頷け。それが最良の選択だ。3
「あっ」
まさか、そんなことをされるとは、予想もしていなかったオビ=ワンは、驚いて腰を高く逃がした。
師匠は、硬く立ち上がっているアナキンのペニスを手の中に握り、その重量をリアルに感じただけで、体のあちこちに火の灯る自分の体に戸惑っていたのだ。
「あれ? 舐めて欲しいのかと思ったんですけど」
オビ=ワンが、この格好を選んだのは、ただ、スペースの都合上、これが一番お互いに無理がないと、思ったからだ。
しかし、オビ=ワンだって、相手の性器を口に含んでする愛撫があることくらいは知っている。
自分にアナキンを楽しませてやれるだけの技術がないことを知っているオビ=ワンは、少しでもアナキンをよくしてやれる方法を取ることにためらいはなかった。
「いい。アナキン。今度は私がお前にしてやる。……それは、私がやるから」
技術のレベルは別として、手よりは濡れた口内の方が、よほどアナキンにとって都合がいいだろうと思ったオビ=ワンは、手に握っていたアナキンのペニスへと舌を伸ばし、その先端をぺろりと舐めた。
特別何の味もしない。臭いだってきつくない。身構えていたオビ=ワンは拍子抜けするほどだった。
切れた尻を使われるよりはマシだったとはいえ、苦く、苦しく、何度か吐き戻していた暴行時の口腔性交の記憶と違い、アナキンのペニスを舐めることは、オビ=ワンに素朴な感動すら与えた。
自分が舌を動かすたび、もう十分な大きさだと思っていたアナキンのペニスが、まだサイズを増す。
じゅぶじゅぶと吸い上げてやれば、オビ=ワンの尻を掴んでいるアナキンの指に力が入る。
「……っ、もう、参ったなぁ……」
アナキンは、ペニスに何度か歯を立てるような拙さだとはいえ、熱心に口腔奉仕をするオビ=ワンの取り扱いに悩んでしまった。
顔を跨いで懸命にフェラチオする師匠のペニスは、興奮を示して硬く勃っている。
アナキンだって、これを可愛がってやるつもりは十分にある。
しかし、ぎこちなく舌を使う師匠の唇へと、自分のペニスが迎え入れられることが繰り返されると、アナキンは、もっと別のところにそれを埋めたくなってしまったのだ。
オビ=ワンの尻を掴んだアナキンの指が、そこばかりは真っ白だとはいえない、色素の沈着した窄まりへと近づいていた。
ぎゅっと皺をよせるそこに弟子の指が触れると、オビ=ワンが顔をあげ、アナキンを振り返った。
オビ=ワンの青い目は、責めもせずアナキンに尋ねた。
「入れたいのか?」
オビ=ワンが、いくら育てようと、弟子のペニスはまだ我慢の限界をみせず、自分の差し出せる技術の拙さを思い知ったオビ=ワンは、コレをすると言い出したことを悔いていたのだ。
オビ=ワンは、アナキンに気持ちよくなってもらいたかった。
いっそ、アナキンが痛いほどに自分の頭を掴んで、好きなように腰を振ってくれればいいのに、と、オビ=ワンは思っていた。
ああやって喉の奥を突かれるのは苦しいのだが、けれどもあの方法なら、男達は精液を吐き出した。
アナキンは、もう、この師匠がどんな経験をしてきたのか、まるで理解できなかった。
「……ええ、できれば」
本当にそれが可能なことなのかと、探るようにアナキンは、オビ=ワンの顔を見つめたのだが、口の周りを唾液でべったりと濡らしている師匠は、僅かに唇へと笑みを浮かべた。
「いいぞ。アナキン」
遣りやすくするためか、オビ=ワンは、アナキンの足の方へと移動を始める。
許しを得、アナキンは、思わずがっつくように机の上を見回した。
濡れない穴しか持たない師匠にペニスを埋めるためには、潤滑剤が必要だ。
セックス専用のものなど、おそらくこの家で探すことを望むのは無理だろう。
アナキンは、皿の上に残ったバターに気付いた。
パンに塗るために使っていたものだが、放置され、ちょうどよく柔らかくなっていそうだった。
跨がれた足の間から、身を起こしたアナキンは、皿を引き寄せる。
四つん這いになってアナキンを待つオビ=ワンは不思議そうな顔をしていた。
「……ああ、なるほど」
オビ=ワンは、得心して頷いた。
レイプの治療を受けていたとき、オビ=ワンは医師に言われた。もし、それが許されるタイミングがあったら、油で、いやせめて唾液でもいい、尻の穴を濡らすようにするといい。そうすれば、最初の一人目から切れ、長く痛い思いをすることは避けられるはずだから。
実際の場では、勿論そんなことをする余裕はオビ=ワンに与えられず、オビ=ワンの穴を濡らす潤滑油は、自分の血液と相手の精液だった。
自分に気を使うセックスをする弟子がオビ=ワンは大好きになってしまった。
だが、アナキンは、オビ=ワンが失望したのかと思った。
気持ちよく一つになるための場所を蕩かす努力を惜しみ、手近にあるという理由だけで残り物を手に取った自分の性急さにオビ=ワンが呆れたのかと思ったのだ。
だが、アナキンはオビ=ワンの言葉に、自分が引け目を感じたことを知られたくなかった。
アナキンは、指先に摘まんだバターを皿に戻すと、自分に余裕があるように見せるため笑ってオビ=ワンを見つめた。
「マスター。こんなのより俺に舐めて欲しいですか?」
性行為の最中は、相手のどんな場所だって舐めてもいいと感じられるほど興奮するのだということは、オビ=ワンにだって分かる。
それでも、オビ=ワンは、アナキンが自分の排泄器官に、そこがどんなに不潔な場所かわかっているというのに唇を寄せてもいいと、言ってくれたことがたまらなく嬉しかった。
だがその一方、オビ=ワンは、アナキンが行為に対して慣れをみせ、最中に相手の性器を舐めることなど極自然なことだと思っているのを知って、切なかった。
アナキンにそうされて愛される誰かが、オビ=ワンはとてもうらやましい。
そして勿論オビ=ワンは、自分のアヌスをアナキンに舐めさせるような、そんな行為をさせるほどの価値が自分にないことを知っていたので、断りの言葉を口にした。
「いいよ。アナキン。そんなことまでして欲しいなんて、私は思ってない」
「嘘ばっかり」
「いや、本当だ。そんなに私にばかり気を使わず、お前の好きに入れていいぞ」
真実、オビ=ワンは、このまま何の潤いもなくアナキンを受け入れ、後で医師の手を煩わせることになったとしてもいいと思っていた。
3度も耐えた痛みだった。今度だって耐えられるに違いないとオビ=ワンは思っていた。
それよりも、二度とない機会を、この夜のオビ=ワンは手に入れたのだ。
酒がこんなにもアナキンのガードを柔らかくする日は、もう訪れないかもしれない。
アナキンは無茶を言うオビ=ワンに呆れた。
「……さすがに、ちょっと……そんなことは俺もしたくないです」
アナキンは、自分の足元で四つん這いになっているオビ=ワンの尻を引き寄せると、その狭間に顔を埋めた。
「っわ!!! アナキン!!」
オビ=ワンが大声を出した。
「これが俺のしたいことなんです。だから、いいでしょ?」
ぴちゃりとアナキンの舌が自分の尻の穴を舐め、その感触に、オビ=ワンは怖気が振るうほど、激しく感じた。
オビ=ワンは、こんな風に、アナキンが自分を大切に扱ってくれるとは思っていなかった。
それなのに、弟子は、ぎゅっと皺を寄せる不潔な窄まりの表面を何度も舐めてくれた。
暖かいアナキンの舌がそこに触れ、離れていくと、空気が冷たいと、オビ=ワンは感じた。
できればずっとアナキンの舌で暖めていてもらいたい。
オビ=ワンは、この扱いが不相応であるとわかっていながら、そう願わずにいられなかった。
アナキンに、あの愛しくてたまらなかった子に、自分はいま、愛されている。いや、すくなくとも、愛されていると誤解してもいいような待遇を受けている。
オビ=ワンは、ビクリ、ビクリと背中をしならせながら、尻を突き出していた。
声を出すことも忘れて唇を噛み、息を詰まらせているオビ=ワンは、あまりに優しく自分を舐めてくれる弟子の舌に、とうとう自分の体重を支えているだけの力を腕に込めていることができなくなり、前のめりに倒れこんだ。
オビ=ワンは、アナキンの足を抱くようにして、尻を高く掲げている。
「ほら、やっぱり、オビ=ワンだって、お尻が舐めて欲しかったんじゃないですか」
アナキンは、アナキンは、濡れた尻の穴を舌先つつきながら、オビ=ワンを揶揄した。
尖らせた舌を穴の中へと潜りこませると、オビ=ワンの背中が反り返った。
「お尻舐められるのが、大好きなんだって、正直に言えば、最初っからこうしてあげたのに」
「あっ……っ!」
オビ=ワンは、アナキンの足へと何度も顔を擦りつけ、その上、尊いものにするようなやり方で、何度もアナキンの足へと口付けていた。
アナキンの舌が、自分の体内にまで侵入していた。
経験値の浅いオビ=ワンは、行為自体から受ける刺激で直接快感を得ることは無理だったが、アナキンが自分に対してそんなことをしてくれているのだということに、激しく感じていた。
その度合いは、こういった行為に感じる羞恥をはるかに超えたレベルだ。
アナキンは、瞑られたオビ=ワンの目から涙が零れ落ちたことに驚きながらも、入念にオビ=ワンの中を濡らしていった。
しかし、あまりに感じている師匠の様子は、いままで一度だってこんな状態のオビ=ワンを見たことのなかった弟子から、からかいの言葉を引き出した。
「オビ=ワン。お尻を舐められるのが大好きだから、舐めてくれって、言わないんなら、やめちゃいますよ?」
師弟の間柄で、これほど、アナキンが優位な位置につけたことなどないのだ。
アナキンは、調子に乗る。
だが、ためらいもなく、オビ=ワンの唇は、解ける。
「舐めてくれ! アナキン。もっと舐めてくれ。……あっ、ぁ、……っあ、アナキン!」
あまりに素直に師匠が求めるため、逆にアナキンは訝った。
オビ=ワンの教えにより、楽な局面であっても疑ってかかる思考法を身につけていた若い弟子は、どんな落とし穴がこの先に待っているのかと思う。
「本気でそれを言ってるんですか、オビ=ワン?……もしかして、俺に指も入れて欲しい?」
アナキンは、試すように、もう一度羞恥に満ちた言葉をオビ=ワンに言うよう求める。
「欲しいっ! お願いだ。アナキンっ!……もっと、っあ、もっと」
ぶるぶると尻を震わせてねだる師匠は、やはり、ただこのセックスに夢中になっているだけのようで、まだ腑に落ちないながらも、アナキンは、オビ=ワンの願いを叶えてやるため、唾液に濡れた尻の穴を指で広げた。
きついそこは、指を噛んで、暖かくアナキンを締め付けた。
ぐちゅぐちゅと出し入れをすると、オビ=ワンが、ふうふうと懸命に息を吐き出す。
自分を受け入れる努力を惜しまない師匠の姿に、アナキンの気持ちは高まっていった。
アナキンの足を抱くオビ=ワンが身体を擦りつけ、惜しげもなく身をくねらせいた。
硬くなったアナキンのペニスは、オビ=ワンの胸で擦られ、そこで立ち上がっている乳首を濡らしていた。
アナキンは、次々と、指の数を増やしていったが、オビ=ワンは、それに文句一つ言わなかった。
ただ、喘ぐ。
「んっ、あっ、あ、アナキンっ。アナキンっ」
その様子を見ていると、アナキンは、自分に自信が湧いてきた。
酔いのため、何事にも規制が緩くなっている男は、自分の指が広げる場所に、早く自分を埋めたくてたまらなくなった。
最後に、オビ=ワンの尻穴の届く限り深へと舌を差し入れたアナキンは、ディープなキスをするように、オビ=ワンの内部を愛撫した。
「やっ、あああっ!……んんっ、ん、っぁ」
アナキンは自分の行為を、オビ=ワンの柔らかな尻の肉へとチュっと音のするキスをして締めくくると身を起こした。
オビ=ワンをそっと引き起こし、抱きしめる。
オビ=ワンの睫は、流した涙でぐっしょりと濡れていた。
腕の中の体は、たわいなく自分に身を任せ、体の力を抜いている。
「マスター。入れていい?」
アナキンが汗に濡れた髪から顔を覗かせている耳へと口を近づけ尋ねると、オビ=ワンは、アナキンの唇を求めてきた。
自分が今までしていたことを知っているアナキンは、思わず、少し後ろへと逃げる。
オビ=ワンは、びくりと、身体をこわばらせた。
「……アナキン」
不安そうなその目を見ては、アナキンもオビ=ワンのキスを拒めなかった。
アナキンは、ただ、オビ=ワンの気持ちを慮って、遠慮していたに過ぎない。
「……嫌じゃないの? オビ=ワン?」
先ほどまで、尻の穴に口付けていた唇で、オビ=ワンの口に触れる。
オビ=ワンは、口を開いて、アナキンに吸い付いた。
だが、甘えたようなオビ=ワンのキスは、おずおずと遠慮がちだった。
「……悪かった。あんなことさせて」
アナキンは、オビ=ワンが何を悪く思っているのか、とっさに分からず、思わず「えっ?」と、声を出した。
それから、ようやく、尻の穴を弄って欲しいと盛んに求めたことをオビ=ワンが恥じているのだと思いつき、少し驚く。
「そんな、気持ちよかったでしょう? 俺、全然気にしてないし」
オビ=ワンが、小さく笑う。
「……ありがとう。アナキン……」
まさか、お礼を言われるとは思っていなかったアナキンは、変に照れてしまった。
いかにも雑に、オビ=ワンをソファーへと押し倒した。
バサリと音を立てて、オビ=ワンの頭がソファーに沈む。
アナキンは、オビ=ワンの顔を見つめるのさえ照れくさくて、抱え上げた足の間ばかりに、意識を集中した。
濡れた穴へと、自分のペニスの先を擦りつけるのをじっと見つめる。
オビ=ワンが、待ち望むように、足をアナキンの腰へと絡めてきて、アナキンは、オビ=ワンの中へとペニスを進入させた。
「っ、……」
オビ=ワンが、息を吐く。
くぷりと口を広げて自分を迎え入れた暖かな肉の筒は、アナキンを痛いほど締め付けた。
アナキンは、やはり、乾きやすい唾液だけでなく、バターもここに塗りこんでやればよかったと、少し後悔した。
たくさん濡らしてやったつもりだったが、オビ=ワンの尻穴は、調度よくほぐれているとは言い難い状態だった。
それでも、濡れてない粘膜が強張りのままにペニスを押し返すというほどではなく、アナキンがペニスを埋めていくのが不可能というほどではなかった。
心配だということもあり、接合する場所ばかりを見つめていたアナキンは、だが、熱く自分を締め付けてくる快楽に唆されて、じりじりとオビ=ワンの中へとペニスを進めていった。
挿入は、唾液の滑りしか与えられていないオビ=ワンを気遣うように時間をかけていたが、けれども、一刻だって進入が止まることはない。
オビ=ワンは、中から自分を強く圧迫するアナキンを受け入れ、懸命に息を吐き出していた。
アナキンのペニスを身の内に迎え入れられたことが、たまらなく幸せだった。
しかし、舌や、指と違い、ペニスには、圧倒的な質量があった。
自分の内臓を中から押し上げようとしてくるペニスの侵入は、重苦しさをオビ=ワンに与え、それは、痛みばかりだった過去の経験をオビ=ワンによみがえらせた。
オビ=ワンは、懸命に目を開けて、自分に圧し掛かっている男を見上げる。
オビ=ワンの足を抱え上げているのは、アナキンだ。
アナキンは、まるでマシンの調子を確かめるときのように、じっと真摯な目で交接部分を見つめている。
夢中になっている時にだけ見せる癖を、腰をそろそろと注意深く動かしながらアナキンはみせていた。
薄く開いた唇を舌が無意識に舐めている。
あの癖は、下品に見えるからやめろと、オビ=ワンが注意してやめさせたのだ。
それでも、集中してしまうと、アナキンの癖は自然と出た。
しかし、いざ、自分とのセックスでその癖をみせられると、オビ=ワンは、唇を舐めるアナキンの癖をたまらなくセクシーだと思った。
オビ=ワンの体の奥で、また、甘く火が灯る。
しかし、感情だけで、今度のステージを乗り越えることは、経験の数が少なすぎるオビ=ワンにとって難しいことだった。
オビ=ワンを串刺しにしているものは、物理的な脅威として、オビ=ワンを苦しめ続けた。
今回、オビ=ワンはまだ裂傷さえ負わず、好きな相手に大事にされながらするセックスするとは、これほど幸せなものなのかと、心を震わせていたが、ペニスで体の内側から内臓を突き上げられるのは、やはり苦しかった。
擦り切れた尻の穴に、無理やりペニスをねじ込まれることを思えば、こんなことはたいしたことではないと、オビ=ワンは思う。しかも、これは、アナキンのものなのだ。
アナキンは、オビ=ワンが、死ぬ間際に嘘偽りなく告白することが許されたならば、「愛していた」と告げたい相手だった。
出来れば自分の羽根の中に雛鳥のように囲い込んで、いや、できれば卵のままずっと抱きしめておきたかった子供。
しかし、オビ=ワンはジェダイで、そして、アナキンもジェダイで……。その上、アナキンは、オビ=ワンの恋情程度では、汚すことのできない、大きすぎるギフトを与えられ生まれた男だった。
アナキンは、ペニスの全長をオビ=ワンの中へと埋めることに成功し、やっと顔を上げた。
師匠は、真っ青な顔をして、必死に息を吐き出すことを繰り返している。
中止するという選択肢が、ちらりとアナキンの頭に浮かんだ。
しかし、腸壁に熱く締め付けられているアナキンは、その感覚があまりに心地よく、ここで引き返すのが口惜しかった。
体の芯に居座る酔いが、アナキンから正常な判断力を奪っていた。
オビ=ワンの中は、器官そのものの狭さはあるものの、柔らかくアナキンを包み込み蠢いている。
気持ちがいい……。
オビ=ワンだって、もう少ししたら慣れるかもしれない。
入れてしまった今、正直に言えば、オビ=ワンを気遣う余裕がアナキンにはないのだ。
自分の腰を未だ抱くオビ=ワンの足を撫で、アナキンは尋ねた。
「大丈夫ですか? マスター」
こう聞けば、師匠は強がるに違いないと思いながら、アナキンは聞いた。
オビ=ワンが、アナキンを見上げる。
恐れか、それとも痛みのためか、瞳が潤んでいる。
しかし、オビ=ワンの唇は笑みの形に動いた。
「ああ、平気だ。少し、緊張してしまっただけだ」
アナキンは無理やりその言葉を信じた。
信じてしまいたいほどの心地よさで、オビ=ワンの内壁は優しくアナキンを包み込んでいた。
入れたばかりの今、オビ=ワンは苦痛の方が多いようだが、アナキンは、今すぐこの気持ちのいい尻穴を突きまわしたいばかりだった。
ぎゅっと敏感な先端を締め付けてくる濡れた肉の柔らかさが、たまらない。
アナキンも口元に笑みを浮かべた。
「よかった。オビ=ワン。じゃぁ、できるだけゆっくりしますから」