◇ 仏教質問箱 ◇
【絵馬】
【合格祈願!】の季節ですが、
なぜ、《馬の絵》を奉納するのでしょうか?
日本では、古来、
神様が馬に乗って人間の世界に降りてきた、
・・・という伝説があり、
自分たちの『ご先祖さま』も、馬に乗って
【この世】に帰ってくると信じられていました。
【お盆】に精霊棚の前に『キュウリの馬』を飾ることも
その名残だと考えられます。
生きた馬を神様に奉納する習わしは、
すでに奈良時代からあったようですが、
経済的な負担が大きすぎたことから、
《馬形=うまがた・土や木で創った馬》を奉納する
ようになり、さらに板の上に馬の絵を描いて
奉納するようにと変化していった、
・・・のが、今日の【絵馬】の起源のようです。
もちろん、絵馬には『受験』ばかりではなく、
《良縁成就》・《家内安全》・《商売繁盛》・《病気平癒》
《交通安全》・・・など、様々な願い事が記されます。
ただし、・・・
“祈る心は、受ける心に通じます。
受ける心が素直でなければ、祈りは通じません。”
・・・と、書物が結んでいたことを、お忘れなく!
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