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あなたの乳房の存亡、それはあなた次第

乳がんは時代とともに増えつつある
わが国では年間3万人以上の女性が乳がんと診断されています。女性のがんとしてはこれまで、胃がんが長年第1位の座を保ってきましたが、約10年前から、乳がんが日本女性で最も多いがんとなりました。乳がんは時代と共に増えつつあるがんと言えます。

自分で乳房の異常をチェック
お風呂に入ったとき、石鹸を手につけて乳房をていねいに洗いましょう。小指の爪ほどの大きさのしこりでも必ず手に触れるものです。乳房に気になることがあれば、すぐに病院に行きましょう。乳房疾患は乳がんだけではありません。そういう場合は、乳がんでなくとも要注意として注意深く様子見を続けましょう。何となく、曖昧模糊とした感じ、自分自身が納得いかないと思ったら、別の病院にも行ってみましょう。自分の身体です。人のせいにせず、自分自身で行動を起こしましょう。



● ● ●自己診断によるチェック項目● ● ●

 見る
1)乳房の大きさが左右違う。
2)乳房が赤くなる。
3)乳首の部分が赤くただれる。
4)乳房にえくぼのようなくぼみができる。

 触れる
1)しこりが触れる
2)乳房全体が硬くなる
3)乳房が痛い。あるいは乳首から分泌液が出る。



乳がんの早期発見
がんの大きくなるスピードはそれぞれ異なりますが、一般的には1年間で2倍になると考えられています。この長い年月をかけて乳がんが大きくなってくる過程の中で、いつ乳がんを発見するかということが大切です。乳がんは人の命を奪う危険性がある悪性の病気です。乳がんは肝臓、肺、骨、リンパ節などへ転移するため、転移する前に見つけて治療するか、転移してしまった後に治療が始まったかが大きな分かれ目になります。早期発見とは、がん細胞が転移する前で再発や死という心配がない時期に乳がんをみつけることなのです。

乳房温存療法の適応
乳房を残せるかどうかは、乳房の大きさとがんの大きさの相対的なバランスによって決定されます。つまり、手術でがんの取り残しが無く、かつ美容的にも満足できる状態で乳房が残せると予測ができる状態であれば、乳房温存療法の適応となります。最近ではII期でも少し大きながん、あるいは一部のIII期のがんに対しても、手術前に化学療法を実施して、がんを縮小させて乳房温存療法に持ち込めるケースが増え、乳房温存療法の適応が拡がってきました。

非触知乳がん
1cm以下のような小さな乳がんや触ることができない非触知乳がんを見つけることは困難です。しかしながら、このようながんこそが再発の危険性が低い、身体にやさしい治療だけで治るものです。マンモグラフィは手で触れることのできない小さなしこりや石灰化病変だけで発見される早期乳がんを見つけることができる検査です。

乳がんは早期に発見し、早期に治療を行えば、小さな傷で、乳房の形をほとんど変えることなく治療ができるようになりました。もちろん人目を気にせず今まで通り自由に温泉にも入れます。乳がんで最も多い症状は乳房のしこりですが、これはいきなりIII期(5センチ以上のしこり)から始まるのではなく、すべて始まりはI期(2センチ以下)の小さなしこりです。しこりの有無を定期的に調べていればほんの初期に乳がんを見つけることができるのです。その結果、早期に発見できれば切除する部分も狭く済みます。しかし、このタイミングを逃して、しこりが大きくなれば、切除範囲が広がり、手術後に乳房が変形することは避けられません。

今や乳がんは誰にでもかかりうる病気ですが、自分で発見できる唯一のがんでもあります。ですから、自己検診と定期的な乳がん検診を受けることにより、早期発見の機会を失わないようにしましょう。そして、乳房に気になる異常を見つけたら、すぐに専門医を受診しましょう。
30人に1人が乳がんになると言われる今、自分の乳房は自分で守りましょう。

早期発見で乳房の形を変えずにできる温存手術



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