大人の恋愛 5

 

 

 

ヴィゴは、顎を上げた顔で、ソファーの上から床のショーンを見下ろした。

「ショーン……、やっと、俺の不実を責める気になったか?」

ヴィゴは、とうとうショーンが真剣になったことに喜びを感じていた。

ショーンは、苛立ちを隠さす、ヴィゴを睨む。

「なんだと?」

「あんたこそ、とりあえず、セックスに持ち込めば問題は解決するかもしれないっていう考えは捨てたのか?」

ヴィゴはにやにやと笑った。

意地の悪いヴィゴの声に、ショーンは、目尻をつり上げた。

「ヴィゴ、寝言を言ってないで、俺にもわかる言葉で話せ! お前が何を言っているのか、俺にはさっぱりわからん! 気味の悪いにやにや笑いをやめろ!」

ヴィゴは、さらに笑いを大きくした。

「ショーン。何を言ってるんだ? 俺の思惑なんてどうでもいいから、とにかく抱き合っておけばいいって思ってたのは、あんたの方だろう?」

「それは、ヴィゴ、お前だ!」

「そうか? そもそも、俺に金を払ってまで、セックスしたがったのは、あんただったと思うが?」

じろりと、睨んだヴィゴに、ショーンは目を見開いた。

「やっぱりか、ヴィゴ! やっぱり、あんた、あの程度の事で、ずっと腹を立てていたのか! あんなもの、何時までも踏ん切りがつかないあんたの尻を叩いてやっただけじゃないか。俺がああしてやらなかったら、ヴィゴ、あんた未だに俺とセックスできなかったぞ!」

ショーンは、大声で怒鳴った。

ヴィゴは、床を叩くショーンを見下した。

「俺たちは、気持ちが通じ合ってから、それほどの日数が経ったわけじゃない。どうしてもセックスしなくちゃいけなかったとは思えない」

「はぁ? ……、あんた、もう一月以上もお互いの家を行き会うような関係になっておきながら、それほどの日にちがたってない? じゃぁ、何時ならいいんだよ。一年先か? それとも、十年? 要するに、ヴィゴ、あんた、俺に切っ掛けを作ってもらわない事には、セックス出来なかった意気地のない自分が恥ずかしかっただけなんだろ。肝の小さい男なんだよ!」

ショーンは、顎を反らして、ヴィゴを見上げた。

ヴィゴは、ソファーの上で肘を付き、呆れたようなため息を吐きだした。

「やっぱり。……どうせ、ショーンが考えていることなんて、そんなことだろうと思ってたさ。言わせて貰うが、見当違いも甚だしい。俺は、そんなことで怒ってるわけじゃない。全くショーンの勘違いだ」

「嘘をつけ、ヴィゴ!」

ショーンは、声を荒げた。

「ヴィゴは、金で横っ面を張られるような目にあわされてプライドが傷ついたんだ。なぁ、ヴィゴ。じゃぁ、聞くが、いつまでもうだうだしてるつもりだったんだ? どうやって俺を誘う気だったんだ。あんな真似までしたこの俺に感謝して欲しいくらいだ」

ヴィゴは考えの浅い金髪の胸ぐらをつかんだ。

「ショーン。あんた、自分がしたことは正しいと未だに思ってるのか?」

「当たり前だろう? 俺がああしてやらなきゃ、ヴィゴは、俺にキス以上のことが出来たのか?」

あまりにも思慮のないショーンに苛立ちを押さえきれなくなったヴィゴは、ショーンの横っ面をひっぱたいた。

すかさずショーンが、ヴィゴを殴る。

ショーンの拳は、ヴィゴの腹を狙い、ヴィゴは、一瞬息が止まる思いをした。

「ショーン……」

かろうじて、ショーンの胸元を掴む手を離すことがなかったヴィゴは、ショーンを引き寄せ、強く目を睨んだ。

「ショーン、あんた、俺があんたに先手を取られたことをずっと怒っていると思ってたのか?」

ショーンは、平気で睨み返してきた。

緑の目が怒りにきらきらと光っている。

「それ以外のなんだって言うんだ」

「俺がそれにずっと苛立って、あんたにひたすら優しくしたと?」

「気持ちの悪い表現の仕方だけどな!」

ショーンは大きく目を開き、ヴィゴを強く睨んだ。

ヴィゴは、ショーンを突き飛ばし、床に転がした。

起きあがろうとするところに、弱い腹を狙って思い切り足で踏み込んだ。

「……っぐ……うっ……」

ショーンがきつく目をつむり身体を丸め込むようにして呻いた。

ヴィゴは、ソファーから立ち上がり、ショーンを踏みつけにしたまま、見下ろした。

「ショーン、俺たちの間には、その程度の感情しかないのか?」

しかし、ショーンは、ヴィゴの足を掴み怒鳴った。

「寝言は、寝て言え!」

ショーンは、腹にかけられた重圧に顔を顰め、歯をむき出した。

「ヴィゴ、お前、俺が誘わなけりゃ、いつまで指咥えて見てる気だった? 俺が誘ったおかげで、もっといいもんが咥えられたろ!」

ヴィゴは、足の力を強くした。

ショーンが床を叩いて抗議した。

しかし、ヴィゴは力を緩めない。

「……ヴィ……ゴ!」

ショーンの口が大きく開かれ、空気の固まりがはき出された。

ヴィゴは、苦しむ金髪の顔につい力を抜いた。

すると、ショーンは、すかさずヴィゴの下から身体を返した。

「ヴィゴ、お前っ!」

ショーンが、ヴィゴの足にタックルをかまし、ヴィゴを転ばそうとした。

ヴィゴは、真っ正面から突っ込んでくるショーンを避けた。

ショーンは、勢いのままにソファーへと頭から倒れ込んだ。

ソファーを叩いて、怒りを表現したショーンは、身を起こしヴィゴにつかみかかった。

ヴィゴの胸ぐらを掴み上げる。

「ヴィゴ! 俺は、あんたの気持ち悪い優しいセックスに付き合うのなんてもうごめんだ。そんな肝の小さい男と付き合う気はない!」

ヴィゴは舌打ちした。

「ショーン、あんた人の話を聞く気があるのか。ずっと言ってるだろう。俺は、そんなことで腹が立ったんじゃない。俺たちの関係を無理矢理あんたが前に進めようとするから!」

「はぁ? 何がいいたいのか、全くわからん。要するに、ヴィゴ。お前も俺のことが気に入らないって言うんだろう?」

ショーンは、ヴィゴの顔を叩いた。

「じゃぁ、結構だ。別に俺は泣いてすがったりしない。あんな気持ちの悪いことをしてないで、さっさと別れようと切り出せばいいんだ」

ヴィゴは、ショーンの顎を掴んだ。

指が食い込むほど強く掴み、ショーンの眉を顰めさせた。

「その気持ちの悪いことを、結構ショーンは、喜んでたと思うんだが?」

ヴィゴは、ショーンの目をきつく睨んだ。

「俺にしゃぶられて、いい声を出してたのはショーンだろう!」

「思い上がるな!」

ショーンは、ヴィゴの手に爪を立てた。

ヴィゴの手は、血を流したが、ヴィゴは口を閉じなかった。

「自分だって舐めたいって言ってたじゃないか、ショーン?」

ヴィゴはショーンに口を挟む間を与えず続けた。

「旅行に行かないでくれって、俺に言って欲しかったんだろう? ショーン。そうやって俺に言わせて、にっこり笑ってオーリと出かける気だった。緩くは拘束して欲しいくせに、全部自分の思い通りじゃないと気が済まない。酷い奴だ。ショーン」

「……ヴィゴ」

ショーンは、怒りのあまり、ヴィゴの首を締め上げることに夢中だった。

ヴィゴは、がら空きになっていたショーンの足をすくい上げ、一緒になって床へと倒れ込んだ。

ショーンの背が、床に強く打ち付けられた。

「……うっ……」

呻くショーンの胸ぐらを今度はヴィゴが掴んだ。

ヴィゴは、荒い息をするショーンを押しつぶすようにのしかかる。

「ショーン、俺はあんたに惚れてるんだ。一生掛けて愛せる相手に巡り会えたと信じてる。俺は、あんたとの関係を大事にしたかった」

「……ヴィ……ゴ」

敵わない力の差に、ショーンはヴィゴの顔へと爪を立てた。

両手で俳優の頬を掴み、遠慮もなしに爪でえぐる。

「ヴィゴ、何を言ってる? 俺が間違ってたと言いたいのか?」

ヴィゴは、一旦ショーンから手を離した。

顔をえぐる爪を振り払い、ヴィゴは、ショーンを大人しくさせるため、首へと手を掛けた。

いくつも傷のあるヴィゴの指が、ショーンの白い首へと食い込む。

ヴィゴは、ショーンの首に掛けた手に重みを加えた。

そうして、ヴィゴは恐い声で聞いた。

「ショーン。俺たちは、無理矢理セックスするような必要があったのか?」

ショーンは息苦しさに大きく口を開け、赤い舌をのぞかせた。

何度も首を振って抵抗しようとして、失敗していたが、それでも強気を捨てなかった。

「じゃぁ、何をするって言うんだ!」

ショーンは苦しさに顔を赤くしながらも、声を荒げ、ヴィゴに怒鳴った。

「いい歳をした男が二人面を付き合わせて、一体何をするってんだ?」

ショーンは、噛み付きそうな勢いでヴィゴに怒鳴った。 

「ヴィゴ。俺たち二人に、他にすることがあるってのか!」

ヴィゴは、呆然とした。

「ショーン……」

思わず声にため息が混じる。

「ショーン、あんた……」

あれほどヴィゴが大事にしようとしていたものに、苦しそうにもがく金髪は、本当に思い当たらないようだった。

 

急にヴィゴは身体から力を抜いた

ショーンの身体の上から身を起こすと、呆然とショーンを眺めた。

首を絞めていた手も離し、だらりと身体の脇に垂らした。

「……いや、まいった」

ヴィゴは、突然笑い出した。

「ハハハハハ!」

腹を抱えるようにして、本当に楽しげに笑いだしたヴィゴに、ショーンは目をつり上げた。

下から手を伸ばし、胸ぐらを掴み上げる。

ヴィゴは、引き寄せられ、間近に迫ったショーンの顔を見て、また、笑った。

ショーンは、ヴィゴを激しく揺さぶった。

「何がおかしいんだ。ヴィゴ!」

「怒るなよ。いや、怒ってるあんたも、美人だから大歓迎だが、ちょっと自分に呆れてね」

にやにやと楽しげに笑いながら、頬にキスでもしかねないほど上機嫌なヴィゴの様子に、ショーンは、さらに目の力を強めた。

「馬鹿にするな!」

「馬鹿になんてしてないさ。いや、馬鹿だったのは、俺だ。ショーン。これだから歳食ってから真剣な恋なんてするもんじゃないな。すっかりペースを乱しちまって、俺は、あんたのどこに惚れちまったのかすら忘れちまってた」

ヴィゴは、本当にショーンの頬へとキスしようとた。

ショーンは、ヴィゴをソファーへと突き飛ばした。

「……ヴィゴ」

低く脅しつけるような声で、ショーンは、ヴィゴの名を呼んだ。

しかし、床に転がったヴィゴは、愛しげにショーンを見上げた。

「ショーン、愛してる。俺が悪かった。すっかりあんたに夢中になって、自分ってものをなくしちまってた」

ヴィゴは、手を伸ばして、ショーンの指に触ろうとした。

ショーンは、ヴィゴの手を激しく打った。

傲慢に反らした顎もそのままに、床に転がるヴィゴを見下ろし、冷たい一瞥をくれた。

「馬鹿じゃないのか? お前は」

「ああ、そうだ。俺は馬鹿だよ。盲目になるにも程があるってもんだ。ショーンのことが好きになって始めた恋愛だっていうのに、ショーンに出来もしないような方法で愛し合おうと望むなんて、本当に俺は馬鹿だった」

ヴィゴは、打たれた手をさすると、歯を見せて笑った。

「ショーン、俺は、大馬鹿だよ。なんであんたに惚れたのかすっかりわからなくなって、ただ、手に入れた幸運をなんとか守っていくことばかり考えて、すっかりおかしなことをしてたんだ。俺は、悪いあんたに惚れたんだった。きっと心のどこかが麻痺してるに違いないくらい傲慢だからこそ浮かべられるあんたの輝くような笑顔に、惚れたんだ。なのに、怖いね。俺ってば、ごく自然な愛情をあんたとの間にはぐくもうとしてた。そんなの無理に決まってるってのに。本当に、歳をとってから、真剣になってする恋ってのは、恐ろしい。大事にしすぎて、保身やら思いこみが激しくなっちまう」

ヴィゴは、ショーンがきつく睨み付けてきているというのに、身を起こし、悠然とソファーの上へと座り直した。

そして、照れくさそうに髪をかき上げる。

「ショーン、俺は、あんたにもとからないものを求めようとしていた。悪かった。って、言っても、俺の言ってることなんてショーンには理解出来ないか?」

「ヴィゴが俺を馬鹿にしている。と、いうことはわかるぞ」

ショーンは、ヴィゴの足に蹴りを入れた。

ヴィゴは、ショーンの足を捕まえ、足の甲へとキスを贈った。

強く足を掴んだまま、上目遣いにショーンを見上げる。

「ショーン。俺を見捨てずにいてくれてありがとう。無理なやり方であんたとの関係を築いていこうとして、その上、それがうまくいかないことに腹を立てていた俺を切り捨てないでいてくれてありがとう。あんたは、あんたなりに、俺のことを愛してくれてるんだって、今なら、よくわかる。間に合って、よかった。ぎりぎりセーフだ」

「何も間に合っちゃいない」

ショーンの手が、ヴィゴの髪を掴み上げた。

無理矢理ヴィゴの顔を上げさせた。

「ヴィゴ、あんたは、勝手に納得して、気がすんだみたいだがな、俺は、全く気が済んでないんだ。殴られた分、きっちり責任を取ってもらう」

ショーンは、ヴィゴの頬を一つ張り飛ばし、顔を遠ざけさせると、ヴィゴの膝へとのしかかった。

ソファーの背をバシン! っと大きく叩き、額をぴたりとヴィゴへと寄せる。

緑の目は、ヴィゴの睫に触れそうな程、側まで寄った。

「ヴィゴ。お前が言ってることなんてこれっぽっちもわからない。誤魔化す気なら、もうちょっと考えてものをしゃべれ」

「誤魔化そうなんて気はないよ」

ヴィゴは、頬を赤くしたまま自分からショーンに近づいた。

自然と鼻が触れ合い、そして、ヴィゴの意志によって、唇も触れた。

ショーンの眉がひくりと動いた。

「……ヴィゴ」

ショーンが文句を言い出す前に、ヴィゴが情熱的に恋人を口説きだした。

「ショーン、愛してる。なぁ、じゃぁ、まず、ショーンにとってもわかりやすいところか行こう。……なぁ、ショーン。オーリと旅行なんて行くな。あいつがあんたのこと好きなのなんて、わかってるんだろう?」

「……今更かよ……」

「ずっと言いたかったさ。あんたが俺にそう言って欲しがってるのも知ってたよ。でも、俺が言ったところで、ショーン、あんた旅行をやめようなんて少しも思ってないんだろう? ただ、単に引き留めて欲しいだけなんだもんな。俺が間違ってた。そんなあんたが俺の気持ちに自分で気づいて旅行を取りやめてくれるなんてあり得ないことを望んで、苛立つなんて、本当に馬鹿みたいだ」

「……ヴィゴ」

ショーンは、ヴィゴを睨み付けた。

「お前、完全に俺を馬鹿にしてるようだが、わかってて口を開いてるのか?」

「わかってる。だが、間違ったことなんてひとつも言ってないはずだ。間違ってたのは、今までの俺だ。俺の恋人が酷い奴だってわかってたのに、そこに惚れたはずなのに、あんたを枠に嵌めて管理し、拘束しようなんて、一体今までの俺の頭ときたら、壊れていたんだとしか思えない」

ヴィゴは、ショーンの背中に手を回し、強く抱きしめた。

「ショーン。俺は、気が狂いそうな程、あんたのことを愛してる。実際少しおかしくなっていたようだが、許してくれ。旅行になんて行かないでくれ。俺だけのものでいてくれ」

ヴィゴはショーンの頬に口づけた。

ショーンは、癇性にひくりと頬を動かす。

頬から耳にかけてとキスを続けたヴィゴは、ショーンの様子なんてすっかりわかっているのに、まだ言葉を続けた。

ヴィゴはにやりと笑う。

「……なんてな、ショーン。こうやって口説いたところで、あんたが旅行を取りやめたりしないことはわかってる。それどころか、拘束しようとする俺のこと、うっとおしくなったろ」

ヴィゴはぺろりとショーンの耳を舐めた。

「実際、困ったタイプだよな。ショーンは。……ほっとかれるのは、嫌だし、だけど、拘束されるのはもっと嫌なんて、どうやって付き合っていったらいいのか、まるでわからない」

ヴィゴはショーンの背中を撫でた。

ショーンの全身には、ヴィゴに対する怒りが詰まっていた。

ショーンが文句を言うために口を開こうとする。

しかし、ヴィゴは遮った。

「ショーン。とりあえず、やってみてから考えよう。いや、あんたの場合は、考えたり反省したりもしないんだろうが、とにかく、前にだけ進んでみようっていうあんたと、これから先、付き合って行くにあたって、俺は、いや、俺も、下手な小細工をしようなんてことはせず、自己流をそのまま貫くことにする。小細工をしてるうちに、また、自分の気持ちそのものを見失ってしまっちゃ嫌だしな」

ヴィゴは、ソファーから立ち上がった。

ショーンの手を引き、強引に歩き出した。

「一体なんだ。ヴィゴ!」

「うん? 旅行に行って欲しくないっていう俺の主張は通らないってわかってるからな。せめて俺の気持ちを証明しておこうと思ってな」

「どこに行くつもりなんだ!」

ショーンは、いままでとすっかり態度の変わったヴィゴに翻弄されていた。

おかしなくらい優しいだけだった態度を引っ込めたヴィゴは、一筋縄ではいかない、いつものタフな顔でぺらぺらとまくし立てた。

もう、いくらショーンが怒鳴ろうが、どこにも爪が立てられない。

厚顔なヴィゴは、ショーンの手を強引に引きながら、目に甘い表情を浮かべ魅力的に笑った。

「ショーン、あんた、さっき喧嘩したとき、俺に何もかもわかりやすく表現しろって言ったよな?」

ヴィゴは、寝室のドアを開け、ショーンに入っているようにと言った。

「すっかりわかるように教えてやるから、ちょっとここで待っててくれ」

ヴィゴはショーンをおいて、風呂場の方へと向かった。

取り残されたショーンは、寝室のドアを蹴った。

 

                                   →続く