【仏像を知る前に】◇いろいろな仏像◇
私たちが『仏像』と呼ぶものには、
大きく分けて、次の５種類の仏像があります。
仏像（如来像）いわゆる『ほとけ様』で、阿弥陀如来像・釈迦牟尼如来像・
大日如来像・薬師如来像、などが代表的です。
また、蓮（はす）の華や実を形どったものの上に
乗っておられることが多いようです。
菩薩（ぼさつ）像観音菩薩・勢至菩薩・地蔵菩薩・文殊菩薩・普賢菩薩・弥勒菩薩・
虚空蔵菩薩、など菩薩さまはたくさんおられます。
『菩薩像』は、質素な姿の如来像とは対照的に、
たくさんの飾りが付いているものが数多く見られます。
これは、菩薩様が私たち人間の【身近な仏さま】であるため、
人間に姿を似せている、という理由だからだとか。
明王（みょうおう）像不動明王が有名ですね。
天神（てんじん）像大黒天・毘沙門天・弁財天・鬼子母神、など、
仏教以外の『神』が、仏教を信じる人々の守護神となったもの。
祖師像など弘法大師（空海上人）や法然上人など、
その宗派の『祖師』や『開祖』をまつったもの。
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