はじめての大会に参加して       2006  9月
          



                    ようちえん    きむら のの


ののは、おとこのこに、5かいかちました。

さいしょは、もとかちゃんと うちたかったけど、

よばれて ちがうこ と うつことに なりました。

いっぱい うって くたびれました。

ゆうしょうかとおもったら、ざんねんでした。

こんどこそ、10かいかって ゆうしょうします。



                    

                     木村 明子   ののちゃんの お母さん

一戦目、場の雰囲気にのまれて 娘は今にも泣き出しそうな顔。

案の定、二戦目を前に 「もう帰る」と言い出した。 あらら 私も焦ったが

「大丈夫いつもの囲碁をしたらいいんだよ」と一声かけて、泣きべそかき

ながら娘は二戦目に。 それでも一戦毎に慣れていき、よそ見をしている

相手に「私打ったよ!」と声をかける様子をみて思わず顔がほころびました。



対戦で相手と向き合う娘を遠くで見守っていて思った事がありました。

娘の今後の人生の中で、自分で考えて決断を下すことがきっとたくさん

あるだろう。 囲碁は正にそのもので 自分で考える事、 決断を下す事、、

その責任は自分にある事・・・きっと娘の基礎の一つになるに違いない と。



結果はさておき、その日は、ひとりで最後まで頑張った娘をいっぱいいっぱい

誉めてあげました。 よく頑張った! なかなか格好よかったよ!

認定書も頂いた! お友達もできたし!



国見こども囲碁教室と出会わせて頂いたご縁に感謝しつつ、

さあ11月の大会が楽しみです。