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フジ・ロック・フェスティバルの問題点を考える

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問題点の改善

このホームページでも昨年の問題点を一部紹介していたが、その中でいくつか改善されている点があったことは嬉しかった。
入り口でもらうプログラムを見ると今回は何色のリストバンドがどの日に有効かが書いてある。
去年友達が最初入れたのに、再入場時にリストバンドが昨日までのものだと言われ入れなかった事件を取り上げたことが功を奏したのか、自分のリストバンドが間違っていないかがこれでよくわかるようになっている。細かいことかもしれないが、こういった改善は大歓迎だ。
場内でのグッズ売り場が毎年長蛇の列が出来ていたようだが、今年は販売方法をうまくしたのか去年以上の入場者数があったにもかかわらず、それほど列が長くはなかった。
少しずつでも問題点が改善されることは嬉しいが、問題がなくなることはないのが現実でもある。

永遠に無くならないだろう問題

現場のスタッフの人とのイザコザは今回もかなりあったようだ。一方的にスタッフの人が悪いとも思えないし、こういった問題を起こす人はスタッフの中にも観客の中ににも必ずいることを考えると、まあこの問題は永遠に毎年出てくるんだろうなぁ。
でも9万もの人が参加するイベントで、この手の問題がないまったくでない方が気持ち悪い気もするけど。お互いが他人を思いやる心が大切なんだろうけど、それが出来てれば、すでに世の中もっと平和になってるはずなんだよね。
ゴミ問題も年々悪くなってるようだ。今回はA SEED JAPANのスタッフがあえてゴミ分別のコンテナに立たずにいるといった試みもされていて、A SEED JAPANのスタッフの方がうまくいっているとコメントされているようだが、今回は参加人数もかなり多かったせいか、ゴミがコンテナから溢れている所もあり、この試みがそれほどうまくいっているのかなと思ってしまった。

新たな問題点

今回一番問題となったのはなんといっても人の多さだろう。3日間のトータルで9万人を超える人が今回フジ・ロックに参加したようだが、去年でもトータルで7万9千人。今回は土・日の参加者が多かったようで、確かにWhite Stageに行くための橋が狭くなかなか通れなかったし、レッチリの時のGreen Stageでの人の多さには正直びっくりした。主催のスマッシュはどれぐらいの参加者数を予測していたのかわからないが、今後も増えつづけるようであれば、不測の事態に陥ることもありえるのではないだろうか。最悪の事態を招かないためにも、何かしらの対策を講じてほしいものである。入場制限は出来るだけしてほしくはないが。

でも、また戻ってくるんだろうなぁ

なんのかんの言っても、やっぱりフジ・ロックは最高のフェスティバルだ。そう思っているのは僕だけじゃないだろう。
好きな音楽と美しい自然。そんなフェスティバルを一人一人が作っているんだという充実感がフジ・ロックを最高のものにしているんじゃないだろうか。
一度味わうと、もう忘れられない真夏のひととき。来年もまた、戻ってきたくなる。今年もそんな思いを感じながら、苗場を後にした。


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