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★アニマルコミュニケーション★
 
 
■ 【ドッグトレーニング】 と 【アニマルコミュニケーション】
 

■トレーニングとアニマルコミュニケーションは車軸の両輪
 
■トレーニングだけでは犬の心がわからないこともある
 
■大切なことは「犬をありのまま受け入れる」
「犬を認める・・・・」と言うこと
 
 
 
 
 
 
ボクたちをわかってください!
ボクたちをわかってください!
★アニマルコミュニケーション パールキングの真実★
 
               パールキング(ジャーマンシェパード♂ 5才)
 
 
【出会い】
 
ボクがまだ幼くてきょうだいと一緒に暮していたとき、男の人と女の人がボクに会いに来ました。
 
その日、ボクはきょうだいたちと離れて、初めてひとりだけの部屋にいました。
そこに女の人が近づいてきて、ボクに話しかけました。
 
「パール。おうちへ帰ろう」
 
 
ボクは突然パールという名前になって、
初めて「バリケン」という狭い箱に入れられ、
車に乗せられて、新しいとうさん・かあさんと一緒に出発ました。
 
 
これがボクが新しいお家に行った瞬間です。ボクの新しいとうさん・かあさんの家に到着すると、気が強そうなダックスの女の子が玄関に走ってきて、ボクを追い立てようとしました。
 
ボクのきょうだいや、たくさんの犬たち、お世話係のおねえさんたち・・・たくさんの犬と人に囲まれてきたボク。
でも、ココは静か過ぎる。誰もいないよぅ。
ボクは新しい暮らしに不安がいっぱいでした。
 
ボクはこれからどうすればいいんだろう?
 
 
その日、暗くなってから、かあさんとふたりっきりになったとき、ボクは思い切って聞いてみました。
 
「あなたがボクのリーダーなんですか?」
 
かあさんは、ちょっとびっくりした顔になって、何も答えてはくれませんでした。
 
ボクはそれ以来、かあさんに話かけることをやめました。また、かあさんをびっくりさせたらいけないから。
 
 
ボクはどういうふうに自分を表に出したらいいのかわかりませんでした。
その頃のボクは喜怒哀楽を見せるのもとても苦手でした。
 
いつもポーカーフェイス」と言われていたボクでした。
 
 
 
 
【訓練開始】
 
ボクがとうさん・かあさんの家の子になってすぐに、訓練を教える男の人がやってきました。
 
男の人は度々家に来てはボクとボール遊びをしてくれて、とっても楽しかったのだけど、それも最初の頃だけでした。
 
そのうち、その人はボクに訓練をするようになりました。
ボクは、訓練のことがなかなかわかりませんでした。
わからなかったからやりたくなかったです。でも、やらないと厳しく叱られます。
 
 
どうして訓練するのだろう?
訓練する意味って何だろう? 
その答えは、その人からはもらえませんでした。
 
 
でも、訓練は、ボクが「おりこう」になるためにとうさん・かあさんがさせているものだということはわかっていました。
ボクは、おりこうにならなくちゃいけないことはわかっていたけれど、「おりこうの意味」がわかりませんでした。
 
ボクは一生懸命その意味を考えて、いろいろと試してみたけれど、やっぱりわかりませんでした。
 
 
 
訓練はつらく悲しいものでした。
その頃のことは、悪い思い出しか覚えていません。
ボクの心はたくさん傷つき、いつも泣いていました。
 
とうさん、かあさんに「助けて!」のサインをいつも送って、助けを求めたのに、ふたりは「仕方がないんだよ。そうすることがパールのため」っていうメッセージをボクに送るだけだったのです。
 
とうさんもかあさんも、ボクの親なのに、なぜボクを助けてくれないんだ。ボクがかわいくないの?
だったら、どうしてボクを家族にしたの?
 
ボクは自分の親に失望していました。
 
 
訓練はそのまま続けられ、1年が過ぎました。
ボクは訓練が大嫌いになりました。
 
 
 
【預託訓練へ】
 
ボクの思いがやっと通じて、ボクは男の人の訓練を受けなくてもいいことになりました。
ボクはつらい思いをしてきたから、訓練から逃げることばかり覚えてきました。
訓練を楽しいと思ったことは全然なかったんだ。
 
ボクはずっと訓練の意味がわからなかった。訓練する人を信じられなかった。
 
そんなボク、しばらく訓練から離れて、のんびり心のリハビリをして過ごしていました。
とうさんやかあさんはボクの訓練のことで後悔しとても悩んでいるようでした。
 
 
 
これまでの訓練の結果、ボクに悪い影響が出ていることを心配したとうさん・かあさんは、やり直しのため、ボクに合ったよい訓練をしてくれる人を探し始めました。
 
そして、あったか〜いある日の河川敷で、訓練するひとりの女の人と出会ったのでした。
この人は一度会ったことがあるの。やさしい人だったから、また会えてうれしかったよ。
 
とうさんとかあさん、この女の人といろいろ相談して、ボクをこの人に託すことにきめたのでした。