※前ページ4コマの続きのショートストーリーを梶本様から頂戴いたしましたvv
是非ご堪能くださいませ♪


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そうしてイヴの夜。
ぐっすりと寝入っているウルリッヒの枕元に包みをひとつ置くと、
リリーは静かに彼の部屋を出ようとした。

「待て」

「きゃっ」

「どこへ行くんだ?リリー」

「ええ!?」

起き上がったウルリッヒは、カーテンの隙間から漏れる月灯りのもとで
驚いた顔をして自分を見つめる小柄な娘を見つめた。

「ウ、ウルリッヒさま??あの…もしかして起きてらしたんですか?」

「ああ。騎士たるもの、気配に敏感でなくては危険に対して咄嗟の行動が出来ないからな。
それにしても…」

「はい?」

「その衣装を着て私に近付くとは、な」

「は?」

リリーは例のミニサンタの衣装を着ていた。
そう、危うくウルリッヒが理性を壊しかけた(笑)あの衣装である。
あの時はなんとか自分を抑えることが出来たが、今夜は。

「まったく。どうしてもお前は私を壊したいようだな」

「はぁぁぁ??」

意味が解らず小首を傾げる幼い恋人を、ウルリッヒは溜息を吐きながら見つめた。

「まぁ、いい。ところでこれは私へ?」

と、ウルリッヒは枕元に置かれていた包みを目線で示した。

「はい!クリスマスプレゼントですv新しいアイテムなんですけど、
何のアイテムかは開けてからのお楽しみですよv」

にっこりとしながら得意そうに言うリリー。

「そうか。それは明日の朝の楽しみにとっておこう。
それよりも、今はもうひとつのプレゼントをいただこうか」

「もうひとつ…?」

不思議そうに自分を見るリリーに向かって、ウルリッヒは悪戯っぽい光を青い瞳に宿して微笑んだ。

「そうだ。そしてその『もうひとつ』のプレゼントの方が、私が一番欲しいものなのだがな」



ウル・オオカミに捕らえられたサンタ・リリーの運命は?!



ワタクシが無責任にも描き逃げした(汗)4コマの続きを
いつも我が家にいらして下さる梶本様がバッチグーvvに書いて下さいました!!
やったぜぃー!逃げてよかったー!
>なんやとぉ?!おらぁーー
梶本様からの解説によると 
《リリーはウルさまのお家にお泊り中で、一応寝室は別、となってます(笑)》
との事なのですが、な、なんとその続きに
《この様子では、ベッドは同じになってしまったようですけどね!》
・・という、萌え~///vなコメントがっ!ええ、見逃してませんわよっっ!
た、食べちゃうのね?!ウル様はリリーをぺろ~りと全部、平らげちゃうのねっ?!
>ヤバイ位に妄想炸裂:爆
因みに何やら余分な挿絵もどき(?!)がくっ付いてますが、コチラは
あっしがお話を読ませていただいて、ばっと頭の中に浮んだ
『ウル・オオカミ、リリー・サンタを今まさに●×▽@!!(←伏字)』なシーンです:汗

梶本様、ラヴ甘~なお二人のお話をどうもありがとうございましたー!(ぺこぺこ)

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