取り付け   H16/0 5/23実施

 

 私ののフロントスピ-カは2wayですが10cmと小さいのと、いろんな方が紹介されているように、裏側が何もなくって単に板に取り付いたような状態ですので、全くといっていいほど低音が出ません。ベ−スの音なども紙をはじいているような情けない音になってしまいます。そこで、サブウ−ハをつけるとか、16cm程度のスピ-カをリヤシェルフに孔を開けて埋め込むなどと、いろいろと検討したのですが、荷物の積載性や、価格、加工時間、スペアタイヤとの干渉などを考えると、そこそこ小型で、密閉式の(ごみなどが中に入るのがいやだから)BOX型を取り付けるのが簡単で早いという結論に達しました。

 そこでYahoo を探し、カロッツエリアの密閉型BOXスピ-カ【TS−X180】を購入し取り付けましたので紹介します。
 

1、構成

 

     BOXスピ−カ  Carrozzeria密閉型BOXスピ-カ【TS−X180】 :1set

     延長配線                                   :5m

     コンパネ     900mm×300mm                  :1枚

     ギボシ端子            

・  M6×25mm ナベねじ                          :2本

  タッピングスクリュ−M4×15mm (黒色)              :4本
 

2、準備

 

   仮置きしてスピ−カの取り付け位置を決めます。今回は、写真の位置でボディに当たらないように側面と背面は1cm離すことにしました。 このときに、リヤシェルフ板の端から、スピ-カの取り付け孔までの距離を測っておき、後から孔を開けるときの位置決めをしておきます。
 

仮位置決め

 

   配線は、カ−ステ本体からハンドルの根元を回して、内張りの下→スペアタイヤル−ムの空間を通すことにしました。

 

3、リヤシェルフ板の補強

 

 ・ ご存知のように、の荷物室の底板(今回はリヤシェルフ板と便宜上呼びます)はふにゃふにゃで重いものを置くととても不安です。ましてや、スピ-カを固定するには強度不足と同時に音を吸収してしまい、スピ-カの性能が出ない可能性が高いので、コンパネ(12mm厚)を利用して補強することにしました。

 

 ・ リヤシェルフ板をめくると写真のようにクッション材が3箇所貼ってあります。この厚みが15mm程度ですので12mmのコンパネをつけて数ミリのクッション材を当てることで補強と振動防止ができます。

 

 ・ コンパネの大きさですが、当初ジグソ−でリヤシェルフ板の格好に切断しようと考えていましたが、無駄が多いのと写真のようにスペアタイヤの収納部分はそう大きくありませんので、これに橋渡しができる寸法としました。
(実は近くの材木屋に板を買いに行ったら、このきれっぱしが100円だったので迷わずこれに決めたのが実態です)

 

リヤシェルフ裏面 板の仮位置決め

 

  コンパネを仮置きして、位置を決めます。左右は荷室の全幅に対し10cmほど板が短いので左右均等に振り分けた位置としました。この時に、補強版と各部分の接触する位置を確認しておきます(後で防振材を貼る位置を決めるため)今回は、左右のタイヤハウスの上部と、スペアタイヤのホイ−ル、ジャッキの固定板が干渉しそうなことが分りました。

 

   次に、 リヤシェルフのクッション材をカッタ−で一気に切り落とします。それからコンパネをリヤシェルフに貼るわけですが、今回は黒色(目立たないため)のタッピングスクリュ−(木ねじでもOK)で表から共締めにする方法をとっています。固定箇所は4点です。この時、リヤシェルフを持ち上げるために手をかけるところ( 写真上部切欠き部)にはコンパネが来ないように位置を決めます。

 取り付け状態 裏面

   次に、 スピ-カを取り付ける孔をリヤシェルフ板とコンパネを貫通して開けます。今回はM6のねじに対し、8mmのドリルで開けました。このときの位置はスピ-カを仮置きした時に記録しておいた、リヤシェルフ板の端からの距離を利用してけがいて決めましょう。

 

・ 孔が開いたらスピ-カの取り付けですが、実は一般的についている長いねじではタイヤハウスと干渉してしまい取り付けができませんので裏から留めるためのなべねじ(普通の丸い頭のプラスで回すねじ)を別に準備しておきます。径はそれぞれのスピ-カ取り付け孔の寸法で異なりますが、今回の12mmのコンパネを共締めしたときは25mmくらいの長さがよさそうです。(スピ-カの孔の寸法、特に深さをきちんと測って決めてください。ねじ孔にねじが底づきするとスピ-カが壊れる場合があります)

 

・ 最後に、防振のスポンジを貼ります。私は今回DIYショップから隙間テ-プを買ってきて、写真のように貼りました。このときの位置は、板を仮置きしたときに確認しておいた車体との干渉部分が直接コンパネとあたらないように決めます。スピ-カ固定ねじの頭の部分にも貼ることを忘れないでください。ジャッキの固定板は車体側に貼っています。

 

クッション材貼り

 

 

5、配線の実施

 

   ここまできたらほぼ完成です。といってもスピ-カですから配線しないと使い物になりません(^^)>

  当初の計画通り、ハンドル下を経由して、内張りをはがし(ドアモ−ルを外すと簡単に固定されていますので、容易に内張りははがせます。固定しているのはモ−ル部以外にねじ状の大きいピンが1本と単に押し込んであるピンが数本です。)下を配線を回して、スペヤタイヤル−ムまで導きます。この時左右を間違えないようにどちらかの配線に目印をしておきましょう(ビニ−ルテ-プを巻くなどして、将来も分るようにしておきます。)もちろん、極性(+、−)にも注意してください。

 

・  今回は、リヤシェルフを取り外す場合があることを想定して、スペアタイヤル−ムの中で一回配線を切り、コネクタを介してスピ−カへ接続しました。こうしておくと後々のメンテ時など安心でおすすめです。

 

配線通し

 

   配線が通れば後は付属の図面どおりに接続して電装はOKです。

 

・ 今回はイルミはついていませんので配線はスピ-カコ−ドのみでとても簡単でした。もっとも、この位置ではイルミがあっても意味がありませんが・・・(笑)

 

完成図(^^)V

 

6、動作の確認

 

   ここで、カバ−類を元に戻してはだめです。 配線を繋いでから、電源を入れて動作を確認します。
もしお手持ちでステレオ試験デ−タの入ったCDなどがあればそれを使うと、逆位相(要するに極性の間違い)なども分りばっちりですが、簡単な方法はカ−ステの左右バランスを振ってみてそのとおりに音が出ることを確認できればOKです。

  (途中がショ−トしていたりすると全く音が出ません。通常カ−ステ側に保護回路があるので壊れることはまれですが、そんな初歩的ミスをしないようにしっかり確認しながら作業してください。)

 

   OKであればここで、やっとカバ−類を元に戻して組み上げます。

 

 最後に配線類を整理して完了です。

 

   取り付け後の動作はばっちりでとても 音が良くなり、前出のベ−スもきちんとベ−スらしく鳴ってくれました(^^)>
荷室は確かに狭くなりましたが、気にならない程度です。
底板を補強したので何でも置けそうなのは大変◎です。

    費用はスピ−カが950円 (送料1,200円・・・)、配線が350円、コンパネが100円、隙間テ−プが150円、端子も150円、ねじは60円(1本30円でばら売りしてました(^^)V)、 しめて、2,960円!なんも文句ない改善でした(^^)/

   とても満足しています。

 

PS)本記事はあくまでも事例です、実際の加工に際しては

   各機器に付属の取扱説明書に従ってください。

   当方では本記事の内容での作業結果に関しては責任を負いかねます。

 

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