Are you doing?



臥薪嘗胆




「お前なんで死んじゃったん…?」
兼ねてからの疑問をぶつけてみる。
だけど言った後で激しい後悔。

確かに図太くて、
毒舌で、
あんまり好みじゃない女だけど…、
落込むということもあるかもしれない…。
…偉そうだけど。



「ちょっとあんたさっきから黙って聞いてれば好きな様に言ってくれる
じゃない…?」



「は?」
「私は図太くて、あんたにとっては可愛くないんですってぇ…?」
しまった…口に出してしまっていたか…?
あぁ…俺はなんて駄目人間なんだ。



「わかんないのよ。なんで死んだのか。もしかしたら死んでるかもしれ
ない。だけど死んでいないかもしれない。」


わんかないのよ。
最後にそう付け足したったきり彼女は黙ってしまった。


…やばい。
どうしよう。
どうすればいい克哉!?
今俺の決断の時だ。

今までの女性経験を活かし(一回しか付き合った事ないけど)
慰めて(それが上手く出来なかったからフラレたけど)
あの毒舌女を立ち直らせるんだ克哉!!



「…あ、あのさ。さっきはごめん。俺お前がそんなに気にしていると思
わなくて、…本当ごめん。」




すると向こうを向いていた彼女は肩を振るわせた。
「小夜…」
今だ肩を振るわせている彼女のもとに近付く。
そして表情を見た瞬間に俺し凍り付いた。




「くっくっ…ぶっ!!あんたオモシロ!!マジこんな手にひっかかると思わな
かったし。」







神様仏様。
こいつは本当に元生きていたに・ん・げ・んですか?
違うでしょう?
こんなに血も通っていないような女が…(死んでるから血通ってないけど)


「神様のいけずぅぅぅぅ」
「煩いわ!!」




+BACK+ +TOP+ +NEXT+