☆ 1979年4月13日、23日 日本武道館 「JAZZ」期の来日で、内容はその後出た「QUEEN LIVE KILLERS」と、ほぼ同じです。武道館公演は4月12、13日と23日から25日まで、
計五回でした。どの公演も、ほぼ一杯だったと思います。私が行った二回も、満席でした。 23日の公演は、録音テープ(^_^;)が手元に残っています。セットリストは、次の通りです。
We Will Rock You (Rock Version) 「Now I'm Here」での、観客との掛け合い、「手をとりあって」の大合唱など、ライヴの醍醐味でしょう。Love Of My Lifeでの合唱は、この時には、まだそれほど大きくはありませんでした。 ‘75年も‘76年の公演も見逃した私ですが、当時は「ま、来年も来てくれるかな」なんて、お気楽に構えておりました。が、「レース」リリース後も「世界に捧ぐ」が出た時も、日本にはプロモーションに来なかったため、三年間待たされた格好になりました。やっと見れた時の興奮度は、尋常ではなかったです。 |
☆ 1981年2月16日、18日 日本武道館 「The Game」期のこの時には、東京のみの五回公演でした。2月12、13日、そして、16日から18日までの日程です。メンバーは、家族同伴で来日していたようです。 前回ツアーのセットリストから落ちた曲は、Somebody To Love、Fat-Bottomed Girls、Bicycle Race、手をとりあって、Don't Stop Me Now、Dreamer's Ball、'39、It's Late、Brighton Rock。4曲のぞいて、あとはみんな「Jazz」からの曲ですね。 「Love Of My Life」は、待ってましたの大合唱でした。掛け合いも、盛りあがりました。ただ惜しむらく、どの日だったかは忘れてしまいましたが、Freddieの声が少々かすれ、フェイクダウンが目立って、Rogerに助けてもらっている場面が見られました。「フレディは、あまりのどが強くないのかな」と、その時思ったものです。それでも観客を見事に乗せてしまう、天性のパフォーマーですが。アンコールで、スーパーマンの衣装に身を固めたボディ・ガードに肩車されて、登場して来た時には、Freddieがスーパーマン以上に見えました。 ただ、今回もテープの洪水と、「アンコール!」は相変わらずでした。警備の厳しいことも、ほぼ同じ。今回は16日がアリーナ、18日は二階席南東2列目でした。 なお、当時は映画「Flash Gordon」が公開された頃でもあり、Freddieを除く三人のメンバーが、プレミアショーに出演していました。 なぜFreddieが欠席だったのか、その理由はよくわかりませんでしたが。 |
☆ 1983年11月3日 西武球場 「Hot Space」期の来日公演は、武道館でなく、初の野外スタジアムで行われました。この時には、全国的にスタジアムなど大きな会場を回っていたようです。 QUEENにとっても、日本のスタジアムでコンサートをしたのは、この時のツアーだけでした。LIVE IN RIOなど、もっと大規模な野外コンサートに慣れているはずのQUEENですが、やっぱり彼らも寒かったのでしょうか。Freddieの声の調子も、なんとなくいま一つのようでしたし。などと、勝手な推測をしています。 |
☆ 1985年5月11日 代々木体育館最後の日本公演となってしまったこのライヴも、「FINAL LIVE IN JAPAN」としてビデオ化されています。ので、セットリストは割愛します。 「THE WORKS」期のライヴなので、当然そこからの曲は多く、記憶を手繰ると、背景もRADIO GA GAの(というより、メトロポリスの)大車輪が回っていたりしました。「Radio〜」では、ビデオのように観客全員が頭の上で手を叩いて大合唱をしました。ヴィデオには「ブレイク・フリー」で、Freddieがプロモの衣装で現われて、ブラジャーを観客席に投げたりし、観客がどっと沸くシーンがあるそうです。そう言えば、あったかな。ああ、最後なのに、記憶がはっきりしないのが、残念です。 この時はアリーナ中ほどの絶好のポジションで、オペラグラスを使わなくとも、メンバーが良く見れました。警備も比較的緩やかで、途中からみんなどんどん立っていました。Freddieの声の調子も良くて、演奏も安定し、良いコンサートでした。テープも演奏の邪魔になるほどは飛ばず、みんな大人になってきたなぁ、という印象でした。「アンコール!」は、あまり変わらなかったような記憶はありますけれど。 この時には、これが最後になるとは思わず、「また今度来たら、行こう」と思っていました。次のアルバムか、その次になるのか、はたまた‘79年のように三枚くらい待たされるのか。でも、どちらにせよ、QUEENは活動を続けていくだろうし、そのうちには、また日本に来てコンサートをやってくれるだろうと、信じて疑いませんでした。 |