◇ 仏教質問箱 ◇
【孩(がい)】
過去帳を繰っていると
『孩子・孩女』という《戒名》と出合うことがあります。
調べてみると『孩』とは、“笑う”を意味し、
2・3歳の、ちょうど笑うことを覚えた幼児への
戒名のようです。
その他・・・
『水子(すいし)』・・・水子
『嬰児・嬰女(えいじ・えいにょ)』
・・・胸前を“嬰”といい、胸の前に抱いて
乳を与える頃の幼児
『童子・童女』・・・4〜15歳。
学校へ通う頃の子どもたちへの戒名。
“善”の字を、『童』の前に付け加える
こともある。(『善童子・善童女』)
・・・と、区分されているようです。
幼き“いのち”たちの戒名を読み上げるときには
心が痛みますが、
《一度覚えた“笑い”を、決して失わないこと。》
・・・それが、“幼きいのち”たちへの
私たちからの“大切な供養”だと信じて、
笑顔を忘れることなく、しっかりと、
歩いていきたいのものですね。
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