火星大接近中




データ
カメラ:BITRAN BJ-40L
光学系:Ultima2000
フィルタ: IDAS B filter + 偏光フィルタ
日時:2003年 9月17日  
場所:東京
コメント:偏光フィルタを45度ずつ回転させて火星大気の写りやすいBバンドで撮影。 北極付近のかすかな青い大気に若干の偏光が見られるのはレイリー散乱と思われる。



データ
カメラ:BITRAN BJ-40L
光学系:Ultima2000
フィルタ: Fuji IR-70
日時:2003年 9月17日  
場所:東京
コメント:火星の衛星を写す難しさは明るすぎる火星のPSFのサイドローブと散乱光にあるが、撮影波長を長くするとサイドローブは広がるものの散乱光はそれ以上に減るので赤外撮影が効果的。



データ
カメラ:BITRAN BJ-40L
光学系:Ultima2000 + TeleVue 3x Barlow
フィルタ: IDAS RGB, Schuler UV, and Fuji IR-70,Pプリズム使用
画像処理:FFTSelectorで画像選別コンポジット後、アンシャープマスク
日時:2003年 9月16日  
視直径:23.3”
場所:東京
コメント:この位相になると細かい模様がないが、大きな模様の中に薄いストリームが見られる。 UVはずいぶんモノトーンになってきた。



データ
カメラ:BITRAN BJ-40L
光学系:Ultima2000 + TeleVue 3x Barlow
フィルタ: IDAS RGB, Schuler UV, and Fuji IR-70,Pプリズム使用
画像処理:FFTSelectorで画像選別コンポジット後、アンシャープマスク
日時:2003年 9月14日  
視直径:23.6”
場所:東京
コメント:12日のUV画像と比べるとわかるように、12日赤道付近に張り出していた大き目の大気が14日には全体に広がっているようだ。昨晩から空の状態が一変してシンチレーションが激しくなってきた。 夏の安定したシーイングは過ぎ去ってしまったようだ。



データ
カメラ:BITRAN BJ-40L
光学系:Ultima2000 + TeleVue 3x Barlow
フィルタ: IDAS RGB, Schuler UV, and Fuji IR-70,Pプリズム使用
画像処理:FFTSelectorで画像選別コンポジット後、アンシャープマスク
日時:2003年 9月12日  
視直径:23.9”
場所:東京
コメント:ウェッジプリズム装着のため極冠が明瞭になった。 南極冠の左に見える小さな点は山だそうです。



データ
カメラ:BITRAN BJ-40L
光学系:Ultima2000 + TeleVue 3x Barlow
フィルタ: IDAS RGB, Schuler UV, and Fuji IR-70,Pプリズム使用
画像処理:FFTSelectorで画像選別コンポジット後、アンシャープマスク
日時:2003年 9月11日  
視直径:24.0”
場所:東京
コメント:今回初めてウェッジプリズムを装着しながら3色分解してみたところ、やはりプリズム装着したほうが若干シャープになるようだ。 眼視ではプリズムがないと大気差による色ずれのせいで北極付近が青色づくのだが、プリズムをつけると北極付近の雲の様子が克明にわかる。



データ
カメラ:BITRAN BJ-40L
光学系:Ultima2000 + TeleVue 3x Barlow or Meade 2x APO
フィルタ: IDAS RGB, Schuler UV, and Fuji IR-70
画像処理:FFTSelectorで画像選別コンポジット後、アンシャープマスク
日時:2003年 9月9日  
視直径:24.3”
場所:東京
コメント:この晩は日本で月と火星が見かけ上接近した。 北半球の青い大気がよく写っている。



データ
カメラ:BITRAN BJ-40L
光学系:Ultima2000 + TeleVue 3x Barlow or Meade 2x APO
フィルタ: IDAS RGB, Schuler UV, and Fuji IR-70
画像処理:FFTSelectorで画像選別コンポジット後、アンシャープマスク
日時:2003年 9月5日  
視直径:24.7”
場所:東京
コメント:火星本体右下の白い斑点は太陽系最大の火山オリンポス山です。 UV画像から赤道付近の朝と昼の領域に淡く光っている様子がわかります。



データ
カメラ:Apogee AP2Ep
光学系:Sigma 180mm APO
フィルタ: Rainbow Optics Grating
日時:2003年 9月3日  
場所:東京
コメント:火星の赤さがよくわかります。



データ
カメラ:BITRAN BJ-40L
光学系:Ultima2000 + Meade 2x APO
フィルタ: Fuji IR-70
画像処理:FFTSelectorで画像選別コンポジット後、アンシャープマスク
日時:2003年 8月22日  
視直径:25.0”
場所:東京
コメント:動画撮影は非常に忍耐のいる撮影です。



データ
カメラ:BITRAN BJ-40L
光学系:Ultima2000 + Meade 2x APO
フィルタ: IDAS RGB, Fuji IR-70, Schuler UV
画像処理:FFTSelectorで画像選別コンポジット後、アンシャープマスク
日時:2003年 8月23日  
視直径:25.0”
場所:東京
コメント:視界数kmの霧であったが思ったよりはUVが写ってくれた。 RGB画像に比べるとIRGUV画像のほうが北極での大気の青さが際立つのがわかる。 火星大気がより短波長のUV領域(紫外線領域)でレイリー散乱が強く起きているものと思われる。



データ
カメラ:BITRAN BJ-40L
光学系:C11 + テレビュー3x Barlow
フィルタ: フジIR-70
画像処理:FFTSelectorで画像選別コンポジット後、アンシャープマスク
日時:2003年 8月10日 23:01〜11日 01:00 
視直径:23.9”
場所:富士見山荘天体観測所
コメント:30分おきに2時間半撮影し動画にしたもの。 静止画のでは火星が南中前後の条件の良い状態で撮影するが、動画となると何時間にも渡るため火星高度が低かったり天候に左右されるので思うように行かないのが現状である。



データ
カメラ:BITRAN BJ-40L
光学系:Celestron Ultima2000 ( 8 inch SCT ) + 3x Barlow
フィルタ:IDAS RGB(Type2)、フジIR-70
画像処理:FFTSelectorで画像選別コンポジット後、アンシャープマスク
日時:2003年 8月 7日 23:47〜
視直径:23.4”
場所:東京
コメント:台風10号が接近中だが、快晴に恵まれた。 IRとUVを加えて撮影したところ、IRでは火星模様のコントラストが最も高く写る。 UV画像は光学系の透過率がゼロのせいか何も写らなかった。



データ
カメラ:BITRAN BJ-40L
光学系:Celestron Ultima2000 ( 8 inch SCT ) + 3x Barlow
画像処理:FFTSelectorで画像選別コンポジット後、アンシャープマスク、左RGB合成、右R画像
日時:2003年 8月 5日 0:11〜
視直径:23.0”
場所:東京
コメント:昨晩ほどではないが、今夜もシーイングはまずまず。 北極付近(下)の空の様子が昨晩とはちょっと違うようだ。 偏光撮影したがほとんど偏光が見られなかった。



データ
カメラ:BITRAN BJ-40L
光学系:Celestron Ultima2000 ( 8 inch SCT ) + 3x Barlow
画像処理:FFTSelectorで画像選別コンポジット後、アンシャープマスク、左RGB合成、右R画像
日時:2003年 8月 4日 0:13〜
視直径:22.8”
場所:東京
コメント:RGB画像すべて撮り終わるのに15分ほどかかったため、火星の自転による模様のずれが起きてしまい、模様でRGB合成すると火星の輪郭でどうしても色ずれが起きてしまう。 これを補正するにはやはりPRC処理しかないようだ。



データ
カメラ:BITRAN BJ-40L
光学系:Celestron Ultima2000 ( 8 inch SCT ) + 3x Barlow
画像処理:FFTSelectorでコンポジット後、アンシャープマスク、RGB合成
日時:2003年 8月 3日 2:14〜
視直径:22.6”
場所:東京




データ
カメラ:BITRAN BJ-40L
光学系:Celestron Ultima2000 ( 8 inch SCT )
日時:2003年 7月 5日 
場所:サイパン
シーイング:5/5




データ
日時:2003年 7月 16日 02:18 ( JST )
場所:東京
視直径:19.3”
カメラ:Philipse ToUcam
カメラホワイトバランス:Indoor(白熱球)
画像ホワイトバランス:極冠をホワイトと指定
光学系:Celestron Ultima2000 ( 8 inch SCT ) + テレビュー3倍バロー
フィルタ:IDAS IRC、Pプリズム使用
画像処理:約2500枚コンポジット後、アンシャープマスク、右:シミュレーション画像




データ
カメラ:Philipse ToUcam
ホワイトバランス:Indoor(白熱球)
光学系:Celestron Ultima2000 ( 8 inch SCT ) + テレビュー3倍バロー
フィルタ:IDAS IRC
画像処理:コンポジット後、アンシャープマスク、左は大気差による色ずれ補正用ウェッジプリズムあり、右はなし。
コメント:ウェッジプリズムの効果は大きく、眼視ではアクロマートとアポクロマートほどの違いがある。 それゆえプリズムを付けると見栄味がシャープになった。 カメラのホワイトバランスはIndoorにして青のゲインを上げないと、青の写りが悪くなる。


データ
カメラ:BITRAN BJ-40L
光学系:Celestron Ultima2000 ( 8 inch SCT ) + テレビュー3倍バロー
フィルタ:IDAS RGBフィルタ
画像処理:コンポジット後、アンシャープマスク、左はRGBカラー合成、右は赤画像


データ
カメラ:Philipse ToUcam
光学系:Celestron Ultima2000 ( 8 inch SCT ) + テレビュー5倍バロー
フィルタ:IDAS RGBフィルタ
画像処理:コンポジット後、アンシャープマスク、左はRGBカラー合成、右は赤画像

共通データ
日時:2003年 7月 6日 
場所:サイパン
視直径:17.5”
シーイング:5/5
コメント: なんといってもサイパンのシーイングは非常に良い。 スコールがきたり、高湿度のためレンズに露がつきゴーストが発生しやすかったが、透明度も抜群でとにかく星が良く見えるのだから不思議な空である。 火星の見え方は、双眼鏡で月面を見たときの解像度とほぼ同じであった。 映画Mission To Mars や Red Planetをもう一度見たくなる。

データ
カメラ:BITRAN BJ-40L
光学系:Celestron Ultima2000 ( 8 inch SCT ) + テレビュー2.5倍バロー
フィルタ:IDAS RGBフィルタ
画像処理:コンポジット後、アンシャープマスク、RGBカラー合成
日時:2003年 7月 5日 
場所:サイパン
視直径:17.5”
シーイング:5/5
コメント: 7月6日の夜よりもシーイングは良かったが、バローレンズを2.5倍と小さいほうを選択してしまったのは失敗。 ナグラーの2.5倍バローは2群構成で、最適位置にCCDを持ってこないと像が思ったほど大きく伸びない。





データ
カメラ:BITRAN BJ-40L
光学系:セレストロン C11 + テレビュー3倍バロー
フィルタ:IDAS RGBフィルタ
露出:0.05秒 600枚中解像度の良い画像のみコンポジット(約300枚くらい)
画像処理:FFTSelectorでコンポジット後、アンシャープマスク、RGB合成
ホワイトバランス:ほぼ同じ高度時の月面を利用
日時:2003年 6月 21日 03:53:00-
場所:山梨県塩山市
視直径:15.0”
シーイング:2/5
コメント:河童の頭を連想させるほど極冠が大きい。 画像ではややオレンジの仕上がりにしたが、肉眼で見たときの火星本体の赤色はモニュメントバレーやアーチーズの土の色にそっくりである。 また左側に薄い白い雲が発生しているのも捕らえている。



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