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ブータンは多民族国家である。日本人によく似た顔立ちの人たちも多いけれど、ネパール・インド系の人も多いし、少数民族も多い。
これはヤクの毛を使ったヤタ織のお店のディスプレイ。ブータンの基本的な民族衣装のゴ(男性用)やキラ(女性用)とはずいぶんと違う。チュメイ村というところの特産なのだとか。ヤクは高地に生息する大型の家畜(ウシ)だそう。何かほしい気もしたのだけれど、ちょうど良い品が無く断念・・・
トンサ・ゾンとゾンの前にそびえ立つイトスギの仲間。国の木になっているらしい。ちなみに国の花はブルーポピーで、国の鳥はカラス。
ゾンの中のさまざまな装飾。左上は六道を描いたもの。右下は代表的な8つの吉祥紋のうち「セニャ(黄金の魚)」と呼ばれるもの。「悩みから解放され自由に生きる」という意味をもつらしい。
トンサ・ゾンはかつては関所となっていたらしい。
また、現王家はもともとトンサ地方の領主であったらしい。「トン」は“殺す”、「サ」は“新しくする”という意味らしく、他地方の行政長官の人事権を持っていたとか。そう思って見るからか、なんとなく俗世界の気配が濃厚なゾンだったような気がする。
日本で言えば東大寺(の大仏殿)のような印象に近いだろうか?
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旅行も折り返しとなり、再び西へ向かう。
ヨートン・ラのダルシン群。
白いダルシンは亡くなった人への手向けの場合も多いらしい。
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トンサ地方へ入り、タ・ゾンからトンサ・ゾンと谷間を眺める。とても美しい風景。
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さらに西へ向かう途中に、チェンデブジ・チョルテンというネパール式の仏塔が川沿いにある。
山の中の谷合なのに、とてもきれいな姿に維持されている。通りがかり、ここの近くでピクニックをしていたと思われる家族連れを追い越して行った。
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このあたりの山ではたまに白い猿が出てくるよ、と添乗員さんが言っていたので注意していた。
往路では残念ながら見られなかったけれど、復路では現地ガイドさんがバスの中で「愛」を歌った民謡を披露していたところで出没! しかも2回! ガイドさんの愛に応えてくれたのか??
グレー・ラングールと呼ばれる種類のようである。
彼らを目にするのは縁起が良いことらしい。
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ウォンディポダンまで戻り、宿泊。
これは宿から見た街から川を挟んだ対岸の棚田の風景。見事としか言いようがない。
夜は天の川が見えた。
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