肯定を望む君

 

「ショーン。本当に、大丈夫?」

「…多分」

「多分って、頼りがいないなぁ…」

カールは、笑いながら、ショーンを抱きしめた。

腰を抱き寄せ、すこし強張り気味の頬に口付けた。

「でも、ここでしたいんだよね?」

「カール…今しか、今日は時間が取れないんだろう?」

「そう。残念だけど、今晩は、ぶっ続けで撮るんだってさ」

「だったら…」

ショーンは、自分から口を開いて、カールの頭を引き寄せた。

場所は、トレーラーの中。

昔は、ショーンの場所でもあったところ。

でも、今は、友人たちのテリトリィーだ。

そう、ヴィゴと、オーランドの。

 

「ここ、どう?」

カールは、ショーンの乳首に吸い付きながら、言った。

ショーンは、顔を真っ赤にした。

カールが、チュッっと吸い上げると、はぁっと、音を出して息を吸い込んだ。

無意識の行為なのだろうが、吸い込んだ息にショーンの胸が膨れ上がった。

カールは、なめらかな起伏をもったショーンの胸を手の中に納め揉んだ。

指の先に引っかかる乳首を、指で、押しつぶし、それでも、立ち上がってくるものを指先で挟んだ。

人差し指と中指の間に挟んだ右乳首を舌で舐める。

ショーンは、びくびくと体を震わせ感じていた。

しきりに頭を横へと振った。

「好きなんだ。じゃ、もっとしてあげるね」

カールは、指の間に挟んだ乳首の先を舐め回した。

ショーンが、カールの頭を抱きこんで、自分の胸へと押し付けた。

すでに、カールのペニスは、ショーンの尻の中だ。

ショーンは、カールの膝の上に抱き合う形で乗り上げていた。

大きな尻が、カールのペニスを締め付け、揺れていた。

「ほら、ショーン。見てよ。俺の、ショーンに食われちゃってる」

「はぁッ…」

「見て、見て。ほら、こんなに、ショーンの大きな尻に飲み込まれちゃって」

「う・・ン…カール…」

カールは、ショーンの白い尻に手をかけて、大きく開かせ、持ち上げた。

ショーンの肩に頭を乗せ、肉付きのいい尻に出入りするペニスを見た。

ペニスは、ショーンの体の中に、がっちりと咥えこまれている。

ショーンの尻を彩る金色の毛に、カールの黒い陰毛が絡み合っていた。

毛の性質が細いのか、薄いショーンの陰毛は、カールに圧倒されていた。

カールは、ショーンの肛門周りの皮膚を強い毛で擦るように、ショーンを揺すり上げた。

「…んんっ…カール…」

ショーンが、カールの肩を抱き、体を反り返らせた。

大きなカールの体に安心感を憶えているのか、遠慮のないそり具合だ。

「ショーン。そんなに暴れない。ヴィゴお気に入りのソファーが壊れたら困るだろ」

「んっん…ん…」

カールは、断続的に、ショーンを突き上げる。

ソファーは、2人が重なって座りあったときから、もう、ぎしぎしと音を立てて抗議していた。

くちゃくちゃと舌を絡ませている時も、カールが、ショーンの服を脱がせていた時も、ずっと文句を言いつづけていた。

ショーンは、腰を揺すっている。

カールにキスを求め、口を開けて、喘ぎ、自分のペニスを、カールの腹に擦りつけた。

「もう、本当に、かわいいなぁ…」

カールは、10以上年上の俳優の膝裏を掬い上げ、その手をショーンの背中で繋いだ。

これで、ショーンは、すっぽりとカールの両腕の中だ。

ショーンは、ソファーに付いていた足も宙に浮き、とても不安定な体勢になった。

さすがに、緑の目が、カールを伺った。

カールは、更に、腕の力だけで、ショーンを持ち上げた。

「んんんっ!」

ずっぽりとペニスを引き抜かれ、また、その上に落とされたショーンが、内側を擦り上げられる快感に、目を瞑って身震いした。

閉じられた金色の睫が、細かく振動した。

カールは、続けざまに、ショーンを持ち上げ、自分のペニスの上に叩き落した。

ショーンは、尻だけで、カールのペニスを味わった。

完全に体を開いた無防備な状態だ。

ショーンのペニスが、ぴくぴくと、震えている。

ショーンは、カールの肩に掴まって、少しでも、自分を支えようとした。

反対に、カールは、ショーンの足を自分の肩にかけさせ、もっとショーンの体勢を不安定にさせた。

背中をカールに支えてもらわないことには、ショーンは、ソファーから落ちてしまう。

カールは、そのまま何度もショーンの奥を突いた。

肉が、ペニスに絡みつく。

いい部分を巧みに突かれて、ショーンは腹をへこませるほど、大きな声を出した。

「ああっ!カール!!」

ショーンは、足をカールの首で交差させた。

もう、セックスのこと以外何も考えていないに違いない態度だ。

「そうそう。そうやって、頑張って」

「…カール…カール」

カールは、ショーンを支えながら、ペニスで、ショーンの尻を、繰り返し突き刺した。

ショーンは、ペニスから、とろとろと体液を零している。

目を閉じた顔は真っ赤だ。

「ショーン、いきそう?」

ショーンが、頷く。

「もうちょっと、我慢。うっ、ティッシュに手が届かない…」

カールは、手を伸ばして、鏡の前にあるティッシュに手を伸ばした。

ショーンの背中を抱いていた手を片手だけ外した。

不安定になったショーンは、びくりと、体を硬くし、目を開けた。

「さすがに、人様のトレーラーは汚せないから、…ちくしょう。あと、ちょっと」

ショーンの背後にある鏡は、カールから、少し遠い。

ショーンの足を、胸につくまで体で押しつぶしながら、カールは手を伸ばしたが、まだ、届かなかった。

ショーンのペニスは、生暖かくとカールの腹を濡らしている。

強く挟まれ、更に硬くなっていた。

ショーンは、体ごと押しつぶされ、深く挿入される快感に、唇を噛んでいる。

どうしても届かない距離に、カールは、ショーンをもう一度抱き上げ、背中でがっちり手を繋ぐと、そのまま立ち上がった。

ずしりと、カールの下半身にショーンの重みが伸し掛かった。

「…さすがに、きつい」

カールは、小さく弱音を吐いた。

十分に体重のあるショーンを持ち上げるのは、いくら鍛えてあるカールでも大仕事だった。

一歩、二歩と進んだところで、とても不安な目をして見上げているショーンに気付いたカールは、ショーンににやりと笑った。

「大丈夫。落っことさないから」

その場で、カールは、ショーンを揺さ振った。

ショーンは、ぎゅうっと、体に力を入れた。

「いい締め付け」

カールは、調子に乗って、ショーンを揺さ振った。

ショーンは、体に力を入れたまま、自分のペニスをぎゅっと掴んだ。

「あ…ん。あっ、あっ、カール!」

ペニスを伝っている精液が、ショーンの手を濡らす。

「…カール!…」

「あっ、そうか、ごめん」

カールは、ショーンを抱き上げたまま、もう二歩前に進み、ひょいっとティッシュのボックスを取り上げた。

ショーンが、一瞬の不安に息を飲む。

カールもあまりの衝撃に息を飲んだ。

「……ショーン、あんまり締め付けないでくれ…痛いよ…」

カールは、苦笑いしてショーンを見つめ、そのまま後ろに、ずり下がった。

膝裏にソファーの感触を確かめ、どさりと腰を下ろす。

ペニスが、ショーンの奥深くまで突き刺さった。

「あああっ!」

ショーンが、大きな声を上げた。

ショーンは、衝撃をやり過ごせず、大きく口を開いたままぴくぴくと振るえた。

「もう、いつ、いついっちゃっても平気だからね。ショーン」

カールは、遠慮なしに、ショーンを突き上げた。

ショーンが、必死になってカールの体を掴んだ。

「好きなだけ、叫んでくれていいから」

俳優は皆、撮影に出払っていて、トレーラーの付近は無人だ。

カールは、ショーンを激しく揺さ振った。

「あんっ、ああっ……ん…あっ」

ショーンの口からは、声が漏れつづけた。

「あっ…カール。いい…そこ。あっ…」

ショーンは、大きく口を開いて、舌が動くのをカールに見せつけた。

汗の滲んだ体は、艶やかにきらめいている。

大きな尻は、カールのものをきつく締め付けて離さない。

「すっげー、いい。ショーン。ショーン、最高」

「んっ、カール…カール…」

ショーンは、しきりに、首を横へと振った。

「なに?もっとして欲しいの?なに?ショーン」

「あっ…いく。もう…だめだ」

ショーンの足が、強くカールの首を挟んだ。

体中に力を入れ、必死に射精感に耐えていた。

カールは、ショーンを更に追い詰めながら言った。

「俺は女じゃないんだから、許して貰う必要なんてないでしょ。そんなに我慢して、何、俺にしてくれるつもり?」

カールは、普段のセックスを除かせたショーンの頬へと啄ばむようなキスをした。

「ショーン。いいんだよ。好きなようにいっちゃって」

カールは、ショーンのペニスを上から手で覆った。

ぱんぱんに膨れ上がっているペニスを扱きながら、ショーンが噴き上げる瞬間を待った。

「あっ…ああっ!」

がんがんと押し込まれる硬いペニスに、ショーンは、身を捩るようにして、体を震わせた。

カールは、精液が飛び散らないよう、ショーンのペニスを手で押さえた。

仰け反って体を震わせている年上が、心残りのないように、中から、ずんずんと突き上げてやった。

 

 

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