近く、通りがかりに良い雰囲気の御獄(ウタキ)があったので、こちらにお参り。
ツヌジ御獄というところ。雰囲気もなかなかでしたが、狛犬さんたちがまた魅力的。
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初日は宿から近い来間島へ。「来間島憲法」というものが掲げられていて、その内容が好感を持てた。
展望台から宮古島と島の集落が見渡せる。
とても小さな島に、宮古から立派な橋がかかっている。宮古の周りでは池間島にもかかっているし、伊良部島にも建設中。
良いことなのかそうではないのか、見ていると悩んでしまう・・・
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宿の夕食。口コミ情報などを見てある程度の想像はしていたが、それをはるかに凌駕するボリュームであった。左の写真の上の方にあるのは、この日、70歳になった宿のお父さんの「敬老会入会祝い」の品の一部。とてもこちらまで箸が届かなかった・・・だって、上の二つの写真以外にもチャンプルーが出てきたんですよ・・・。左の写真の赤いご飯も、ご飯の上の山羊汁も、お祝いの料理。山羊汁は初体験だったけど、聞いていたような「臭み」はぜんぜんなく、とても美味しかった。宿の名物のラフティも。この夜はそうでもなかったけど、他の日は野菜の方が多いくらいで、美味しいしありがたかった。健康になったと思う。
ちなみに、山羊は宿で飼っていて、この日の朝につぶしたそうです。我々が食事をしている隣のスペースで、お父さんや敬老会の面々の「オトーリ」が始まりました。このあたりは沖縄らしいところ(笑)。お父さんが途中で私のところへやってきて何やら話しかけてくれたけれど、ただの一言も解読できなかった・・・なんとなく「こっちへ来なさい」と言われた気がしたけれど、自分の食事にほとんど手をつけていなかったし、さすがに入り込みにくい雰囲気だったので遠慮してしまった。ゴメンなさいね。
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翌朝の朝食・・・の一部(笑)。だって、ご飯が写って無いでしょう? そしてこれにさらにチャンプルーが付く。恐るべし。ちなみに1泊2食で 5250円です。
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2日目は宮古島をぐるっと1周した。
この日は天気がイマイチだったので、まずは博物館に行ってみた。以前は自然系の展示に関心は集中したけれど、今はむしろ民俗系の展示に惹かれる自分がいる。
続いて北に向かい、これは島尻のマングローブ林。3種のヒルギ類が生育している。
干潟には赤いシオマネキや何種類かのカニ類、トビハゼの姿がそれぞれの適応した場所に見られた。
鳥では、サギ類やシギ・チドリ類に加えて、林の方ではサンコウチョウの姿もあった。
こういう場所はやっぱり良いね。

島尻はパーントゥというお祭りで有名な地区。いつか見てみたいなぁ…
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さらに北に向かい、池間島へ。島へ渡ってすぐにある「海美来(かいみーる)」というお店でサザエそばをいただいた。造りがいかにも観光地のお店、という感じだったのであまり期待しなかったのだけど、なかなか美味しかった。
右の写真は池間島の中央にある湿地。かつては入り江だったが、せき止めて淡水化しているらしい。水鳥が多くて良い雰囲気だけれど、遷移が進行して陸地化しそう…いずれこの維持が課題になるのだろう。
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左は、池間島に渡る橋のたもとから眺めた「大神島」。その名の通り、神聖な島。沖縄本島におけるところの久高島のような存在なのだろうか。以前から興味のあった島。ここは翌日訪れることにして、この日は遠くからご挨拶のみ。
右は、一転して島の南東端の東平安名崎(ひがしへんなざき)。なぜ「東」を「あがり」と読まないのかちょっと気になる。テッポウユリが咲き乱れていた。灯台からの眺めも良かった。
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2日目の夕食。この日のメインはグルクン(タカサゴ)の南蛮漬け。写真以外にもなんか品があったような ・・・アロエとかモズクとか、さっぱり軽い品があってちょっとホッとした(笑)。
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3日目の朝食・・・の一部(笑)。右が宿を切り盛りしているおばちゃん。とても明るく良い人だけど、大変な苦労人らしい。豚味噌を作っているところを撮らせていただいた。この豚味噌は、いわゆる油味噌と違って油が入っておらず、さっぱりしていて、しかし素材の味が濃厚でとても美味しい。ご飯にも泡盛にも良く合う。もちろんお土産で購入♪
(ちなみに名物のラフティも、何度も茹でてあって脂がほとんど落ちている)