9月17日 くもり 晴れ いつもどおりベティーナは8時40分に来て学校へ、すいていたので5分前に着いた。彼女は今日のボーリングをバレーボールとすっかり勘違いしていたようで、お知らせポスターも貼ってあるのに、わけわからんなー、ラテン系。 文法クラスでいつも隣のクラスにいる女の子が授業を受けていた、他のクラスの内容を見学するということもよくあることなのだ。彼女はFilizフィリツ、トルコから来たそうだ、実に興味深い。イルハンは知っているがサッカーは好きじゃないという。顔はヨーロッパ+中近東が少し入ってる感じで、それがトルコ人の特徴なのだろう。 会話クラスではマギー(香港)と組んで楽しかった、彼女はスターウォーズで言うところのイウォークみたいなキャラで、丸くて明るくて人懐っこいのでみんなから愛されている。 ダンサーを目指すMMは昨日も休んでいたし、聞くと自分の将来のことで悩んでいたとか。今日も会話クラスを休んでいた。彼女はすごく明るく元気な子なのだが、まだ若いし、親の100%援助で留学しているので、結果を残したいというプレッシャーと焦りがあるのかもしれない、目標を達成するまでボーイフレンドもいらないと言っていた、まあまあ。会話クラスは年齢層が高いので(韓国人のお金持ちが多い)、授業中の雑談で彼女のことをみんな心配している様子だった。留学の目的も事情も人それぞれなのだ。 ボーリングは6時からで、ベティーナを後で迎えに行くことになったが、それまで自由だ。最近では自分がベティーナを朝迎えに行っているのをみんな知っているので、同じくボーリングに行くマギーとワンルー(台湾)とその友達が「私たちも家まで送ってー」と声をそろえて言うのでマギーの家まで送ってあげた、車で10分くらいの近さだが、バスでは乗り換え待ち時間で何倍もかかるのだ。 パソコン室でTOとネットを見ているときに、隣に見慣れない女の子がいて、聞くとU.C.Irvine(カリフォルニア大学アーバイン校、ロサンゼルス校はUCLA)に通っているというYuu(台湾)で、この学校に何人か友達がいるのだという。TOと同じ19歳だ、かわいい!台湾人は顔もファッションも日本人に似ている、おまけに日本好きなので、日本語も少しだけならわかるのだ。自分のことをユウちゃんと呼んでいた。いろいろ話しながらすぐに打ち解けた。自分と同じクラスのTK(こないだミツワでバイトをしていた)と友達だという。親切にもTOを車で家まで送ってあげると言っていたが、TOは友達とバスで帰る からと断っていた。バカだなあ、せっかくかわいい女の子が言ってるのにアホだなあ。でも仲良く話していたので彼らはいい友達になれそうだな、がんばれ若いの。 MA(MSと紛らわしいが)は免許を持っていないので、練習で自分が隣に乗って学校の駐車場で車庫入れなどを教えた。こちらではドライバーズスクールは一般的ではない、みんな誰かに教えてもらうのだ。彼はボーリングに行く前にU.C.Irvine内にある日系留学エージェントに用があるということで、SHと一緒に3人で出た。 MAはその留学エージェントになんと!!!サポート料初年度分140万も払ってしまったようで、かなり嘆いていた。そんなに払ってもその分役にたっているわけがない。2年目からは26万だって、ヒャー!聞くとMMも同じエージェントだという、うわーーー、出たーー、ボッタクリ留学エージェント!これでサポート代のみ、授業料は別!!自分なんか個人手配で学校以外に何も払ってないよ!MSの助けを借りたから。2人とも若いのもあって、特にMMは女の子だし、親も詳しい情報を知らずに安心したいからとバカみたいな無駄金を払ってしまうのだ。事前に自分で調べていて、なんてひどい商売だと思っていたが、本当にこうやって来ている人もいるんだ・・・、同じ学校に通ってる状況は何も変わらないのに、140万とゼロ、恐ろしすぎる・・・。みなさんも気をつけて! SHと彼を待ちながらいろいろ話をして、他のクラスの雰囲気や先生や生徒について聞いた。やはり授業の雰囲気を壊す厄介者がいるようだ。自分は下のクラスにいかないでよかった、日本人どうしで「授業わかんねーよ」なんて話してるのは絶対に避けたい。レベル4ではみんな文章で英語を話すし、自分よりもうまいので勉強になる。彼は日本でDJをしていて音楽にも詳しいので、そのうちクラブに行きましょうと話していた。 1時間経ってベティーナを迎えに行く時間なのにMAが出てこない!電話するがもう少しだと言う。結局もう無理なので、2人はバスで直接行ってもらうことにしてベティーナを迎えにいった。自分だけ損をしたなとちょっとムカムカしていた、もう彼の用事は聞かない、なんて思いながら。逆方向なのでもう間に合わない、あーあ。何度か電話して、もうちょっと待っててねと伝える、彼女は全然OKよと平気だ。 ベティーナを乗せてボーリング場へ向かう、なんで遅れたのかあせって説明して急いで向かった、でも彼女は平気だ。「日本人は時間を守るけど、アルゼンチンでは?」と聞くとやはりだいたいルーズだと言う、「だって自分も朝遅れるでしょ?学校に遅れるのはよくないことだとはわかっているけど」と思ったとおりの回答。遅れてゴメン、あともうちょっとだ、と何度も電話する自分をやっぱり日本人はちゃんとしているなと思ったそうだ。 20分遅れで着いたが、あの2人もちょうど後に着いたようだ、結局スタッフに迎えに来てもらったそうだ。少し大人のSHが言ってくれたようで、MAが謝ってきたので、まあ許そう。ボーリングはスタッフのサンドラと遅れたみんなでやったがひどかった、生涯最低スコアと言っていい。ベティーナはもっとひどかった。その後隣のバッティングセンターに行った。先生のブライアンの兄は大リーガーらしく、彼もかなりうまかった。先生のジェフの子供がメチャクチャかわいかった。 女の子たちを見ると、結局いつもお昼を一緒に食べているアジア人仲間がみんな来た感じで、そこから外れている人は来ていないようだな、実に単純だ。一人アルゼンチンのベティーナはいつも自分とばっかりで可哀想だな、まあ年齢が自分に近いのもあるかもしれないけど。彼女もお昼は女の子たちと食べているが、遊び友達とまではいかないのが現状だ。それでも彼女にとっては自分だって見慣れぬ外人なので楽しいという。 マクドナルドをみんなで食べた。MAはなるべく英語を話したいとベティーナにずっと話しかけている。彼もTOと同じクラスで発音もカタカナだし超ブロークンだが、ちょっとはマシかな。彼女を紹介するのにわざとウソを言って、からかったりして楽しかった。さっきベティーナが先生たちと別れる時に、ほっぺたをくっつける挨拶をやっているのを見て、「日本人は絶対やらないんだよねー」とか、レディファーストについてアルゼンチンではどうなのかを聞いたりした。入り口のドアは開けるが、車のドアを開けるまではめったにしないそうだ。 SHとその友達(日本人、名前忘れた)とベティーナとMAを乗せて出た。 MAだけ逆方向だが、またまた手間をかけて送ってあげた。SHも彼に、他の人に送ってもらえばいいじゃんと事前に言っておいたようだが、彼はこっちに来た。あーあ、自分はいい先輩だこと。車内では日本語禁止でベティーナにも分かるように話していた。彼らはみんなレベル2なので、なかなか言葉が出なかったりするが、いい練習になって面白いでしょ。日曜はベティーナもヒマだと言うので、自分に電話するというが、「毎週つながらないじゃん!」と言うとなんだかんだ言っていたが、今週はどうなることか。そろそろDoとも会わせたいしね。別れ際に彼女がほっぺたをくっつける挨拶をしてくれてびっくりした、できないよなー日本人。 残り2人は他の学校の仲間と夜中から車でサンフランシスコに向かうそうで、SHの家で降ろした、6時間以上かかるのにキツそー。「今日はMAに振り回されたなー」なんて言いながら。確かに、まわりの人間をマイナス(ルーズ、消極的など)に導く人間はいるものだ、大抵周りに対して文句を言っている人間だ、自分が悪いのに。気をつけよう。 今日はいろいろありすぎたので書きたいことがいっぱいある。だってすべての経験がすべて刺激的で楽しいことだから。 明日はMSたちとゴルフだ、初コース、大丈夫か? |