◇ 仏教質問箱 ◇ 仏壇編 そのC
【蛇足(だそく)】 あれこれ
仏壇の上座
仏壇では向かって(こちらから見て)右側が「上(かみ)」です。
そのため、【上】にあたる右から順にお位牌は並べていきます。
これは、先祖になればなるほど、位(くらい)が高いと考えるためで、
一番新しい位牌は左端におかれます。
また、『先祖代々』の位牌は右端におかれることが多いようです。
ただ、大切な位牌だからと、真ん中に置く人もたくさんおられますし、
あまり堅苦しく考える必要はないですからね!
果物とお菓子の供え方
宗派や流派によって違います。
西山浄土宗では向かって右にお菓子、左側に果物です。
なんでも、自然そのままの形の果物よりは、人間の【手間】のこもった
お菓子の方を、上にあたる右側に置くのだと、知恩院派の弟から
聞きました。
また、お供え物に関しては、
海のもの・里のもの・干菓子・生菓子・果物・
の順に右から置いていく、とのことです。
お餅の供え方
仏説阿弥陀経というお経に読まれる蓮華(はす)の花の色は、
青→黄→赤→白、の順で、
読まれる順に位が高いと考えるようです。
お餅の供え方はこれに準じて、
向かって右側から位の高い色を並べます。
赤と白なら、赤が右。黄色と白なら、黄色が右。
といった具合に並べていくわけです。
仏壇の向きはどの方向がよいのですか?
とてもよく尋ねられる質問です。
しっかりと覚えていただきたいのですが、
仏教には、「良い方角・悪い方角」といった考えはありません。
ですから、方角を考える前に、
まず、いつでも手を合わせられる場所に仏壇を置くことを
考えてください。
その方が、間違いなく、う〜んと喜ばれるはずですから。
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