ピントがあまい、どうして?

デジカメのピントの合わせ方の基本は。
1.レリーズボタンを静かに押す。
2.ボタンを押し切るのではなく、ファインダーを見ながら軽く押すと緑色のランプが  点滅します。点滅している間、カメラがピントを合わせる作業をしています。暫く  すると緑色のランプが点灯します。
これでピントが合う準備が出来ました静かにレリーズを押し切ります。

しかし、緑色が点灯するまでの時間、デジカメは遅い(デジカメが技術的にこの課題を抱えているのではなく、メーカーの怠慢、ユーザーは声を大にして問題提起をしてください。この詳しい解説はデジカメの中で説明する予定)

緑色のランプが点灯してからレリーズを押す、これがオートフォーカスで撮影する基本です。
ここでも、指で押してから実際にシャッターが切れるまでに時間がかかる(専門的用語レリーズタイムラグ)。
このレリーズタームラグも一般のデジカメは遅い、これもメーカーの怠慢。
この問題のために、デジカメを買ったけれどもフィルム式カメラに戻る人がたくさんいます。デジカメ全てが抱えている問題ではなく、コストをかければ解決する課題、たくさんのユーザーがこの問題を提起し、遅いカメラを買わなければ簡単に解決します。

現状ではこの二つの課題を抱えたまま、カメラを使わなくてはなりません。
花の撮影は、花は動きませんから、落ち着いて静かにレリーズボタンを半押し静かに待つ、緑色のランプが点灯したら更にボタンを押し1秒はそのままカメラを動かさない。

さて画面のどこにピントが合うの
花の撮影で、マクロ撮影に(花のマーク)にセットすると自動的に画面の真ん中のオートフォカスのみが有効にになるカメラが一般的ですが、機種によっては自分でオートフォーカスエリヤをセットする必要があります。
一眼レフ式ではファインダー画面の真ん中がオートフォーカスエリアです。
一眼レフでないカメラの場合は、マクロ撮影ではファインダーは使えません。カメラ背面の液晶の真ん中がオートフォーカスエリアです。
このカメラは液晶を見ながら撮影することになりますから、手持ちでの撮影はてブレが生じます、ぜひ三脚を使ってください。
私は一眼レフを使う時も必ず三脚を使います。
マクロ撮影でピントがあまい写真の大半は手ぶれと被写体ブレ(風で花が動く)です。

三脚を使い。緑色のランプの点灯を確認してからボタンを押す、これでピントの甘い写真からおさらば

しかし狙ったところにピントが合わない。
これで私も苦労しています。この問題はメーカーの怠慢ではありません。
画面の真ん中のフォーカスエリアは点ではなく、面なのです、この面の中のどこにピントを合わせるかは撮影者の意思ですから、カメラのコンピユーターがどんなに進化しても撮影者の頭と結合はしません。
カメラはこのフォーカスエリアの中で一番近い被写体にピントを合わせます。
写真を使いながら説明します

フォーカスエリアに花びらがはいってしまった

花のしべにピントを合わせたい

右側の写真のシベの部分を拡大、ここにしっかりピントがあっている。

マクロ撮影ではこのようなことが起こります。この花は八重の松葉ボタンです。
自然の造形は大変複雑。
自分の思うところになかなかピントが合いません。この問題のためにオートフォーカスを諦め、手動でピントを合わせる方がいます。
一眼レフではこの操作が出来ますが、レンズシャッター式のカメラでは手動調節が出来ません。
解決手段は同じ被写体をほんの少しカメラの位置を変えて、何枚も撮影しその中から自分の意図した写真を選ぶことです。
マクロ撮影では、カメラの位置を少し変えただけで雰囲気の違う写真がえら得ます。
一眼レフでも、背景のボケ効果はファインダーで正確に確認するこは出来ません。プロの写真家もこれに苦労し同じ被写体を何枚も撮影しています。
デジカメは同じ被写体を何枚撮影しても費用がかさみません。
私も同じ被写体を何枚も撮影します。
ピントあわせに悩むより同じ被写体を何枚も撮影することで解決

ユーザーが苦労していること、これを把握して技術開発すればビジネスチャンス
この件に関しては、そのうち「デジカメ、マクロ撮影でピントが甘い」でふれます。